GemForexにはオールインワン口座とノースプレッド口座の2種類があります。
違いは以下の通り。
- オールインワン口座:ボーナス・GemForexEA・ミラートレードが使える
- ノースプレッド口座:スプレッドが狭い
そのうちの1つノースプレッド口座は、スプレッドが非常に狭く、取引手数料が無料で、スキャルピングトレードのような短期売買と相性がよいとされています。
そのかわり入金ボーナス、EA自動売買、ミラートレードは使えません。
この記事ではノースプレッド口座のメリット・デメリットをわかりやすく解説します。
GemForexのノースプレッド口座は、GemForexの「取引口座→口座タイプ」でも確認できます。
ノースプレッド口座の基本情報
まずはGemForexノースプレッド口座の概要を把握しておきましょう。
ノースプレッド口座 | |
レバレッジ | 1,000倍 |
初期預託金 | 30万円 |
スプレッド | 0.0pips〜 |
取引手数料 | 無料 |
ロット制限 | 30lot |
EA | 使えない |
ミラートレード | 使えない |
ボーナス | 使えない |
GemForexのノースプレッド口座は、GemForexの「取引口座→口座タイプ」でも確認できます。
ノースプレッド口座のメリット
GemForexノースプレッド口座の強みは、取引手数料が低いこと。
ここからはノースプレッド口座のメリットを詳しくしていきます。
メリット1、レバレッジが1,000倍と高め
GemForexノースプレッド口座の最大レバレッジは1,000倍。オールインワン口座と同じ倍率です。
レバレッジが高ければ高いほど、必要証拠金が少なくなり、少ない資金でもFXトレードに挑戦しやすくなります。
例えばアメリカドル円を1万通貨保有する場合、レバレッジ25倍だと必要証拠金は45,000円ほどですが、1,000倍だと1,000円ほどです。
必要証拠金が40分の1になるのは驚異的ですね。したがって資金の少ない人ほど、レバレッジの高い海外FX業者を利用すべきなのです。
レバレッジは、GemForexの「取引条件→証拠金とレバレッジ」で確認できます。
メリット2、スプレッドが狭く、スキャルピングトレードと相性がいい
GemForexノースプレッド口座の最大の特徴は、スプレッドが非常に狭いこと。
目安としては、USD/JPYで0.3pips。公式サイトでは0.0pipsと書かれていますが、あれは最低値なので、鵜呑みにしないほうがいいです。
またノースプレッド口座は取引手数料も無料なので、取引コストをかなり低く抑えられます。取引回数の多いトレードをするなら、GemForexノースプレッド口座は選択肢に入るでしょう。
スプレッドは、GemForexの「取引条件→通貨ペアとスプレッド」で確認できます。
メリット3、取引手数料が無料(通常は1ロット往復5ドル〜10ドル)
GemForexノースプレッド口座はスプレッドが非常に狭いのに、取引手数料が無料です。
普通のECN口座はスプレッドが狭い代わりに、取引手数料が発生します。例えばXMだと1ロット往復10ドル、AXIORYなら6ドル、Tradeviewなら5ドルです。
通常のECN口座なら取引手数料が発生しますが、なぜがGemForexのノースプレッド口座は手数料が無料になっています。
取引手数料の安さにこだわるなら、ノースプレッド口座を利用する価値はあるでしょう。ただノースプレッド口座はECN口座ではないので、過度の期待は禁物です。
ノースプレッド口座は、GemForexの「取引口座→口座タイプ」で確認できます。
ノースプレッド口座のデメリット
GemForexノースプレッド口座の弱点は、ボーナスやEA自動売買、ミラートレードが利用できないこと。
ここからはノースプレッド口座のデメリットを詳しく見ていきます。
デメリット1、GemForexの専用EAが使えない
ノースプレッド口座では、GemForexの専用EAが利用できません。
GemForexでは5万円入金することで、月に1回だけGemForexの無料EAをダウンロードできます。入金額がさらに増えれば、利用できる無料EAの数を増やすことも可能。
EAの相場は大体3万円くらいなので、それが月1で無料で使えるのはありがたいです。ただノースプレッド口座だと、この無料EAがダウンロードできないわけですね。
GemForexの専用EAを無料で獲得したいなら、口座タイプはオールインワン口座を選びましょう。
専用EAは、GemForexの「プラットフォーム→FX自動売買ソフト(EA)」で確認できます。
デメリット2、ミラートレードが使えない
GemForexノースプレッド口座ではミラートレードを利用できません。
ミラトレードとは、FX業者にトレードを代行してもらうこと。仮想専用サーバーが不要で、スマホのみで使えることから、手軽な自動売買とされています。
ただGemForexのミラートレードは、チャートの検証やストラテジーのカスタマイズが難しく、EA自動売買と比べると利益が出しにくいです。
ミラートレードが使えないことは、大きなデメリットではないでしょう。
ミラートレードは、GemForexの「プラットフォーム→FXミラートレード」で確認できます。
デメリット3、初期預託金が30万円と高め
GemForexノースプレッド口座の初期預託金は30万円と高めです。最初に30万円を口座に入れないと、口座が使えないわけです。
このようなスプレッドが非常に低い口座は、レバレッジが低く、預託金なども高い傾向があります。
手数料となるスプレッドが狭いため、資金力のあるトレーダーを顧客にしないと元が取れないのでしょう。
それに対しGemForexのオールインワン口座は初期預託金500円と低め。資金が少ない人はオールインワン口座を使いましょう。
初期預託金は、GemForexの「取引口座→口座タイプ」で確認できます。
デメリット4、ボーナスが使えない
GemForexノースプレッド口座は、ボーナスが利用できません。
GemForexの最大の魅力は大盤振る舞いのボーナスにあります。それが使えないのは、かなり不便ですね。
GemForexのボーナスを使いたいなら、口座タイプはオールインワン口座を選びましょう。特に口座開設ボーナスや抽選100%入金ボーナスは、資金が少ない人には心強いです。
ボーナスは、GemForexの「口座開設ページ」で確認できます。
デメリット5、通貨ペアの種類が少ない(33種類)
GemForexノースプレッド口座の通貨ペアは33種類。他の海外FX業者だと平均60種類ほど扱えるため、それと比べると少なめです。
トレードできる通貨ペアの種類が少ないという事は、収益化のチャンスも狭くなるということ。マイナーな通貨ペアに投資をしたいのであれば、LAND-FXやiFOREXを使いましょう。
LAND-FXは通貨ペアが67種類もあり、iFOREXでは株式投資やCFDなど600種類の銘柄に投資できます。
ただiFOREXはMT4を使えないので、普通にFXトレードを楽しみたいならLAND-FXがおすすめです。
通貨ペアは、GemForexの「取引条件→通貨ペアとスプレッド」で確認できます。
デメリット6、MT5・cTraderが使えない
GemForexノースプレッド口座で使える取引ツールはMT4のみ。MT5やcTraderは使えません。MT5もcTraderも、注文スピードが速く約定率が高いため、スキャルピングトレードと相性が良いです。
ノースプレッド口座も、スプレッドが狭く取引手数料も無料のため、スキャルピングトレードと相性は悪くないです。
それなのに、スキャル向けの取引ツールが使えないのは不便ですよね。
取引プラットフォームは、GemForexの「プラットフォーム」で確認できます。
ノースプレッド口座の注意点
ここからはGemForexノースプレッド口座を使う上での注意点をお話しします。
スプレッド0.0pipsのタイミングを狙わない
GemForexノースプレッド口座は、スプレッド0.0pipsを狙ったトレードをお断りしています。
GemForex公式サイトのガイドラインからも引用しておきましょう。
GEMFOREXは、ノースプレッド口座とは言え、スプレッド0.0pipsのタイミングのみを意図的に狙ったご利用をお断りしており、平均的にご利用頂けるお客様のみのご利用とさせて頂いております。
引用元:GemForexガイドライン
ノースプレッド口座は、GemForexの「取引口座→口座タイプ」で確認できます。
5分間で10ロット取引するときは、事前連絡が必要
またGemForexでは短時間で大型のトレードをするとき、事前に連絡をする必要があります。目安は5分間で往復10ロット以上。
連絡をせずに大型売買を繰り返すと、取引をキャンセルされることがありますのでご注意下さい。
こちらもGemForex公式サイトのガイドラインを引用しておきます。
また、ノースプレッド口座でのスキャルピングのルールとして、短期間(5分間を目安)に往復合計10LOT以上での連続したお取引を頂く可能性がある方は事前にご連絡を頂き、弊社よりカバー先に許可を取らせて頂く必要がございます。
許可を取らずにお取引を継続されますとカバー先より予告無く取引停止となり、該当取引分につきましてdeal cancelとなる場合がございます。
引用元:GemForexガイドライン
ノースプレッド口座は、GemForexの「取引口座→口座タイプ」で確認できます。
ノースプレッド口座はECN口座ではない
実はGemForexノースプレッド口座は、ECN口座ではありません。
ECN口座の取引では、FX業者はトレーダーとリクイディティプロバイダーの仲介をするだけで、 取引に介入することはありません。
しかしGemForexのノースプレッド口座では、一定の条件下で取引がキャンセルされることがあるのです。取引に介入している時点で、ECN口座とは呼べません。
GemForexのノースプレッド口座は、ECN口座ではなく、スプレッドが狭いSTP口座だと考えましょう。
ノースプレッド口座がECN口座でないことは、GemForexの「トップページ→ガイドライン」で確認できます。
まとめ:ノースプレッド口座は微妙。スキャルならTradeviewがおすすめ。
ここまでGemForexノースプレッド口座のメリット・デメリットを解説しました。
ノースプレッド口座は、スプレッドが非常に狭く、取引手数料も無料なため、取引回数の多いトレードとは相性が良いです。
その一方でEA自動売買やミラートレードが使えず、GemForexのボーナスが受けられないというデメリットもあります。
さらにノースプレッド口座はECN口座ではないので、アービトラージ取引をすると、取引をキャンセルされることもあります。
それでもスプレッドが狭いことには変わりないので、少ない資金でスキャルピングトレードをやってみるなら、それなりにおすすめ。
ノースプレッド口座は、GemForexの「取引口座→口座タイプ」で確認できます。