LAND-FXでもスキャルピングトレードは可能です。
スキャルピングトレードとは、1回のトレードで5〜10 pipsの小さな利益を狙うトレード手法のこと。
ただLAND-FXでスキャルピングトレードをするのはおすすめできません。ECN口座の取引手数料が1ロット7ドルと少し高いからです。
では海外FXでスキャルピングトレードをするなら、どの口座を使うべきでしょうか?
この記事ではLAND-FXとスキャルピングトレードについて説明します。
スキャルピングトレードは、LAND-FXの「ECN口座開設ページ」から始められます。
LAND-FXでスキャルピングトレードは可能
繰り返しになりますが、LAND-FXではスキャルピングトレードは可能です。
以前はLAND-FXの利用規約に、以下のタイミングではできないと書かれていました。
- 経済指標発表時のスキャルピング行為
- システム(EA)を使ったスキャルピング、高頻度の注文・取引き
今はこれらの文言が削除され、いつでもスキャルピングトレードができるようになっています。
ただ規約がいつ改正されるか分からないので、気になる方はLAND-FXの「よくある質問」で取引ルールを確認しておきましょう。
スキャルピングトレードなら、ECN口座がおすすめ
海外FXでスキャルピングトレードをするなら、ECN口座を使うのが鉄則です。
ECN口座とは簡単に言うと、スプレッドがとても狭い口座のこと。またFX業者が取引に介在しないので、スプレッドが広がりにくいです。
スキャルピングトレードをするなら、ECN口座の理解は避けて通れません。
ここからはECN口座の特徴を簡単に説明します。
特徴1、スプレッドがとても狭い
ECN口座の最大の特徴は、スプレッドが非常に狭いこと。タイミングがよければ、0.0 pipsで取引できることもあります。
ECN口座でトレードをすると、取引1ロットあたり5ドル〜10ドルの手数料が発生します。ただこれらの手数料を加えても、ECN口座の方がスプレッドは狭いです。
取引回数の多いスキャルピングトレードをするなら、取引コストが低いECN口座を使いましょう。
ECN口座のスプレッドは、LAND-FXの「スプレッド一覧」で確認できます。
特徴2、約定スピードが早く、スプレッドが広がりにくい
またECN口座では、海外FX業者は取引に介入できません。相場が大きく動いたとしても、トレーダーに不利なレートが提示されるリスクも低いです。
特にスキャルピングトレードは、取引1回の利益が少ないので、わずかにpipsがずれるだけでも赤字になってしまいます。
その点でECN口座なら、約定スピードも速いため、狙ったタイミングですぐに注文できます。約定スピードも海外FX業者によって異なりますが、基本的にECN口座はどれも速いです。
中でもおすすめなのがTradeview。約定スピードがダントツで早く、ベテラントレーダーの間でも人気があります。
詳しくはTradeview公式サイトをご覧ください。
ECN口座のデメリット
ECN口座は確かにスプレッドが狭く、約定スピードも速い優秀な口座です。
ただし以下のようなデメリットもあります。
- MT4だと性能を発揮しにくい(cTraderがおすすめ)
- 入金ボーナスがもらえない
- レバレッジが低い
- 最低入金額が高い
ECN口座は一般的にレバレッジが低く、最低入金額も高め。LAND-FXのECN口座も、レバレッジ200倍、最近入金額20万円です。
さらにECN口座では、基本的に入金ボーナスがもらえません。もちろんLAND-FXのECN口座も同様です。
ECN口座はスプレッドが狭い代わりに、レバレッジやボーナスでは冷遇されています。スプレッドが狭いため、トレーダーが使っても、海外FX業者が儲からないからですね。
ECN口座は中級者トレーダー向けの口座です。資金に余裕のない方は、ボーナスのたくさんもらえるSTP口座を使いましょう。
STP口座は、LAND-FXの「Live口座」で確認できます。
有名な海外FX業者のECN口座を比較してみた
ここまでECN口座のメリットとデメリットを解説してきました。
では他の海外FX業者のECN口座はどうなのでしょうか?
ここからはLAND-FXのECN口座を他の業者と比較してみます。
取引手数料 | レバレッジ | 最低入金額 | |
LAND-FX | 7ドル/lot | 200倍 | 20万円 |
XM | 10ドル/lot | 500倍 | 1万円 |
AXIORY | 6ドル/lot | 400倍 | 2万円 |
Tradeview | 5ドル/lot | 200倍 | 10万円 |
ECN口座は基本的に取引手数料が安いほど優秀です。手数料が安くなれば、取引コストが圧縮され、トレードの利益率が上がりますからね。
スキャルピングトレードで本格的に利益を出したいなら、Tradeviewがおすすめ。手数料が1ロット5ドルとダントツに低く、cTraderも使えるからです。
cTraderは、Tradeviewの「取引プラットフォーム」で確認できます。
LAND-FXのECN口座がおすすめできない理由
LAND-FXでスキャルピングトレードするなら、ECN口座を使った方がいいかもしれません。
ただ個人的にはLAND-FXのECN口座はあまりおすすめできません。
ここからはその理由を解説します。
理由1、レバレッジが200倍と低め
LAND-FXのECN口座の最大レバレッジは200倍。これは業者と比べても低めです。
例えば他のECN口座だと、XM Zero口座はレバレッジ500倍、AXIORYのナノスプレッド口座はレバレッジ400倍です。
レバレッジが低いと、必要証拠金が多くなり、資金の少ないトレーダーに不利になります。その点でLAND-FXのECN口座はレバレッジ200倍と低め。
少ない資金でスキャルピングトレードをするなら、レバレッジの高いECN口座を選びましょう。おすすめはAXIORYナノスプレッド口座で、レバレッジが400倍と高めです。
ナノスプレッド口座は、AXIORYの「取引条件→口座タイプ」で確認できます。
理由2、最低入金額が20万円とかなり高い
LAND-FXのECN口座は、最低入金額も20万円と高め。
参考までに他のECN口座と比較しましょう。
ECN口座の最低入金額 | |
LAND-FX | 20万円 |
Tradeview | 10万円 |
XM | 1万円 |
AXIORY | 2万円 |
資金が少ないなら、最低入金額1万円のXM Zero口座がお手頃そうですが、取引手数料が1ロット10ドルと高めです。
個人的なおすすめは、AXIORYのナノスプレッド口座。最低入金額2万円で、レバレッジは400倍と高く、取引手数料も1ロット6ドルと安いからです。
ナノスプレッド口座は、AXIORYの「取引条件→口座タイプ」で確認できます。
理由3、取引手数料は1ロット往復7ドルと平均的
LAND-FXのECN口座の取引手数料は、1ロット往復7ドル。他と比べると若干高めです。
他の海外FX業者のECN口座と比較してみましょう。
LAND-FXの取引手数料は1ロット往復7ドル、平均より若干広いくらいです。
ただスキャルピングトレードで本格的に利益を出したいなら、取引手数料を少しでも安くする努力をしましょう。0.1 pipsの手数料でも、何百回と取引をすると、手数料が数万円にも及ぶからです。
そう考えるとスキャルピングトレードの最適解は、取引手数料が1番安いTradeviewになりますね。
ただTradeviewのECN口座は、レバレッジが200倍と低く、最低入金額も10万円と高め。少ない資金でスキャルピングトレードをするなら、AXIORYもおすすめです。
詳しくはTradeview公式サイト、AXIORY公式サイトをご覧ください。
理由4、取引ツール「cTrader」が使えない
残念ながらLAND-FXのECN口座では、取引ツール「cTrader」が使えません。
cTraderはECN口座でのスキャルピングトレードに特化した取引ツールで、約定スピードが非常に速いのがウリ。
スプレッドもcTraderを使ったほうが狭くなる傾向があります。
cTraderが使える海外FX業者の代表は、AXIORYとTradeviewの2つ。資金がが少ないならAXIORY、取引コストを少しでも抑えたいならTradeviewがおすすめです。
詳しくはTradeview公式サイト、AXIORY公式サイトをご覧ください。
ECN口座のおすすめは「AXIORY」「Tradeview」
ここまでLAND-FXのECN口座をおすすめしない理由を述べてきました。
ではスキャルピングトレードでECN口座を使うときは、どの海外FX業者がいいのでしょうか?
ここからはおすすめのECN口座「AXIORY・Tradeview」を紹介します。
AXIORYの特徴
少ない資金でスキャルピングトレードをするなら、AXIORYがおすすめ。
レバレッジが400倍と高く、最低入金額も2万円と低いため、資金の少ない人にもハードルが低いです。
さらにAXIORYでは、スキャルピングトレード向けの取引ツール「cTrader」が使えます。約定スピードが速く、同時決済もしやすいため、短期売買と相性がいいはずです。
取引手数料も1ロット往復6ドルで、他の海外FX業者と比べても低め。
詳しくはAXIORY公式サイトをご覧ください。
Tradeviewの特徴
資金に余力があり、スキャルピングトレードで本格的に稼ぎたいなら、TradeviewのECN口座がおすすめ。
取引手数料が1ロット往復5ドルと、海外FX業者の中でもトップクラスに安いです。
そのためスキャルピングトレードやEA自動売買をするベテラントレーダーも、Tradeviewを愛用しています。
デメリットは以下の通り。
- レバレッジが200倍と低め
- 最低入金額が10万円と高め
- 最小取引単位は0.1ロット(1万通貨)
- ロスカットラインは100%と非常に高い(AXIORYは20%)
FX口座の資金が少ないと、Tradeviewの性能をフルに発揮できません。目安としては、50〜100万円は欲しいところです。
詳しくはTradeview公式サイトをご覧ください。
スキャルピングトレードをする上での注意点
スキャルピングトレードはうまく波に乗れば稼ぎやすい一方で、取引コストの管理がとても重要になります。
スキャルは取引回数が多いため、取引コストを下げることが収益に直結するからです。
ここからはスキャルピングトレードをする上での注意点をいくつか列挙しておきます。
注意点1、取引コストは0.1 pipsでも低くしよう
スキャルピングトレードで1番重要なのは、取引コストを最小限に抑えること。スプレッドは0.1pipsでも狭くする努力をしましょう。
まずはスプレッドの非常に狭いECN口座を使うことです。STP口座はスプレッドが広く、スリッページも多いため、おすすめしません。
ECN口座を使うにしても、なるべく取引手数料の安い業者を選びましょう。
1ロット往復10ドルのXM Zero口座は論外。取引手数料の安いAXIORY(6ドル)かTradeview(5ドル)を使いましょう。
まずは使い勝手の良いAXIORYがおすすめ。会員ページが使いやすく、複数口座の同時管理もできます。慣れてきたらTradeviewやTradersTrustに切り替えましょう。
AXIORYの詳細スペックは、AXIORY公式サイトで確認できます。
注意点2、スキャルピングトレードは裁量がおすすめ。EAは勝率が低い
FXトレードでEA自動売買を使う人もいますが、スキャルピングトレードではおすすめしません。
スキャルピングトレードの注文タイミングは、相場の状況によってバラバラで、アルゴリズムでルール化するのが難しいからです。
EA自動売買は「放置するだけで楽に稼げる」というイメージがある一方で、ロジックが陳腐化しやすいというデメリットもあります。稼げるロジックがあれば、皆がそれを使いますからね。
少なくとも数年にわたって安定した利益を稼ぎ続けるようなEAは皆無と言ってよいでしょう。仮に存在したとしても、市場には出回らないはずです。
商用EAが稼げない理由については、こちらの記事が参考になります。
注意点3、取引ツールは「cTrader」がおすすめ
ECN口座でスキャルピングトレードをするなら、取引ツールは「cTrader」がおすすめ。約定スピードが非常に速く、短期売買と好相性だからです。
cTraderのメリットは以下の通り。
- 約定スピードが速い
- スプレッドが狭い
- 約定拒否やリクオートが発生しない
- ワンクリックで即座に注文できる
- 板情報を確認できる(MT4はできない)
- 複数のポジションを同時決済できる
取引ツールとしての性能が高く、注文速度が重要なスキャルピングトレードでは力を発揮しやすいです。
デメリットは自動売買プログラムの種類が少ないこと。自動売買でFXトレードをしたいなら、プログラムの種類が多いMT4を選びましょう。
cTraderを使うなら、全体的な使い勝手の良いAXIORYがおすすめ。
cTraderの詳細は、AXIORYの「cTrader」で確認できます。
注意点4、約定スピード・サーバー速度にもこだわろう
スキャルピングトレードをするなら、約定スピードやサーバーの速度にもこだわりましょう。通信速度が遅いと、スリッページやリクオートの原因になるからです。
約定スピードを速くする一番簡単な方法は、ECN口座を使うこと。取引に海外FX業者を仲介させないため、通信料が少なくすみます。
もしSTP口座でスキャルピングトレードをするのなら、約定力の強い海外FX業者を使うか、海外のVPSサーバを使うかしましょう。
その場合でもAXIORYとTradeviewはおすすめ。STP口座であっても、約定スピードはトップクラスです。
約定スピードの測定方法などは、こちらの記事が参考になります。
詳しくはAXIORY公式サイト、Tradeview公式サイトをご覧ください。
まとめ:スキャルピングトレードならTradeviewが最適解
ここまでLAND-FXとスキャルピングトレードついて説明してきました。
スキャルピングトレードをするならECN口座を使うのが鉄板ですが、LAND-FXのECN口座は取引手数料が1ロット7ドルと少し高めです。
取引手数料の安いECN口座を使うなら、AXIORYかTradeviewがおすすめ。資金が少ないならAXIORYを、資金に余力があるならTradeviewを選びましょう。
個人的なおすすめはAXIORY。会員ページが使いやすく、複数口座の同時管理もできます。海外FXに慣れてきたら、Tradeviewに乗り換えましょう。
詳しくはAXIORY公式サイト、Tradeview公式サイトをご覧ください。