仮想通貨はFXと並んで収益性の高い金融商品です。「億り人」という言葉が生まれ、そのバブルに熱狂した人も多いのではないでしょうか?
そんな仮想通貨にXMのレバレッジ888倍が適用できれば、莫大な利益が得られるかもしれません。
実際のところXMで仮想通貨取引はできるのでしょうか?
残念ながら、XMでは仮想通貨投資ができません。2018年ごろは投資できたのですが、現在はできなくなっています。
ではなぜXMで仮想通貨投資ができなくなったのか? 仮想通貨銘柄の詳細や、メリット、デメリットとともに解説していきます。
現在投資できる銘柄は、XMの「取引→取引商品」で確認できます。
2019年現在、XMは日本で仮想通貨を扱えない
2019年現在、XMでは日本居住者は仮想通貨取引ができません。
理由はXMが日本の仮想通貨交換業者に認定されていないから。
2017年から仮想通貨交換業は登録制になり、仮想通貨業務は登録された業者しかできなくなったのです。
XMを含めた海外FX業者は、日本の法律を遵守していません。
仮想通貨交換業にも登録していないため、日本居住者はXMで仮想通貨投資ができなくなりました。
ただ英語版のXMだと、まだ仮想通貨を取り扱っています。だから海外居住者としてXMに登録すれば、XMで仮想通貨投資することは可能。
ここからはXMで仮想通貨投資がしたい人向けに、仮想通貨銘柄の特徴や、メリット、デメリットなどを解説しています。
XMで投資できる仮想通貨銘柄は5種類(スプレッド、レバレッジ、スワップポイント)
英語版のXMによると、取り扱っている仮想通貨銘柄は5種類。
- BCHUSD(ビットコインキャッシュ)
- BTCUSD(ビットコイン)
- ETHUSD(イーサリアム)
- LTCUSD(ライトコイン)
- XRPUSD(リップル)
まずは仮想通貨銘柄の軽い説明から。
「ビットコイン」は世界で最初に発行された仮想通貨、「ビットコインキャッシュ」と「ライトコイン」はビットコインから分裂した仮想通貨です。
「イーサリアム」は、時価総額がビットコインに次ぐ仮想通貨で、スマートコントラクトが使えます。
「リップル」は、リップル社が保有している仮想通貨で、決済スピードが速く、ビジネス利用が見込まれています。
次の項目からは、仮想通貨銘柄の詳細を見ていきます。
スプレッドを比較
XMの仮想通貨銘柄のスプレッドは以下の通り。
- BCHUSD(ビットコインキャッシュ):5 pips
- BTCUSD(ビットコイン):60 pips
- ETHUSD(イーサリアム):3.6 pips
- LTCUSD(ライトコイン):0.6 pips
- XRPUSD(リップル):0.0038 pips
アメリカドル円などのメジャー通貨と比べると、全体的なスプレッドは広め。
特にビットコインのスプレッドは60 pipsと非常に広いですね。
1万通貨保有すれば、スプレッドの手数料は6,000円。これで利益を出すのは難しそうです。
XMのスプレッドは、XMの「取引→取引商品」で確認できます。
レバレッジを比較
XMの仮想通貨銘柄のレバレッジはすべて5倍。
- BCHUSD(ビットコインキャッシュ):5倍
- BTCUSD(ビットコイン):5倍
- ETHUSD(イーサリアム):5倍
- LTCUSD(ライトコイン):5倍
- XRPUSD(リップル):5倍
国内FX業者の25倍よりも低いため、まともに利益を出すには、たくさんの証拠金が必要になります。
FXのレバレッジは以下の通り。
- スタンダード口座・マイクロ口座:レバレッジ888倍
- XM Zero口座:レバレッジ500倍
仮想通貨の5倍よりもはるかに高いことがわかります。
XM仮想通貨投資の最大のデメリットは、レバレッジが5倍と非常に低いこと。XMで収益を上げたいなら、仮想通貨銘柄はおすすめできません。
銘柄ごとのレバレッジは、XMの「取引→取引商品」で確認できます。
スワップポイントを比較
仮想通貨銘柄のスワップポイントは以下の通り。
- BCHUSD(ビットコインキャッシュ):買い -25、売り-10
- BTCUSD(ビットコイン):買い -25、売り-10
- ETHUSD(イーサリアム):買い -25、売り-10
- LTCUSD(ライトコイン):買い -25、売り-10
- XRPUSD(リップル):買い -25、売り-10
買いも売りもスワップポイントはマイナス。
仮想通貨銘柄のポジションを保有している間は、ずっと金利を支払い続けることになります。
仮想通貨を長期保有しても、スワップポイントで稼げないわけです。XMのスワップ取引で稼ぎたいなら、 FXのトルコリラなどの通貨ペアを保有しましょう。
XMのスワップポイントは、XMの「取引→取引商品」で確認できます。
XMで仮想通貨投資をするメリット
XMで仮想通貨投資するメリットは以下の通り。
- 入金ボーナスは適用される
- ゼロカットが適用され、追証による借金の心配なし
- MT5口座・プラットフォームでトレードができる(MT4口座は非対応)
それぞれのメリットを順に見ていきましょう。
口座開設・入金ボーナスが適用される
XMで口座開設をして入金をすると、入金ボーナスを受けられます。ボーナスは証拠金としてFXトレードに利用可能。
ボーナスの詳細は以下の通り。
5万円入金するだけで、もう5万円分のボーナスがもらえます。ボーナスは出金できませんが、それでもかなりの大盤振る舞いですよね!
こうした入金ボーナスが充実しているのも、海外FXの醍醐味です。投資するお金が少ないなら、海外FXのボーナスをフル活用しましょう。
3種類のボーナスは、XMの「プロモーション」で確認できます。
ゼロカットが適用され、追証による借金の心配なし
国内FX業者や国内仮想通貨取引所は、ゼロカットシステムを採用していません。
無茶なトレードをして、大きな損失を抱えた場合、その補填分の請求されるリスクがあります。
それに対しXMはゼロカットシステムを採用しています。口座残高がマイナスになっても、XMが補填してゼロにリセットしてくれます。
国内FX業者の追証で大きな借金を抱えるケースは稀です。
それでも高レバレッジ・ハイリスクなトレードをするなら、ゼロカットシステムを採用しているXMを使ったほうが安全でしょう。
ゼロカットは、XMの「取引→証拠金とレバレッジ」で確認できます。
プラットフォーム「MT5」を利用できる(MT4口座は非対応)
XMで仮想通貨取引をする時には、取引ツール「MT5」を利用できます。(MT4は非対応)
「MT5」は、世界的に有名なFX取引ツール「MT4」の改良版。全体的な動作が速くなっており、時間足が20種類程度に増えています。ただしMT4のEA自動売買とは互換性なし。
取引ツールの「MT5」も世界的に有名で、XM以外の海外FX業者でも使われています。
MT5はインディケーターの種類が多いため、テクニカル分析しやすいのも特徴。
MT5の詳細は、XMの「プラットフォーム」で確認できます。
XMで仮想通貨投資をするデメリット
仮想通貨投資のデメリットは以下の通り。
- スプレッドが広い(BTC/USDは60 pips)
- レバレッジが低い(5倍)
- スワップ取引で利益を出せない
- 土日は取引ができない(仮想通貨取引所なら可能)
- メジャー通貨よりも変動が大きい
スプレッドが広く、レバレッジは低いため、短期投資に向いていません。
それぞれのデメリットを順に見ていきます。
スプレッドが広い(BTC/USDは60 pips)
XMの仮想通貨銘柄は、全体的にスプレッドが広め。特にビットコインのスプレッドは60 pipsと、エキゾチック通貨並みの広さです。
スプレッドは取引ごとに発生する手数料で、広ければ広いほどFXトレードの利益は小さくなります。
60 pipsは1万通貨取引で6,000円に相当しますが、デイトレードで60 pips稼ぐのは熟練したトレーダーでも難しいです。
スプレッドが広いことから、XMで仮想通貨投資をするのはおすすめできません。
XMのスプレッドは、XMの「取引→取引商品」で確認できます。
レバレッジが低い(5倍)
仮想通貨銘柄の最大レバレッジは5倍。XMの最大レバレッジ888倍と比べれば、いかに低いかがわかります。
レバレッジが低いということは、必要証拠金も多くなるということ。小額の資金だと動かせる通貨量が限られるため、トレードで大きな収益を出せなくなります。
海外FXの最大の長所は、国内FXよりもはるかに高いレバレッジです。レバレッジ5倍はその長所をつぶしていると言わざるをえません。
XMで仮想通貨投資をすることは悪手です。レバレッジ888倍でFXトレードをした方が、収益性が高いですからね。
銘柄ごとのレバレッジは、XMの「取引→取引商品」で確認できます。
スワップ取引で利益を出せない
仮想通貨はどの銘柄もスワップポイントがマイナスです。ポジションを長期で保有し続けると、毎日スワップポイントを余分に支払うことになります。
XMの仮想通貨銘柄は、スイングトレードや長期投資とも相性が悪いのです。
XMでスワップ取引をするなら、FXのトルコリラを保有しましょう。EUR/TRYの通貨ペアなら、1万通貨で1日600円のスワップポイントを得られます。
XMのスワップポイントは、XMの「取引→取引商品」で確認できます。
土日は取引ができない(仮想通貨取引所なら可能)
XMでは土日は仮想通貨投資ができません。
それに対し普通の仮想通貨取引所なら、土日でも取引は可能。土日もトレードを楽しみたい人は、仮想通貨取引所で口座開設しましょう。
銘柄ごとの取引時間は、XMの「取引→取引商品」で確認できます。
メジャー通貨よりも変動が大きい
仮想通貨投資は、FXや株式投資よりもずっとハイリスクです。
理由は通貨流通量が少なく、チャートの値動きが激しいから。さらに言えば、機関投資家やネットの情報によって値動きを操作されやすいです。
株式投資だと、嘘の情報を流して株価を操作すると罰せられます。
それに対し仮想通貨では、価格操作に対する法制化がまだ進んでおらず、影響力のある人がデマや口コミで価格操作をする危険があるのです。
FXも経済指標によってチャートが大きく動きますが、仮想通貨はそれ以上。
テクニカル分析で安定して利益を出したいなら、仮想通貨よりもFXの方がまだマシです。
仮想通貨投資は、XMよりも仮想通貨取引所がおすすめ!
XMでは日本人居住者は仮想通貨投資ができません。できたとしてもレバレッジは5倍で、得られる利益は小さいです。
仮想通貨取引をしたいなら、国内の仮想通貨取引所を利用しましょう。中でも代表的なのは以下の4社です。
- GMOコイン:レバレッジ5〜10倍
- DMMビットコイン:レバレッジ4倍
- BITPOINT:取引ツールが「MT4」、レバレッジ4倍
- bitbank:取引ツールが「Trading View」、レバレッジ取引不可
ただ仮想通貨取引所のレバレッジも高くて10倍で、国内FXのレバレッジ25倍よりもさらに低いです。
資金の少ない人に仮想通貨投資は不向きでしょう。
高レバレッジ取引は海外の取引所で!
高いレバレッジをかけて取引したいなら、海外の仮想通貨取引所を使いましょう。
中でも主要なのはこの4社。
本来なら知名度の高いBinanceかBittrexを勧めたいところですか、どちらもレバレッジ取引に対応していません。
高レバレッジ取引をするなら、レバレッジ100倍のBitMEXか、レバレッジ200倍のCryptoGTを選びましょう。
ただどちらのレバレッジも、XMの888倍に比べれば低め。短期売買で大きな利益を出すなら、やはりFXがおすすめです。
XMのレバレッジは、XMの「口座タイプ」でも確認できます。
仮想通貨投資よりFXの方が、収益性が高い!
繰り返しますが、XMでは日本居住者は仮想通貨取引が取引ができません。仮想通貨取引をするなら、日本の仮想通貨取引所か、海外の取引所で口座開設しましょう。
ただ仮想通貨取引は総じてレバレッジが低いため、資金が少ないと大きな利益を出せないです。
資金が100万円以下なら、仮想通貨投資よりも、レバレッジの高い海外FXを選びましょう。
海外FXを始めるなら、業者はXMがおすすめ。日本人利用者が多く、わからないことがあっても、必要な情報をすぐに見つけられるからです。
XMでのFXトレードは、XMの「口座開設ページ」から始められます。