TradeviewでFXトレードを始めるには、当然Tradeviewで口座開設する必要があります。
ただTradeviewには6種類の口座タイプがあります。さらにSTP口座とECN口座まであり、海外FXが初めての人だとわかりにくいでしょう。
特にTradeviewは新規口座開設が難しいのに、日本語の情報が少なく、初めて口座を開設する人は戸惑うはずです。
そこでこの記事ではTradeviewの口座開設手順や、おすすめの設定などを詳しく見ていきます。
口座開設は、Tradeviewの「新規口座開設ページ」から行います。
Tradeviewの口座開設に必要な書類
まずTradeviewで口座開設をするには、以下の2種類の確認書類が必要です。
- 本人確認書類(免許証、マイナンバーカードなど)
- 住所確認書類(健康保険証、住民票の写しなど)
本人確認書類は、運転免許書がおすすめ。免許証を持っていなければ、マイナンバーカードでもOK。持っていなければ市役所などで発行できます。
住所確認書類のほうは、保険証や公共料金の請求書などが該当します。
これらが用意できないなら、住民票の写しもおすすめ。マイナンバーカードを持っていれば、コンビニで200円くらいで発行できます。
住所確認書類は発行から3ヶ月以内が条件なので、できるだけ新しいものを発行しましょう。
これら2つの書類は、写真を口座開設フォームにアップロードする形で提出します。
確認書類のアップロードは、Tradeviewの「口座開設フォーム」から行います。
Tradeviewの口座開設手順
ここからは実際のTradeviewの口座開設手順を見ていきます。
手順1、Tradeview公式サイトにアクセスする
まずはTradeview公式サイトにアクセスします。
手順2、「新規口座開設」ボタンをクリックする
次にトップページの「新規口座開設」という赤いボタンをクリックします。
海外FXが初めてでお金を失うのが怖い方は、「デモ口座開設」でもかまいません。
デモ口座の開設は、Tradeviewの「デモ口座開設ページ」から行えます。
手順3、個人口座か法人口座のどちらかを選択する
口座開設ページでは、「個人口座」か「法人口座」のどちらかを選択します。法人を持っていない海外FXトレーダーは、個人口座を選びましょう。
余談ですが、海外FXで法人口座を開設すると、税制上で優遇を受けられます。海外FXで稼ぎすぎて税金に困っている方は、法人口座を検討しましょう。
法人口座開設は、Tradeviewの「法人口座開設ページ」から行えます。
手順4、個人口座開設フォームにて個人情報を入力する
ここからはTradeviewの口座開設フォームに必要事項を入力します。
入力項目は多いので、時間は5〜10分ぐらいかかると思っておきましょう。
ステップ1、取引プラットフォームを選択する
まずはTradeviewの取引プラットフォームを選択します。
取引プラットフォームは9種類から選択可能です。
- メタトレーダー Innovative Liquidity Connector(MT4のECN口座)
- メタトレーダー4 X Leverage(スタンダード口座)
- メタトレーダー5 Innovative Liquidity Connector
- メタトレーダー X Leverage(スタンダード口座)(MT5のSTP口座)
- Cトレーダー(cTraderのこと)
- バイキング
- API/FIX(開発者向け)
- Sterling(株・株式指数CFD)
- Rhinotrader(マイナーな取引ツール)
おすすめはcTrader。裁量トレードに特化した取引ツールで、海外FXトレードに便利な機能がたくさん詰まっているからです。
いきなりcTraderを使うのが怖いなら、利用者の多いMT4・MT5を使うのも良いでしょう。取引ツールが自分に合わないと感じたら、後で追加口座で作り直せます。
取引プラットフォームは、Tradeviewの「取引プラットフォーム」で確認できます。
ステップ2、取引口座の通貨を選択する
次は取引口座で使う通貨を選択します。
- 日本円
- 米ドル
- EUR(ユーロ)
- AUD(オーストラリア・ドル)
- CAD(カナダドル)
- CHF(スイス・フラン)
- GBP(スターリング・ポンド)
- MXN(メキシコペソ)
- ZAR(南アフリカランド)
迷ったら日本円がおすすめ。日本人が海外FXトレードをするなら、日本円を使ったほうが、収益や損失の感覚をつかみやすいからです。
海外送金手数料や為替手数料を節約したいなら、他の通貨を使ってもいいですが、それはFXに慣れてからでもいいでしょう。
取引口座の通貨は、Tradeviewの「口座開設フォーム」で確認できます。
ステップ3、【ご登録情報】自分の個人情報を入力していく
次はトレーダーの個人情報を入力します。
- 姓(ローマ字)
- 名(ローマ字)
- ミドルネーム(該当する場合)
- 出生地(例:japanなど)
- 生年月日
- パスポート番号
- パスポートの有効期限
- 国籍
パスポート番号やパスワードの有効期限などは任意です。確認書類でパスポートをアップロードするなら、入力しておきましょう。
次は「居住地に関する情報」という項目を入力します。
- 国(居住国のこと)
- 都道府県
- 市区町村(ローマ字)
- 住所(ローマ字)
- 郵便番号(半角数字)
- 電話番号(半角数字)
- Eメールアドレス
- 性別(男性・女性・その他)
- 婚姻(未婚・既婚)
住所は日本語ではなくローマ字で入力するので注意しましょう。日本語の住所をローマ字に変換するなら、Judressというサービスが便利です。
電話番号を入力する欄もありますが、Tradeviewから電話かかってくることはまずありません。基本的なやり取りはメールです。
メールアドレスは捨てアドではなく、メインで使っているメールアドレスを登録しましょう。口座アカウント番号やパスワードなどの重要情報が届くからです。
Tradeviewからスパムのようなメールが届くことはありませんのでご安心ください。
入力項目は、Tradeviewの「口座開設フォーム」で確認できます。
ステップ4、【米国市民権に関する情報】アメリカ市民/在住者か答える
この項目では登録者がアメリカ人・アメリカ在住者かどうかを答えます。
質問と選択肢を引用しておきましょう。
米国市民権・永住権に関して:
- (a) 米国市民権・永住権を保持しています (green card holder/ resident under the substantial presence test)
- (b) 出生は米国ですが市民権を放棄したため現在は米国籍ではありません (証明書の添付が必要となります)
- (c) 米国市民権や永住権はありません
Tradeviewで口座開設したいなら、選択肢は「C」を選びましょう。
アメリカ人・アメリカ在住者は、アメリカの認可を受けていない海外FX業者で口座開設できません。海外FX業者もアメリカは敵に回したくはないので、アメリカ人かどうかを入念にチェックするわけです。
質問内容は、Tradeviewの「口座開設フォーム」で確認できます。
ステップ5、【ご職業に関する情報】職業・仕事の年収を答える
職業や年収などの質問に答えます。
「職業」の項目では、以下の4つの中から選びます。
- 会社員
- 自営業
- 退職
- 無職
現在仕事をしていなくても、Tradeviewで口座開設できます。正直に答えましょう。
「年間所得」の項目でも、以下の4つの選択肢から選びます。
- 250万円以下
- 250万円〜500万円
- 500〜1,000万円
- 1,000万円以上
年収が少ないと言う理由で、Tradeviewの口座開設ができなくなることはありません。こちらも正直に答えて良いでしょう。
質問内容は、Tradeviewの「口座開設フォーム」で確認できます。
ステップ6、【総資産】年収・純資産を答える
次は現在の年収や純資産額などについて答えます。
「年収」の項目では、以下の4つの中から選びます。
- 250万円以下
- 250万円〜500万円
- 500〜1,000万円
- 1,000万円以上
「おおよその純資産」の項目では、以下の4つの中から選びます。
- 250万円以下
- 250万円〜500万円
- 500〜1,000万円
- 1,000万円以上
「投資予定金額」の項目では、以下の4つの中から選びます。
- 250万円以下
- 250万円〜500万円
- 500〜1,000万円
- 1,000万円以上
これらも金額が少ないからといって、Tradeviewの口座開設が断られることはありません。
質問内容は、Tradeviewの「口座開設フォーム」で確認できます。
ステップ7、【収入源に関する情報】収入源を答える
「収入源」の項目では、以下の中から選びます。
- 雇用・給与者所得
- 遺産相続
- 会社売却からの収入
- 投資もしくは貯蓄
- 不動産・家賃収入
- 年金・恩給
- その他
この項目は複数選択できます。自営業などの収入がメインなら「その他」を選択しましょう。
「米国市民権・永住権に関して」の項目では、以下の文言に同意する場合は、チェックボックスにチェックを入れます。
- 私の知る限りにおいて、本申請書に記されたすべて の情報が事実かつ正確である事を認め、必要であれば追加書類を提出します
登録者がアメリカ人・アメリカ在住者ではないことの念押しですね。
「破産された経験はございますか」という質問に答えます。
- 「はい」「いいえ」で答える
経験があるから海外FX業者の口座開設ができない、という話は聞いたことがありませんね。
質問内容は、Tradeviewの「口座開設フォーム」で確認できます。
ステップ8、【投資のご経験 (複数回答可)】投資の経験を答える
この項目では以下の6種類の金融商品について、投資経験があるかの質問に答えます。
- 株式・債権
- 為替・CFD・貴金属
- 商品
- 先物
- オプション
- 投資信託
6種類それぞれの金融商品に対して、以下の3つの質問をされます。
- 経験(なし、2年未満、2年から5年、5年から10年、10年以上)
- 取引量(なし、0ドルから5万ドル、5万ドルから10万ドル、10万ドルから50万ドル、50万ドル以上)
- 取引頻度(なし、毎日、毎週、毎月、四半期ごと、半年ごと)
投資経験がなかったり、投資頻度が少なかったりしても、それが理由でTradeviewの口座開設が断られる事はありません。
質問内容は、Tradeviewの「口座開設フォーム」で確認できます。
ステップ9、【その他の情報】投資の目的を答える
「年間投資予定額」の項目では、以下の選択肢の中から選びます。
- 0ドル〜25,000ドル
- 25,000ドル〜100,000ドル
- 100,000ドル〜250,000ドル
- 250,000ドル〜100万ドル
- 100万ドル以上
「口座の目的」の項目では、以下の選択肢の中から選びます。
- リスクヘッジ
- 投資・投機
- 自己勘定取引
- その他
ちなみに自己勘定取引とは、投資銀行や証券会社などが自分の資金で投資を行うことです。
「口座管理の担当」の項目では、以下の選択肢の中から選びます。
- ご本人が取引
- 第三者が取引(限定委任状のアップロードが必要)
- 第三者の口座を取引
Tradeviewでは誰かの代わりに取引をしたり、逆に誰かに取引を代行してもらうことも可能です。
ただ日本ではFXトレードの代行は、投資助言業に該当し、投資顧問業者としての登録も必要になります。
日本の金融法を熟知していないなら、この手の取引代行はおすすめできません。
紹介ブローカーを使う場合は、「紹介ブローカーについて」の項目にも答えます。
- 紹介ブローカー名(ローマ字・半角英数)
- 自由欄(弊社担当や紹介ブローカーから連絡を受けた場合は担当者名等をご記入ください)
これで一通りの入力作業は完了です。次は確認書類をアップロードします。
入力項目は、Tradeviewの「口座開設フォーム」で確認できます。
ステップ10、【必要書類のアップロード】確認書類をアップロードする
「書類の種類」の項目では、以下の4つの本人確認書類から選択します。
- パスポート
- 運転免許証
- 身分証明書
- マイナンバーカード
4つの中のどれかにチェックを入れると、アップロードする項目が現れるので、撮影した写真をアップロードします。
「発行された国」の項目では、その本人確認書類が発行された国を選びます。日本人であれば「japan」を選択しましょう。
「現住所確認書類」の項目では、現在の住所を確認する書類をアップロードします。
住所確認書類として使える書類は以下の通り。
- 3ヶ月以内に発行した住民票の写し
- 公共料金の明細書
- 健康保険証
おすすめは健康保険証ですが、用意できないなら住民票の写しもおすすめ。
住民票の写しはマイナンバーカードを持っていれば、コンビニで200円くらいで発行できます。マイナンバーカードを持っていないなら、市役所などで発行しましょう。
アップロードは、Tradeviewの「口座開設フォーム」で行えます。
Tradeviewでは以下の4つの契約書をPDF形式で公開しています。
- Esignitures(電子署名)
- Terms and Conditions(規約と条件)
- Client Agreement(顧客契約書)
- Additional Risk Disclosure(追加リスク開示書)
万が一のことを考えている慎重派は、ダウンロードしておきましょう。契約書はすべて英語で書かれているので、Google翻訳を使うと理解しやすいです。
PDFのダウンロードは、Tradeviewの「口座開設フォーム」で行えます。
ステップ11、電子署名をして、入力フォームを送信する
確認書類のアップロードが終わったら、次は電子署名です。自分のローマ字の名前を電子署名しましょう。
ローマ字にすると名前が長くなってしまう方は、イニシャル入力でも構いません。例えば山田太郎なら「T.Y」と入力します。
電子署名の入力が終わったら、以下の英文のチェックボックスにチェックを入れます。
- I acknowledge that I have read the above documents and fully understand the information provided therein.
大意は「上記の書類を読んだ上で、完全に理解したことを認めます」でしょうか。
先ほど紹介した4つのPDFファイルの事ですね。
- Esignitures(電子署名)
- Terms and Conditions(規約と条件)
- Client Agreement(顧客契約書)
- Additional Risk Disclosure(追加リスク開示書)
Tradeviewで大金を動かすのであれば、万が一のこともありますし、読んでおくことをおすすめします。
入力した項目をもう一度確認したら、赤色の「送信する」ボタンを押しましょう。
これでTradeviewの口座開設手続きは完了です。
一連の手続きは、Tradeviewの「口座開設フォーム」で行えます。
手順5、口座開設手続きが終わったら、届いたメールを確認する
口座開設手続きが完了すると、Tradeviewから口座開設申請メールが届きます。それから24時間以内には、口座開設完了のメールが届くはずです。
口座開設完了メールには、開設した口座のアカウント番号とパスワードが記載されています。
これら2つの情報は、Tradeviewの会員ページや取引プラットフォームにログインするときに必要となります。届いたメールは削除しないようにしましょう。
Tradeviewの口座開設が終わったらやること
Tradeviewで口座開設が終わっても、すぐにFXトレードができるわけではありません。
ここからは口座開発が終わった後にやるべきことを述べておきます。
その1、Tradeviewの会員ページにログインしてみる
まずはTradeviewの会員ページにログインしてみましょう。
Tradeviewの会員ページでは、FX口座への入金、口座からの出金、追加口座の開設などを行います。TradeviewをメインにFXトレードをするなら重要なページなので、ブックマークしておきましょう。
またTradeviewの会員ページにログインするには、口座アカウント番号とログインパスワードが必要となります。
これらの情報は口座開設時のメールに記載されているので、忘れた方はメールを掘り出してチェックしましょう。
その2、Tradeviewの取引ツールをダウンロードする
FXトレードを始めるには、取引ツールも必要です。公式サイトからダウンロードしましょう。
ダウンロードは、Tradeviewの「取引プラットフォーム」からおこないます。
取引ツールはcTraderがおすすめ。FXトレードに便利な機能がたくさん備わっており、スマホアプリやウェブブラウザにも対応しているからです。
それとMT5だけはTradeviewのダウンロードページではなく、口座開設後に届くメールのリンクからダウンロードします。
その3、Tradeviewで口座入金する
Tradeviewでリアルマネートレードをするなら、FX口座に資金を入金する必要もあります。
口座への入金手続きは、Tradeviewの会員ページから行います。口座アカウント番号とパスワードを入力して、ログインしましょう。
Tradeviewの入金方法は、bitwalletがおすすめ。入金・出金手数料を安く抑えられます。
他の入金方法は、Tradeviewの「入金ページ」で確認できます。
その4、実際に取引ツールでFXトレードをしてみる
取引ツールをダウンロードして口座入金を済ませたら、実際にFXトレードをしてみましょう。
海外FX初心者だと、最初はどのタイミングでどのポジションを保有すべきか分からないため、勝率は低くなりがちです。
最初のうちは0.1ロットで取引しましょう。0.1ロットなら20 pips損しても、損失額は2000円程度に抑えられます。取引ロット数を小さめに設定しておけば、FXトレードで負けが続いても損失額は最小限になります。
ある程度トレードに慣れて勝率が安定してから、ロット数を増やしましょう。
取引ロット数は、英語版Tradeviewの「Accounts」で確認できます。
その5、ある程度利益が出たら、口座出金する
FXトレードでの勝率が安定して、ある程度利益が増えてきたら、FX口座から出金もしましょう。口座に資金を溜めすぎると、ロスカット・ゼロカットのダメージが大きくなるからです。
出金手続きは、Tradeviewの会員ページから行います。
出金方法はbitwalletがおすすめ。理由は出金手数料が924円と安いからです。
他の出金方法は、Tradeviewの「出金ページ」で確認できます。
その6、別の追加口座で別の口座タイプも試してみる
Tradeviewは他の海外FX業者と比べても、口座タイプの種類が多いです。
他の取引ツールを使ってみたいなら、追加口座を作ってみましょう。追加口座はTradeviewの会員ページから無料で作れます。
おすすめはcTrade口座。ワンタップ注文や自動損切り設定などは、裁量トレードで重宝するでしょう。
逆に自動売買がメインなら、MT4のILC口座がおすすめ。取引手数料が1ロット往復5ドルと最安値クラスなので、トレードで利益を出しやすいはずです。
口座タイプは、英語版Tradeviewの「Accounts」で確認できます。
まとめ:Tradeviewは口座開設手続きがめんどくさい
ここまでTradeviewの口座開設方法について長々と解説してきました。
Tradeviewの口座開設フォームは入力する項目が多く、口座開設手続きを完了させるまでに時間がかかります。
ただTradeviewでは高性能なFX取引ツール「cTrader」が利用できます。さらに取引手数料も1ロット往復5ドルと安く、面倒な手続きをする価値はあるはずです。
実際Tradeviewは取引手数料が安いことからベテラン海外FXトレーダーにも人気があります。スキャルピングトレードなどで取引コストを極限まで下げたいなら、口座開設を検討しましょう。
口座開設は、Tradeviewの「新規口座開設ページ」から行います。