HotForexは一言で言うと、芸達者な海外FX業者です。
特徴を簡単にまとめると、
- 最大レバレッジが1000倍と高め
- ゼロスプレッド口座の取引手数料が低い(1ロット往復5ドル)
- コピートレードが利用できる
- FXトレードに便利なサービスを多く提供している
HotForexはオートチャーティストやVPS、コピートレードなどのサービスを提供しており、ECN口座の取引手数料が安いことから、海外FX上級者の間で人気があります。
ただ本格的にHotForexを使っていくなら、やはりHotForexの性能は熟知しておきたいですよね。
この記事ではHotForexのメリットとデメリットを解説します。
詳しいスペックは、HotForex公式サイトをご覧ください。
HotForexのメリット
まずはHotForexのメリットから見ていきます。
メリット1、ECN口座の取引手数料が最安値クラス(1ロット往復5ドル)
HotForexの最大のメリットは、取引手数料が非常に安いこと。
HotForexのゼロスプレッド口座は、取引手数料が1ロット往復最低5ドル。これは手数料が最安値クラスのTradeviewと同じです。
EA自動売買やスキャルピングトレードなど、取引回数の多いトレードだと、取引手数料が低いほど、トレードの利益率がアップします。
取引回数の多いEA自動売買をするなら、HotForexのゼロスプレッド口座は有力候補です。
詳しくはHotForexの「ゼロスプレッド口座」をご覧ください。
メリット2、最大レバレッジが1,000倍で、STP口座の中では最高クラス
HotForexのマイクロ口座では、最大レバレッジ1000倍が利用できます。レバレッジ1000倍は他と比べてもかなり高い方です。
レバレッジが高ければ高いほど、必要証拠金が少なくなり、少ない資金でもハイリスクなトレードができるようになります。資金の少ない人は、マイクロ口座がおすすめ。
またHotForexでレバレッジ1000倍が使えるのはマイクロ口座のみ。他の口座タイプだと、最大レバレッジは500倍です。
マイクロ口座のデメリットは、最大ロットが7ロットと少ないこと。もっと大きなロット数でトレードをするなら、他の口座タイプを使いましょう。最大60ロットでトレードできます。
詳しくはHotForexの「マイクロ口座」をご覧ください。
メリット3、自動口座なら無料でEA自動売買ができる
HotForexの自動口座では、無料でEA自動売買が利用できます。
具体的に言うと、MQL5の「トレーディングシグナル」というサービスを1ヵ月に1個だけ無料で利用できます。
このサービスは有料で使うと、月額2000円から3000円ほどかかりますが、自動口座なら無料で利用できるわけです。
ただしトレーディングシグナルが使えるのは1ヵ月に1個のみで、同時利用もできません。複数のEAを同時に利用したい人と相性が良くないです。
EA自動売買を手軽に体験してみたいなら、HotForexの自動口座はおすすめ。
詳しくはHotForexの「自動口座」をご覧ください。
メリット4、HFCOPY口座でソーシャルトレードができる
HotForexのHFCOPY口座では、コピートレードが利用できます。
コピートレードとは、簡単に言うと、他人にトレードを代行してもらうサービスのこと。優秀なトレーダーに代行してもらうことで、チャート分析やトレードの時間を節約できます。
コピートレードは日本だと違法ですが、日本の法律が及ばない海外FXであれば関係ありません。
ただしコピートレードも「放置すれば簡単に儲かる」ものではなく、優秀なトレーダーを目利きするだけの判断能力も求められます。
具体的なトレーダーの成績は、HotForexの「ストラテジープロバイダーリスト」で確認できます。
メリット5、入金・出金方法にbitwalletが使える(利益出金もできる)
HotForexでは入金・出金にbitwalletが使えます。
bitwalletはオンラインウォレットサービスの1つで、手数料が安いことから、海外FXトレーダーの間で人気があります。特に出金手数料が844円と安いのがいいですね。
bitwalletは風当たりが強くなっており、AXIORYやGemForexでは利用できず、XMでは利益出金できなくなっています。しかしHotForexならbitwalletは問題なく利用できますし、利益出金にまで対応しています。
出金手数料を安くしたいなら、出金方法はbitwalletが1番おすすめ。
入金・出金方法の詳細は、HotForexの「入金方法・出金方法」をご覧ください。
メリット6、無料VPSサービスを提供している(条件は厳しめ)
HotForexは無料VPSサービスを提供しています。
無料利用の条件は以下の通り。
最小入金額 | 取引ロット数 | |
ブロンズ | 5,000ドル | 毎月5ロット以上 |
シルバー | 8,000ドル | 毎月8ロット以上 |
ゴールド | 15,000ドル | 毎月15ロット以上 |
1番ランクの低いブロンズでさえ、口座残高50万円以上が条件となっています。達成ハードルは高めですね。
HotForexのVPSは、提供元がBeeksです。料金が高く、使い勝手が悪いことから、VPS利用者の評判も良くありません。本格的にEA自動売買をするなら、もっと性能の良いVPSを使いましょう。
詳しくはHotForexの「無料VPSサービス」をご覧ください。
メリット7、ロイヤリティプログラムを活用すれば、有料サービスが無料に
HotForexはロイヤリティプログラムを提供しています。
ロイヤリティプログラムに参加してから、HotForexでFXトレードをすることで、HotForexバーが獲得できます。これはポイントのようなものですね。
獲得したHotForexバーは、HotForexの有料サービスと交換できます。交換できる景品は以下の通り。
必要なHotForexバー | |
現金 | 35バー=1USD。最低1000バーから |
オートチャーティストの1ヶ月利用権 | 150 |
VPSシルバーパッケージの1ヶ月利用権 | 1,100 |
HotForexマーケットアナリストとのコンサル1時間 | 2,500 |
VPSシルバーパッケージの3ヶ月利用権 | 3,100 |
さらにロイヤリティプログラムには4つのランクがあり、ランクが上がると、獲得できるHotForexバーの量が増加します。
ランクあたりの獲得バーとランクアップ条件は以下の通り。
獲得HotForexバー(取引1ロットあたり) | 取引期間 | |
レッド | 6 | 初期ステータス |
シルバー | 8 | 31日以上 |
ゴールド | 10 | 62日以上 |
プラチナ | 12 | 105日以上 |
基本的にはHotForexでたくさんトレードするほど、HotForexバーもたくさん獲得できます。HotForexをメインで使うなら、ロイヤリティプログラムに参加しましょう。
詳しくはHotForexの「ロイヤリティプログラム」をご覧ください。
メリット8、2種類の入金ボーナスを提供している
HotForexは2種類のボーナスを提供しています。
- 100%スーパーチャージボーナス:100%入金ボーナス+キャッシュバック
- 100%クレジットボーナス:100%入金ボーナス+出金可能
ボーナスの最大額はスーパーチャージボーナスが50,000ドル、クレジットボーナスは30,000ドルです。金額そのものは膨大ですね。
ただHotForexのボーナスは、入金した現金がゼロになると、ボーナスが消滅してしまいます。ロスカットやゼロカットで現金がゼロになった後、残ったボーナスでトレードできません。
HotForexのボーナスは、使い勝手が悪いです。
ボーナスの仕様は、HotForexの「ボーナス提供」で確認できます。
メリット9、会員ページのセキュリティが厳しめ
HotForexの会員ページは、セキュリティが厳しめに設定されています。
具体例を上げると、
- ログインパスワードにはブラウザの自動入力機能が使えない
- 会員ページを一定時間操作していないと、自動でログアウトする
などがあります。
外出先でパソコンを操作していて、万が一パソコンが盗まれても、不正操作されるリスクを軽減できます。
ただしブラウザの自動入力機能が使えないため、会員ページにログインするたびに、パスワードを自力で入力する必要があります。
毎回HotForexのログインパスワードを入力するのが面倒なら、クリップボードやパスワード管理サービスなどを使いましょう。私はMacユーザーなので、Clipyを使っています。
会員ページの使い勝手は、HotForexの「会員ページ」で確認できます。
HotForexのデメリット
ここからはHotForexのデメリットを解説します。
デメリット1、ボーナスが使いにくい(現金ゼロで消滅する)
HotForexの入金ボーナスは金額が高く、特にスーパーチャージボーナスは、日本円で最大500万円と破格です。
ただHotForexのボーナスには、入金した現金がゼロになると、ボーナスが消滅する仕様があります。現金がゼロになった後に、ボーナスでトレードできません。
ボーナスでトレードしたいなら、以下の海外FX業者がおすすめ。
どのボーナスもトレードの証拠金として使うことができます。
デメリット2、ゼロスプレッド口座(ECN口座)ではcTraderが使えない
HotForexのゼロスプレッド口座は、取引手数料が低いため、スキャルピングトレードやEA自動売買と相性が良いです。
ただ残念ながらHotForexのゼロスプレッド口座は、取引プラットフォームがMT4のみ。cTraderには対応していません。
cTraderは、ECN口座でのスキャルピングトレードに特化した取引プラットフォームで、特にワンタップ注文や自動損切り設定が便利です。
cTraderが使える海外FX業者は、以下の2社。
cTraderを初めて使うなら、AXIORYがおすすめ。会員ページで複数の口座を同時に管理でき、使い勝手が良いです。
cTraderの詳細は、AXIORYの「cTrader」、Tradeviewの「取引プラットフォーム」をご覧ください。
デメリット3、日本円口座がない(ドル口座・ユーロ口座のみ)
HotForexの取引口座で使える通貨は、ドルとユーロのみ。日本円には対応していません。
トレードの収益や損失も、ドルかユーロの表記となるため、日本円の時と比べると、収益が損失が直感的に分かりにくいです。
例えば日本円で1,000,000円だと大きめの通貨量に感じますが、アメリカドルで10,000ドルと表記されると、そこまで大きな通貨量に感じられなくなります。
普段日本円でトレードをしていた人にとっては、数字が2桁小さくなるため、トレードの感覚が狂ってしまうかもしれません。
どうしても日本円でトレードしたいなら、HotForex以外の海外FX業者を使いましょう。おすすめ候補は、取引手数料が安くてcTraderが使えるAXIORY。
詳しくはAXIORY公式サイトをご覧ください。
デメリット4、口座がアーカイブされやすい(60日放置)
HotForexでは一定期間口座を使わずに放置していると、口座がアーカイブされてしまい、トレードできなくなります。
HotForexの口座アーカイブルールは以下の通り。
- 60日トレードをせず放置していると、口座がアーカイブされる
- アーカイブ口座は復元できない
- アーカイブ口座では取引手数料は徴収されない
アーカイブまでの期間60日は、他と比べても短い方です。そう考えるとHotForexは口座のセキュリティが厳しめですね。
追加口座をたくさん作りたいなら、AXIORYやLAND-FXがおすすめ。どちらも口座放置によるペナルティがありません。
詳しくはAXIORY公式サイト、LAND-FX公式サイトをご覧ください。
デメリット5、デモ口座を作るハードルが高い(アカウント登録が必要)
HotForexではデモ口座を開設して、デモトレードができます。
ただデモ口座を開設するには、本格的なアカウント登録が必要です。入力項目も多く、ネットサービスに疎い方にはハードルが高いかもしれません。
またHotForexのデモ口座は口座残高が最低5000ドル、日本円で50万円です。10万円くらいの残高を設定したい人には、高すぎます。
口座残高を自由に設定したいなら、デモ口座は以下の2つがおすすめ。
特にAXIORYは任意の口座残高を設定できるため、自分の手持ち資金と全く同じ金額でデモトレードを始められます。
デモトレードする時は、口座残高は自分の手持ち資金と同じにしましょう。本番に近い環境でデモトレードができます。
XMのデモ口座開設は、XMの「デモ口座開設ページ」から行います。
AXIORYのデモ口座開設は、AXIORYの「口座開設ページ」から行います。
まとめ:HotForexは海外FX上級者におすすめ
ここまでHotForexのメリットとデメリットを解説してきました。
HotForexの主なメリットは以下の3つ。
- ゼロスプレッド口座の取引手数料が安い(1ロット往復最低5ドル)
- HFCOPY口座でソーシャルトレードができる
- 入金・出金にbitwalletを利用できる。利益出金も可能
HotForexのゼロスプレッド口座は、取引手数料が1ロット往復5ドル。これはTradeviewと同じレベルで、海外FXの中でも最安値クラスです。
取引回数の多いEA自動売買をするなら、HotForexを検討しましょう。
逆にHotForexの主なデメリットは以下の3つです。
- 入金ボーナスでトレードできない(現金ゼロで消滅)
- 日本円口座が使えない
- 口座がアーカイブされるまでの期間が短い(60日間)
HotForexは入金ボーナスを提供していますが、現金がゼロになると消滅するため、使い勝手は悪いです。ボーナスには期待しないほうがいいでしょう。
またHotForexでは日本円口座が使えません。普段から円通貨でFXトレードをしている人だと、トレードの感覚が狂ってしまうかもしれません。
そう考えるとHotForexは、海外FX上級者向けのブローカーと言えますね。
HotForexの詳細スペックは、HotForex公式サイトで確認できます。