iFOREXは無料VPS(仮想専用サーバー)サービスを提供していません。
そのためVPSを利用したいなら、無料でVPSを提供している他の海外FX業者を使うか、有料のVPSを契約するか、する必要があります。
ただiFOREXでは自動売買が使えないため、VPSを契約する必要性は少ないです。
そこでこの記事では、iFOREXの代わりに自動売買が使える海外FX業者や、おすすめのVPSサービスなど紹介していきます。
iFOREXは無料VPSを提供していない
冒頭でも述べた通り、iFOREXはVPSサービスを提供していません。
VPS(仮想専用サーバー)とは、簡単に言うと、無料でオンラインのパソコンをレンタルできるサービスのこと。手元にパソコンがなくても、遠隔操作できます。
VPSを契約することで、24時間自動売買プログラムを起動し続けられるようになり、注文や決済が安定します。
特にMT4・MT5でEA自動売買をするなら、VPSの契約は必須です。
iFOREXは自動売買ができないので、VPSを契約する意味がない
ただiFOREXでは自動売買が利用できません。
iFOREXは専用の取引プラットフォームしか利用できず、それが自動売買に対応していないからです。
iFOREXではMT4・MT5・cTraderが使えないため、自動売買をするなら他の海外FX業者を使う必要があります。
EA自動売買をするなら、取引手数料の安い海外FX業者を利用しましょう。中でも以下の2社はおすすめ。
実際AXIORYもTradeviewも、ベテランのFXトレーダーが好んで利用しています。
それぞれの詳細スペックは、AXIORY公式サイト、Tradeview公式サイトで確認できます。
自動売買におすすめの海外FX業者
ここからはEA自動売買におすすめの海外FX業者をまとめておきます。
AXIORY:取引手数料が1ロット往復6ドルと安い
EA自動売買をするなら、まずはAXIORYがおすすめ。
AXIORYは取引手数料が1ロット往復6ドルと安く、取引回数の多いEA自動売買で利益を出しやすいからです(XMは1ロット往復10ドル)。
またAXIORYは最大10口座まで開設でき、作った口座は長期間放置しても休眠・凍結になりません。いろいろな条件でトレードを試したい人とも相性が良いはずです。
AXIORYの詳細スペックは、AXIORY公式サイトで確認できます。
Tradeview:取引手数料が1ロット往復5ドルと最安値クラス
EA自動売買の利益率をもっと高めたいなら、Tradeviewもおすすめ。
Tradeviewの取引手数料は1ロット往復5ドルで、海外FX業者の中でも最安値クラスです。
ただTradeviewは会員ページが使いにくく、会員ページで複数口座を同時に管理できません。いろいろなトレード手法を試したい人には不向きです。
さらに口座維持手数料も月50ドルと高額。入金・トレードをすれば返金はされるものの、複数口座を運用する人とは相性が悪いです。
Tradeviewの詳細スペックは、Tradeview公式サイトで確認できます。
自動売買におすすめの有料VPSサービス
海外FXでEA自動売買をするなら、VPSサービスの契約は必須です。
ここからは自動売買におすすめの有料VPSサービスをまとめておきます。
お名前.comデスクトップクラウド:設定が簡単
VPSが初めての人におすすめなのが、お名前.comデスクトップクラウド。すでにVPSにWindowsOSとMT4がインストールされており、初期設定が簡単です。
逆に他のVPSだと、WindowsOSのインストール等が必要だったりして、パソコンやサーバーの知識が必要となります。
さらにお名前.comデスクトップクラウドは、電話サポートなども充実しており、わからないことがあっても、気軽に日本語で質問できます。
欠点は月額料金が2000円前後と高いこと。VPSの運用に慣れてきたら、もっと安いVPSに切り替えましょう。
EA自動売買が初めてなら、まずはお名前.comのデスクトップクラウドがおすすめ。
ABLENET VPS:性能が高め。無料お試し期間あり
ABLENET VPSも、お名前.comデスクトップクラウドと並んで有名なVPSサービスです。回線の速度が速く、VPSとしての信頼性が高いのが特徴。
欠点はお名前.comと比べるとサポートが控えめなこと。電話サポートなどもなく、WindowsOSも自力でダウンロードする必要があります。
そのかわり10日間の無料お試しがあるので、お金を使わずVPSを試したい人にはおすすめです。
詳しくはABLENET VPS公式サイトをご覧ください。
VULTER(ヴァルチャー):高コスパの海外VPS
VULTRはコストパフォーマンスが高いことで有名な海外VPSです。
自前でOSを用意できれば月額5ドルで運用できるため、自動売買トレーダー上級者に人気があります。
WindowsOSを用意できなくても、WindowsOSをレンタルできるプランもありますが、その場合は追加で月額20ドル取られます。
サーバーやOSの知識があり、自力でOSのインストールなどができるなら、運用コストを安く下げられます。
VULTRにWindowsOSをインストールする方法は、こちらの記事をご覧ください。
VULTRの欠点は、サービスが日本語に対応していないこと。英語が苦手な人には使いにくいサービスです。
詳しくはVULTR公式サイトをご覧ください。
海外FX業者が提供している無料VPSサービス
有料でVPSにお金を払うのが怖いなら、海外FX業者が提供している無料のVPSサービスを使うのもありです。
ただ無料VPSサービスは、無料利用のハードルが高く、月額有料VPSと比べると性能面で劣ります。
ここからは海外FX業者で無料で使えるVPSサービスをまとめておきます。
XM:口座残高5,000ドル以上+毎月5ロット以上の取引
XMも無料VPSサービスを提供しています。
VPSの無料利用条件は以下の通り。
- 口座残高50万円以上
- 毎月5ロット以上の取引をしている
ネックなのは1つ目の「口座残高50万円以上」ですね。XMは資金が少ない海外FX初心者が使うので、50万円も入金できる人は少ないでしょう。
またこちらの体験ブログによると、XMのVPSはあまり使い勝手が良くないとのこと。
XMでトレードする資金が50万円以上あり、かつVPSの料金を節約したいなら、利用してみる価値はあるでしょう。
ただEA自動売買が初めての人は、すでにWindowsOSとMT4がインストールされているお名前.comデスクトップクラウドを使ったほうがいいです。
XMの無料VPSサービスは、XMの「プロモーション」で確認できます。
GemForex:口座残高5,000ドル以上
GemForexも無料VPSサービスを提供しています。
無料利用の条件は、口座残高が50万円以上であることのみ。取引ロット数による制限がなく、条件はXMよりゆるいです。
ただGemForexも資金の少ない人向けの海外FX業者なので、50万円の残高を入れる人は少ないでしょう。
提供元の無料VPSサービスも「BeeksFX」で、日本人からの評判は良くありません。こちらの体験レビューでも、使用感は微妙とのこと。
資金が50万円があるならTradeviewなどの海外FX業者を使った方が良いですし、VPSも優秀なものを使った方が良いでしょう。
GemForexの無料VPSサービスは、GemForexの「プラットフォーム→GEM MT4 VPS」で確認できます。
Traders Trust(TTCM):口座残高2,000ドル以上+毎月5ロット以上の取引
TradersTrustも無料VPSサービスを提供しています。VPSパッケージはブロンズ、シルバー、ゴールドの3種類。
1番ハードルの低いブロンズを無料利用する条件は以下の通り。
- 口座残高20万円以上
- 毎月5ロット以上の取引
口座残高が20万円以上が条件で、50万円のXMやGemForexよりもハードルが低めです。
またTraders TrustのVPSサービスは「BeeksFX」のもので、XMやGemForexが提供しているものと同じになります。サービスの質に期待しすぎないほうがいいでしょう。
VPSサービスは、Traders Trustの「無料VPSサービス」で確認できます。
まとめ:iFOREXは無料VPSを提供しておらず、自動売買もできない
冒頭でも述べた通り、iFOREXはVPSサービスを提供していません。
さらにiFOREXでは自動売買ができないので、EA自動売買をするなら、他の海外FX業者を使う必要があります。
EA自動売買をするなら、以下の2社がおすすめ。
特にAXIORYは最大10口座まで作れるため、いろいろなトレード手法や口座タイプ、取引ツールを試したい人におすすめです。
そしてEA自動売買をするなら、有料VPSサービスは必須です。
中でも代表的なのが以下の3つ。
- お名前.comデスクトップクラウド:設定が簡単
- ABLENET VPS:性能が高め。無料お試し期間あり
- VULTER(ヴァルチャー):高コスパの海外VPS
特にお名前.comデスクトップクラウドは、Windows OSとMT4が既にインストールされているため、セットアップ作業が楽になります。
EA自動売買が初めての人は、とりあえずお名前.comデスクトップクラウドがおすすめです。運用に慣れてきたら、料金の安いものに切り替えましょう。