iFOREXで本格的にFXトレードするなら、取引時間について知っておきましょう。
特に市場が始まったばかりの時間帯、そして閉鎖する直前の時間帯は、スプレッドが広がりやすく、トレードに適していません。
iFOREXの主要通貨の取引時間は以下の通り。
- 夏時間(サマータイム):月曜 6:05〜土曜 5:00
- 冬時間:月曜 7:05〜土曜 6:00
ただiFOREXには主要通貨ペア以外にも、マイナー通貨ペアやCFD銘柄、個別株などがあり、取引時間は銘柄ごとにバラバラです。
この記事ではiFOREXの銘柄ごとの取引時間、そしてトレードにおすすめの取引時間をわかりやすく解説していきます。
取引時間は、iFOREXの「取引条件」でも確認できます。
iFOREXの銘柄ごとの取引時間
ここからはiFOREXの銘柄ごとの取引時間を見ていきます。
FX通貨ペアの取引時間
主要通貨ペアの取引時間(GMT+0)は以下の通り。
- 夏時間(サマータイム):日曜 21:05〜金曜 20:00
- 冬時間:日曜 22:05〜金曜 21:00
ただしこの取引時間はGMT+0のもので、日本時間にするにはGMT+9で計算する必要があります。やり方は簡単で、表記時間に9時間を足すだけです。
9時間プラスすると、日本時間での取引時間は以下のようになります。
- 夏時間(サマータイム):月曜 6:05〜土曜 5:00
- 冬時間:月曜 7:05〜土曜 6:00
他の海外FX業者と同じく、月曜日の朝から土曜日の朝までですね。
またFX市場が開始した直後の時間帯は、スプレッドが広がりやすいです。朝にポジションを保有するトレーダーは、夏時間と冬時間の変化に注意しましょう。
夏時間は3月上旬から11月上旬まで、冬時間は11月上旬から3月上旬までです。
主要通貨ペアの取引時間は、iFOREXの「取引条件」でも確認できます。
マイナー通貨ペアの取引時間
主要なFX通貨ペアだと取引時間は月曜の朝から土曜の朝までですが、一部のマイナー通貨ペアは例外です。
マイナー通貨ペアの取引時間は以下の通り。
市場 | 取引時間(GMT+9) |
通貨 – チリ | 月曜21:30〜土曜02:30 |
通貨 – トルコリラ | 月曜6:05〜土曜5:00 |
通貨 – ロシアルーブル | 月曜16:01〜土曜00:59 |
通貨 – インドルピー | 月曜12:31〜金曜20:29 |
マイナー通貨ペアの取引時間は、iFOREXの「取引条件」でも確認できます。
商品CFDの取引時間
商品CFDの取引時間は以下の通り。
市場 | 取引時間(GMT+9) |
商品 – エネルギー | 月 7:01 – 土 5:00 |
商品 – コーヒー | 月 – 土 17:16 – 02:29 |
商品 – 中国エネルギー | 月 – 金 10:01 – 15:59 |
商品 – 砂糖 | 月 – 土 16:31 – 01:59 |
商品 – 穀類 | 月 09:01 – 土 03:14 |
商品 – 綿花 | 月 – 土 09:01 – 03:19 |
商品 – ココア | 月 – 土 17:46 – 02:29 |
商品 – ブレント原油 | 月 07:01 – 火 06:59 ; 火 09:01 – 金 05:00 |
商品 – 金属 | 月 07:01 – 土 05:00 |
商品CFDの取引時間は、iFOREXの「取引条件」でも確認できます。
株価指数の取引時間
株価指数CFDの取引時間は以下の通り。
市場 | 取引時間(GMT+9) |
Indices – China SSE | 月 – 金 10:31 – 15:59 |
Indices – China SZSE | 月 – 金 10:31 – 15:57 |
Indices – South Korea | 月 – 金 09:01 – 15:44 |
Indices – Turkey | 月 – 金 16:35 – 23:35 |
Indices – US | 月 – 土 21:31 – 05:00 |
Indices – China A50 | 月 10:00 – 金 17:30 |
指数 – イタリア40 | 月 – 土 16:01 – 00:39 |
指数 – ギリシャ | 月 – 金 16:31 – 23:19 |
指数 – サウジアラビア | 日 – 木 16:01 – 18:59 |
指数 – シンガポール | 月 09:30 – 土 04:59 |
指数 – ドバイ | 日 – 木 15:01 – 18:49 |
指数 – メキシコ | 月 – 土曜 22:31 – 04:59 |
指数 – ヨーロッパ50 | 月 – 土曜 09:16 – 04:59 |
指数 – 台湾 | 月 09:45 – 土 04:59 |
指数 – 米国2000 | 月 07:01 – 土 05:00 |
指数 – India 50 | 月 10:01 – 土 04:30 |
指数 – USDX | 月 07:01 – 土 04:59 |
指数 – VIX | 月 07:01 – 土 05:00 |
指数 – オーストラリア200 | 月 08:51 – 土 05:59 |
指数 – スイス | 月 – 土 15:01 – 04:59 |
指数 – スウェーデン | 月 – 土 16:01 – 00:24 |
指数 – スペイン35 | 月 – 土 16:01 – 02:59 |
指数 – ドイツ30 | 月 – 土 09:16 – 04:59 |
指数 – フランス40、 オランダ25 | 月 – 土 15:01 – 04:59 |
指数 – ブラジル | 月 – 土 21:01 – 05:54 |
指数 – 日本100 | 月 08:46 – 土 05:24 |
指数 – 日本225 | 月 07:01 – 土 05:00 |
指数 – 米国30/100/500 | 月 07:01 – 土 07:00 |
指数 – 英国100 | 月 – 土 16:01 – 04:59 |
指数 – 香港50 | 月 – 土 10:16 – 00:44 |
株価指数の取引時間は、iFOREXの「取引条件」でも確認できます。
株式の取引時間
株式の取引時間は以下の通り。
市場 | 取引時間(GMT+9) |
株式 – イギリス | 月 – 土 16:01 – 00:29 |
株式 – イタリア | 月 – 土 16:01 – 00:24 |
株式 – インド | 月 – 金 12:46 – 18:59 |
株式 – オランダ | 月 – 土 16:01 – 00:29 |
株式 – オーストラリア | 月 – 金 09:01 – 14:59 |
株式 – ギリシャ | 月 – 金 16:31 – 23:19 |
株式 – サウジアラビア | 日 – 木 16:01 – 18:59 |
株式 – スイス | 月 – 土 16:01 – 00:20 |
株式 – スウェーデン | 月 – 土 16:01 – 00:29 |
株式 – スペイン | 月 – 土 16:01 – 00:29 |
株式 – チェコ | 月 – 金 16:01 – 23:19 |
株式 – ドイツ | 月 – 土 16:01 – 00:29 |
株式 – フィンランド | 月 – 土 16:01 – 00:29 |
株式 – フランス | 月 – 土 16:01 – 00:29 |
株式 – ポーランド | 月 – 金 16:01 – 23:59 |
株式 – メキシコ | 月 – 金 13:31 – 19:59 |
株式 – ロシア | 月 – 土 16:01 – 00:39 |
株式 – 大韓民国 | 月 – 金 09:01 – 15:20 |
株式 – 日本 | 月 – 金 09:01 – 14:59 |
株式 – 米国 | 月 – 土 21:31 – 04:59 |
株式 – 香港 | 月 – 金 10:31 – 16:59 |
株式の取引時間は、iFOREXの「取引条件」でも確認できます。
ETFの取引時間
ETF銘柄の取引時間は以下の通り。
市場 | 取引時間(GMT+9) |
ETF – ASX | 月 – 金 09:01 – 14:59 |
ETF – ドイツ | 月 – 土 16:01 – 00:29 |
ETF – 日本 | 月 – 金 09:01 – 14:59 |
ETF – 米国 | 月 – 土 22:31 – 04:59 |
ETFの取引時間は、iFOREXの「取引条件」でも確認できます。
仮想通貨の取引時間
仮想通貨の取引時間(日本時間)は以下の通り。
- 月曜 01:15〜日曜 21:15
仮想通貨は基本的に土日でもトレードができます。日曜の夜9時から月曜の深夜1時までの4時間を除けば、ほぼ毎日トレード可能です。
ただ仮想通貨銘柄はレバレッジが低く、スプレッドも広いため、取引銘柄としては魅力的ではありません。
仮想通貨の取引時間は、iFOREXの「取引条件」でも確認できます。
iFOREX取引時間に関する基礎知識
ここからはiFOREXの取引時間に関する基礎知識をまとめておきます。
取引時間の確認方法(日本時間はGMT+9にすること)
iFOREXの取引時間は、iFOREXの「取引条件」で調べることもできますが、手間がかかります。
取引したい銘柄があり、その取引時間だけを知りたいなら、iFOREXの取引ツールで調べたほうが手っ取り早いです。
iFOREXの取引時間を調べる手順は以下の通り。
- iFOREXの口座開設ページで口座開設しておく
- 会員ページにログインして、取引ツールにアクセスする
- それぞれの銘柄の取引時間を確認する(なければ検索する)
- 表示される標準時間はGMT+0なので、日本時間(GMT+9)で計算する
特に重要なのは、iFOREXの取引ツールで表示される取引時間はGMT+0であること。
取引時間を日本時間にするためには、日本の標準時間であるGMT+9にする必要があります。計算方法は簡単で、表示時刻に9時間をプラスするだけです。
夏時間(サマータイム)と冬時間について
iFOREXの取引時間に関して、もう一つ重要なことがあります。それは夏時間と冬時間です。
FXの世界には夏時間と冬時間があり、それぞれの期間になると、取引時間が1時間だけ早くなったり遅くなったりします。
夏時間と冬時間の期間は以下の通り。
- 夏時間(サマータイム):3月第2日曜日~11月第1日曜日
- 冬時間:11月第1日曜日~3月第2日曜日
冬時間ではFXトレードは7時から始まりますが、夏時間になると6時から始まります。月曜の朝にFXトレードをするなら、夏時間と冬時間の変わり目は意識しておきましょう。
取引時間は、iFOREXの「取引条件」でも確認できます。
土日・クリスマス・元旦はFXトレードができない(休日・祝日はOK)
iFOREXでは土日はFXトレードができません。より厳密に言うと、土曜日の早朝から、月曜日の早朝までですね。
この時間帯はFXトレードの市場が閉鎖しており、iFOREXだけでなく他の海外FX業者でもFXトレードはできないからです。
クリスマスと元旦も、FXトレードが閉鎖しているため、iFOREXでも1日中トレードができません。さらにクリスマス・元旦の前後の日も、FX指導の開始時間と閉鎖時間が変化します。
取引時間は、iFOREXの「取引条件」でも確認できます。
仮想通貨は土日でもトレード可能
どうしても土日にトレードをしたいなら、仮想通貨にしましょう。
iFOREXなら土日でも仮想通貨トレードができます。
仮想通貨の取引時間は以下の通り。
- 月曜 01:15〜日曜 21:15
月曜の深夜から日曜の夜まで、ずっとトレードできます。
ただ仮想通貨銘柄はスプレッドが広いため、デイトレード・スキャルピングトレードと相性が良くありません。さらにレバレッジも10倍前後なので、資金効率も良くないです。
そのため個人的には仮想通貨はおすすめしていません。
iFOREXでのトレードにおすすめの時間帯
ここからはiFOREXでトレードをするのにおすすめの時間帯をまとめておきます。
16時〜18時(日本時間):ロンドン市場が活発に
デイトレードで効率よく稼ぎたいなら、まずはロンドン市場がおすすめ。ロンドン市場は世界で最も取引通貨量の多い市場です。
ロンドン市場では通貨供給量が多くなり、取引も活発になるため、チャートの値動きがなだらかに大きくなります。チャートの動きも予測しやすくなり、トレンドに乗るだけでも利益を出しやすくなります。
ロンドン市場が始まるのは冬時間だと日本時間16時、夏時間だと日本時間15時です。それ以降の時間帯はチャートが多く動くため、ロンドン時間が始まる前にポジションを保有しておきたいですね。
ロンドン市場が始まり、チャートが大きく動いたタイミングで、トレンドに乗って利確する、という手法は割と鉄板です。
取引時間は、iFOREXの「取引条件」で確認できます。
23時〜2時(日本時間):ニューヨーク市場が活発に
FXトレードで大きく稼ぎたいなら、ニューヨーク市場が活発になるニューヨーク時間もおすすめ。
ニューヨーク市場はロンドン市場の次に通貨供給量の多い市場です。チャートの値動きが大きくなるため、デイトレードやスキャルピングトレードで利益が出しやすくなります。
ただニューヨーク市場の活発になる時間帯は、重要な経済指標もたくさん発表され、チャートが予測不可能な動きをすることもあります。特にレンジ相場だと上下に100 pips動くことも珍しくはありません。
うっかり損切りをし忘れると、100〜1,000 pipsもマイナスになることもあるでしょう。
それにニューヨーク時間は日本時間だと真夜中です。トレードに熱中しすぎると、生活リズムを崩してしまうリスクだってあります。
FXトレードと日常生活を両立させたいなら、まずはロンドン市場を狙うのが安全です。
取引時間は、iFOREXの「取引条件」で確認できます。
iFOREXでのトレードにおすすめしない時間帯
ここからはiFOREXのトレードにおすすめしない時間帯をまとめておきます。
経済指標前後
経済指標が発表される前後の時間帯は、トレードは控えましょう。
経済指標が発表される時間帯は、機関投資家やプロトレーダーなどがトレードに参入し、注文回数が非常に多くなります。海外FX業者はサーバーの負担を減らすために、スプレッドを広く設定することもあるのです。
確かに経済指標が発表されるタイミングでは、チャートが大きく動きます。うまくトレンドに乗ることもできれば、1回で100 pips以上稼ぐことも可能でしょう。
ただその動きを予測するのはプロトレーダーですら困難です。経済指標が発表されるタイミングでは、注文は控えましょう。
なお経済指標カレンダーは、iFOREXの「取引プラットフォーム」でも確認できます。表示時間はGMT+0なので、日本時間のGMT+9にすることをお忘れなく。
オセアニア時間(朝4〜8時)
オセアニア時間もトレードは控えましょう。この時間帯は通貨の流通量が少なく、スプレッドが広がりやすいからです。
通貨供給量が多ければ多いほど、スプレッドは狭くなります。例えば通貨供給量の多いアメリカドル円は1 pips前後ですが、供給量の少ないトルコリラだと100 pipsを超えることも珍しくありません。
通貨供給量の少ないオセアニア時間だと、スプレッドの狭いアメリカドル円ですら10 pips前後になります。
スプレッドの狭いタイミングでFXトレードをするなら、ロンドン時間やニューヨーク時間などを狙いましょう。
取引時間は、iFOREXの「取引条件」でも確認できます。
FX市場の開始直後(月曜の朝6〜7時)
FX市場が開始した直後の時間帯も、トレードを控えましょう。この時間帯も取引通貨量が少なく、スプレッドが広がりやすいからです。
iFOREXのトレードが始まる時間は以下の通り。
- 夏時間(サマータイム):月曜 6:05〜
- 冬時間:月曜 7:05〜
朝にFXトレードをするなら、FX市場が開始したから2時間後くらいがおすすめ。その頃には通貨供給量が多くなり、スプレッドも狭くなっているはずです。
取引時間は、iFOREXの「取引条件」でも確認できます。
FX市場の終了直前(土曜の朝6〜7時)
FX市場がクローズする直前の時間帯も、トレードは控えましょう。これも同じ理由で、取引通貨量が少なくなり、スプレッドが広くなるからです。
iFOREXのFX市場がクローズする時間は以下の通り。
- 夏時間(サマータイム):〜土曜 5:00
- 冬時間:〜土曜 6:00
週末明けの月曜日の朝は、チャートが大きく動きます。デイトレードがメインの人は、土曜日の朝までにはポジションを決済しましょう。
取引時間は、iFOREXの「取引条件」でも確認できます。
まとめ:トレードの勝率をあげたいなら、取引通貨量の多い時間帯を把握しよう
ここまでiFOREXの取引時間についてわかりやすく解説してきました。
iFOREXの主要通貨ペアの取引時間は以下の通りです。
- 夏時間(サマータイム):月曜 6:05〜土曜 5:00
- 冬時間:月曜 7:05〜土曜 6:00
ただしマイナー通貨ペアやそれ以外のCFD銘柄などは、取引時間のが異なりますので注意してください。
銘柄ごとの取引時間は、iFOREXの取引プラットフォームで確認するのが手っ取り早いです。
そしてiFOREXでFXトレードをするなら、取引時間は以下の2つがおすすめ。
- 16時〜18時(日本時間):ロンドン市場が活発に
- 23時〜2時(日本時間):ニューヨーク市場が活発に
これらの時間帯は取引通貨量が多くなるため、スプレッドが狭くなります。さらにトレンド相場ならチャートの動きもなだらかに大きくなり、動きを予想しやすいです。
取引時間は、iFOREXの「取引条件」で確認できます。