TradersTrustでデイトレードやスキャルピングトレードするなら、スプレッドについても知っておきましょう。
スプレッドは、トレードをするときに発生する手数料のこと。この数値が小さければ小さいほど、取引コストを低くでき、トレードの利益率を上げられます。
特にスキャルピングトレードやEA自動売買など、取引回数の多いトレードをするなら、スプレッドを0.1 pipsでも低くする努力をしましょう。
ではTradersTrustのは広い方なのでしょうか、それとも狭い方なのでしょうか?
この記事ではTradersTrustのスプレッドについてわかりやすく解説していきます。
スプレッドは、TradersTrustの「スプレッド一覧」で確認できます。
TradersTrustの銘柄ごとのスプレッド一覧
ここからはTradersTrustの銘柄ごとのスプレッドを見ていきます。
なおスプレッドの計測は手間がかかるので、「ダメ猫FX」というサイトから引用しています。
FX通貨ペアのスプレッド
FX通貨ペアのスプレッドは以下の通り。
プロ口座とVIP口座はECN口座なので、プロ口座は1ロット往復6ドル、VIP口座は1ロット往復3ドルの手数料が追加されます。
pips換算だと、プロ口座は0.6 pips、VIP口座は0.3 pipsのプラスとなります。
下の表は手数料分のpipsを加えたものとなっています。
通貨ペア | クラシック口座 | プロ口座(+0.6 pips) | VIP口座(+0.3 pips) |
スプレッド | スプレッド | スプレッド | |
USD/JPY | 1.5 | 1 | 0.7 |
USD/CHF | 1.9 | 1.3 | 1 |
USD/CAD | 2.4 | 1.5 | 1.2 |
EUR/USD | 1.3 | 0.9 | 0.6 |
EUR/JPY | 1.8 | 1.1 | 0.8 |
EUR/GBP | 1.9 | 1.5 | 1.2 |
EUR/AUD | 2.6 | 1.9 | 1.6 |
EUR/CHF | 2.1 | 1.3 | 1 |
EUR/CAD | 2.4 | 1.8 | 1.5 |
EUR/NZD | 3.4 | 2.5 | 2.2 |
GBP/USD | 2.1 | 1.6 | 1.3 |
GBP/JPY | 2.5 | 1.9 | 1.6 |
GBP/AUD | 2.7 | 2.2 | 1.9 |
GBP/CHF | 2.6 | 1.7 | 1.4 |
GBP/CAD | 2.9 | 2.2 | 1.9 |
GBP/NZD | 3.8 | 3.2 | 2.9 |
AUD/USD | 1.5 | 1.2 | 0.9 |
AUD/JPY | 1.6 | 1.4 | 1.1 |
AUD/CHF | 2.5 | 1.9 | 1.6 |
AUD/CAD | 2 | 1.6 | 1.3 |
AUD/NZD | 2.6 | 1.9 | 1.6 |
CHF/JPY | 2 | 1.4 | 1.1 |
CAD/JPY | 2 | 1.3 | 1 |
CAD/CHF | 2.5 | 2 | 1.7 |
NZD/USD | 2 | 1.5 | 1.2 |
NZD/JPY | 2.3 | 1.7 | 1.4 |
NZD/CHF | 2.8 | 2 | 1.7 |
NZD/CAD | 2.7 | 1.9 | 1.6 |
EURNOK | 48.3 | 28.4 | 28.1 |
EURSEK | 33.9 | 21.8 | 21.5 |
EURPLN | 22.7 | 20.1 | 19.8 |
EURTRY | 35.9 | 29 | 28.7 |
NOKSEK | 19.1 | 8.1 | 7.8 |
SGDJPY | 4 | 3.6 | 3.3 |
USDSGD | 2.7 | 2.1 | 1.8 |
USDDKK | 20.4 | 9.2 | 8.9 |
USDHKD | 24.2 | 12 | 11.7 |
USDMXN | 65.3 | 43.5 | 43.2 |
USDNOK | 36.6 | 21.7 | 21.4 |
USDPLN | 11.8 | 8.5 | 8.2 |
USDSEK | 33.9 | 23.5 | 23.2 |
USDTRY | 28.5 | 30 | 29.7 |
USDCNH | 19.1 | 9.6 | 9.3 |
USDZAR | 80.6 | 58.8 | 58.5 |
XAU/USD | 3.9 | 2.4 | 2.1 |
XAG/USD | 3.8 | 1.7 | 1.4 |
引用元:TradersTrust(TTCM)のスプレッド一覧
日本人が海外FX業者を選ぶときは、アメリカドル円をよく基準にするので、USDJPYで比較していきます。
まずTradersTrustのクラシック口座は、USDJPYのスプレッドが1.5 pips。これは0.7 pipsのiFOREX、0.8 pipsのLAND-FXと比べると広めです。
それに対してプロ口座だと、USDJPYのスプレッドは1.0 pipsと低めで、さらにVIP口座なら0.7 pipsとさらに低くなります。
STP口座であるクラシック口座よりも、ECN口座であるプロ口座・VIP口座の方がスプレッドが狭いですね。
取引回数の多いスキャルピングトレードやEA自動売買をするなら、スプレッドの狭いプロ口座やVIP口座がおすすめ。
FX通貨ペアのスプレッドは、TradersTrustの「スプレッド一覧」で確認できます。
株価指数CFDのスプレッド
株価指数CFDのスプレッドは以下の通り。
銘柄 | スプレッド |
GER30 | 1.6 |
US500 | 0.8 |
US30 | 4 |
NAS100 | 2.1 |
JPN225 | 17 |
CFD銘柄はFX通貨ペアと比べてスプレッドが広い傾向があります。
ただCFD銘柄はFX通貨ペアと比べるとレバレッジが低く、少ない資金に高いレバレッジをかけるハイリスクトレードとは相性が良くありません。
CFD取引はスイングトレードや長期投資に使われることが多く、スプレッドが広くても、利益率にはそれほど影響が出ません。
株価指数CFDのスプレッドは、TradersTrustの「株価指数CFD」で確認できます。
商品先物のスプレッド
商品先物のスプレッドは以下の通り。
銘柄 | スプレッド |
XAU/USD | 3.9 |
XAG/USD | 3.8 |
MGAS | 0.8 |
USOIL | 0.6 |
UKOIL | 0.6 |
COPPER | 4 |
商品先物CFDのスプレッドも、FX通貨ペアと比べると広めですね。
商品先物のスプレッドは、TradersTrustの「商品先物」で確認できます。
仮想通貨のスプレッド
仮想通貨銘柄のスプレッドは以下の通り。
銘柄 | スプレッド |
BTCUSD | 31.618 |
ETHUSD | 2.28992 |
LTCUSD | 0.68643 |
XRPUSD | 0.00523 |
BCHUSD | 3.3 |
BTCEUR | 44.253 |
BTCJPY | 8430.75 |
BTCGBP | 62.581 |
BTCCNH | 2026.05 |
ETHEUR | 2.12813 |
ETHJPY | 249.15 |
ETHCNH | 48.14 |
LTCJPY | 70.8 |
LTCCNH | 17.06 |
LTCEUR | 0.652 |
仮想通貨銘柄のスプレッドは総じて広め。例えばBTCUSDのスプレッドは、30 pips以上にもなります。
スキャルピングトレードやデイトレードとは相性が悪く、基本的には長期保有が前提です。
スプレッドが広いと、取引コストが高くなり、トレードで利益を出すのが難しくなります。仮想通貨銘柄での取引は、上級者向けと言えますね。
仮想通貨銘柄のスプレッドは、TradersTrustの「仮想通貨」で確認できます。
TradersTrustのスプレッド確認方法
TradersTrustのスプレッドを確認する方法は2つ。
- TradersTrustの「スプレッド一覧」を見る
- MT4にログインして、スプレッドを確認する
1番手っ取り早いのは、TradersTrustの「スプレッド一覧」で確認する方法。
ウェブブラウザからリンクをクリックするだけで、最新スプレッドを確認できます。
ただ海外FX業者のスプレッドは、インターネットの利用環境やサーバー環境、口座タイプや時間帯によって異なります。
より正確なスプレッドを知りたいなら、TradersTrustで口座開設して、MT4でスプレッドを確認しましょう。
MT4のダウンロードは、TradersTrustの「プラットフォーム」で行えます。
他の海外FX業者とTradersTrustのスプレッドを比較
TradersTrustのSTP口座のスプレッドは、アメリカドル円で1.5 pipsです。
ではこのスプレッドは広い方なのでしょうか、それとも狭い方なのでしょうか?
参考までに、以下の表ではTradersTrustのスプレッドを他と比較しています。
比較対象はSTP口座のアメリカドル円です。
海外FX業者 | スプレッド(STP口座/USDJPY) |
iFOREX | 0.7 pips |
LAND-FX | 0.8 pips |
GemForex | 1.2 pips |
AXIORY | 1.3 pips |
TradersTrust | 1.5 pips |
XM | 1.6 pips |
HotForex | 1.7 pips |
Tradeview | 1.8 pips |
FBS | 2.0 pips |
TradersTrustのSTP口座は、スプレッドが1.5 pipsと平均的。
もっと狭いスプレッドで取引をするなら、0.7 pipsのiFOREX、もしくは0.8 pipsのLAND-FXを使った方が良いでしょう。
ただTradersTrustの真の価値は、ECN口座にあります。
TradersTrustのECN口座の取引手数料を比較
TradersTrustの最大の特徴は、ECN口座の取引手数料が非常に低いこと。
参考までに、他とECN口座の取引手数料を比較してみました。
海外FX業者 | ECN手数料(1ロット往復) |
TradersTrust VIP口座 | 3ドル |
Tradeview | 5ドル |
TradersTrust プロ口座 | 6ドル |
AXIORY | 6ドル |
LAND-FX | 7ドル |
XM | 10ドル |
FBS | 12ドル |
TradersTrustのVIP口座は、取引手数料が1ロット往復3ドルとダントツに低いですね。
EA自動売買やスキャルピングトレードでは、取引コストが低いほど、利益率が高くなります。その点でVIP口座は力強い味方となるでしょう。
ただTradersTrustのVIP口座を使うには、200万円以上の入金が必要です。資金が少ない人には、ハードルが高いですね。
200万円用意できない方におすすめなのが、TradeviewのILC口座。ECN口座の取引手数料が1ロット往復5ドルと、2番目に低いです。
資金を200万円以上用意できるならTradersTrustのVIP口座、用意できないならTradeviewのILC口座がおすすめ。
TradersTrustのスプレッドが狭くなる時間帯
TradersTrustでデイトレードやスキャルピングトレードをするなら、スプレッドが狭い時間帯を狙いましょう。
特に取引通貨量の多い時間帯は、スプレッドが狭くなりやすいです。
ここからはTradersTrustのスプレッドが狭くなる時間帯を見ていきます。
16時〜18時(日本時間):ロンドン市場が活発に
デイトレードで効率よく稼ぎたいなら、まずはロンドン市場がおすすめ。ロンドン市場は世界で最も取引通貨量の多い市場です。
ロンドン市場では通貨供給量が多くなり、取引も活発になるため、チャートの値動きがなだらかに大きくなります。チャートの動きも予測しやすくなり、トレンドに乗るだけでも利益を出しやすくなります。
ロンドン市場が始まるのは冬時間だと日本時間16時、夏時間だと日本時間15時です。それ以降の時間帯はチャートが多く動くため、ロンドン時間が始まる前にポジションを保有しておきたいですね。
ロンドン市場が始まり、チャートが大きく動いたタイミングで、トレンドに乗って利確する、という手法は割と鉄板です。
スプレッドは、TradersTrustの「スプレッド一覧」で確認できます。
23時〜2時(日本時間):ニューヨーク市場が活発に
FXトレードで大きく稼ぎたいなら、ニューヨーク市場が活発になるニューヨーク時間もおすすめ。
ニューヨーク市場はロンドン市場の次に通貨供給量の多い市場です。チャートの値動きが大きくなるため、デイトレードやスキャルピングトレードで利益が出しやすくなります。
ただニューヨーク市場の活発になる時間帯は、重要な経済指標もたくさん発表され、チャートが予測不可能な動きをすることもあります。特にレンジ相場だと上下に100 pips動くことも珍しくはありません。
うっかり損切りをし忘れると、100〜1,000 pipsもマイナスになることもあるでしょう。
それにニューヨーク時間は日本時間だと真夜中です。トレードに熱中しすぎると、生活リズムを崩してしまうリスクだってあります。
FXトレードと日常生活を両立させたいなら、まずはロンドン市場を狙うのが安全です。
スプレッドは、TradersTrustの「スプレッド一覧」で確認できます。
TradersTrustのスプレッドが広くなる時間帯
TradersTrustでデイトレードやスキャルピングトレードをするなら、スプレッドが広くなる時間帯は避けましょう。
スプレッドが広いと、取引コストが大きくなり、FXトレードの利益率がダウンするからです。
ここからはTradersTrustのスプレッドが広がりやすい時間帯を見ていきます。
経済指標前後
経済指標が発表される前後の時間帯は、トレードは控えましょう。
経済指標が発表される時間帯は、機関投資家やプロトレーダーなどがトレードに参入し、注文回数が非常に多くなります。海外FX業者はサーバーの負担を減らすために、スプレッドを広く設定することもあるのです。
確かに経済指標が発表されるタイミングでは、チャートが大きく動きます。うまくトレンドに乗ることもできれば、1回で100 pips以上稼ぐことも可能でしょう。
ただその動きを予測するのはプロトレーダーですら困難です。経済指標が発表されるタイミングでは、注文は控えましょう。
ちなみに経済指標を確認するなら、みんかぶの「経済指標カレンダー」が便利。前回の変動幅がpips単位で表示されており、影響度がわかりやすいからです。
オセアニア時間(朝4〜8時)
オセアニア時間もトレードは控えましょう。この時間帯は通貨の流通量が少なく、スプレッドが広がりやすいからです。
通貨供給量が多ければ多いほど、スプレッドは狭くなります。例えば通貨供給量の多いアメリカドル円は1 pips前後ですが、供給量の少ないトルコリラだと100 pipsを超えることも珍しくありません。
通貨供給量の少ないオセアニア時間だと、スプレッドの狭いアメリカドル円ですら10 pips前後になります。
スプレッドの狭いタイミングでFXトレードをするなら、ロンドン時間やニューヨーク時間などを狙いましょう。
スプレッドは、TradersTrustの「スプレッド一覧」で確認できます。
FX市場の開始直後(月曜の朝6〜7時)
FX市場が開始した直後の時間帯も、トレードを控えましょう。この時間帯も取引通貨量が少なく、スプレッドが広がりやすいからです。
TradersTrustのトレード開始時間は以下の通り。
- 夏時間(サマータイム):月曜 6:00〜
- 冬時間:月曜 7:00〜
朝にFXトレードをするなら、FX市場が開始したから2時間後くらいがおすすめ。その頃には通貨供給量が多くなり、スプレッドも狭くなっているはずです。
スプレッドは、TradersTrustの「スプレッド一覧」で確認できます。
FX市場の終了直前(土曜の朝6〜7時)
FX市場がクローズする直前の時間帯も、トレードは控えましょう。これも同じ理由で、取引通貨量が少なくなり、スプレッドが広くなるからです。
TradersTrustのFX市場がクローズするタイミングは以下の通り。
- 夏時間(サマータイム):〜土曜 6:00
- 冬時間:〜土曜 7:00
週末明けの月曜日の朝は、チャートが大きく動きます。デイトレードがメインの人は、土曜日の朝までにはポジションを決済しましょう。
スプレッドは、TradersTrustの「スプレッド一覧」で確認できます。
まとめ:STP口座のスプレッドは少し広め。ECN口座で勝負しよう
ここまでTradersTrustのスプレッドについてわかりやすく解説してきました。
スプレッドは、TradersTrustの「スプレッド一覧」で確認可能。STP口座のクラシック口座だと広めで、アメリカドル円でも1.5 pipsはあります。
ただこれがECN口座だと話は別。プロ口座なら取引手数料は1ロット往復6ドルと低く、VIP口座なら3ドルの破格クラスになります。
取引回数の少ないデイトレードやスイングトレードなら、STP口座であるクラシック口座を使っても良いでしょう。
ただ取引回数の多いスキャルピングトレードやEA自動売買をするなら、ECN口座のプロ口座やVIP口座を使ったほうが利益を出しやすいです。
ただVIP口座を利用するには200万円の入金が必要となります。用意できない方は、TradersTrustのプロ口座から使い始めましょう。
プロ口座の詳細は、TradersTrustの「口座タイプ」で確認できます。