HotForexでは2つの方法で自動売買ができます。
- 自前でVPS・EAを導入して、自動売買をする
- HotForexのAuto口座で自動売買する(MQL5のシグナルトレード)
1つ目の自前でVPS・EAを導入する方法は、初期投資がかかりますが、1度に複数のEAを起動できるため、トレード手法を分散しやすいです。
2つ目はHotForexの自動口座を使う方法。自動口座を開設することで、MQL5のトレーディングシグナルを1つ無料で使えるようになります。
この記事ではHotForexでEA自動売買をする方法を紹介します。
HotForexでのEA自動売買は、HotForexの口座開設ページから始められます。
方法1:自前でVPS・EAを導入して、自動売買をする
まずはHotForexでVPSとEAを導入して自動売買する方法から述べていきます。
この方法は自動売買を始めるまでにかなりの手間がかかります。パソコンやネットサービスに詳しい方のみ推奨です。
手順1、HotForexでmyHF口座と取引口座を開設する
HotForexでEA自動売買をするなら、まずはHotForexで口座開設しましょう。
HotForexでFXトレードをするには、myHF口座と取引口座を開設する必要があります。
口座の違いは以下の通り。
- myHF口座:資金管理専用の口座
- 取引口座:FXトレード専用の口座
HotForexではmyHF口座を開設することで、取引口座を開設できるようになります。
口座開設は、HotForexの口座開設ページから行えます。
取引口座のおすすめは、ゼロスプレッド口座
HotForexでEA自動売買をするなら、口座タイプはゼロスプレッド口座がおすすめ。
スプレッドが非常に狭く、取引手数料も低いため、取引回数の多いEA自動売買と相性が良いからです。
ゼロスプレッド口座の取引手数料は1ロット往復最低5ドル。これは取引手数料が安くて有名なTradeviewと同じレベルです。
取引回数の多いトレードでは、スプレッドや取引手数料が低いほど、トレードの利益率がアップします。EA自動売買をするなら、スプレッドの狭いECN口座を選びましょう。
ゼロスプレッド口座の詳細スペックは、HotForexの「ゼロスプレッド口座」で確認できます。
手順2、VPS(仮想専用サーバー)を契約する
次はVPSの契約をしましょう。
VPSとは、簡単に言うとオンラインでレンタルできるパソコンのこと。
このVPSにMT4をインストールして、EA自動売買を起動することで、24時間ずっと安定してEAを運用できるようになります。EA自動売買をするなら、VPSは必須です。
VPSを利用する方法は大きく分けて2つ。
- 海外FX業者が無料提供しているものを利用する
- 月額有料のVPSを利用する
海外FX業者が無料提供しているものを利用する
一部の海外FX業者では、特定の条件を満たすことで、無料VPSサービスを利用できるようになります。
無料VPSを提供している海外FX業者と条件は以下の通り。
- FBS:450ドル以上の入金を1回以上
- Traders Trust(TTCM):残高20万円以上
- GemForex:残高50万円以上
- XM:残高50万円以上
- HotForex:残高50万円以上
一番のおすすめはFBS。FBSはVPSの無料利用条件を達成しやすいからです。
ただこれらのVPSの提供元となっているのは、Beeks Financial Cloudという会社です。
BeeksのVPSは、料金が高く、使い勝手が悪いことから、利用者の間では評判が良くありません。無料で使えたらラッキーくらいに考えましょう。
資金に余裕があるなら、有料VPSを使いましょう。
HotForexの無料VPSは、HotForexの「無料VPSサービス」で確認できます。
月額有料のVPSを利用する
VPSは月額有料のものを契約できます。中でも代表的なのは以下の通り。
- お名前.comデスクトップクラウド:設定が簡単
- ABLENET VPS:10日間の無料お試しがある
- VULTR(ヴァルチャー):コストパフォーマンスの高い海外PS
1番のおすすめは、お名前.comデスクトップクラウド。VPSの中にMT4とWindows OSがインストールされており、パソコンが苦手な方でも設定がしやすいからです。
ABLENET VPSの性能は高いのですが、Windowsを自力でインストールする必要があります。10日間の無料お試しを使ってみたい人は利用しましょう。
最後のVULTRは海外で有名なサービスです。自前でWindowsOSを調達できるなら、月額5ドル程度で運用できます。
ただVULTRはサイトが英語表記で、日本語には対応していません。
手順3、VPS内でWindowsOSをインストールする
VPSにWindowsOSをインストールします。
契約したばかりのVPSは空っぽの状態なので、MT4を動かすには、Windows OSを入れる必要があるわけですね。
なおお名前.comデスクトップクラウドや、ABLENET VPSの仮想デスクトッププランであれば、Windows OSをインストールする必要はありません。
OSのインストールは技術的な難易度が高く、パソコンやサーバーの知識を持ち合わせていないと厳しいです。
手っ取り早くEA自動売買を使いたいなら、すでにWindows OSがインストールされているVPSプランを契約しましょう。
手順4、VPS内でMT4・MT5をインストールする
VPSの中にMT4をインストールします。
MT4のダウンロードは、HotForexの「デスクトップ版MT4」から行えます。
VPSの中にWindows OSをインストールしているなら、ウェブブラウザからMT4をダウンロードできるはずです。
ダウンロードにHotForexの会員ログインは不要です。
手順5、EAをダウンロード・購入する
次はMT4で動かすEAを購入もしくはダウンロードします。
自動売買プログラムはウェブサイトから無料でダウンロードしたり、有料で購入したりできます。
中でも代表的なサイトは以下の4つ。
- MQL5:無料EAが豊富
- Forex Factory:英語のみ
- GogoJungle:日本で人気
- システムトレードのテラス:サイトが使いにくい
おすすめはMQL5のフォーラムサイト。無料提供しているEAの種類が多く、EA自動売買をいろいろ試してみたい人にぴったりです。
自動売買プログラムの料金相場は、1万円から10万円と高めです。高額のEAが必ずしも稼げるとは限らないので、まずは無料EAから試しましょう。
優秀なEAの探し方については、こちらの記事をご覧ください。
パソコンからVPSにEAを移動させるならクラウドサービスが便利
もう既にEAを購入しており、パソコンの中にEAのデータがあるなら、クラウドサービスでパソコンからVPSにEAのデータを移動させましょう。
パソコンとVPSでのデータのやり取りは面倒ですが、クラウドサービスを使えば一発で解決できます。
クラウドサービスの代表は以下の通り。
- Google Drive:無料で15GB
- Amazon Drive:無料で5GB
- OneDrive:無料で5GB
おすすめはGoogleドライブ。ソフトウェアをインストールすることなく、ウェブブラウザだけで運用できるため、macOSでも利用できます。
またGoogleドライブは、Googleアカウントだけで利用できます。新しい会員登録などの手続きは不要です。
手順6、MT4にEAをインストールする
VPS内部にEAを移動できたなら、次はEAファイルをMT4にインストールします。
EAのインストール方法は以下の通り。
- MT4を起動する
- 「ファイル」の「データフォルダを開く」をクリックする
- 「MQL4」から「Experts」を選択する
- 利用したいEA(ex4/mq4)を「Expertsファイル」に移動させる
- MT4を再起動する
インストールしたMT4で初めてEA自動売買をするなら、オプションから「自動売買を許可する」のチェックボックスにチェックを入れておきましょう。
EAの詳しいインストール方法は、こちらの記事をどうぞ。画像をたくさん使っており、わかりやすいです。
HotForexでEA自動売買する方法の1つ目は以上です。
方法2:HotForexのAuto口座で自動売買する
HotForexではもう一つ自動売買をする方法があります。それがauto(自動)口座を開設する方法。
自動口座を開設することで、MQL5のトレーディングシグナルが毎月1つだけ無料で利用できます。
詳しくはHotForexの「自動口座」をご覧ください。
手順1、HotForex会員ページにログインする
HotForex自動口座の開設は、HotForex会員ページにログインして行います。
ログインに必要な情報は以下の2つ。
- myHF口座ID
- ログインパスワード
これらのパスワードはHotForexで口座開設した後のメールに記載されています。
うっかりメールを削除してしまった方は、HotForexのサポートデスクに問い合わせましょう。
手順2、会員メニューの「マイアカウント」から「取引口座開設」をクリックする
HotForex会員ページのログインしたら、会員メニューにある「マイアカウント」から「取引口座開設」をクリックします。
すると取引口座の開設画面に移動します。
手順3、プラットフォームは「MT4」、口座タイプは「自動」を選択する
口座開設画面ではまずプラットフォームを選択します。
HotForexでは「MT4・MT5」の2つが使えますが、自動口座で使えるのはMT4のみです。取引プラットフォームはMT4を選びましょう。
取引プラットフォームに「MT4」を選択すると、4つの口座タイプが選択できるようになります。
この4つの中の「自動口座」を選択して、以下の3つの情報も記入します。
- レバレッジ:1倍から500倍
- 口座通貨:USD/EUR
- IB ID(任意):紹介したアフィリエイターのIDを入力できる
3つ目のIDは、HotForexのアフィリエイトです。紹介している人のアフィリエイトIDを入力すると、その人にアフィリエイト収入が入ります。
なおこのサイトのIB IDは「338428」です。入力は任意ですが、アフィリエイトで支援にいただけると、コンテンツ制作の励みになります。
口座開設手続きが終わると、こんな感じの画面が表示されます。
口座番号と口座パスワードは、後から届く口座開設完了メールでも確認できます。
手順4、MQL5のコミュニティに登録する
MQL5のシグナルプロバイダーを利用するには、まずMQL5のコミュニティに登録する必要があります。
まだMQL5のアカウントを持っていない方は、こちらのMQL5登録ページからアカウント登録しましょう。
MQL5のアカウント登録をすることで、シグナルプロバイダーを利用できるようになります。
手順5、MQL5でシグナルトレードの手続きをする
MQL5のアカウント登録が完了したら、シグナルトレードを始めましょう。
大まかな手続きの流れは以下の通りです。
- MQL5のシグナルページにアクセスする
- 緑色の「コピー:〇〇USD」ボタンをクリックする
- 「Metatraderの中でコピートレードを始める」をクリックする
- MT4からMQL5アカウントにログインする
MQL5でシグナルトレードをする方法については、こちらの記事が参考になります。
自動口座でシグナルトレードでの使い方は、HotForexの「MQL5シグナル」をご覧ください。
HotForex自動口座(auto口座)の注意点
ここからはHotForexの自動口座を使う上での注意点をまとめておきます。
自動口座はMT5には対応していない
HotForexの自動口座はMT5に対応していません。MT4のみ利用できます。
なおMT5対応の口座タイプは以下の2つのみ。
MT5は、HotForexの「MT5ページ」で確認できます。
自動口座ではボーナスは使えない
HotForexの自動口座はボーナスが使えません。
ボーナスが使える口座タイプは以下の2つのみ。
- マイクロ口座(MT4):クレジットボーナスのみ
- プレミアム口座(MT4):クレジットボーナスとスーパーチャージボーナスのどちらか
MT5口座はボーナスに対応していません。
ボーナスの仕様は、HotForexの「ボーナス一覧」で確認できます。
自動口座が作れるのは、1アカウント1口座のみ
HotForexの自動口座は、1アカウントにつき1口座しか作れません。
そのため10口座作って、10個のシグナルを検証するといったこともできないわけですね。
HotForexの自動口座は、MQL5のシグナルトレードを試せる口座と考えましょう。
自動口座では2つのシグナルを同時利用できない
自動口座で利用できるシグナルは1口座につき1つのみ。
2つ以上のシグナルを同時に利用することができません。
シグナルトレード中は、MT4を起動し続けること
シグナルトレードをしている間は、デスクトップ版のMT4をずっと起動し続ける必要があります。
もしMT4からログアウトしてしまうと、コピーは中断され、ポジションをずっと保有したままになってしまいます。
シグナルトレードは外部のトレードをコピーするだけで、実際のトレードは手元のパソコンで行うからですね。
そのため自宅のパソコンで仕事をしている人だと、シグナルトレード中はパソコンの動作が重くなってしまうかもしれません。
シグナルトレードをするなら、VPSを契約しましょう。初心者は、お名前.comデスクトップクラウドがおすすめです。
まとめ:本格的にEA自動売買をするなら、自力でVPSやEAを用意しよう
ここまでHotForexの自動売買についてわかりやすく解説してきました。
HotForexでは2つの方法で自動売買を行えます。
- 自前でVPS・EAを導入して、自動売買をする
- HotForexのAuto口座で自動売買する
利益率を重視するなら1つ目の方法がおすすめ。
特にHotForexのゼロスプレッド口座は取引コストが安いので、自前で収益性の高いEAを用意できれば、自動売買の収益性をアップさせられます。
EA自動売買が初めてなら、2つ目の方法も検討しましょう。HotForexの自動口座を開設することで、月に1つだけ無料でシグナルプロバイダを利用できます。
ただこちらもMQL5のアカウント登録が必要ですし、何よりシグナルプロバイダーを利用している間は、ずっとMT4を起動し続けなくてはいけません。
もっとお手軽に自動売買がしたいなら、HotForexのコピートレードがおすすめ。EA自動売買よりも簡単に手続きができます。
詳しくはHotForexの「ストラテジープロバイダーリスト」をご覧ください。