FXDDは、他と比べて評判の悪い海外FX業者です。金融ライセンスを取得していないうえに、ゼロカットを反故にした過去があるからです。
でも実際のところFXDDはどんな海外FX業者なのでしょうか?
この記事ではFXDDのメリット、デメリット、評判、口コミなどを分りやすく解説していきます。
ただ正直言ってFXDDはおすすめできないです。(FXDD公式サイトへ)
FXDDは悪名高い業者で、過去にゼロカット反故や出金拒否を行ったからです。
FXDDよりXMの方がマシ
海外FXが初めてなら、FXDDよりもXMがおすすめです。
XMは日本人利用者が多く、信頼性も高いため、ゼロカット反故や出金拒否などのリスクが低いからです。
さらに口座開設で3,000円、100%入金ボーナスも最大5万円もらえます。
デメリットは、
- スプレッドが少し広い(USD/JPY 1.5 pips)
- ECN取引手数料が高い(1ロット10ドル)
- bitwallet・SticPayで利益出金できない
くらいでしょうか。
完璧ではありませんが、初心者にはもっとも無難なFX業者なのです。
口座開設はXM公式サイトから行えます。
FXDDのメリット
FXDDのメリットは以下の通りです。
- 取引ツール「MT5」に対応
- 全てのプラットフォームがMacに対応(MT4・MT5・ウェブトレーダー)
- レバレッジは500倍
- 銘柄が111種類と多い(株価指数・メタル・個別株など)
- 日本語のサポートが充実している
- MT4自動売買向けのヒストリカルデータをダウンロードできる
ではそれぞれのメリットの順に見ていきましょう。
メリット1、取引ツール「MT5」に対応
FXDDでは取引ツール「MT5」が利用できます。
MT5は取引ツールMT4の上位版で、動作が軽快になっており、時間足が大幅に増えています。
ただしMT4のEAとは互換性がないため、MT4の自動売買プログラムを使いまわせません。そのためMT5は裁量トレード向けの取引ツールだと言えます。
さらに海外FX業者の多くはまだプラットフォームのメインがMT4で、MT5に対応しているところは少ないです。
そのため自動売買をしたり、他のFX業者と並行して使ったりしたい人は、MT4を選びましょう。それに対し裁量トレードがメインで、最新の取引ツールを使いたい人はMT5を選ぶべきです。
ただMT5はXMでも使えるので、これを理由にFXDDを選ぶ必要はありません。
メリット2、全てのプラットフォームがMacに対応(MT4・MT5・ウェブトレーダー)
FXDDではすべてのプラットフォーム(MT4、MT5、ウェブトレーダー)がMac OSに対応しています。
そのためMacのパソコンを使っている人でも、気軽にFXトレードにチャレンジできます。
MT4はWindows専用のソフトウェアなので、MacOSでは使えません。そのため海外FX業者が独自にカスタマイズした、Mac OS向けのMT4を使う必要があるのです。
その点でFXDDのMT4はMac OSに対応しています。MacOSでMT4を利用する前には、海外FX業者がMac対応のMT4を提供しているか確認しましょう。
なお海外FX大手のXMでも、Mac向けのMT4を提供しています。MacでMT4を使いたいだけなら、信頼性の高いXMの方がおすすめです。
メリット3、レバレッジは500倍
FXDDの最大レバレッジは500倍です。
XMの888倍やGemForexの1,000倍には劣りますが、それでも海外FX業者の中では高い方です。
レバレッジが高ければ高いほど、わずかな証拠金でたくさんの資金を動かすことができます。
例えば国内FX業者のレバレッジ25倍だと、アメリカドル円を1万通貨注文するのに4万円の証拠金が必要です。それに対しレバレッジ500倍だと、必要な証拠金はたったの2,000円です。
このようにわずかな証拠金で巨額のお金を運用できること、それが高レバレッジのメリットです。
メリット4、銘柄が111種類と多い(株価指数・メタル・個別株など)
FXDDでは通貨ペア以外の銘柄も取り扱っています。例えば株価指数やメタル、エネルギーや個別株、仮想通貨などですね。
そのためFX以外の取引もできるようになり、収益化の幅が広がります。それに通貨ペア以外の金融商品にも投資をすることで、リスクヘッジにもなります。
FXトレードでまとまった資産を作れたら、別の金融商品でリスクヘッジするのも悪くないでしょう。
ただFXDDは信用できない海外FX業者です。FX以外の銘柄は使ってみたいなら、銘柄の種類が600種類以上あるiFOREXを選びましょう。
メリット5、日本語のサポートが充実している
FXDDでは日本語のサポートが充実しています。
そのため海外FXのことでわからないことがあっても、気軽に日本人スタッフに質問できます。
海外FXのサービスは日本のFX業者ほど充実していないことが多いので、サポートがあるのはたいへんありがたいことです。
ただ日本語によるサポートは有名業者ならどこにでもありますし、このメリットだけでFXDDを選ぶのは危険です。
十分な日本語のサポートを受けたいなら、海外FX業者大手のXMなどが無難です。
メリット6、MT4自動売買向けのヒストリカルデータをダウンロードできる
FXDDではMT4のヒストリカルデータをダウンロードできます。
ヒストリカルデータは過去のMT4のチャート情報のことで、自動売買プログラム(EA)のバックテストで使われます。
EAを過去のチャートで擬似的に運用することで、そのEAの収益性を判断するわけですね。
ヒストリカルデータをダウンロードできる海外FX業者はFXDDくらいです。口座開設をしなくとも、EAのバックテスト目的で利用する分には悪くないでしょう。
なお、MT4のヒストリカルデータの使い方は、こちらの記事が参考になります。
MT4のヒストリカルデータは国内FX業者でも提供しています。
約定率やスプレッドが会社によって異なるので、複数の会社でヒストリカルデータを取得するのが通例です。
FXDDのデメリット
FXDDのデメリットは以下の通りです。他と比べてデメリットの数が多いですね。
- 金融ライセンスを取得していない
- ゼロカットを反故にした過去がある
- ゼロカットシステムを採用していない
- 口座維持手数料が高い(3,000円)
- 月2回目以降の出金手数料が高い(4,000円)
- スプレッドが広い(USD/JPY 2.4 pips)
- ロスカットラインは50%と高い
- 出金手続きにはPDF印刷が必要で、めんどくさい
では、それぞれのデメリットを順に見ていきましょう。
デメリット1、金融ライセンスを取得していない
FXDDは現在金融ライセンスを取得していません。以前は3つの金融ライセンスを取得していましたが、過去の不祥事により失いました。
そのため現在FXDDはライセンスなしで営業しているわけです。
金融ライセンスは海外FX業者の信頼性を担保するもので、ライセンスのないFX業者は使うべきではありません。
最悪の場合、入金したお金が戻ってこないこともあります。海外FX業者を選ぶときは、業者が金融ライセンスを取得しているかを必ず確認しましょう。
そうした確認が面倒なら、とりあえず海外FX大手のXMを選ぶのも悪くないです。他の海外FXトレーダーも勧めていますし、一番無難です。
デメリット2、ゼロカットを反故にした過去がある
FXDDはスイスフランショックの時に、ゼロカットを反故にして、トレーダーに損失を押し付けた過去があります。
ゼロカットシステムは、残高がマイナスになっても、ゼロになるまで補填してくれるシステムのこと。
海外FX業者のほとんどが採用しており、そのおかげでトレーダーはリスクの高いトレードができるわけです。
しかしFXDDはこのゼロカットシステムをなかったことにして、トレーダーに多額の損失を押し付けたわけですね。
これによりFXDDの評判は地に落ち、詐欺業者の烙印を貼られることになりました。この不祥事からもFXDDがいかに信用できない業者かがわかりますね。
FXDDの不祥事については、こちらの記事で詳しく書かれています。
デメリット3、ゼロカットシステムを採用していない
FXDDではあんな不祥事があってもいまだにゼロカットシステムを採用していません。
海外FXでトレードするなら、ゼロカットシステムは絶対に必要です。採用していないFX業者で口座開設するべきではありません。
名の知れた海外FX業者なら、そのほとんどがゼロカットシステムを採用しています。例えばXMやTitanFX、AXIORYやTradeviewなどですね。
ゼロカットシステムを採用していないFXDDで口座を開設するのはやめておきましょう。
デメリット4、口座維持手数料が高い(3,000円)
FXDDでは90日間トレードがないと、30ドルの口座維持手数料が発生します。これは他の海外FX業者と比べても高めです。
海外FX最大手のXMだと90日間のトレードがなければ1カ月ごとに5ドルの手数料がかかり、TitanFXなら口座維持手数料は無料です。
口座維持手数料が高いと知られるGemForexでさえ、手数料は15ドルです。
そのためFXDDの口座維持手数料は、ほかと比べてもかなり高いと言えます。
FXDDの口座維持手数料ついては、公式サイトから引用しておきます。
1月1日、4月1日、7月1日、10月1日の時点において直近3ヶ月間(90日間)、全くトレードをしていないライブ口座に対して30ドル(約3000円)の口座維持費が掛かります。ただし、口座に残高が無い場合は維持費は引かれません。また、残高が30ドル以下の場合、残高がマイナスにはならずに0になります。
口座維持手数料を節約したいなら、使わないFX口座を解約しましょう。
デメリット5、月2回目以降の出金手数料が高い(4,000円)
FXDDの出金手数料は
- 毎月1回目:無料
- 同月の2回目以降:4,000円
となっています。
そのため月に何度も出金していると、出金手数料が高額になってしまいます。
海外FXでは口座残高を少なくすることが推奨されています。口座にお金がたくさん残っていると、ゼロカットの恩恵を受けられないからですね。
したがってFXDDで出金するときは、月に1回まとめてが一番安上がりです。
もしくはbitwalletを使うのも悪くないでしょう。こちらなら出金手数料は824円で抑えられます。
FXDDの出金手数料に関して、公式サイトから引用しておきます。
お客様1名につき、月初回のご出金は無料です。2回目以降は各$40 (約4,000 円) 掛かります。銀行出金に関する手数料は、出金額が100ドル (約10,000円) 以下の銀行出金の場合は、その月の出金回数に関わらず、25ドル (約2,500円)の手数料が毎回発生します。100ドル以上の場合は、いただいておりません。クレジットカードで入金し、100ドル以下の利益分が発生した場合も、利益分を出金する際に同様の手数料が発生します。
デメリット6、スプレッドが広い(USD/JPY 2.4 pips)
FXDDはスプレッドがかなり広いことでも知られています。
例えばFXDDのアメリカドル円のスプレッドは2.4 pipsです。
それに対し、海外FX最大手のXMだと1.6 pips、スプレッドが狭いことで有名なTitanFXで1.33 pipsとなります。これらと比べると、やはりFXDDのスプレッドは広いですね。
スプレッドが広いということは、取引を繰り返すごとに取引コストが高くなるということ。そのためFXDDはスキャルピングトレードや自動売買とも相性が悪いです。
海外FX業者を選ぶときは、できるだけスプレッドの狭さにこだわりましょう。長期的な取引コストを大きく減らせます。
スキャルピングトレードや自動売買をするなら、約定率・スプレッドが優秀なTitanFXがおすすめです。
デメリット7、ロスカットラインは50%と高い
FXDDのロスカットラインは50%で、海外FX業者の平均(20%〜30%)より少し高めです。
ロスカットラインが高ければ高いほど、ロスカットされやすくなり、収益化のチャンスが少なくなります。ただその一方でロスカット時のダメージが大きくなるデメリットもあり。
そのためリスクをとって収益化を重視するなら、なるべくロスカットラインの低い海外FX業者を選ぶべきです。
ロスカットラインの低い海外FX業者をお探しなら、iFOREXがおすすめ。ロスカットラインが0パーセントと、海外FX業者の中ではダントツで低いからです。
デメリット8、出金手続きにはPDF印刷が必要で、めんどくさい
FXDDで出金するときは、PDFの出金フォームを印刷して必要事項を記入し、それをメールで送付しないといけません。
そのためFXDDの出金手続きはものすごくめんどくさいです。今時出金手続きで紙の書類を必要とするところなんて、FXDDくらいのものでしょう。
ただ出金にPDF提出が必要なのはクレジットカードと銀行送金での出金のみです。bitwallet出金なら、PDF送付は必要ありません。
出金手数料も安くなりますし、bitwallet出金はおすすめですよ。
FXDDの評判・口コミ
ここからは第三者の意見を取り入れるべく、ネットで見つけたFXDDの評判や口コミを掲載していきます。
スペースの都合上、口コミはある程度簡略化しています。
良い評判
FXDDの良い口コミは以下の通りです。
- ヒストリカルデータはEAバックテストに便利
- 入金ボーナスがもらえる
ヒストリカルデータは、MT4のEAをバックテストするときに使われます。これがダウンロードできる海外FX業者はFXDDぐらいなので、意外と重宝されています。
それとFXDDでは年に4回くらい入金ボーナスが実施されています。
ボーナス額は入金額の10%で、入金額の100%もらえるXMよりも大きく劣ります。そのためボーナス目当てで、FXDDの口座開設をするのは割りに合わないです。
悪い評判
FXDDの悪い口コミは以下の通りです。
- スプレッドが広い
- EAの成績が悪い傾向がある(スプレッドが広いためか)
- 口座維持手数料が高い(30ドル)
- 出金にはPDFフォームの印刷が必要
- ロスカットを反故にして、損失をトレーダーに押し付けた過去がある
他の海外FX業者と比べてスプレッドが広く、そのためかツイッターで公開しているEAの成績も悪い傾向があります。
また銀行やクレジットカードで出金するときは、PDFを印刷する必要があるため面倒です。
そして何よりも最悪なのは、やはりロスカットを反故にしたことでしょう。この過去があるため、FXDDは海外FX業者として信用できません。
FXDDのボーナスは入金額の10%
FXDDでは入金ボーナスがもらえるキャンペーンを定期的に実施しています。
ただボーナス額は入金額の10%と低く、これだけのためにわざわざFXDDで口座開設するのは割りに合いません。
これなら入金額の100%ボーナスがもらえるXMやLANDFXなどのほうがお得です。資金の少ない初心者が海外FXを始めるなら、入金ボーナスの豪華なところを選ぶべきです。
資金がたくさんあればトレードにも余裕ができますし、トレードでたくさん失敗して経験を積むこともできます。
まずは入金ボーナスが豪華で、信頼性の高いXMから初めてみてはいかがでしょうか?
FXDDの口座種類
FXDDの口座は2種類です。
- スタンダード口座
- プレミアム口座
ではここからは口座ごとの特徴を見ていきましょう。
スタンダード口座
スタンダード口座はスプレッドが若干広めの口座です。そのかわり最低入金額が低めで、取引手数料もかかりません。
- 発注方式:STP
- 最低入金額:250ドル(25,000円相当)
- スプレッド目安:USD/JPY 2.4 pips
- レバレッジ:400倍
- 取引手数料:なし
発注方式のSTPは、FX業者がスプレッドに自分の利益を上乗せする方式です。
スプレッドは広くなりますが、取引手数料は無料になります。
プレミアム口座
プレミアム口座は、スプレッドが非常に狭いのが特徴の口座です。そのかわり取引1ロットごとに往復6ドルの手数料が発生します。
- 発注方式:ECN
- 最低入金額:1,000ドル(10万円相当)
- スプレッド目安:USD/JPY 0.3 pips
- レバレッジ:400倍
- 取引手数料:1ロット往復6ドル
発注方式のECNは、スプレッドが極端に狭い代わりに、取引手数料が発生する方式です。
FX業者がスプレッドに自分の利益を上乗せしないため、透明性のある取引が可能となります。
FXDDのデモ口座
FXDDではデモ口座を開設して、デモトレードをすることができます。
口座開設時に必要な個人情報は以下の通り。
- 氏名
- Eメールアドレス
- プラットフォーム(MT4/ウェブトレード)
- 居住国
デモ口座の利用期限は3ヶ月です。
FXDDの取引ツール・プラットフォーム
FXDDでは以下の取引ツールを利用できます。
- MT4
- MT5
- ウェブトレーダー
ではそれぞれの取引ツールの順に見ていきましょう。
MT4
MT4は世界的に有名な取引ツールです。海外FX利用する時は、大抵MT4を使うことになります。
MT4の特徴は、テクニカル指標やインディケータの種類が多いこと。そのため自分好みにチャートをカスタマイズできます。
それとMT4ではエキスパートアドバイザー(EA)による自動売買も可能です。自動売買はMT5やcTraderでも可能ですが、MT4のEAは種類が多く、情報もたくさん出揃っています。
とりあえず初心者が自動売買をするなら、まずはMT4から始めるのが無難ですね。
MT4の対応デバイスは以下の通りです。
- Windows/Macパソコン
- iPhone・iPad
- Androidスマホ・タブレット
FXDDのMT4はMacに対応しているのがありがたいですね。
MT5
MT5は、MT4からバージョンアップした取引ツールです。動作がサクサクになっており、時間足の種類も増えています。
ただしMT5はMT4のEAとは互換性がないため、MT5対応のEAを自力で探す必要があります。
自動売買をするならMT4、裁量トレードをするならMT5がおすすめです。
MT5の対応デバイスは以下の通りです。
- Windows/Macパソコン
- iPhone・iPad
- Androidスマホ・タブレット
FXDDのMP5もMacOSに対応しています。
ウェブトレーダー
FXDDのウェブトレーダーは、ウェブブラウザ向けのFX取引ツールです。
ダウンロード不要で、ブラウザで起動するため、パソコンに負荷がかかりにくいのが特徴。それとMacOSに対応しているのもありがたいですね。
さらにパソコンだけでなく、スマホアプリでも利用できます。
FXDDの最大レバレッジは500倍
FXDDの最大レバレッジは500倍です。
レバレッジ888倍のXMや、1,000倍のGemForexには劣りますが、それでも海外FX業者の中では高いほうです。
レバレッジは高ければ高いほど、少ない資金でたくさんの通貨を注文できるようになります。FXの収益性を高めたいなら、レバレッジはできるだけ高く設定しましょう。
なおFXDDの初期レバレッジは200倍です。500倍まで引き上げたいなら、公式のサポートデスク(jp@fxdd.com)までメールで連絡しましょう。
一部の通貨はレバレッジ制限あり
FXDDでは残高によるレバレッジ制限が存在しません。
そのかわり一部の通貨はレバレッジが制限されています。
レバレッジ制限の内容は以下の通り。
- CHF関連:レバレッジが1/2に
- HKD、CNH、DKK関連:レバレッジが1/10に
- TRY関連通貨ペア:レバレッジ10倍固定
- MXN関連通貨ペア:レバレッジ50倍固定
- 仮想通貨:レバレッジ10倍固定
FXDDのレバレッジ制限については、こちらの公式ブログをどうぞ。
- 関連記事:FXDD日本語サポートブログ
FXDDのロスカットラインは、証拠金維持率50%以下
FXDDでは証拠金維持率が50%以下になると、ロスカットされます。
他の海外FX業者の平均(20%〜30%)と比べると少し高めです。例えば海外FX最大手のXMは、ロスカットラインが20%です。
ロスカットとは、証拠金維持率が一定以下になるとポジションを強制的に決済させられること。目的は利用者の資金を守ることです。
ロスカットラインが低ければ低いほど、収益化のチャンスが広がります。含み損をたくさん抱えることができ、ロスカットされにくくなるからです。
ロスカットラインの低い海外FX業者をお探しなら、iFOREXがおすすめですよ。ロスカットライン0%とダントツに低いからです。
マージンコールは証拠金維持率120%以下
FXDDのマージンコールは、証拠金維持率が120%以下になると発生します。
マージンコールとは、証拠金維持率が一定以下になると発生する警告のこと。
国内FX業者だとマージンコール中は新規注文ができないことが多いのですが、海外FXだとそういったことありません。あくまで警告だけです。
とはいえ証拠金維持率120%以下は資金的に危ない状態です。できるだけ早くポジションを決済して、証拠金維持率を回復させましょう。
ハイリスクな取引をするにしても、証拠金維持率はできれば500%以上を維持しておきたいところですね。
FXDDにゼロカットはない
FXDDではゼロカットシステムを採用していません。
以前は採用していたようですが、過去のスイスフランショックでゼロカットシステムを反故にしてしまいました。
それによりFXDDは詐欺業者とみなされ、ゼロカットシステムも存在しないものとみなされています。
ゼロカットシステムはトレーダーの資金を守る重要な仕組みです。ゼロカットシステムを採用していない海外FX業者は、利用しないでください。
FXDDの通貨ペアは67種類(銘柄は全部で111種類)
FXDDでは67種類の通貨ペアを扱っています。
他の海外FX業者も通貨ペアが平均60種類ほどなので、FXDDもその範囲内ですね。
ただFXDDでは通貨ペア以外にも、以下のジャンルの銘柄も扱っています。
- 貴金属:7種類
- エネルギー:3種類
- 仮想通貨:6種類
- 株式:10種類
- 市場平均:11種類
具体的にどのような銘柄を取り扱っているかについては、公式のこちらのページをご確認ください。
FXDDのスプレッド
FXDDのスプレッドは、他と比べてもかなり広いです。
主要通貨スプレッドは以下の通り。
- USD/JPY:2.3 pips
- EUR/JPY:3.0 pips
- GBP/JPY:3.8 pips
- AUD/JPY:3.5 pips
- EUR/USD:1.8 pips
例えばアメリカドル円のFXDDのスプレッドが2.3 pips。これはXMの1.6 pips、TitanFXの1.3 pipsと比べてもかなり高いです。
スプレッドが広いということは、取引コストがそれだけ高くなるということ。そのためFX DDはスキャルピングトレードと相性が悪いです。
スキャルピングトレードで利益を出したいなら、TitanFXで口座開設しましょう。約定率が高く、スプレッドも狭いためです。
FXDDのスワップポイント
FXDDを含め海外FX業者のスワップポイントはあまりよくないです。
主要通貨スワップポイントは以下の通り。
- USD/JPY:買い 5.271 pips、売り -10.095 pips
- EUR/JPY:買い -2.813 pips、売り -1.266 pips
- GBP/JPY:買い 0.21 pips、売り -3.519 pips
- AUD/JPY:買い 2.624 pips、売り -8.123 pips
高金利通貨ペアのスワップポイントは以下の通りです。
- EUR/TRY:買い -79.937 pips、売り 19.934 pips
- USD/TRY:買い -71.577 pips、売り 37.3 pips
- EUR/ZRA:買い -24.725 pips、売り 15.319 pips
ただここで掲載しているスワップポイントは、あくまで目安です。
最新のスワップポイントを知りたいなら、myfxbookの「FXDD Swaps」をご参照ください。
FXDDの取引時間
FXDDの取引時間は以下の通りです。その間は24時間ずっとFXトレードができます。
- 冬時間:月曜07:00〜土曜06:55
- 夏時間:月曜06:00〜土曜05:55
夏時間と冬時間で取引時間が変わることにご注意ください。夏時間は3月末から10月末、冬時間は10月末から3月末までです。
また、取引時間外はFXの注文や決済ができません。
取引の開始直後と終了間際はチャートが大きく変動するので、ポジションは土日に持ち越さないことをおすすめします。
FXDDの入金方法
FXDDでは以下の入金方法を利用できます。
- 国内銀行送金
- 海外銀行送金
- クレジットカード入金
- bitwallet入金
ではそれぞれの入金方法を順に見ていきましょう。
国内銀行送金
FXDDでは国内銀行送金による入金ができます。
入金手数料は無料で、最大入金額は100万円です。
ただし銀行側の送金手数料などは普通に発生します。入金手数料を安く抑えたいなら、bitwalletを使いましょう。
海外銀行送金
FXDDでは海外銀行送金による入金も可能です。
入金手数料は無料ですが、入金額が反映されるまでに3〜5営業日ほどかかることがあります。
またFXDDには海外銀行送金入金の手数料を立て替えてくれるサービスもあります。詳しくはこちらのページをご覧ください。
クレジットカード入金
FXDDではクレジットカードによる入金が可能です。
手数料は無料で、最大入金額は1万ドルです。
ただクレジットカードで入金すると、同じ金額をクレジットカードで出金してから、利益出金をする必要があります。
bitwallet入金
FXDDではbitwalletによる入金も可能です。
入金手数料は無料で、入金額に制限はありません。
bitwalletは海外FXトレーダーの間で人気のオンラインウォレットサービスです。これを利用することで、入金・出金の手数料を安く抑えられます。
FXDDの出金方法
FXDDでは以下の出金方法を利用できます。
- 銀行出金
- クレジットカード出金
- bitwallet出金
ではそれぞれの出金方法の順に見ていきましょう。
銀行出金
FXDDでは銀行送金による出金ができます。
FXDD側の出金手数料は無料ですが、受け取り先の銀行では着金手数料やリフティングチャージが3,000円〜5,000円ほど発生します。
あと海外の銀行から送金するため、出金額が反映されるまで3〜5営業日ほどかかります。
出金手数料安く抑えつつ、出金処理を早く済ませたいなら、bitwalletを利用しましょう。
クレジットカード出金
FXDDではクレジットカードによる出金も可能です。
出金手数料は無料ですが、入金額が反映されるまでに10営業日以上かかることがあります。
あとクレジットカード出金では、入金額と同じ金額までしか出金できません。
例えばクレジットカードで10万円入金して、資産を20万円に増やしても、出金できるのは最初に入金した10万円までです。残りは銀行送金かbitwalletで出金します。
そのためクレジットカード出金はあまり使い勝手がよくないのです。
入金額以上の出金、利益出金をするなら、銀行送金かbitwalletを選びましょう。どちらかというと、手数料の安いbitwalletがおすすめです。
bitwallet出金
FXDDではbitwalletよる出金ができます。
出金手数料はFXDD側で無料、ビットワレット側で824円です。銀行送金だと3,000円以上の手数料をとられるので、それと比べると割安ですね。
さらに出金額が反映されるのも、数時間から1日とかなり早いです。
入金・出金の手数料を安く抑えたいなら、ぜひともbitwalletを利用しましょう。
FXDDの審査
FXDDを含め、海外FXの審査はとてもゆるいです。
具体的な条件は以下の通り。
- 18歳以上なら誰でもOK
- アルバイト・フリーター・主婦も可能
- 資産が少なくてもOK(100万円以下など)
国内FX業者と比べて、審査がゆるいことがわかりますね。
国内業者だと、資金が100万円以下の人は落とされてしまうケースが多いですから。
FXDDの口座解約・退会はメールで
FXDDの口座解約はメールで行います。
FXDDのサポートデスク(support.jp@fxdd.com.mt)に、氏名、口座番号と口座解約希望の件を明記してメールで伝えましょう。
日本語サポートの営業時間は以下の通りです。(日本時間)
- 冬時間:月曜07:00 ~ 土曜06:55
- 夏時間:月曜06:00 ~ 土曜05:55
あとFXDDでは90日間トレードをしていないと、30ドルの口座維持手数料が発生します。使わない口座は早めに解約しましょう。
FXDDの金融ライセンス:なし
FXDDは金融ライセンスを取得していません。
そのため海外FX業者として利用するのは非常に危険です。なぜなら金融ライセンスは海外FX業者の信用度を測る指標だからです。
金融ライセンスなしで営業しているということは、そこら辺の詐欺業者とあんまり変わりないということ。最悪の場合、入金したお金が返ってこないことも考えられます。
そのため海外FX業者を選ぶときは、金融ライセンスを取得している企業を選びましょう。
例えば海外FX最大手のXMは、金融ライセンスをきちんと取得しています。
FXDDは使ってはいけない海外FX業者!
FXDDには以下のようなデメリットがあります。
- 金融ライセンスを取得していない
- ゼロカットを反故にした過去がある
- ゼロカットシステムを採用していない
- 口座維持手数料が高い(3,000円)
- 月2回目以降の出金手数料が高い(4,000円)
- スプレッドが広い(USD/JPY 2.4 pips)
- ロスカットラインは50%と高い
- 出金手続きにはPDF印刷が必要で、めんどくさい
特に金融ライセンスを取得していないことと、ゼロカットを反故にしたことが致命的です。そのため海外FX業者としてはおすすめできません。
初めての海外FXはXMがおすすめ。日本人利用者が多いため、何かトラブルがあった時でも、必要な情報をすぐにキャッチできます。
口座開設はXM公式サイトから行えます。