日本の優秀なEAを一通り買い尽くして、もっとポートフォリオの幅を広げたいなら、海外EAを検討しましょう。
中でもプロフィットファクターが高く、評判の良い海外EAは以下の3つ。
- Forex Flex EA(PF:3.31)
- Forex inControl Reborn(PF:3.31)
- FXGoodway(PF:2.32)
ただし海外EAは国内EAと比べて情報量が少なく、公式サイトでフォワードテストも公開していないことも多いため、詐欺のリスクが跳ね上がります。情報はしっかり精査しましょう。
この記事では収益性の高い海外EAの選び方や、おすすめの海外EAを紹介します。
収益性の高い海外EAの選び方
海外EAにも、収益性の高いものと低いものがあります。
収益性の高いEAの見分け方は、以下の5つ。
- フォワードテストの収益が右肩上がり(Myfxbookで確認できる)
- 勝率は60〜70%くらい
- プロフィットファクターは1.2以上(理想は1.5以上)
- 最大ドローダウンは20%以下(理想は10%以下)
- フォワードテストが「現在」も継続している
この中で1番重要なのが、プロフィットファクター。プロフィットファクターが高ければ高いほど、そのEAが稼げることの指標になります。
目安としてはプロフィットファクターが1.2以上のものを選びましょう。収益性にこだわるなら、1.5以上を目指したいですね。
ただプロフィットファクターが非常に高くても、収益性の高いEAも存在します。例えば取引回数の少ない場合や、損切りを全くしていない場合などですね。
実際に購入する前には、プロフィットファクターだけでなく、勝率や最大ドローダウン、収益グラフなども確認しておきましょう。
海外EAを買う前に知っておきたいこと
海外EAは、国内EAとは勝手が大きく異なります。
ここからは海外EAを買うときの注意点を簡単にまとめておきます。
その1、日本語の情報が少ない
海外EAは、公式サイトが全て英語で書かれており、日本語対応はしていません。
EAの性能を知りたい時は、自分で英文を翻訳する必要があります。Google翻訳などを使えば大意は把握できますが、正確な情報が知りたい時は、自分で翻訳する場面も出てくるでしょう。(みらい翻訳やDeepL翻訳でもかまいません)
動作条件や保証期間、セールス内容などの重要な情報は、Google翻訳に頼らず、自力で把握できた方が良いです。勘違いのリスクも減りますからね。
したがって英語が読めない方には、海外EAはおすすめできません。
その2、日本語のサポートは基本受けられない
海外EAのサポートは、基本的に英語のみで、日本語対応はしていません。
仮に海外EAの運用でわからないことがあった場合は、開発元のカスタマーサポートに、英語でメールを作成して連絡する必要があります。
Google翻訳などを使えば、日本語の文章を英語に翻訳できますが、その翻訳文が正しいかを確認するにも、最低限の英語力が必要です。
したがって英語で海外の人とメールでやりとりできる自信がないなら、海外EAは買わない方が良いです。
その3、EAの性能は「Myfxbook」で確認すること
海外EAの販売サイトは、GogoJungleほど親切ではありません。Myfxbookのリンクや獲得pips、リアル口座のフォワードテストなども開示しないことがあります。
海外EAの公式サイトでは、そのEAがいかに稼げるかをやや誇張気味に喧伝しています。
これらの情報を鵜呑みにしては、ハズレEAを引いてしまうこともあります。海外EAを購入する前には、必ずMyfxbookのフォワードテストを確認しておきましょう。
Myfxbookの情報がない場合、EAを買うのはやめておきましょう。最低限の情報開示もできないEAは、買う価値がありません。
その4、料金相場は200〜500ドル
海外EAの料金相場は、200ドルから500ドルほど。国内EAと同じくらいですね。
EAを買うときは、基本的に価格の低いEAを優先しましょう。価格が2倍のEAを買ったところで、収益が2倍になることはありません。
それなら低価格EAを複数購入して、EAのポートフォリオを組んだ方が、収益が堅実になります。
まず200ドル前後のEAから購入して、必要性が生じてから500ドル以上のEAを買うようにしましょう。
その5、購入者限定のフォーラムがあることも
「Forex Flex EA」など一部の海外EAでは、購入者限定のフォーラムを運営していることがあります。
フォーラムでは、おすすめのEAのカスタマイズ方法や最新のアップデート情報などを確認でき、EA購入者の間で情報交換もできます。
EAを細かくカスタマイズして利益を出せる人は、間違いなく上級者です。フォーラムに参加すれば、有益な情報が得られるかもしれません。
その6、詐欺のリスクが非常に高い
海外EAは、以下の理由から国内EAよりも詐欺のリスクが高いです。
- 公式サイトに信用できる情報が少ない
- 公式サイトがトレードのロジックを公開していない
- フォワードテストの情報が少ない
- サポートや返金対応がつながらないことも多い
海外EAは個人のサイトで販売していることが多いため、日本のGogoJungleほどサポートが充実していません。
また公開されている情報も少ないため、EAのスペックを正しく判断できず、収益性の高いEAを見つけることも難しくなります。
海外EAの詐欺をチェックするなら、「Forex Peace Army」がおすすめ。海外FX業者だけでなく、海外EAのレビューも確認できます。
とはいえ金融リテラシーが高く、英語が読める人でない限り、海外EAは控えた方がいいでしょう。海外EAよりも国内EAの方が安全です。
国内EAを買うなら、こちらの記事が参考になります。
海外EA一覧(2020年11月/PFが高い順)
ここからは収益性の高いおすすめのEAを紹介します。
プロフィットファクターの高い順に掲載しているため、収益性を重視するなら、掲載が上のEAからチェックしましょう。
Forex Flex EA(PF:3.31)
「Forex Flex EA」のスペックは以下の通り。(引用データ)
- プロフィットファクター:3.31
- 最大ドローダウン:56.61%
- 勝率:68%
- 平均利益:41.13 pips
- 平均損失:-29.60 pips
- 価格:399.96ドル/594ドル
「Forex Flex EA」は、1時間足から4時間足のスイングトレードを行うEAです。
対応通貨ペアは、ドル・ユーロを含めたほぼ全ての主要通貨に対応しています。通貨ペアを1つに絞っている国内EAとは違いますね。
トレード成績も優秀で、平均利益が平均損失の1.5倍あるのに、勝率は68%と高め。データからも非常に優秀なEAであることがわかります。
また「Forex Flex EA」の最大の特徴は、専用のフォーラムが用意されていること。フォーラムを通して、公式の最新アップデートや最適なパラメーター設定などを確認できます。
料金は1つのMT4口座で使うなら399.96ドルで、日本円で4万円相当です。
「Forex Flex EA」は、プロフィットファクターが高く、勝率も安定しており、フォーラムで情報が充実していることから、初めての海外EAとしてもおすすめできます。
Forex inControl Reborn(PF:3.31)
「Forex inControl Reborn」のスペックは以下の通り。(引用データ)
- プロフィットファクター:3.31
- 最大ドローダウン:38.84%
- 勝率:75%
- 平均利益:53.06 pips
- 平均損失:-60.24 pips
- 価格:270ドル/310ドル
「Forex inControl Reborn」は、デイトレードやスイングトレードをメインとしたEAです。対応通貨ペアは、AUDUSDとEURGBPの2種類。
平均利益は平均損失のちょっと低いくらいなのに、勝率は75%と高く、こちらも優秀なEAであることがわかります。
Myfxbookの収益グラフもこんな感じ。
順調に右肩上がりになっており、大きな含み損を抱えることもなく、資産を形成していますね。
また「inControl Reborn」には「アクセラレーターモード」があり、順調な相場であれば、収益を大幅に増やすことができます。
ただしアクセラレーターモードのあるバージョンは310ドルで、通常版の270ドルよりは、40ドルだけ高くなります。収益性を重視する人は、アクセラレーターモード付きのEAを選びましょう。
FXGoodway(PF:2.32)
「FXGoodway」のスペックは以下の通り。(引用データ)
- プロフィットファクター:2.32
- 最大ドローダウン:36.33%
- 勝率:72%
- 平均利益:33.27 pips
- 平均損失:-59.57 pips
- 価格:289ドル
「FXGoodway」は、ユーロドルでのデイトレードやスイングトレードに特化したEAです。海外EAでは珍しく1つの通貨ペアのみの採用。
ロジックはグリッドトレードがメイン。
「FXGoodway」は、プロフィットファクターが2.32と高く、勝率も70%以上のため、海外EAの中でも優秀な部類に入るはずです。
最大ドローダウンが36%と高めなのが気になりますが、プロフィットファクターが2.32と高いことから、リスクに対してのリターンは十分です。
フォワードテストの収益グラフを見ても、きれいな右肩上がりを描いています。
プロフィットファクター2超えのEAは優秀です。ユーロドル・スイングトレードのEAをポートフォリオに組み込みたいなら、「FXGoodway」は有力候補の1つとなるでしょう。
Trader’s Moon(PF:1.74)
「Trader’s Moon」のスペックは以下の通り。(引用データ)
- プロフィットファクター:1.74
- 最大ドローダウン:41.35%
- 勝率:76%
- 平均利益:24.04 pips
- 平均損失:-52.14 pips
- 価格:269ドル/405ドル(Trader’s Sunとセット)
「Trader’s Moon」は、マーチンゲールでのデイトレードやスイングトレードをメインとしたEAです。
マーチンゲールは、負けた時に2倍の金額をかけるトレード手法のこと。レンジ相場では収益性が高くなりますが、リスクは高めです。
マーチンゲールはリスクが高いトレード手法ですが、「Trader’s Moon」では各種テクニカル指標を巧みに使うことで、利益を安定させています。重要な経済指標が発表されたときには、トレードしないよう設定できるのも良いですね。
以下の画像のように、月間の収益も安定しています。
価格も269ドルと良心的で、日本円だと28,000円ほど。
さらに姉妹作である「Trader’s Sun」とセット購入すれば、価格は406ドルになり、133ドル節約できます。
マーチンゲールEAはリスクが高いですが、リスク管理が適切にできていれば、効率よく資金を増やせるメリットもあります。
FXAutoPips(PF:1.55)
「FXAutoPips」のスペックは以下の通り。(引用データ)
- プロフィットファクター:1.55
- 最大ドローダウン:69.44%
- 勝率:68%
- 平均利益:27.59 pips
- 平均損失:-34.20 pips
- 価格:225ドル
「FXAutoPips」は、スキャル寄りのデイトレードを行うEAです。
最大の特徴は、トレード1回あたりの利益が14 pips前後で固定されていること。これはスキャルピングトレードとデイトレードの中間くらいの利幅ですね。
スキャルピングトレードは、利益率・獲得pipsが高いメリットがある一方で、スプレッド・約定力で利益率が左右されやすいデメリットがあります。
デイトレードは、トレード1回あたりの利益が大きいメリットがある一方、スキャルより安定性と利益率が劣るデメリットがあります。
これら2つのメリットを伸ばし、かつデメリットを最小限に抑えたトレード戦術が、14 pips獲得トレードということなのでしょう。
収益率も、ドローダウンの大きさが気になりますが、きれいな右肩上がりを描いていますね。
ただ「FXAutoPips」の公式運用は、収益悪化を受けて7月15日に停止しています。現在は公式運用をしておらず、データの信頼性が落ちているのが残念ですね。
FXCharger(PF:1.51)
「FXCharger」のスペックは以下の通り。(引用データ)
- プロフィットファクター:1.51
- 最大ドローダウン:57.29%
- 勝率:60%
- 平均利益:55.93 pips
- 平均損失:-79.43 pips
- 価格:385ドル(Basic)/495ドル(Pro)
「FXCharger」は、マーチンゲールをメインとしたハイリスクEAです。
ロットサイズの増加率は4.0倍で、保有ポジションは4つ。ポジションのロットサイズは最大64倍となるため、非常にハイリスク・ハイリターンな設定です。
収益グラフは以下の通り。
最大ドローダウンの大きさが気になりますが、全体的にはきれいな右肩上がりを描いていますね。
ただMyfxbookのフォワードテストは、2020年の5月に停止しており、それ以降の成績は確認できません。情報面で信頼度が落ちてしまうのが残念です。
他の運用者のデータもありますが、更新が2015年とか2017年で終わっており、2020年の最新のデータは確認できません。
同じマーチンゲールEAを買うなら、GogoJungleなどの国内EAを検討した方が良いでしょう。
FXAdept(PF:1.42)
- プロフィットファクター:1.42
- 最大ドローダウン:37.23%
- 勝率:54%
- 平均利益:36.86 pips
- 平均損失:-25.08 pips
- 価格:225ドル
「FXAdept」は、アメリカドル円のデイトレードに特化したEAです。対応通貨はアメリカドル円の1つのみ。
スキャルピングトレードは一切行わず、ポジションの保有期間も平均2日と長いことから、スイングトレード寄りのEAともいえます。スプレッドが広めなXMでも使えそうですね。
トレード手法は、RSIによる順張りトレード。RSIは、売られすぎ・買われすぎを示す指標で、玄人の裁量トレーダーもよく利用しています。
収益グラフも基本的には右肩上がりで、着実に利益を積み重ねていることがわかります。
スイングトレードEAのメリットは、取引回数が少ないため、スプレッドが広めの海外FX業者でも、利益を出しやすいこと。XMの5万円ボーナスなどの練習台に最適です。
Trader’s Sun(PF:1.31)
「Trader’s Sun」のスペックは以下の通り。(引用データ)
- プロフィットファクター:1.31
- 最大ドローダウン:27.82%
- 勝率:74%
- 平均利益:9.21 pips
- 平均損失:-19.07 pips
- 価格:269ドル
「Trader’s Sun」は、スキャルピングトレードとデイトレードに特化したEAです。
トレード手法は、ブレイクアウト狙いのトレンドフォローが基本・サポートラインやレジスタンスラインをブレイクしたタイミングでエントリーします。
ブレイクアウト狙いのトレンドフォローは、裁量トレードの基本ともいえるトレード手法で、安定度も高め。
Myfxbookの収益グラフを見て分かる通り、4年間の運用でずっと右肩上がりの成長を続けています。
プロフィットファクターは1.3と控えめですが、数年間安定した利益を出し続けたいなら、「Trader’s Sun」はおすすめ候補です。
また「Trader’s Sun」は、姉妹作の「Trader’s Moon」とセット購入することで、406ドルになり、133ドル節約できます。
ハイリスクな「Moon」と合わせて運用するなら、「Sun・Moon」のセットで買った方がお得です。
Forex GOLD Investor(PF:1.28)
「Forex GOLD Investor」のスペックは以下の通り。(引用データ)
- プロフィットファクター:1.28
- 最大ドローダウン:21.34%
- 勝率:62%
- 平均利益:442.63 pips
- 平均損失:-578.23 pips
- 価格:397ドル
「Forex GOLD Investor」は、ゴールドアメリカドルでのデイトレードに特化したEA。ゴールドだけを扱うのは珍しいですね。
トレードは、ゴールドアメリカドルでの買い注文によるデイトレードがメインで、トレードの8割から9割ほどは、買い注文で占められています。
収益グラフの成長率は以下のように、きれいな右肩上がりを描いています。
ただこの収益グラフはデモ口座によるものなので、若干の信頼性は劣ります。
2020年の7月から運用を開始したリアル口座のフォワードテストもありますが、こちらはあまり調子が良くありません。
ゴールドだけで取引するEAは珍しいですが、このEA単体で安定した利益を出すのは難しいです。ポートフォリオの1つとして組み込むなら、アリでしょう。
Easy Walker Fx(PF:1.13)
「Easy Walker Fx」のスペックは以下の通り。(引用データ)
- プロフィットファクター:1.13
- 最大ドローダウン:28.97%
- 勝率:72%
- 平均利益:6.02 pips
- 平均損失:-11.64 pips
- 価格:349ドル
「Easy Walker Fx」は、スキャルピングトレードに特化したEA。
トレード手法は、朝スキャルピング(通称朝スキャ)がメイン。ボラティリティの低い時間帯に、着実に利益を積み重ねていきます。
スキャルピングトレードは「難しくて利益率が低い」という印象があるかもしれませんが、それは裁量トレードの話。自動売買なら、スキャルピングトレードの方が安定して利益を出しやすいです。
実際以下の画像のように、安定して収益を出していますね。
損益がマイナスの月もありますが、損失は控えめで、トータルの収益は安定しやすい印象があります。
また「Easy Walker Fx」は、専用のフォーラムも運営しており、最新のアップデート情報や収益性の高いカスタマイズ方法など、有益な情報も獲得できます。
Forex Diamond(PF:1.18)
「Forex Diamond」のスペックは以下の通り。(引用データ)
- プロフィットファクター:1.18
- 最大ドローダウン:8.36%
- 勝率:72%
- 平均利益:11.16 pips
- 平均損失:-22.25 pips
- 価格:297ドル
「Forex Diamond」は、スキャルピングをメインとしたEAです。
基本的なトレード手法は3つ。
- トレンド相場での押し目買い・戻り売り
- トレンドの反転を狙った逆張り
- 細かい利益を獲得するスキャルピングトレード
3つのトレードをメインとするため勝ち筋が多く、年間1,000回以上の取引を行います。
収益グラフも以下のように、安定した右肩上がりを継続しています。
月ごとの収益率も、やはり安定しています。マイナスの月でも損失が小さく、トータルの成績は優秀です。
これら2つのデータを見てもわかるように、「Forex Diamond」のフォワードテストは利益が安定しており、非常に優秀なEAであることがわかります。
ただし「Forex Diamond」はスキャルピングEAなので、スプレッドが狭く、約定力が高い海外FX業者の方が利益を出しやすいです。
おすすめはTradersTrustの「プロ口座」、HotForexの「ゼロスプレッド口座」など。
プロフィットファクターは1.18と控えめですが、ポートフォリオに安定したEAを組み込みたいのであれば、間違いなくおすすめ候補の1つです。
海外EAに関する補足情報
海外EAを発掘できるサイト
ここで紹介したEA以外にも、優秀な海外EAは存在します。
収益性の高い海外EAを探すなら、以下の3サイトがおすすめ。
- Best Forex AEs「Top 30 Rankig」:ブログ形式で、文章量が多め
- Forex Ratings「Forex Expert Advisors Rating」:海外FX総合サイト
- FXTOPLIST「Top 30 Ranking」:EAのソート機能が便利
ランキング形式で紹介されていたり、収益の高い順にソートをかけられたりするため、収益性の高いEAを効率よく探せます。
海外EAの精査におすすめのサイト
海外EAは日本語の情報が少なく、SCAM(詐欺)も非常に多いため、購入前にはEAの精査が必要です。
海外EAを精査するなら、以下の3つのサイトがおすすめ。
- MQL5:Metaquotes社の運営サイト。海外EAも販売している
- Forex Peace Army:EAのレビューチェック
- Myfxbook:EAの成績チェック
「MQL5」と「Forex Peace Army」は、海外EAのレビューをチェックできます。海外EAは公式ページだと都合の良いことしか書かないため、レビューのチェックは必須です。
3つ目の「Myfxbook」は海外のフォワードテストをチェックできます。EAのバックテストはいくらでも改ざんできるので、必ずフォワードテストをチェックしましょう。
これらの精査作業がめんどくさいと感じたなら、素直にGogoJungleなどで国内EAを購入しましょう。国内EAなら情報も十分にありますし、トラブル時でも日本語でサポートしてもらえるからです。
収益性の高い国内EAの探し方は、こちらの記事で詳しくまとめています。
海外EAアフィリエイトの始め方
海外EAを他のトレーダーにも紹介したいと感じたら、海外EAのアフィリエイトもやってみましょう。
始め方は大きく分けて2つ。
- EA開発者と直接アフィリエイト契約を結ぶ
- 海外の商材販売サイトに登録する
1つ目は海外EAの開発者に直接交渉して、アフィリエイト契約を結んでもらうパターン。「Forex Flex EA」がその代表ですね。
2つ目は海外の商材サイトにアカウント登録して、そこからアフィリエイトの宣伝コードを獲得する方法。商材サイトは「Avangate・2Checkout・CLICKBANK」などが代表的です。
ただどちらも申請手続きはすべて英語で行うため、最低限の英語力が必要です。
EA自動売買におすすめの海外FX業者
EA自動売買をするなら、スプレッドが狭く、約定力の高い海外FX業者を選びましょう。
個人的なおすすめはこちら。
- AXIORY:手数料1ロット往復6ドル。最大10口座作れる
- Tradeview:手数料5ドル。会員ページが使いにくい
- TradersTrust:手数料6ドル。マイナススリッページが少ない
- HotForex:手数料最低5ドル。マイナススリッページが少ない
自動売買が初めてなら、まずはAXIORYがおすすめ。リアル口座を最大10口座作れるため、EAの複数同時運用と相性がいいです。
またAXIORYは、Tradeviewよりも会員ページが使いやすく、複数口座を同時に管理でき、口座放置ペナルティがないのも大きなメリット。
ただEA界隈では「AXIORYはマイナススリッページが発生しやすい」と言う意見もあります。EAの利益率をさらに上げたいなら、TradersTrustやHotForexに切り替えましょう。
EA自動売買におすすめのVPSサービス
自動売買をするなら、VPS(仮想専用サーバー)を契約する必要があります。
VPSは簡単に言うと、オンラインでレンタルできるパソコン環境のこと。24時間EAを運用するなら必須です。
月額有料VPSのおすすめはこちら。
- お名前.comのデスクトップクラウド:初心者におすすめ
- ABLENET VPS:10日間の無料お試しあり
- VULTR:海外VPS。料金体系がわかりにくい
- CONTABO:海外VPS。月額1,200円の超コスパ
自動売買が初めてなら、まずはお名前.comのデスクトップクラウドがおすすめ。
日本大手のGMOが運営しており、わからないことがあっても、日本語で丁寧にサポートしてもらえます。デメリットは料金がやや高いことで、メモリ2GBのプランで月額2,500円ほどです。
VPSの料金を節約したいなら、CONTABOがおすすめ。こちらはメモリ8GBで、WindowsOSとセットでも、月額1,300円程度です。
ただしサービスはすべて英語で、わからないことがあった時も、サポートに英語で質問する必要があります。
まとめ:海外EAは上級者向け
ここまで収益性の高い海外EAの選び方、おすすめの海外EAを紹介してきました。
プロフィットファクターが高く、フォワードテストの成績も良いEAは以下の3つ。
- Forex Flex EA(PF:3.31)
- Forex inControl Reborn(PF:3.31)
- FXGoodway(PF:2.32)
特に「Forex Flex EA」は、プロフィットファクターが非常に高い上に、専用のフォーラムまであり、有益な情報をゲットしやすいです。
ただ海外EAは国内EAと比べると情報が少なく、サポートも不親切なところが多いため、自動売買初心者にはおすすめしません。
まずは国内EAで安定した利益を出して、海外EAの必要性が生じてから、購入を検討するといいでしょう。
国内EAのおすすめは、こちらの記事で紹介しています。