TradersTrustはEA自動売買と相性の良い海外FX業者です。
ECN口座の取引手数料が、プロ口座だと1ロット往復6ドル、VIP口座なら3ドルと低く、取引回数の多いトレードで利益を出しやすいからです。
また約定率が高く、スリッページも発生しにくいため、Tradeviewと並んで海外FX上級者に好んで使われています。
ではTradersTrustは使うに値する海外FX業者なのでしょうか?
この記事ではTradersTrustのメリット・デメリットについてわかりやすく解説していきます。
TradersTrustの詳細スペックは、TradersTrust公式サイトをご覧ください。
TradersTrustのメリット
ここからはTradersTrustのメリットを見ていきます。
メリット1、ECN口座の取引手数料が低い(1ロット往復3〜6ドル)
TradersTrustの最大のメリットは、ECN口座の取引手数料が低いこと。
プロ口座は1ロット往復6ドルと低い方ですし、VIP口座は3ドルと破格クラスです。
プロ口座とVIP口座の違いは、こちらの表をご覧ください。
プロ口座 | VIP口座 | |
最小入金額 | 20,000円 | 2,000,000円 |
取引手数料 | 往復6ドル/ロット | 往復3ドル/ロット |
最大レバレッジ | 500倍 | 200倍 |
ロスカット | 20% | 50% |
マージンコール | 50% | 80% |
VIP口座は取引手数料が非常に低いですが、200万円の入金が必要で、レバレッジも200倍と低めです。資金に余力のある人でないと、使うのは難しいでしょう。
よって海外FXで資金200万円を用意できるならVIP口座、できないならプロ口座を使うといいでしょう。
プロ口座・VIP口座の詳細は、TradersTrustの「口座タイプ」をご覧ください。
メリット2、bitwalletで入金・出金できる
TradersTrustの2つ目に大きなメリットは、bitwalletで入金・出金ができること。
bitwalletは海外FXトレーダーに人気のある決済サービスで、銀行の入金手数料が0.5%、出金手数料が824円と安いのが特徴。
ただbitwalletは便利ですが、有名な海外FX業者だと利用を制限されているところがあります。例えばXMでは利益出金ができず、AXIORY・GemForexも入出金ができません。
bitwalletを活用すれば、入金・出金の手数料を節約できます。
おすすめの組み合わせは、クレジットカードで入金して、bitwalletで利益出金する方法。bitwalletの銀行入金手数料0.5%を節約できます。
入金・出金方法は、TradersTrustの「入金方法・出金方法」をご覧ください。
メリット3、条件を満たせば、無料VPSを利用できる
TradersTrustでは一定の条件を満たすことで、無料VPSが利用できます。
VPSとは、簡単に言うと、オンラインでパソコンとして使えるサーバーのこと。EA自動売買をするなら、必須のサービスです。
VPSの無料利用条件は以下の通り。
口座残高 | 取引ロット数(往復) | |
ブロンズ | 2,000ドル以上 | 最低5ロット/月 |
シルバー | 3,000ドル以上 | 最低7ロット/月 |
ゴールド | 5,000ドル以上 | 最低10ロット/月 |
VPSの提供元はBeeksFX。料金が高い割に、使い勝手が微妙で、日本人利用者の間では評判が良くありません。
無料でBeeksFXを使うよりも、VULTRやContaboなど海外の高コスパVPSを使ったほうが、満足度は高くなるはずです。
無料VPSは、TradersTrustの「無料VPSサービス」をご覧ください。
メリット4 、両建てトレードの規制がない
TradersTrustでは両建て取引の規制がありません。
そのため同一口座による両建て取引はもちろんのこと、複数口座間や複数業者間での両建て取引もできます。
ただし海外FXの両建て取引は、利益を出すのが難しいため、初心者にはおすすめしません。
それと複数業者間で両建て取引をするなら、もう片方の業者も両建て取引の規制がないところを選びましょう。おすすめはAXIORYとTradeviewですね。
詳しくはTradersTrustの「両建て取引について」をご覧ください。
メリット5、最低限のCFD取引ができる
TradersTrustにはいくつかのCFD銘柄があるため、最低限のCFD取引も可能です。
CFD銘柄のカテゴリー・種類などは以下の通り。
株価指数CFD | 8種類 |
商品先物 | 4種類 |
仮想通貨 | 15種類 |
ただiFOREXやHotForexと比べると、銘柄の種類も少なめで、レバレッジも低いため、おすすめ度は低めです。
CFD取引で本格的に利益を出したいなら、銘柄の種類が多いiFOREXの方がおすすめ。詳細はiFOREXの「取引条件」で確認できます。
TradersTrustのCFD銘柄は、TradersTrustの「取引商品」をご覧ください。
メリット6、スリッページが少なく、EA自動売買で利益を出しやすい
TradersTrustは約定力が優秀で、スリッページも少ないため、EA自動売買で利益を出しやすいです。
例えばこちらの記事ではAXIORYとTradersTrustのスリッページを比較していますが、TradersTrustの方がスリッページが少ないと書かれています。
EA自動売買で利益を出すなら、ECN口座の取引手数料だけではなく、スリッページも重要です。
EA自動売買では取引回数が多いため、マイナスのスリップページがたくさん発生してしまうと、利益率も落ちてしまいますから。
その点でスリッページの発生しにくいTradersTrustは、EA自動売買と相性が良いわけです。
TradersTrustでのEA自動売買は、TradersTrustの「口座開設ページ」から始められます。
TradersTrustのデメリット
ここからはTradersTrustのデメリットをまとめておきます。
デメリット1、口座開設ボーナス・入金ボーナスが使いにくい
TradersTrustの最大のデメリットは、ボーナスが使いにくいこと。
TradersTrustには2種類のボーナスがあります。
1万円の新規口座開設ボーナスでは、利益出金するのに10ロットの取引が必要ですし、利益出金できるのも1万円だけです。
同じ新規口座開設ボーナスでも、以下の2つの方が使いやすいです。
利益出金などに条件を設けていませんからね。
さらに最大1,000万円の100%入金ボーナスも、口座内の現金がゼロになると、消滅する仕様になっています。
これは本来はトレードごとに得られるキャッシュバックなのですが、仕組みを理解していないと勘違いしやすいです。
TradersTrustのボーナスは使い勝手が悪く、ボーナスでトレードの証拠金を増やしたい人にはおすすめできません。
ボーナスの詳細は、TradersTrustの「1万円ボーナス・100%入金ボーナス」をご覧ください。
デメリット2、口座は最大3つまでしか作れない
TradersTrustの2つ目に大きなデメリットは、口座を最大3つまでしか作れないこと。
そのため複数の口座を同時運用してEA自動売買をする人とは相性が良くありません。
EAはお互いにストラテジーが干渉するのを防ぐために、1口座につき1つだけ使うことを推奨されています。
TradersTrustで4つ目以降の口座を作りたいなら、サポートデスクに申請しましょう。
追加口座の詳細は、TradersTrustの「追加口座について」をご覧ください。
デメリット3、口座を放置すると、アーカイブされやすい(90日間放置)
TradersTrustは口座管理がシビアで、長期間放置しているとすぐに口座が使えなくなってしまいます。
具体的に言うと、TradersTrustでは口座を90日間トレードせずに放置すると、口座がアーカイブされるのです。
アーカイブ口座は、ウォレット口座だと復元できるのですが、MT4取引口座だと復元できません。その時は会員ページにログインして、口座を作り直しましょう。
口座アーカイブの詳細は、TradersTrustの「口座アーカイブについて」をご覧ください。
デメリット4、最大レバレッジは500倍と平均的
TradersTrustの最大レバレッジは500倍で、他と比べても平均的です。
レバレッジが高ければ高いほど、必要証拠金が少なくなり、資金の少ない人でもハイリスクなトレードがしやすくなります。
最大レバレッジ500倍も国内FXと比べると高いのですが、資金10万円前後で挑むには厳しいです。資金10万円前後でトレードするなら、レバレッジ1,000倍のGemForexや888倍のXMの方がおすすめ。
詳しくはGemForex公式サイト、XM公式サイトをご覧ください。
デメリット5、コピートレードの参加人数が少ない
TradersTrustではコピートレードが可能です。
コピートレードをする場合は、TradersTrustの会員ページにログインして、コピートレード専用口座を開設してください。
ただTradersTrustのコピートレードは、ストラテジープロバイダーの人数が15人程度と少なく、優秀なトレーダーを探しにくいです。
本格的にコピートレードをするなら、ストラテジープロバイダーの人数が多いHotForexの方がおすすめ。
HotForexのコピートレードの詳細は、HotForexの「ストラテジープロバイダーリスト」をご覧ください。
デメリット6、取引プラットフォームにMT5・cTraderが使えない
TradersTrustの取引プラットフォームはMT4のみ。MT5やcTraderは使えません。
MT4の中でもデスクトップ版のMT4は、インジケーターやEAの種類が多く、世界中のトレーダーに好まれています。
ただMT4にも以下のデメリットがあります。
- チャートの表示時間を日本時間に変更できない
- 損切りや利食いの自動設定ができない
- 取引ツール内で経済指標を確認できない
- デスクトップ版MT4以外は拡張性が低く、機能も少ない
上2つの機能は、デスクトップ版MT4のインジケーターをインストールすれば使えますが、アプリ版はできません。
MT4はEA自動売買とは相性が良いのですが、裁量トレードとなると、機能が少なめで、チャート分析の効率が落ちてしまいます。
裁量トレードの成績を上げたいなら、チャート分析機能の豊富なcTraderがおすすめ。cTraderはAXIORYやTradeviewで利用できます。
cTraderの詳細は、AXIORYの「cTrader」、Tradeviewの「取引プラットフォーム」をご覧ください。
まとめ:TradersTrustはEA自動売買と相性がいい
ここまでTradersTrustのメリットとデメリットについて解説してきました。
TradersTrustのメリットは、ECN口座の取引手数料が低く、スリッページも少ないこと。EA自動売買と相性が良いですね。
デメリットは、入金ボーナスが使いにくく、取引口座が3つしか作れず、口座がアーカイブされやすいこと。
特に入金ボーナスは、現金がゼロになると消滅するタイプなので、トレードの証拠金には使えません。
TradersTrustは上級者向けの海外FX業者です。取引手数料の低さやスリッページの少なさを活用できるのは、ある程度FXトレードの経験を積んだ人のみです。
TradersTrustの詳細スペックは、TradersTrust公式サイトをご覧ください。