TradersTrustのロスカットとマージンコールは、口座タイプによって異なります。
口座タイプごとの違いは、以下の通り。
ロスカット | マージンコール | |
クラシック口座 | 20% | 50% |
プロ口座 | 20% | 50% |
VIP口座 | 50% | 80% |
ではこのパーセンテージは、高い方なのでしょうか、それとも低い方なのでしょうか?
またTradersTrustでロスカットを避けるためには、何をすればいいのでしょうか?
この記事ではTradersTrustのロスカットとマージンコールについてわかりやすく解説していきます。
ロスカットラインは、TradersTrustの「口座タイプ」をご覧ください。
TradersTrustのロスカットラインは口座タイプで異なる
冒頭でも述べた通り、TradersTrustのロスカットラインは口座タイプによって異なります。
ロスカット | マージンコール | |
クラシック口座 | 20% | 50% |
プロ口座 | 20% | 50% |
VIP口座 | 50% | 80% |
ここからはそれぞれの口座タイプごとのロスカットラインについて説明します。
クラシック口座・プロ口座は、ロスカット20%、マージンコール50%
クラシック口座・プロ口座では、ロスカットラインが20%となっています。
これは他の海外FX業者と比べても平均的な方で、例えばXMやAXIORYでも20%です。
マージンコールも、クラシック口座とプロ口座でどちらも50%に設定されています。ただ海外FX業者のマージンコールは事実上の警告のみで、取引は制限されません。
それでも証拠金維持率が50%以下なのは赤信号なので、マージンコールになったら、すぐにポジションを決済して損切りしましょう。
ロスカットラインは、TradersTrustの「口座タイプ」をご覧ください。
VIP口座は、ロスカット50%、マージンコール80%
一方VIP口座だと、ロスカットラインは50%と高めに設定されています。VIP口座は入金額200万円以上で使える、取引コストが非常に低い口座です。
海外FXでは口座資金が多くなるにつれて、ロスカットラインやレバレッジの制限が厳しくなる傾向があります。
資金量が多いと、損失も大きくなるため、海外FX業者側もゼロカットの負担を軽減したいのでしょう。
ロスカットラインは、TradersTrustの「口座タイプ」をご覧ください。
TradersTrustのロスカットラインを他の海外FX業者と比較
ではTradersTrustのロスカットラインは他と比べて高いのでしょうか、それとも低いのでしょうか?
参考までに他の海外FX業者のロスカットラインと比較してみました。
まずは以下の表をご覧ください。
海外FX業者 | ロスカットライン |
iFOREX | 0% |
HotForex | 10%〜20% |
FBS | 20% |
AXIORY | 20% |
XM | 20% |
GemForex | 20% |
TradersTrust | 20%〜50% |
LAND-FX | 30% |
Tradeview | 100% |
TradersTrustのロスカットライン20%は、他と比べても平均的ですね。
VIP口座だと50%と高めになりますが、使う人はそこまで多くないので、参考にする必要はありません。
ロスカットラインを極限まで低くしたいなら、0%のiFOREXがおすすめ。ただしプラットフォームにMT4が使えず、オリジナルの取引ツールも使いにくいです。
とはいえTradersTrustのロスカットライン20%は平均的なので、十分にハイリスクなトレードは可能です。
ロスカットラインは、TradersTrustの「口座タイプ」でも確認できます。
ロスカットラインが低いと、ハイリスクトレードがしやすくなる
ロスカットラインが低いと、トレードに以下のような影響を与えます。
- ロスカットされにくくなる
- 含み損をたくさん抱えられるようになる
- ロスカットギリギリのハイリスクトレードがしやすくなる
- ロスカットされた時に、資金の大部分を失う
ロスカットラインが低いと、含み損をたくさん抱えられるようになり、ハイリスクなトレードがしやすくなります。
特にボーナスを使ってハイリスクトレードをする人だと、ロスカットラインの低い海外FX業者は相性が良いです。
ボーナスがもらえてロスカットラインの低い海外FX業者は以下の通り。
ロスカット | ボーナス | |
XM | 20% | |
GemForex | 20% | |
LAND-FX | 30% | |
iFOREX | 0% |
ただしボーナスに頼りすぎて、非常にハイリスクなトレードをすると、ボーナスの悪用とみなされ、利益を没収されることもあります。
ボーナスはあくまで資金を補助するもの。ボーナスを使うからといって、無茶なトレードをするのは控えましょう。
ロスカットラインが高いと、ハイリスクトレードがしにくくなる
ロスカットラインが高いと、トレードに以下のような影響を及ぼします。
- ロスカットされやすくなる
- 含み損をあまり抱えられなくなる
- ハイリスク・ハイリターンなトレードがしにくくなる
- ロスカットされた時に、最低限の資金を守れる
ロスカットラインが高いと、すぐにロスカットされてしまうため、ハイリスクなトレードがしにくくなります。
海外FXの魅力は、レバレッジを高さを生かしたハイリスクトレードにあるため、ロスカットが高いことはデメリットです。
ロスカットラインが高い海外FX業者の代表がTradeview。ロスカットラインが100%とかなり高めです。
ただTradeviewには「取引手数料が最安値クラス」という大きなメリットがあります。資金に余力があって、スキャルピングトレードやEA自動売買をするなら、Tradeviewはおすすめ。
詳しくはTradeview公式サイトをご覧ください。
TradersTrustでロスカットを防ぐためにやること
ロスカットされてしまうと、資金の大部分を失うことになります。可能な限り避けましょう。
ここからはTradersTrustでロスカットを避けるためにやるべきことをまとめておきます。
注文時に逆指値(ストップロス)設定をしておく
ロスカットを避けたいなら、注文するときに逆指値設定をしましょう。
逆指値設定をすることで、損失が大きくなったときに、自動でポジションを決済して損切りしてくれます。
損切りの目安はデイトレードなら20 pips、スイングトレードなら40 pipsから60 pipsくらいです。
なお損切り・利確を自動化させたいなら、cTraderという取引ツールがおすすめ。
cTraderの詳細は、AXIORYの「cTrader」、Tradeviewの「取引プラットフォーム」をご覧ください。
取引ロット数を少なくする(最初は0.1ロット)
ロスカットのリスクを下げたいなら、取引ロット数を少なくするのも有効です。
FXトレードの収益・損失は、基本的にpipsと取引ロット数で決まります。
例えばアメリカドル円で1ロット取引で20 pips損をすれば、20,000円の損失になります。ただ0.1ロットだと同じ20 pipsでも、損失は2,000円に抑えられます。
このように取引ロット数を少なくすることで、損失を少なくし、ロスカットのリスクを下げることができます。
特に海外FXを始めたての人は、トレードで負けの方が多くなりやすいです。ロット数を少なくして、損失を少なくした方が、生き残れる可能性がアップします。
取引ロット数は、TradersTrustの「口座タイプ」で確認できます。
レバレッジを低く設定する
ロスカットのリスクを下げたいなら、レバレッジを低くすることも有効。
レバレッジが低ければ低いほど、必要証拠金が高くなり、少ない資金でたくさんのロット数を取引することが難しくなります。
TradersTrustでは以下の4種類のレバレッジが利用できます。
- 50倍、100倍、200倍、500倍
口座残高に余裕があるなら、わざわざ低いレバレッジを利用する必要はありません。レバレッジを高く設定して、ハイリスクトレードができないようにするのもありです。
レバレッジ変更は、TradersTrustの「会員ページ」でログイン後に行えます。
FX口座に入金して、証拠金維持率を回復させる
ロスカットは証拠金維持率が非常に低くなることで発動します。
口座入金して証拠金維持率を高くしておけば、ロスカットのリスクは小さくなります。
証拠金維持率は、現在の手持ちの資金と保有しているポジションの必要証拠金との割合で決まります。手持ちの資金を増やすことで、証拠金維持率を高くすることは可能です。
ただ個人的にはこのやり方はおすすめしません。負けを取り戻すためにお金をたくさん投入するのは、ギャンブルにのめり込むのと同じだからです。
FXトレードで負けが続くようなら、トレードの手法を見直す方が建設的です。
勝率の高いトレード手法については、こちらの記事をご覧ください。
口座入金は、TradersTrustの「会員ページ」でログイン後に行えます。
証拠金維持率は500%以上を意識する
ロスカットを防ぎたいなら、証拠金維持率を高くキープしておくことも重要です。目安としては、デイトレードをするなら500%以上でしょうか。
逆に証拠金維持率が100%以下だと危険です。損失が出ているポジションを決済するなどして、証拠金維持率の回復に努めましょう。
証拠金維持率は、ポジション保有中のみ「MT4」で確認できます。
まとめ:プロ口座のロスカットライン20%は平均的
ここまでTradersTrustのロスカットとマージンコールについてわかりやすく解説してきました。
ロスカットとマージンコールのパーセンテージは、口座タイプによって異なります。
もう一度以下の表でおさらいしましょう。
ロスカット | マージンコール | |
クラシック口座 | 20% | 50% |
プロ口座 | 20% | 50% |
VIP口座 | 50% | 80% |
クラシック口座・プロ口座はそれぞれロスカットラインが20%と低めなのに対し、VIP口座はロスカットラインが50%と高めです。
ロスカットラインが低ければ低いほど、含み損をたくさん抱えられるようになり、ハイリスク・ハイリターンなトレードがしやすくなります。
一方ロスカットラインが高いと、ハイリスクなトレードがやりにくくなりますが、そのかわり取引手数料などで優遇されるケースが多いです。
ロスカットラインは、TradersTrustの「口座タイプ」で確認できます。