FBSでは無料VPSサービスを利用できます。
無料利用の条件は2つ。
- 450ドル以上の入金を1回以上している
- 毎月3ロット以上の取引をしている
5万円くらいの入金と3ロットの取引で達成できるため、資金の少ないFXトレーダーでも達成しやすいです。
有料VPSの料金相場は月額2,000円から3,000円ほどですが、その費用を節約したいなら、FBSの無料VPSサービスを使ってみましょう。
この記事ではFBSの無料VPSサービスの使い方や注意点などを解説します。
詳しくはFBSの「無料VPSサービス」をご覧ください。
FBSの無料VPSの基礎知識
ここからはFBSの無料VPSサービスを使う上で知っておくべきことを述べていきます。
その1、1ヶ月目の無料利用条件は「450ドル以上の入金1回」
無料利用の条件1つ目は、450ドル以上の入金を1回以上していること。これを達成することで、最初の1ヶ月だけ無料でVPSを使えるようになります。
達成条件の450ドル入金は、複数に分けられません。1回で450ドル以上の入金をしましょう。入金手続きは、FBSの会員ページから行えます。
入金方法はbitwalletがおすすめ。入金・出金の手数料が安く、利益出金もでき、日本語にも対応しているからです。
入金方法は、FBSの「入金方法」で確認できます。
その2、2ヶ月目以降の無料利用条件は「毎月3ロット以上の取引」
無料利用の条件2つ目は、毎月3ロット以上の取引をすること。これを達成することで、毎月無料でFBSの提携VPSを使えるようになります。
FBSの1ロットは10万通貨なので、3ロットは30万通貨に相当します。ただ30万通貨の取引をすると、20 pipsの損をするだけで、6万円の損失になります。
取引ロット数が大きくなると、利益は大きくなりますが、損失も大きくなるのです。
少ない資金で海外FXトレードをしている人は、取引ロット数を少なくしましょう。例えば0.1ロットで30回トレードするとか、0.3ロットで10回トレードするとかですね。
合計で3ロットになればOKです。
またセント口座の場合は1ロット=0.01スタンダードロットとなるため、300セントロットの取引が必要となります。単位の違いに注意しましょう。
取引ロット数は、FBSの「口座タイプ」で確認できます。
その3、条件を満たせなかった場合、口座から毎月33ドル引き落とし
FBSの無料VPSを利用するには、2つの条件を満たし続ける必要があります。
- 450ドル以上の入金を1回以上していること
- 毎月3ロット以上の取引をしていること
1つ目の条件は1回入金するだけで満たせますが、2つ目の条件は毎月トレードを続けないと達成できません。
もし月3ロット以上の取引ができなかった場合、次の月は33ドルの手数料が発生し、取引口座から手数料を引き落とされます。
FBSの無料VPSを使い続けたいなら、毎月3ロット以上の取引を続けましょう。
無料利用の条件は、FBSの「無料VPSサービス」で確認できます。
その4、口座残高が33ドル以下の場合は、サービス停止
無料利用の条件を満たせなくなり、かつ口座残高が33ドル以下になった場合は、FBSのVPSサービスは強制的に停止させられます。
もう一度申請すれば再利用できますが、また450ドルの入金をする必要があります。利用停止はできれば避けたいですね。
口座残高が33ドル以下になった場合は、FBSの会員ページから口座入金して、資金を追加しましょう。
入金方法は、FBSの「入金方法」で確認できます。
その5、VPSを停止した後に再稼働するには、追加で450ドル以上の入金が必要
FBSのVPSを停止させ、もう一度利用する場合は、また450ドルの入金をする必要があります。
450ドル入金は1度達成すればOKのように思われますが、サービスを利用停止した場合は別と言うことです。
FX口座への入金は、FBSの会員ページから行いましょう。
入金方法は、FBSの「入金方法」で確認できます。
FBSの無料VPSの使い方・利用手順
ここからはFBSの無料VPSサービスを利用する手順を解説します。
前提:FBSの口座開設と450ドル以上の入金をしておくこと
FBSの無料VPSサービスを利用する条件は2つ。
- 450ドル以上の入金を1回以上している
- 毎月3ロット以上の取引をしている
まだ口座入金をしていない方は、FBSの会員ページで450ドル以上の入金を1回しておきましょう。
詳しい条件は、FBSの「無料VPSサービス」で確認できます。
手順1、FBS公式サイトにアクセスする
まずはFBSの公式サイトにアクセスします。
手順2、FBSの会員ページにログインする
次に画面上部の「ログイン」ボタンをクリックします。鍵マークのついた緑色のボタンですね。
ログインボタンをクリックすると、入力フォームが表示されるので、以下の2つの情報を入力しましょう。
- メールアドレス
- ログインパスワード
ログインに成功したら、FBSの会員ページ(個人エリア)にアクセスできます。
手順3、個人エリアのトレーダーパネルから「VPSサービス」をクリックする
FBSの会員ページでは、画面左側のトレーダーパネルにある「プロモーションとボーナス」から「VPSサービス」を選択します。
手順4、「サーバーを設定する」ボタンをクリック
VPSサービスのページに移動するので、450ドル入金の条件を満たしているなら、「サーバーを設定する」をクリックしましょう。
手順5、利用するサーバーの地域を選択する
ここからはVPSサーバーの設定に入ります。
まずは利用するサーバーの地域を設定しましょう。
VPSサーバーの地域は、海外FX業者のサーバーと近い場所がおすすめ。サーバー同士の場所が近いと、通信距離が短くなり、さらに通信速度も速くなるため、約定力が高くなるからです。
FBSのサーバーはロンドンに存在します。
MT4のFBS-Real-1~FBS-Real-10はすべてロンドン郊外にサーバーがあります。
そのためVPSで利用するサーバーの場所も、イギリスのロンドンにするのが無難です。
手順6、IPアドレス・ユーザーネーム・パスワードを確認する
FBSのVPSサーバーを利用可能にすると、3つのパスワード等が生成されます。
- IPアドレス
- ユーザーネーム
- パスワード
これらのパスワードはFBSのVPSにログインするときに必要なので、メモを取っておきましょう。
メモを取るのが面倒なら、パソコンやスマホのスクリーンショットで代用してもかまいません。
手順7、パスワードを入力して、FBSのVPSにログインする
次はFBSのVPSにログインします。
WindowsOSを利用している方は、リモートデスクトップを利用しましょう。
MacOSを利用している方は、「Remote Desktop」というアプリをインストールする必要があります。
アプリの使い方などは、こちらの記事をご覧ください。
リモートデスクトップにログインするには、3つのパスワードを入力します。
- IPアドレス
- ユーザーネーム
- パスワード
これらを入力してログインすることで、FBSのVPSにログインできるようになります。
FBSのVPSはWindowsOSで動きます。すでにMT4もインストールされており、すぐにトレードも始められます。
VPS内のブラウザを使うことで、EAのダウンロードもできますし、インストール作業もスムーズになります。
これでFBSのVPSの設定方法は以上です。
他の無料VPSが使える海外FX業者
FBS以外の海外FX業者でも無料VPSを利用できます。ただ条件が口座残高50万円以上など、FBSと比べて厳しめです。
ここからはFBS以外で無料VPSが使える海外FX業者を紹介します。
XM:口座残高5,000ドル以上+毎月5ロット以上の取引
XMも無料VPSサービスを提供しています。
VPSの無料利用条件は以下の通り。
- 口座残高50万円以上
- 毎月5ロット以上の取引をしている
ネックなのは1つ目の「口座残高50万円以上」ですね。XMは資金が少ない海外FX初心者が使うので、50万円も入金できる人は少ないでしょう。
またこちらの体験ブログによると、XMのVPSはあまり使い勝手が良くないとのこと。
XMでトレードする資金が50万円以上あり、かつVPSの料金を節約したいなら、利用してみる価値はあるでしょう。
ただEA自動売買が初めての人は、すでにWindowsOSとMT4がインストールされているお名前.comデスクトップクラウドを使ったほうがいいです。
XMの無料VPSサービスは、XMの「プロモーション」で確認できます。
GemForex:口座残高5,000ドル以上
GemForexも無料VPSサービスを提供しています。
無料利用の条件は、口座残高が50万円以上であることのみ。取引ロット数による制限がなく、条件はXMよりゆるいです。
ただGemForexも資金の少ない人向けの海外FX業者なので、50万円の残高を入れる人は少ないでしょう。
提供元の無料VPSサービスも「BeeksFX」で、日本人からの評判は良くありません。こちらの体験レビューでも、使用感は微妙とのこと。
資金が50万円があるならTradeviewなどの優れた海外FX業者を使った方が良いですし、VPSも優秀なものを使った方が良いでしょう。
GemForexの無料VPSサービスは、GemForex公式サイトの「プラットフォーム→GEM MT4 VPS」で確認できます。
Traders Trust(TTCM):口座残高2,000ドル以上+毎月5ロット以上の取引
TradersTrustも無料VPSサービスを提供しています。VPSパッケージはブロンズ、シルバー、ゴールドの3種類。
1番ハードルの低いブロンズを無料利用する条件は以下の通り。
- 口座残高20万円以上
- 毎月5ロット以上の取引
口座残高が20万円以上が条件で、50万円のXMやGemForexよりもハードルが低めです。
またTraders TrustのVPSサービスは「BeeksFX」のもので、XMやGemForexが提供しているものと同じになります。サービスの質に期待しすぎないほうがいいでしょう。
詳しくはTradersTrustの「無料VPSサービス」をご覧ください。
おすすめの有料VPSを紹介
海外FXが無料で提供しているVPSは、性能がイマイチだったり、日本語サポートが不十分だったりすることがあります。
VPSに使いやすさを求めるなら、月額有料のVPSサービスを使うことをおすすめします。
ここからはおすすめの有料VPSサービスをいくつか紹介します。
お名前.comデスクトップクラウド:設定が簡単
VPSが初めての人におすすめなのが、お名前.comデスクトップクラウド。すでにVPSにWindowsOSとMT4がインストールされており、初期設定が簡単です。
逆に他のVPSだと、WindowsOSのインストール等が必要だったりして、パソコンやサーバーの知識が必要となります。
さらにお名前.comデスクトップクラウドは、電話サポートなども充実しており、わからないことがあっても、気軽に日本語で質問できます。
欠点は月額料金が2000円前後と高いこと。VPSの運用に慣れてきたら、もっと安いVPSに切り替えましょう。
EA自動売買が初めてなら、まずはお名前.comのデスクトップクラウドがおすすめ。
ABLENET VPS:性能が高め。無料お試し期間あり
ABLENET VPSも、お名前.comデスクトップクラウドと並んで有名なVPSサービスです。回線の速度が速く、VPSとしての信頼性が高いのが特徴。
欠点はお名前.comと比べるとサポートが控えめなこと。電話サポートなどもなく、WindowsOSも自力でダウンロードする必要があります。
そのかわり10日間の無料お試しがあるので、お金を使わずVPSを試したい人にはおすすめです。
詳しくはABLENET VPS公式サイトをご覧ください。
VULTER(ヴァルチャー):高コスパの海外VPS
VULTRはコストパフォーマンスが高いことで有名な海外VPSです。
自前でOSを用意できれば月額5ドルで運用できるため、自動売買トレーダー上級者に人気があります。
WindowsOSを用意できなくても、WindowsOSをレンタルできるプランもありますが、その場合は追加で月額20ドル取られます。
サーバーやOSの知識があり、自力でOSのインストールなどができるなら、運用コストを安く下げられます。
VULTRにWindowsOSをインストールする方法は、こちらの記事をご覧ください。
VULTRの欠点は、サービスが日本語に対応していないこと。英語が苦手な人には使いにくいサービスです。
詳しくはVULTR公式サイトをご覧ください。
まとめ:FBSのVPSは無料利用のハードルが低く、資金の少ない人でも利用できる
ここまでFBSのVPSの利用条件や使い方について解説してきました。
FBSの無料VPSを利用するには、以下の2つの条件を満たす必要があります。
- 450ドル以上の入金を1回以上していること
- 毎月3ロット以上の取引をしていること
他の海外FX業者と比べても無料利用のハードルが低く、資金の少ない人でも利用しやすいですね。
資金が10万円前後で、かつ無料でVPSを使ってみたいなら、FBSの無料VPSを検討しましょう。
詳しくはFBSの「無料VPSサービス」をご覧ください。