株式投資で利益を出したいなら、最低限の用語は知っておきましょう。
基本的に株式投資は、株を保有して長期保有するだけなので、そこまで難しい専門用語を覚える必要はありません。
それでも節税に関する制度や便利なテクニカル指標、代表的なETFなどを知っておくことで、投資の戦術の幅が広がり、利益を出しやすくなるはずです。
この記事では株式投資で知っておきたい用語をまとめておきます。
株式投資用語(ひらがな・カタカナ・漢字)
ア行
- 青色申告:「正規の簿記の原則に従って作成された帳簿」で行われる確定申告。記帳が煩雑になる代わりに、白色申告にはない税制上のメリットを受けられる
- 預かり区分:お金の預かり方を口座種類で区分すること。一般預かり、特定預かり、NISA預かり、ジュニアNISA預かりなど
- アルゴリズム取引:株価や出来高に合わせて、プログラムで自動売買させること
- 板:売り注文と買い注文の一覧表のこと。左右に注文数量が、真ん中に気配値が表示される
- 板読み:板を読んで、株の需給関係を把握して、トレードをすること
- イナゴ:株価に影響のありそうな情報に飛びついて、株を短期間で売買し、一時的な急騰・急落を引き起こす投資家集団のこと
- インデックス:市場の動きを示す指数のこと。例えば日経平均株価やTOPIX、ダウ平均株価やS&P500など
- インデックスファンド:特定の市場指数に連動して運用するファンド。手数料が低く、暴落リスクも低いため、投資初心者におすすめ
- 移動平均線:テクニカル指標の1つで、一定期間の平均価格を折れ線グラフにしたもの。20MAなら20日分の移動平均線となる
- 売り禁:証券会社が新規の空売りを禁止すること。空売りが増加して、信用取引の貸株が不足した時に行われる
- 受け渡し日:株式を取引し、決済される日のこと。SBI証券なら約定から2営業日後が受け渡し日となる。受け渡し日になるまで、約定した株は売却できない
- 追証(おいしょう):含み損が大きくなり、委託保証金を追加で差し入れなければならない状態のこと。追加保証金の略
- 億り人:投資で1億円の資産を作った人のこと。詐欺や情報商材で使われやすい。由来は映画の『おくりびと』から
- 押し目:上昇トレンドの株価が一時的に下落すること。利確のために売り注文をする人が増えると、発生しやすい
- 押し目買い:株式を押し目で購入すること。高値掴みのリスクを減らせる
カ行
- 確定申告:所得額を確定して、税務署へ提出すること。株式投資でも年間利益20万円以上なら、申告の義務が生じる。
- 株主優待:企業が株主に商品やサービスをプレゼントすること。権利付最終日までに株式を保有しておくことで、権利確定日にもらえる
- 株探(かぶたん):株式銘柄を探せるサイト(公式サイトへ)
- 空売り:証券会社から株式を借りて売却すること。株価の下落で利益を得られる。売り、ショートとも呼ばれる
- 桐谷:将棋棋士・投資家「桐谷 広人」のこと。株主優待で生活していることで有名
- 金利:長期金利のこと。一般的に長期金利が下落すると株価は上昇し、上昇すると株価は下落する
- 期待値:投下した資金に対して戻ってくるお金の見込み
- キャピタルゲイン:資産価値の上昇による利益のこと
- 靴磨き:相場が天井に近いことを示すネタ
- クロス取引:同一銘柄の買いと売りを同時に行うこと。ローリスクで株主優待を獲得するのに使われる
- 繰越控除:投資の年間損益がマイナスのとき、最大3年間損失を繰り越せること。利用には確定申告が必要
- 首吊り線:高値圏での長い下ひげローソク足のこと。相場の天井を示唆する
- 雲:一目均衡表にて先行スパン1と先行スパン2で挟まれた領域のこと
- 繰越損失:所得金額から引ききれない金額のこと。法人の節税でも使われる
- 権利確定日:株主優待や配当などの権利が得られる日のこと
- 権利落ち:その期の株主優待・配当を受ける権利が、権利確定日の翌営業日で失効すること
- 決算:会社の一定期間の収入・支出を計算し、損益を算出すること。企業は3月決算が多い
- 気配値(けはいね):株を売買する人が買いたい・売りたいと希望している値段のこと
- 決算またぎ:決算期をまたいで株を保有すること。決算期は株価が大きく動く
- 経費:事業を行うために使用した費用。株は譲渡所得に該当するため、必要経費を控除できない
- 行使:与えられた権利を使うこと。株式では新株予約権・ストックオプションの文脈で使われる
ガ行
- ガチホ:銘柄を長期保有すること
- ガラ:市場全体が全面的に大暴落すること。ナイアガラの略
- 元本割れ:金融商品の価値が元本(購入価格)を下回ってしまうこと
- ガイダンス:上場会社の業績予想のこと
- ガイダンスリスク:業績予想(ガイダンス)が市場予想を下回り、株価が下落するリスクのこと
- 合併:2つ以上の企業が1つの企業になること
- 外国株:外国籍の企業が発行している株式のこと
- 逆指値:価格が一定以上になれば「買い」一定以下になれば「売り」とする注文方法
- 逆張り:相場のトレンドに逆らって売買する投資手法のこと
- 業種:会社や個人が営む事業の種類のこと
- 逆日歩(ぎゃくひぶ):信用売り(空売り)が、信用買い(空買い)を上回り、株券が足りなくなった場合、株を貸してくれる人に支払う貸株料のこと
- 議決権:株主総会での決議に参加して投票できる権利のこと。1単元株につき1つの議決権が付与される
- グロース株:売り上げや利益の成長率が高く、将来にわたり大きな株価上昇が期待できる企業のこと
- 軍資金:株式投資をするのに必要な資金。目安は100万円から1,000万円
- 源泉徴収:証券会社が事前に利益から税金を差し引いておくこと。株式投資では「源泉徴収あり」の特定口座が必要
- 現物取引:手持ち資金の範囲で株式を購入すること。空売りなどはできない
- ゴールデンクロス:短期の移動平均線が、長期の移動平均線を下から上に突き抜けるタイミングのこと。価格上昇のサインの1つ
- 後場:証券取引所での午後の取引時間のこと
サ行
- 指値:売買価格を自分で指定して注文すること
- 先物:未来の売買について価格・取引量を事前に決めておく取引
- 三尊:相場の天井を示すテクニカル指標。3つの山形を示し、中央の山が最も高くなる
- 債券:国や政府・地方公共団体、企業などが、資金を投資家などから借り入れるために発行する有価証券の一種
- 信用取引:現金や株式を担保として証券会社に預けて、証券会社からお金を借りて株式を買ったり、株券を借りてそれを売ったりする取引のこと。最大レバレッジは3.3倍
- 所得税:毎年1月1日から12月31日までの1年間のすべての所得から所得控除によって差し引いた金額に、一定の税率を適用して算出される税金のこと
- ショート:空売りのこと。チャートの下落で利益を得られる
- 白色申告:簡易な方法で行われる確定申告
- スクリーニング:特定の指標(PER、PBRなど)で有望な銘柄を絞り込むこと
- ストップ高:銘柄の価格が制限値幅の上限まで上がること。目的は急騰・急落から投資家を保護するため
- スイングトレード:2、3日から数週間で完結する短期売買
- スキャルピング:数秒から数分以内に取引が完了する手法
- スプレッド:売値と買値の価格差
- セクター:株式相場や株式市場を分析する際、
便宜上区分するグループのこと - 制限値幅:1日に変動できる株価の上下幅
- セクターローテーション:景気の動向に合わせて、投資対象を切り替えること
- 損切り:損失を抱えている株式を売却して、損失額を確定させること
ザ行
- 雑所得:副業などで得た所得のこと。株で得た所得は「上場株式等の譲渡所得等」に該当する
- 財務諸表:決算までの1年間の自社の財政状態や経営成績をまとめた計算書。代表的なのは、貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書の3つ
- 財産分与:婚姻生活中に夫婦で協力して築き上げた財産を、離婚の際にそれぞれの貢献度に応じて分配すること。婚姻後に取得した株も対象になる
- 自動売買:プログラムで株の売買を自動化させること。代表例はオートレ225や楽天証券のアルゴ注文など
- 時間外取引:証券取引所の立会時間外に取引所を介さずに株式を売買すること。夜間取引・PTS取引とも呼ばれる
- 譲渡:株式の売却のこと
- 住民税:日本の税金で、都道府県民税と市町村民税を合わせたもの。株の売却益で源泉徴収される税率20%のうち、5%が住民税(15%は所得税)
- 地合い(じあい):相場の値動きのこと
- 前場(ぜんば):午前の取引のこと。午前9時から11時30分までを指す
- 贈与:自分の財産を無償で相手方に贈ること。株式も贈与の対象となる
- 増資:企業が資本金を増加させること。新株発行による増資がメジャー。増資のやり方は、株主割当増資、第三者割当増資、公募増資など
- 贈与税:贈与時に課税される税金。1年あたり110万円までは非課税。
- 増配:配当金を増やすこと。増配した企業は業績が好調なので、株価も上がりやすい。特に日本株は増配が少なく、米国株は増配が多い傾向がある
タ行
- 短期売買:主にデイトレードを指す
- 単元株:通常の株式取引で売買される売買単位のこと。1株、10株、100株が代表的
- 貸借倍率:「信用買い残」を「信用売り残」で割った数値のこと。株価上昇時は高くなり、下落時は低くなる
- 退場:投資で大きな損失を抱え、資金が枯渇すること
- チャート:過去の値動きをグラフにしてわかりやすくしたもの
- 調整:株価が急騰・急落後に適正価格に戻ること
- 積立:毎月1万円単位で株式を買い足していくこと
- 強気:相場が上がると予想すること
- 積立NISA:少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度。非課税投資枠は年間40万円で、投資期間は最長20年
- つなぎ売り:同一銘柄を現物株式で保有し、信用取引で売り建てること。株価の上昇・下落どちらにも対応できるが、逆日歩が大きくなるリスクもある
- 連れ高:ある銘柄の株価が好材料などで上昇した時、その動きにつられて同じ業種や関連する銘柄の株価も高くなること
- テクニカル分析:過去の値動きをチャートで示し、今後の株価を予想すること
- テンバガー:株価が10倍になった銘柄、なりそうな銘柄のこと。バガーは野球用語で「塁打」を意味する
- ティック:価格変化の最小単位のこと
- 特定口座:証券会社で取引するための口座。証券会社が1年の損益を計算してくれる、源泉徴収ありなら確定申告が不要になる、などのメリットがある
- 投資信託:投資家からの資金を1つにまとめ、専門家が運用する商品のこと。少額から運用できる
ダ行
- ダブルトップ:相場の天井を示すチャートパターン。チャートが2つの山を作った後に下落する
- 打診買い:株価が停滞しているときに、小口の買い注文を入れてみること
- ダウ:ダウ平均株価のこと。アメリカの代表的な株価指数
- 出来高:期間中に成立した売買の数量のこと。出来高が多いと、取引が活発になることを示唆する
- デイトレード:売買を1日で完結させる取引スタイル
- デモトレード:実際の資金を使わず、仮想の資金でトレードを体験すること。代表例はトレダビなど
- デッドクロス:短期移動線が長期移動線を上から下に突き抜けること。相場の下落を示唆する
- ドルコスト平均法:金融商品を定期的に同じ金額で買い足していくこと
ナ行
- 成り行き注文:値段を指定せずに注文すること
- ナンピン:買った株が値下がりしたときに、さらに株を買い増すこと。平均購入単価(平均取得単価)を引き下げる狙いがある
- ニーサ:少額投資非課税制度「NISA」のこと。非課税枠は毎年120万円、非課税期間は5年間
- 二階建て:同じ銘柄を現物と信用取引で買うこと。下落時の損失が大きくなりやすく、ロスカット・追証のリスクもある
- 日経平均:日経平均株価のこと。日本の代表的な経済指標の1つ
- 値幅制限:株価の異常な暴騰・暴落を防ぐため、株価が1日に変動できる上下の幅を制限すること
- 年末調整:会社員の所得を計算し直し、税金を徴収・還付すること。株の譲渡益は年末調整の対象外となるため、自分で確定申告する必要がある
- のれん:企業を買収するときに、企業が持つブランドや技術の価値を上乗せして支払う金額のこと。買収時には株主から株を割高で買う必要があり、その差額でもある
ハ行
- 配当金:株主に分配される現金配当のこと。利回りの平均は2%ほど
- ヒートマップ:銘柄のシェア・上昇率などを色分けして可視化したもの。代表例は「finviz」のヒートマップ
- 引け:午前、午後の最後の取引。前場の引けは「前引け」後場の引けは「大引け」と呼ばれる
- 日計り(ひばかり):購入した銘柄を当日中に売却すること
- 評価額:保有している銘柄の時価評価での金額
- 複利:運用で得た収益や利息を再び投資すること
- ファンダメンタル:経済指標のこと。株の場合、企業の財務状況や業績などを指す
- 含み損:取得価格が市場価格を下回っているときの差額。決済すると損失になる
- ふるさと納税:地方自治体に寄付することで、所得控除を受けられ、返礼品がもらえる制度
- 蓋:買い注文の数に対して、売り注文の数が圧倒的に多いこと。蓋をされているように株価が上昇しないことから
- 踏み上げ:空売りしていた投資家が株価上昇で含み損を抱え、損失覚悟で買い戻すことで、さらに株高を招くこと
- 含み益:取得価格が市場価格を上回っているときの差額。決済すると利益になる
- ヘッジ:現物の価格変動リスクを、先物取引などを利用して回避(ヘッジ)する取引のこと。例えば株価の下落が予想されるとき、先物の売り注文をしておくなど
- 併合:既に発行されている株式数を減らすために、複数の株式を1株に統合すること。株主総会での特別議決の承認が必要
- 平均取得単価:ある株式を1株購入するのにかかった金額のこと。税制上の単価となる
- ヘッドアンドショルダー:テクニカル指標「三尊」のこと。相場の天井を示唆する
- 平均線:移動平均線のこと。一定期間における終値の平均値を線で繋げたもの
- 保護預かり:銀行や証券会社などの金融機関で購入した有価証券の本券を預けておくこと。紙の本券を預ける制度で、電子化が主流の現在はあまり使われない
- ホールド:株を売らずに中長期的に保有し続けること
バ行
- ビギナーズラック:初心者が往々にして得る幸運。再現性のある手法を体得するのが遅れるため、逆に不幸とも言える
- 美人投票:玄人の行う株式投資を、新聞投票で美人を選ぶ方法に例えた言葉。株で利益を出す場合も、主観ではなく、市場参加者の多くが値上がりすると判断する銘柄を選ぶことが重要
- 分割:決められた割合に株式を分けること。目的は、株の取得単価を下げ、投資家を増やすこと
- 分離課税:他の所得と合算しない課税方式のこと。一般的に税率は低め。株の譲渡益は、申告分離課税に該当する
- 分散投資:投資金額を分散して、いくつかの投資先に投資すること
- ベア:相場の弱気・下落のこと。由来は、熊が前足を振り下ろす仕草から。対義語は「ブル(bull)」
- ベータ値:市場全体(つまり株価指数)に対する、各個別銘柄の株価の感応度。ベータ値が1.5なら、インデックスの1.5倍のパフォーマンスになる
- ボラ:ボラティリティのこと
- ボラティリティ:株価の値動きの幅(大きさ)のこと
- ボリンジャーバンド:相場の振れ幅(ボラティリティ)をチャートに表示したテクニカル指標。2σを超えると買われすぎ、-2σを超えると売られすぎを示す
- 簿記:お金やものの出入りを記録するための方法。経営管理・企業分析で使われる
パ行
- パラボリック:トレンドの転換点を示唆するテクニカル指標。SARとチャートの交差するポイントでドテンするのが一般的なやり方
- ピボットポイント:短期売買向けのテクニカル指標
- ピラミッティング:買い増しでポジションを増やしていくこと。ピラミッドに見立てている理由は、価格が上がるにつれて取引数量を減らしていくため
- ピンバー:ヒゲが長く、ローソクの実体部分が極端に短いローソク足のこと。相場の転換点を示唆する
- ピークボトム:指定期間内の高値と安値を示すテクニカル指標
- プライム市場:東証の新しい市場区分「プライム・スタンダード・グロース」のうちの1つ。東証一部よりも審査が厳しく、海外投資家が投資対象とする
- プットオプション:あらかじめ決めた価格で株を売る権利のこと。オプション取引の1つ
- プレマーケット:米国株市場の時間外取引のこと。市場の取引時間(立会時間)前の1時間30分が該当する
- プレミアム:オプション取引におけるオプション価格のこと。オプションの買い手は、売り手にプレミアムを支払う
- ペナント:チャートパターンの1つ「三角持ち合い」のこと。チャートがペナントをブレイクした後、ブレイク側に大きく動く可能性が高くなる
- ポートフォリオ:投資家が保有している金融資産一覧
- ポジション:株取引で未決済のまま残っている約定のこと。買ったままなら買いポジション、売ったままなら売りポジションと呼ばれる
マ行
- 窓:ローソク足とローソク足の間に値を付けていない価格帯のこと
- 窓埋め:チャートが「窓」を開ける前の価格に戻ること。開いた窓は閉じる可能性が高く、窓埋めトレードは勝率が高いとされている
- マイナンバー:行政手続きの効率化のため、国民1人1人に割り当てられた12桁の番号のこと。納税手続きにも使われるため、投資家は証券会社にマイナンバー提出が義務付けられている
- 窓閉め:チャートが窓を閉める動きをすること。窓埋めと同義
- 見せ板:約定する意思がないのに大量の注文を出して、特定の銘柄の取引が活発であるよう見せかけること。不公正取引の一種。見せ玉(みせぎょく)とも呼ばれる
- 銘柄:取引所で上場されている有価証券の名称
- 名義:書類などに所有者・責任者などとして表立って記される名前
- 銘柄コード:銘柄を識別するための4桁の番号。業種別に番号帯が振り分けられていたが、コードが不足してきたため、近年では業種に関係なく割り振られている
- 持株比率:その会社の発行済株式総数に対し、株主が保有する株式の割合のこと。割合が高いほど、強力な権利を付与される(比率別の権利を見る)
- 元手:事業などを始めようとするときに必要な金銭のこと
- モメンタム:相場の勢いや方向性を判断するオシレータ系指標
ヤ行
- 約定:株の売買が成立すること
- 夜間取引:証券取引所の立会時間外に取引所を介さずに株式を売買すること。PTS取引とも呼ばれる
- 優待:企業が株主に配当金とは別に品物やサービスを提供する制度
- 寄り付き:その日の最初の取引、もしくはその時についた価格のこと
- 寄り天:相場が始まってすぐについた株価がその日で一番高いこと。寄り天井とも呼ばれる
ラ行
- 乱高下(らんこうげ):株価の上げ下げが激しい状態のこと
- 利回り:投資金額に対する収益の割合のこと
- リスク:将来のいずれかの時において何か悪い事象が起こる可能性。株式投資の場合は、価格の下落・暴落など
- 累進課税:所得が大きいほど、税率が高くなる仕組み。所得税、相続税、贈与税などが代表的。株の売却益は分離課税となり、累進課税に該当しない
- 累投:株式累積投資のこと。毎月定額で株式を購入する
- レバレッジ:有効証拠金を担保にして、借入金で投資を行い、利益率を高める仕組み。株式投資のレバレッジは最大3.3倍
- レーティング:証券会社が銘柄の格付けを行うこと。買い・売り・中立の3評価に区分されることが多い
- レンジ相場:一定の価格帯で株価が上下を繰り返す状態。ボックス相場とも呼ばれる。レンジ相場では、ナンピン・マーチンが利益を出しやすくなる
- レート:為替レートのこと。通貨の交換比率を指す
- ロング:信用取引で買い注文をすること。対義語はショート
- ロックアップ:創業者やベンチャーキャピタルが株式公開後の一定期間に売却しないよう制限を設けること。大株主の売却で需給が悪化するのを防ぐのが目的
- ローソク:取引時間中の株価の値動き(始値、終値、高値、安値)を1本のローソクの形で表現したもの(ローソクの種類を見る)
- ロスカット:含み損が一定以上になったとき、ポジションを自動的に強制決済する仕組み。レバレッジの高いFXで発動しやすい
- ロビンフッド:米国の株式投資アプリ「Robinhood」のこと。シンプルなユーザーインターフェースで、米国の若者に人気。日本在住者は利用できない
ワ行
- 割安株:その会社の利益や資産に対しての評価が株価に反映されておらず、株価が低い状態の株式のこと。バリュー株とも呼ばれる
- ワラント:一定の期間内あらかじめ決められた価格で新株を購入できる権利のこと。株価が上がった場合、新株を格安で購入するチャンスとなる。新株引受権・株式引受権とも呼ばれる
株式投資用語(英語・アルファベット・頭字語など)
ABC
- ADR:米国預託証券(American Depositary Receipt)のこと。日本の投資家ならアメリカの株式市場を経由して第三国の企業に投資できる
- API:外部のアプリケーションと連携できるインターフェース。例えば株式投資なら、取引所のシステムにアクセスし、任意のデータを自由に取り出せる。代表サービスは、USのAlpaca
DEF
- EPS:1株当たり利益(Earnings Per Share)のこと。高ければ高いほど、企業の収益性が高いことを示唆する
- ETF:上場投資信託(Exchange Traded Funds)のこと。投資信託と違って、ETFは取引所に上場している
- FX:外国為替証拠金取引(Foreign eXchange)のこと。国内業者でもレバレッジが25倍と高く、株式投資より資本効率が高い
GHI
- GU:ギャップアップ(Gap Up)のこと。当日の始値が、前日の終値よりも高値で寄り付くことを指す
- IPO:新規公開株(Initial Public Offering)のこと。IPO直後の株価は値上がりしやすく、急騰後に売却することで大きな利益を狙える。ただ競争は激しく、当選確率は低い(1〜10%)
JKL
- LC:ロスカット(Loss Cut)のこと。証拠金維持率が一定以下になると、ポジションを自動的に強制決済させられる
MNO
- NISA:少額投資非課税制度「NISA」のこと
PQR
- PER:株価収益率(Price Earnings Ratio)のこと。これが低いほど、株価が割安であることを示唆する(目安は15倍以下)ファンダメンタル投資・バリュー投資で使われる
- PTS:証券取引所を介さず株式を売買できる私設取引システム(Proprietary Trading System)のこと
- PBR:株価純資産倍率(Price Book-value Ratio)のこと。これが低いほど、株価が割安であることを示唆する(目安は1倍以下)ファンダメンタル投資・バリュー投資で使われる
- PO:公募株(Public Offering)のこと。現在の株価よりも安く売り出されるため、株式を格安で買うチャンスでもある(POとは?)
- RSI:テクニカルチャートのひとつ「相対力指数(Relative Strength Index)」のこと。70~80%以上で買われすぎ、20~30%以下で売られすぎと判断する
STU
- TOB:株式公開買い付け(Take Over Bid)のこと。企業買収・子会社化のため、取引所を仲介させずに株式を発行する(TOBとは?)
VW
- VWAP:売買高加重平均価格(Volume-weighted average price)のこと。資金量が多く株価に影響を与えやすい機関投資家がよく利用する
- VT:ETFの1つ「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」のこと。債券を含めないため、インデックスファンドよりややリスクが高い(VTとは?)
- VTI:ETFの1つ「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」のこと。米国株式市場全体に投資できる(VTIとは?)
- VIX:恐怖指数(Volatility Index)のこと。数値が高いほど、投資家が先行きに対して不安を感じているとされる
- VC:ベンチャーキャピタルのこと。将来成長が見込めるベンチャー企業やスタートアップ企業に投資を行う投資ファンドを指す。投資だけでなく、経営コンサルなども行う
数字で始まる
- 25日線:25日移動平均線のこと。中期の平均線で、株式市場でもっともよく使われる
- 2階建て:同じ銘柄を現物と信用取引で買うこと
- 51パーセント:普通決議の単独決行が可能となる議決権比率
- 75日線:75日移動平均線のこと。長期の平均線として使われる