iFOREXの取引プラットフォームは、iFOREXオリジナルのプラットフォームのみ。MT4・MT5・cTraderは使えません。
パソコンでiFOREXのトレードをするなら、ウェブブラウザ版のiFOREX取引ツールを使うことになります。
iFOREXプラットフォームの大まかな特徴は以下の通り。
- 必要証拠金とスワップポイント(円換算)をすぐに確認できる
- 「売り・買い」ボタンが点滅して、トレードに集中しにくい
- 取引通貨量をロット単位で調整できない
- 損切り・利確をpips単位で調整できない
残念ながらiFOREXの取引ツールは使い勝手が悪く、おすすめできません。
ただiFOREXのボーナスを使いたい方は、iFOREXの取引ツールを避けては通れません。
この記事ではiFOREXの取引プラットフォームについてわかりやすく解説します。
取引プラットフォームは、iFOREXの「会員ページ」にログインして確認できます。
iFOREX取引ツール(ウェブブラウザ版)のメリット
ここからはiFOREXのウェブブラウザ版取引ツールを使うメリットを述べていきます。
メリット1、取引銘柄の種類が多い(個別株・ETF・仮想通貨に対応)
iFOREXの取引プラットフォームを使う最大のメリットは、たくさんのCFD銘柄に投資できること。
iFOREXはCFD銘柄の種類が多いのが特徴で、有名どころの商品CFDや株価指数だけでなく、個別株やETF、仮想通貨にまで投資できます。
iFOREXで口座開設しておけば、FX通貨ペアのデイトレードだけでなく、個別株やETFへの長期投資も可能です。デイトレードと同時に長期投資もするなら、iFOREXは利用価値があります。
取引銘柄は、iFOREXの「取引条件」で確認できます。
メリット2、銘柄ごとの必要証拠金を注文前に確認できる
iFOREXの取引プラットフォームでは、注文前に銘柄の必要証拠金が確認できます。これはMT4・MT5にはない機能です。
例えばアメリカドル円を10,000通貨注文する場合、価値は「1,000,000円」と表示され、さらに必要証拠金は「2,800円」と表示されます。
取引銘柄の必要証拠金が知りたい場合、iFOREXの取引ツールを起動すれば、リアルタイムの必要証拠金が確認できるわけです。
必要証拠金の計算はXMの計算ツールでもできますが、主要FX通貨ペアしか対応していません。CFD銘柄の必要証拠金が知りたいなら、iFOREXの取引ツールを使うのが現実的です。
必要証拠金は、iFOREXの「取引プラットフォーム」で確認できます。
メリット3、スワップポイント(円換算)をすぐに確認できる
iFOREXの取引プラットフォームでは、円換算のスワップポイントをすぐに確認できます。
MT4・MT5でもスワップポイントは確認できます。ただそれは金利のようなもので、円換算のスワップポイントを知るには、計算する必要があります。
それに対しiFOREXの取引ツールだと、円換算されたスワップポイントがリアルタイムで表示されるわけです。
スワップポイントの計算もXMの計算ツールを使うと簡単ですが、メジャーなFX通貨ペアしか対応していません。CFD銘柄のスワップポイントを知りたいなら、iFOREXの取引ツールを使いましょう。
スワップポイントは、iFOREXの「取引プラットフォーム」で確認できます。
メリット4、銘柄ごとのレバレッジをすぐに確認できる
iFOREXの取引プラットフォームでは、銘柄のレバレッジをすぐに確認できます。
レバレッジの確認はMT4・MT5ではできず、iFOREX取引ツールやcTraderでのみ行えます。
MT4・MT5でも証拠金率は表示され、そこから逆算してレバレッジを計算できますが、確認に時間がかかるのは面倒です。
iFOREXの最大レバレッジは400倍で、主要通貨ペアには400倍が適用されますが、それ以外のCFD銘柄だとレバレッジが400倍以下になることがよくあります。
CFD銘柄のレバレッジはiFOREXの取引条件でも確認できます。ただ表示がされるのは証拠金率で、そこから逆算する必要があり、計算がめんどくさいです。
手っ取り早くレバレッジを知りたいなら、iFOREXの取引プラットフォームで確認しましょう。
プラットフォームは、iFOREXの「取引プラットフォーム」で利用できます。
iFOREX取引ツール(ウェブブラウザ版)のデメリット
ここからはiFOREXのウェブブラウザ版取引ツールのデメリットをまとめておきます。
デメリット1、売り・買いのボタンが点滅してうっとおしい
iFOREXの取引ツールを起動してみると、まず目立つのが「売り・買い」の点滅ボタンです。
取引ツールを起動している間は、ずっと売り買いボタンが点滅しているため、チャート分析に集中しにくいです。
MT4・MT5でも売り買いボタンは赤と青で点滅しますが、iFOREXだと赤・青・灰色の3パターンあるので、点滅の頻度が多く感じるのです。
iFOREXの取引ツールを長時間見続けていると、点滅ボタンのせいで、取引に集中できなくなるかもしれません。
売り買いボタンの点滅頻度は、iFOREXの「取引プラットフォーム」で確認できます。
デメリット2、取引通貨量をロット単位で調整できない(単位は1万通貨など)
海外FXトレードの取引は、基本的にロット単位で行われます。例えば0.1ロットとか1.0ロットとかですね。
ただiFOREXの取引プラットフォームでは、取引はロット単位で行われず、そのままの取引通貨量で行われます。例えば10,000通貨とか100,000通貨とかです。
普段ロット単位で取引している人だと、異なる単位でトレードすることになるため、通貨量の調整でミスするかもしれません。
iFOREXの10,000通貨は、他の海外FXの0.1ロットに相当します。取引通貨量の設定を間違えたくないなら、まずは少ない通貨量で取引をして慣れましょう。
取引通貨量は、iFOREXの「取引プラットフォーム」で確認できます。
デメリット3、注文画面のポップアップウィンドウが閉じにくい
iFOREXの取引注文画面は、ブラウザ内部で小さなウインドウで表示されます(ポップアップウィンドウ)。
ただポップアップした注文画面を閉じるには、小さな「×」ボタンを押す必要があり、画面外をクリックしても閉じれません。
まともなウェブサイトだとポップアップした画面は、画面外をクリックして閉じられます。それができないサイトは、使いにくいと言わざるを得ません。
これが1回だけの作業ならいいのですが、iFOREXでトレードするために何十回もポップアップを閉じる必要があるため、結構めんどくさいです。
取引ツールを使いやすさを求める人に、iFOREXはおすすめできません。
取引ツールの操作性は、iFOREXの「取引プラットフォーム」で確認できます。
デメリット4、損切り・利確のタイミングをpips単位で指定できない
iFOREXでも逆指値・指値注文をして、損切り・利確のタイミングを調整できます。ただこれらの設定はpips単位ではなく、価格単位で行われます。
例えばiFOREXで逆指値を設定するときは、アメリカドル円が何円になった時に決済するといった感じになります。20pipsなどの単位で設定できないのです。
FXトレーダーは基本的にpipsで損切り・利確のタイミングを調整します。iFOREXではpips単位で決済タイミングを調整できないため、いつも通りのトレードがやりにくいのです。
損切り・利確の設定方法は、iFOREXの「取引プラットフォーム」で確認できます。
デメリット5、チャートの表示に手間がかかる
iFOREXの取引ツールでは、チャートを表示させるのに一手間かかります。
まず取引銘柄を選択して、少し画面をスクロールして、ようやくチャートが表示されます。
他の通貨ペアのチャートを表示させるには、いったん現在の注文画面を閉じて、それから新しい注文画面を開く必要があります。MT4・MT5のように、通貨ペアを切り替えればチャートが瞬時に切り替わるわけではないのです。
FXトレーダーは基本的に通貨ペアのチャート見てから、エントリーするかどうかを判断します。そのチャートが簡単に表示できないのは、取引ツールとしては致命的です。
取引チャートは、iFOREXの「取引プラットフォーム」で確認できます。
デメリット6、チャート・取引時間を日本時間(GMT+9)に変更できない
iFOREXの取引ツール内では、標準時間を日本時間に変更できません。チャート内の時間も日本時間(GMT+9)で表示されず、イギリスの標準時(GMT+0)で表示されます。
MT4・MT5も標準時間を日本時間に変更できませんが、専用のインジケーターを導入すれば、日本時間表示ができます。
しかしiFOREXの取引ツールだと、インディケーターのインストールができません。チャートの日本時間を知るには、日本時間に計算し直す必要があるのです。
日本時間への計算方法は以下の通り。
- チャートの表示時間+9時間=日本時間
ちなみにチャートの標準時間を日本時間に固定したいならcTraderがおすすめ。cTraderなら標準時間をUTC+9にすることで、日本時間を基準にできます。
cTraderの詳細は、AXIORYの「cTrader」、Tradeviewの「取引プラットフォーム」をご覧ください。
デメリット7、経済指標の標準時間を日本時間(GMT+9)に変更できない
iFOREXでは経済指標の発表時間を表示できます。ただその時間はGMT+0を基準としており、日本時間のGMT+9に変更できません。
つまり経済指標の時間が分かっても、それは日本時間の表示ではないため、あまり役に立たないのです。9時間プラスすれば日本時間にはできますが、経済指標のたびに計算するのは面倒でしょう。
ちなみに経済指標を日本時間で知りたいときも、取引ツール「cTrader」がおすすめ。標準時間をUTC+9にすれば、経済指標の時間を日本時間にできます。
cTraderの詳細は、AXIORYの「cTrader」、Tradeviewの「取引プラットフォーム」をご覧ください。
iFOREX取引ツール(ウェブブラウザ版)の使い方・始め方
ここからはブラウザ版のiFOREX取引ツールの使い方をまとめておきます。
手順1、iFOREXで口座開設しておく
iFOREXの取引ツールを利用するには、当然iFOREXの口座アカウントが必要です。
まだiFOREXの口座アカウントを持っていない方は、iFOREXの口座開設ページから登録しておきましょう。
入力する項目は4つだけで、登録作業は1、2分で終わるはずです。
なお口座入金・有効化をしなくても、取引ツールへのログインは可能です。
手順2、iFOREXに口座入金する
iFOREXでリアルマネートレードをするには、口座入金と本人確認を済ませておく必要があります。
まずはiFOREX会員ページにログインして、口座入金をしましょう。
入金方法は手数料の安いbitwalletがおすすめ。
bitwalletの入金手数料も節約したいなら、クレジットカード入金+bitwallet利益出金の組み合わせも検討しましょう。
手順3、iFOREXで本人確認手続きを済ませる
iFOREXの口座入金が終わったら、次は本人確認です。
iFOREXで本人確認をするには、iFOREXの会員ページで以下の2つの書類をアップロードします。
- 身分証明書
- 居住地確認書類(住所確認書類のこと)
1つ目の身分証明書は、運転免許証やマイナンバーカード、パスポートなどでOKです。
2つ目の居住地確認書類は、公共料金の請求書や住民票の写しがおすすめ。特に住民票の写しは、マイナンバーカードを持っていれば、200円ほどでコンビニで発行できます。
マイナンバーカードを持っていなければ、市役所で発行してもらいましょう。
本人確認書類のアップロードは、iFOREXの会員ページで行えます。
手順4、iFOREX会員ページにログインし、ウェブブラウザから取引を始める
本人確認が終われば、iFOREXでリアルマネートレードができるようになります。
iFOREXの会員ページにログインして、取引プラットフォームからトレードを始めましょう。
iFOREXではMT4・MT5・cTraderは使えない。それぞれの特徴は?
残念ながらiFOREXではMT4・MT5・cTraderなどの取引ツールは利用できません。
ただiFOREX以外の海外FX業者を使うなら、これらの取引ツールを使う可能性は高いです。
ここからはMT4・MT5・cTraderの特徴を簡単にまとめておきます。
MT4:EA自動売買・インディケーターの種類が多い
MT4は世界で最も利用者の多いFX取引ツールです。
利用者が多いことから、EA自動売買やインディケーターの種類も多く、EA自動売買でトレードする人はMT4を使うことが多いです(MT4とMT5のEAは互換性がない)。
ただMT4は開発元がアップデートを停止しており、MT5・cTraderと比べると使い勝手で大きく劣ります。
自動売買をするならEAの種類が多いMT4はおすすめですが、裁量トレードがメインなら使い勝手に優れたMT5・cTraderの方がおすすめです。
MT4でEA自動売買をするなら、取引手数料の低い以下の海外FX業者がおすすめ。
MT5:MT4よりも操作性・使い勝手が良い
MT5はMT4の後継機で、全体的な操作性がMT4よりも向上しています。
特に大きな特徴は、大画面のスマホだと1画面で2つのチャートを表示できること。表示できる情報量が増えるため、チャート分析の効率が上がります。
例えば、1時間足と5分足を同時表示すれば、トレンドの大まかな流れを見つつ、エントリーポイントを見極める、といったこともできるわけです。
MT5の欠点は対応している海外FX業者の種類が少ないこと。中でも代表的なのは以下の4つ。
- XM:資金10万円以下の海外FX初心者向け
- LAND-FX:USDJPYのスプレッドが狭い(0.8 pips)
- FBS:レバレッジ3,000倍。無料VPSを使いやすい
- Tradeview:MT5アプリは対応していない
cTrader:FXトレードに便利な機能がたくさん備わっている
cTraderはMT4・MT5よりも機能性に優れたFX取引ツールです。
最も大きな特徴は、ワンタップ注文した時に自動で損切り・利食いの設定ができること。特に損切りのし忘れを防げれば、ロスカットのリスクを大きく軽減できます。
さらにチャート内の表示時間を日本時間に変更できるため(UTC+9)、チャート分析もより正確になります。
cTraderの欠点は、対応している海外FX業者の種類が少ないこと。中でも代表的なのは以下の2つです。
cTraderの詳細は、AXIORYの「cTrader」、Tradeviewの「取引プラットフォーム」をご覧ください。
まとめ:iFOREXの取引ツールは慣れが必要
ここまでiFOREXのブラウザ版取引ツールについてわかりやすく解説してきました。
iFOREXブラウザ版取引ツールは、MT4・MT5と比べると使いにくく、使いこなすには慣れが必要です。
特に取引単位がロット表示されず、損切りをpips単位で調整できないことは、MT4・MT5ユーザーには不便でしょう。
その一方でiFOREXにはCFD銘柄の種類が多いというメリットもあります。ETFや仮想通貨に取引できるのは、iFOREXくらいのものでしょう。
さらにiFOREXの3%固定金利ボーナスと組み合わせることで、より堅実な収益が見込めます。取引回数が少なく、iFOREXで長期投資をするのなら、取引ツールの使い勝手の悪さはそこまで気にならないはずです。
iFOREXの取引プラットフォームは、iFOREXの「会員ページ」にログインして確認できます。