HotForexは無料VPSサービスを提供しています。
VPS(仮想専用サーバー)とは、オンラインでパソコン代わりに使えるサーバーのこと。FXの世界では、自動売買取引を安定させるために使われます。
HotForexの無料VPSのスペックは以下の通り。
メモリ | ストレージ | 仮想CPU | |
ブロンズ | 1300 MB | 25 GB | 1コア |
シルバー | 2700 MB | 50 GB | 2コア |
ゴールド | 5120 MB | 75 GB | 4コア |
ただしこれらのVPSを無料で利用するには、一定の条件を満たす必要があります。
無料利用の条件は以下の通り。
最小入金額 | 取引ロット数 | |
ブロンズ | 5,000ドル | 毎月5ロット以上 |
シルバー | 8,000ドル | 毎月8ロット以上 |
ゴールド | 15,000ドル | 毎月15ロット以上 |
この記事ではHotForexの無料VPSサーバーの特徴などを詳しく見ていきます。
詳しくはHotForexの「無料VPSサービス」をご覧ください。
HotForex VPSに関する基礎知識
ここからはHotForexVPSのサービス概要を見ていきます。
VPSの提供元は Beeks Financial Cloud
HotForexVPSの提供元は「Beeks Financial Cloud」という会社です。
BeeksはFX向けのVPSを提供することで有名で、無料VPエスサービスの提供元としてよく使われます。XMやGemForexの無料VPSの提供元もBeeksです。
ただBeeksのVPSは、
- 料金が高い
- サービスが日本語に対応していない
- 会員ページが使いにくい
などの理由から、利用者からは評判が良くありません。無料で使えたらラッキーくらいに考えましょう。
無料VPSサービスは3種類(ブロンズ・シルバー・ゴールド)
HotForexの提供するVPSは、ブロンズ、シルバー、ゴールドの3ランクに分けられています。
ランクが上がるほど、VPSの性能は上がりますが、料金も高くなり、無料利用のハードルも高くなります。
VPSの無料利用条件は以下の通り。
最小入金額 | 取引ロット数 | |
ブロンズ | 5,000ドル | 毎月5ロット以上 |
シルバー | 8,000ドル | 毎月8ロット以上 |
ゴールド | 15,000ドル | 毎月15ロット以上 |
1番ランクの低いブロンズでも50万円入金する必要があり、HotForexVPSは無料利用のハードルが高いことがわかります。
さらにVPSを無料で利用し続けるには、毎月一定のトレードする必要があります。1番低いブロンドでも、毎月5ロットの取引が求められます。
5ロットとは50万通貨に相当し、20 pipsマイナスで10万円の損失になります。資金10万円前後の人には、やや大きい通貨量です。
したがってHotForexVPSは、無料利用のハードルが高いと言わざるを得ません。
無料利用条件は、HotForexの「VPSホスティングサービス」でも確認できます。
有料利用の場合は、月額30ドルから
無料利用の条件を満たせない場合は、有料でVPSを使うこともできます。
VPSの利用料金は以下の通り。
月額料金 | 年額料金 | |
ブロンズ | 30ドル | 360ドル |
シルバー | 50ドル | 600ドル |
ゴールド | 80ドル | 960ドル |
1番下のブロンズなら月額料金が30ドル、日本円で3000円相当です。これなら割と気軽に使えそうですね。
ただVPSサービスの利用契約は英語でする必要がありますし、日本のVPSなら2000円前後で使えるため、コスパが良いかと言われると微妙なところです。
月額料金も、HotForexの「VPSホスティングサービス」で確認できます。
VPSの料金はmyHF残高から差し引かれる
VPSの無料利用条件が満たせなくなった場合、VPSの有料料金が請求されます。請求された料金はmyHF口座のアカウントから差し引かれます。
またmyHF口座の残高がゼロになり、VPSの料金が引き落とせなくなった場合、VPSサービスの利用は停止させられます。
せっかくEA自動売買で利益を出しているのに、VPSの利用が停止させられたら、大きな機会損失になります。myHF口座には十分な資金を入れておきましょう。
myHF口座への入金は、HotForexの「会員ページ」から行えます。
HotForex VPSサービスの使い方・利用手順
ここからはHotForexのVPSサービスの利用手順をまとめておきます。
HotForex会員ページにログインする
まずはHotForexの公式サイトからHotForexの会員ページにログインします。
ログイン時には2つの情報入力しましょう。
- myHF口座アカウントID
- ログインパスワード
これらのパスワードはHotForex口座開設後に届くメールに記載されています。
まだ口座開設をしていない方は、HotForexの口座開設ページから登録しましょう。
会員メニューの「プロモーション」から「無料VPS」をクリックする
次に会員ページのメニューにある「プロモーション」から「無料VPS」をクリックします。
無料VPSを利用する場合は、そのまま手続きをする
無料VPSの利用条件を満たしているなら、HotForexの指示に従い、無料利用の手続きを行いましょう。
無料利用の条件は以下の通り。
最小入金額 | 取引ロット数 | |
ブロンズ | 5,000ドル | 毎月5ロット以上 |
シルバー | 8,000ドル | 毎月8ロット以上 |
ゴールド | 15,000ドル | 毎月15ロット以上 |
初月に無料利用をするだけなら、最低入金額だけでいいです。ただ2ヶ月目以降もVPSを無料で使いたいなら、取引ロット数の条件を満たす必要があります。
無料利用条件は、HotForexの「VPSホスティングサービス」でも確認できます。
有料VPSは、HotForexショッピングカートで手続きする
無料利用の条件を満たしていなくても、有料でVPSを使うことができます。
HotForexのVPSページからショッピングカートに移動して、利用手続きを進めましょう。
ただし購入画面は英語表記で、日本語にも対応していません。英語が苦手な方は、Google翻訳でウェブサイトを翻訳しましょう。
他の無料VPSサービスが使える海外FX業者
無料VPSを提供しているのは、HotForexだけではありません。
ここからは無料VPSを提供している他の海外FX業者を紹介します。
FBS:条件を満たしやすい
FBSは無料VPSの利用ハードルが1番低いです。利用条件は2つ。
- 450ドル以上の入金1回
- 毎月3ロット以上の取引
450ドルは日本円で5万円に相当します。他の海外FX業者だと50万以上の口座残高が条件だったりするので、それと比べるとハードルは低いですね。
ただし入金は1回で450ドル以上をまとめてする必要があり、複数回に分けて入金しても条件を満たされません。
2つ目の条件である毎月3ロット以上の取引も、合計で達成すれば大丈夫です。例えば0.1ロットの取引を30回するとか。
無料VPSが使える海外FX業者の中でも、FBSは1番達成ハードルが低いといえます。
詳しくはFBSの「無料VPSサービス」をご覧ください。
Traders Trust(TTCM):条件は普通
Traders Trust(TTCM)でも無料VPSは利用できます。条件は以下の2つ。
- 口座残高2,000ドル以上
- 毎月5ロット以上の取引
Traders Trust(TTCM)もHotForexと同じように、ブロンズ、シルバー、ゴールドの3種類のVPSが利用できます。
上記の条件2つは、1番ランクの低いブロンズのものです。シルバーやゴールドなら、条件はもっと厳しくなります。
詳しくはTraders Trustの「無料VPSサービス」をご覧ください。
GemForex:条件は厳しめ
GemForexでも無料VPSは利用できます。利用条件は以下の通り。
- 口座残高5,000ドル以上
条件は1つだけですが、口座残高を50万円以上にする必要があり、資金の少ない人にはハードルが高いです。
GemForexは資金の少ないトレーダーが使うことが多く、50万円入金できる人は少なめです。10万円前後の資金でEA自動売買をするなら、やはりFBSの無料VPSを使った方が良いでしょう。
詳しくはGemForexの「プラットフォーム→GEM MT4 VPS」をご覧ください。
XM:条件は厳しめ
XMも無料VPSを提供しています。利用条件は2つ。
- 口座残高5,000ドル以上
- 毎月5ロット以上の取引
無料利用の条件はHotForexVPSのブロンズランクと同じです。FBSやTraders Trust、GemForexと比べても、無料利用のハードルが高いですね。
資金が少なく、手軽に無料VPSを使うなら、条件の達成しやすいFBSの方がおすすめ。
無料VPSサービスの詳細は、XMの「プロモーション」をご覧ください。
おすすめの月額有料VPS
海外FXが無料で提供しているVPSは、性能がイマイチだったり、日本語サポートが不十分だったりします。
VPSに使いやすさを求めるなら、月額有料のVPSサービスを使いましょう。
ここからはおすすめの有料VPSサービスをいくつか紹介します。
お名前.comデスクトップクラウド:設定が簡単
VPSが初めての人におすすめなのが、お名前.comデスクトップクラウド。すでにVPSにWindowsOSとMT4がインストールされており、初期設定が簡単です。
逆に他のVPSだと、WindowsOSのインストール等が必要だったりして、パソコンやサーバーの知識が必要となります。
さらにお名前.comデスクトップクラウドは、電話サポートなども充実しており、わからないことがあっても、気軽に日本語で質問できます。
欠点は月額料金が2000円前後と高いこと、そして料金体系が分かりにくいことです。VPSの運用に慣れてきたら、もっと安いVPSに切り替えましょう。
EA自動売買が初めてなら、まずはお名前.comのデスクトップクラウドがおすすめ。
ABLENET VPS:性能が高め。無料お試し期間あり
ABLENET VPSも、お名前.comデスクトップクラウドと並んで有名なVPSサービスです。回線の速度が速く、VPSとしての信頼性が高いのが特徴。
欠点はお名前.comと比べるとサポートが控えめなこと。電話サポートなどもなく、WindowsOSも自力でダウンロードする必要があります。
そのかわり10日間の無料お試しがあるので、お金を使わずVPSを試したい人にはおすすめです。
詳しくはABLENET VPS公式サイトをご覧ください。
VULTER(ヴァルチャー):高コスパの海外VPS
VULTRはコストパフォーマンスが高いことで有名な海外VPSです。
自前でOSを用意できれば月額5ドルで運用できるため、自動売買トレーダー上級者に人気があります。
WindowsOSを用意できなくても、WindowsOSをレンタルできるプランもありますが、その場合は追加で月額20ドル取られます。
サーバーやOSの知識があり、自力でOSのインストールなどができるなら、運用コストを安く下げられます。
VULTRにWindowsOSをインストールする方法は、こちらの記事をご覧ください。
VULTRの欠点は、サービスが日本語に対応していないこと。英語が苦手な人には使いにくいサービスです。
詳しくはVULTR公式サイトをご覧ください。
まとめ:HotForexの無料VPSは利用ハードルが高め。FBSの方がおすすめ。
ここまでHotForexの無料VPSサービスについて詳しく見てきました。
HotForexはVPSサービスを提供しており、条件を満たすことで無料利用できます。
最小入金額 | 取引ロット数 | |
ブロンズ | 5,000ドル | 毎月5ロット以上 |
シルバー | 8,000ドル | 毎月8ロット以上 |
ゴールド | 15,000ドル | 毎月15ロット以上 |
ただ1番ランクの低いブロンズですら50万円相当の入金が必要なため、資金の少ない人にはハードルが高いです。
無料利用できない場合、月額有料で使うことも可能。料金は以下の通り。
月額料金 | 年額料金 | |
ブロンズ | 30ドル | 360ドル |
シルバー | 50ドル | 600ドル |
ゴールド | 80ドル | 960ドル |
ただ他のVPSサービスも料金相場は月額2000円前後だったりするため、コストパフォーマンスはあまり良くないです。
HotForexVPSの提供元はBeeksで、機能面や料金の面でも評判は良くありません。無料で使えたらラッキーくらいに考えましょう。
VPSの詳細スペックは、HotForexの「無料VPSサービス」で確認できます。