FBSでは以下の条件でロスカットやマージンコールが発生します。
- ロスカット:証拠金維持率20%以下で発動
- マージンコール:証拠金維持率40%以下で発動
FBSのロスカットラインは証拠金維持率20%。これは他の海外FX業者と比べても平均的な方で、XM・GemForex・AXIORYと同じパーセンテージです。
FBSのロスカットラインは低い方ですが、それでもロスカットされれば多額の資金を失います。ロスカットはなるべく防ぎましょう。
この記事ではFBSのロスカットやマージンコール、ロスカットの防ぎ方などを解説していきます。
FBSのロスカットルールは、FBSの「カスタマーサポート」に質問して確認できます。
FBSのロスカットは証拠金維持率20%以下で発動する
冒頭でも述べた通り、FBSでは証拠金維持率20%以下になると、ロスカットが発動します。
ロスカットとは、証拠金維持率が一定以下になると、ポジションが強制的に決済される仕組みのこと。目的は利用者の資金を守ることです。
ロスカットされると、口座内の資金の大半を失うことになります。FXトレーダーとして収益を安定させたいなら、ロスカットを防ぐことも重要となります。
FBSのロスカットは、FBSの「カスタマーサポート」に質問して確認できます。
FBSのマージンコールは40%以下で発動
FBSでは証拠金維持率40%以下になると、マージンコールが発生します。
マージンコールとは、証拠金比率が一定以下になったとき発せられる警告のこと。MT4だと残高・必要証拠金が表示されているグレーの部分が、赤色に変わります。
ただ海外FXだとマージンコールは単なる警告のみで、取引が制限される事はありません。国内FXだとマージンコール時は新規注文ができなくなります。
とはいえ証拠金維持率40%以下は、資金的に危ない状態です。すぐにポジションを決済して、証拠金維持率を回復させましょう。
FBSのマージンコールは、FBSの「カスタマーサポート」に質問して確認できます。
FBSのロスカットラインについて
FBSでは証拠金維持率20%以下でロスカットが発動します。そしてロスカットが発生する証拠金維持率を、ロスカットラインと呼びます。
ここからはFBSのロスカットラインを解説します。
FBSのロスカットラインを他の海外FX業者と比較
FBSのロスカットライン20%は、他と比べて高いのでしょうか、それとも低いのでしょうか?
参考のために、主要海外FX業者のロスカットラインを比較しておきます。
海外FX業者 | ロスカットライン |
FBS | 20% |
AXIORY | 20% |
XM | 20% |
GemForex | 20% |
LAND-FX | 30% |
Tradeview | 100% |
この表から比較してもわかるとおり、FBSのロスカットラインは他と比べても低い方です。XM・AXIORY・GemForexと同じパーセンテージですね。
ロスカットラインが低いと、含み損をたくさん抱えられるようになり、ロスカットされにくくなります。少額の資金でハイリスクトレードをする人には好相性。
ロスカットラインがFXトレードに与える影響は、次の項目から見ていきます。
ロスカットラインが低いとどうなる?
ロスカットラインが低いと、FXトレードに以下の影響が出ます。
- 含み損をたくさん抱えられるようになる
- ロスカットされにくくなる
- ロスカットされた時の損失額が大きくなる
ロスカットラインが低いと、証拠金維持率が低くなってもロスカットされなくなるため、含み損をたくさん抱えられるようになります。
ロスカットライン20%のFBSだと、ハイリスクトレードしても、証拠金維持率ギリギリまで耐えられるわけですね。
もっとギリギリのハイリスクトレードをしたいなら、iFOREXもおすすめ。iFOREXのロスカットラインは0%で、海外FX業者の中でもトップクラスに低いからです。
ただしiFOREXはMT4が使えず、公式サイトも使いにくいので、海外FX初心者にはおすすめできません。
詳しくはiFOREX公式サイトをご覧ください。
ロスカットラインが高いとどうなる?
ロスカットラインが高いと、トレードに以下の影響を及ぼします。
- 含み損をたくさん抱えられなくなる
- ロスカットされやすくなる
- ロスカットされても、資金に余力を残して再挑戦できる
ロスカットラインが高いと、証拠金維持率が高い状態でも簡単にロスカットされてます。含み損をたくさん抱えられません。
例えばTradeviewのロスカットラインは100%と高めで、資金的に少しでも危ない状態になると、すぐにロスカットされます。
ハイリスクなトレードをしたい人には、Tradeviewは相性が悪いですね。
詳しくはTradeview公式サイトをご覧ください。
FBSでロスカットを防ぐためにやるべきこと
ロスカットが発動すると、口座内の資金の大部分を失います。FXトレーダーとしての収益を安定させたいなら、ロスカットは絶対に避けましょう。
ここからはFBSでロスカットを防ぐためにやるべきことを紹介します。
その1、注文時に逆指値(ストップロス)設定をしておく
ロスカットを避けるために最優先でやりたいことは、逆指値設定をしておくこと。
注文時に逆指値を設定しておくと、損失が一定以上に膨らんだときに、自動でポジションを決済してくれます。
FXトレードをするなら、必ず逆指値設定をしましょう。人間は損失を認めたがらない生き物で、大きな損失を抱えると、そのまま塩漬けにしがちだからです。
逆指値設定の目安としては、デイトレードなら20 pips、スイングトレードなら40 pipsでしょうか。
その2、取引ロット数を少なくする(最初は0.1ロット)
ロスカットを避けたいなら、取引ロット数を少なくするのも有効です。
FXトレードで得られる収益・損失は、取引通貨量(ロット数)で決まります。ロット数を少なくすれば、収益は少なくなりますが、損失も少なくなるわけです。
ロット数の目安としては、資金10万円なら0.1ロットがおすすめ。20 pipsの損失を抱えても、損失額は2,000円ぐらいに抑えられます。
逆に同じ金額で1ロットの取引をするのは危険です。その場合だと20 pipsの損失で、損失額が2万円になってしまいます。
シンプルな話、ロット数が10倍になれば、収益・損失も10倍になるわけです。損失額を最小限に抑えたいなら、ロット数を少なくしましょう。
取引ロット数は、FBSの「口座タイプ」で確認できます。
その3、レバレッジを低く設定する
ロスカットのリスクを減らしたいなら、レバレッジを低くすることも有効。
レバレッジが低ければ低いほど、必要証拠金が多くなり、少ない資金で大きなトレードができなくなります。
うっかりたくさんのロット数を保有してしまう方は、先んじてレバレッジを低く設定しておきましょう。
レバレッジ変更・確認は、FBSの会員ページで行えます。
その4、FX口座に入金して、証拠金維持率を回復させる
ロスカットは証拠金維持率が非常に低くなることで発生します。
証拠金維持率が低くなったときに、口座に追加の資金を入金すれば、証拠金維持率を回復させることも可能です。
ただこの方法は個人的におすすめしません。トレードに負けてムキになって資金を投入するのは、負けるギャンブラーの発想だからです。
トレードで負けた時は、資金を投入して無理にトレードをするのではなく、一旦頭を冷やしてトレード分析することをおすすめします。
口座入金は、FBSの会員ページで行えます。
入金方法は、FBSの「入金方法」で確認しましょう。
その5、証拠金維持率は500%以上を意識しておく
ロスカットを避けたいなら、証拠金維持率を高くすることを意識しましょう。
目安としては証拠金維持率500%以上をキープできるといいですね。スイングトレードなら、1000%以上を意識するともっと安全です。
証拠金維持率は簡単に言うと、資金の安全度示す指標です。高ければ高いほど、リスク管理がしっかりできていることを意味します。
海外FXは高いレバレッジがかけられるため、リスクが非常に高いです。海外FXの世界で生き残りたいなら、トレードは慎重すぎる位の方がちょうどいいです。
証拠金維持率は、ポジション保有中の「MT4・MT5」で確認できます。
まとめ:FBSのロスカットラインは20%と低く、ロスカットされにくい
ここまでFBSのロスカットとマージンコールについて説明してきました。
FBSでは証拠金維持率20%以下でロスカットが、40%以下でマージンコールが発生します。
FBSのロスカットライン20%は平均的で、XMやGemForexと同じパーセンテージです。ロスカットギリギリのハイリスクトレードするなら、FBSは有力候補に入ります。
ただFXトレードで安定した勝率を維持したいなら、ロスカットは避けるべきです。ロスカットを避けるためには、逆指値を設定しておくのが効果的。
FXトレードで注文をするときは、逆指値を設定する癖をつけましょう。