XMは取引プラットフォーム「MT4」に対応しており、EA自動売買が可能です。
ただEA自動売買は設定の手順が複雑です。それにVPSの契約や収益性の高いEAの確保などもする必要があります。
自動売買が初めての人にはハードルが高いでしょう。
この記事では、XMでEA自動売買を始める手順をわかりやすく解説することにしました。
XMでのEA自動売買は、XMの「口座開設ページ」から始められます。
EAとは?そのメリットについて
EAはエキスパートアドバイザー(Expert Adviser)の略称で、取引プラットフォーム「MT4」で使える自動売買プログラムを指します。
EAはネット上のウェブサイトで入手でき、MQL5フォーラムやGoGoJungleなどでも販売されています。
ただEAは当たり外れが多く、ゴミのようなEAをぼったくり価格で売りつける輩もいます。EAで利益を出すには、収益性の高いものを見極める必要があるのです。
それでもEA自動売買には、以下のメリットがあります。
- 国内FXの自動売買より取引コストが低い
- チャートを見る時間を節約できる
- FX特有のストレスがなくなる
- 仕事に専念しやすくなる
EAの目利きが上手くなれば、国内の自動売買や裁量トレードより良い結果が出せるかもしれません。
前置きが長くなりました。ここからはXMでEA自動売買を始める方法を解説します。
XMで口座開設する
XMでEA自動売買を始めるには、まずXMで口座開設する必要があります。
口座開設は、XMの「口座開設ページ」から行いましょう。
XMは日本人利用者が多く、信頼性の高い海外FX業者です。海外FXが初めての人は、まずXMから始めてみましょう。
口座は「スタンダード・MT4口座」がおすすめ!
XMの口座タイプは3種類あります。
3口座の中で一番おすすめなのがスタンダード口座。取引通貨量が多く、50万円相当の入金ボーナスがもらえるからです。
口座タイプの比較は、XMの「口座タイプ」で行えます。
またXMでは取引プラットフォームごとに2種類の口座に分けられています。
EA自動売買をするなら、MT4口座を選びましょう。MT4は歴史の長いプラットフォームで、使えるEAの種類が多いからです。
MT5は最近出たばかりの取引ツールで、対応しているEAの種類も少なめ。MT4の10分の1ほどでしょうか。
取引プラットフォームは、XMの「プラットフォーム」でダウンロードできます。
VPS(仮想専用サーバー)を契約する
XMの口座開設が終わったら、次はVPSの契約です。
VPSは仮想専用サーバー(Virtual Private Server)の略称で、共用サーバーを専用サーバーと同じ環境のようにするサービスのこと。
そしてEA自動売買をするならVPSは必須です。
VPSはEA自動売買に必須のサービス
VPSを契約する目的は、EA自動売買の運用を安定させるためです。
EA自動売買は基本的に24時間を運用します。普通のパソコンで使っていると、インターネットの接続状態が悪くなり、自動売買が正常に行われないことがあります。
またEA自動売買の運用は、パソコンに負荷がかかります。EAを運用しながら仕事でパソコン使えば、仕事で使っているソフトも重くなるはずです。
ただEAを運用するためだけにパソコンを買うのは割に合いません。だからVPSを契約して代用するのです。
VPSを契約して、WindowsとMT4をインストールすれば、普通のパソコンと同じように使えますからね。
EA自動売買で収益を出したいなら、VPSは必ず契約しましょう!
VPSはお名前.comデスクトップクラウドがおすすめ!
初めてVPSを契約するなら「お名前.comデスクトップクラウド」がおすすめ。
WIndowsとMT4がすでにインストールされており、セットアップの手間が省けるからです。
料金は月額2,000円前後と少し高めですが、それを補って余るほど使い勝手がいいです。
さらに「お名前.comデスクトップ」はGMOグループが管理しているため、サポートも充実しています。わからないことがあれば気軽に質問しましょう。
有料VPSは他にもいろいろありますが、初めてEA自動売買をするなら、お名前のVPSが無難です。
詳しくはお名前.comデスクトップクラウドの公式サイトをご覧ください。
XMではVPS「Beeks」を無料利用できるが、おすすめできない
VPSにお金をかけたくないなら、XMの無料VPSサービスを使うのもアリです。
ただ無料VPSを利用するには、2つの厳しい条件をクリアする必要があります。
- 毎月5ロット(50万通貨)以上の取引
- 口座入金額5,000ドル以上(日本円で55万円)
どちらの資金の少ない人にはハードルが高いでしょう。
10万円くらいの資金でEA自動売買を始めるなら、普通に有料VPSを使った方がいいです。
無料VPSサービスは、XMの「プロモーション→無料VPSサービス」で確認できます。
自動売買プログラム「EA」を入手する
VPSの契約が終わったら、次はお待ちかねのEA入手です。
EAはインターネットの販売サイトで入手でき、無料EAをダウンロードしたり、有料EAを購入したりもできます。
ただ収益性の高いEAを見つけるのは難しく、中にはゴミみたいなEAをぼったくり価格で売る輩もいます。収益性の高いEAを見極める目を養いましょう。
ここからはEAの入手方法を解説します。
まずはMQL5で無料EAを試してみる
EAは「MQL5」というサイトで入手できます。
無料EAもたくさん配布されているので、良さげなものを片っ端からダウンロードして試してみましょう。
EA自動売買で利益を出すには、EAの目利きが必要。EAをたくさん使ってみることが大切です。
逆にいきなり高額なEAを買うのはやめましょう。初心者がいきなり高額EAを買っても使いこなせません。
まずはMQL5で無料EAを試しましょう。ダウンロードは「MT4の無料EA一覧」から行えます。
資金に余裕があれば、有料EAを購入する
ただし無料EAは機能が制限されていることがあります。特定の通貨ペアしか購入できない、取引ロット数が限定されている、などですね。
理由はおそらく有料EAを買わせるため。無料EAは体験版という位置付けでしょう。
無料EAで利益が出てきたら、有料EAの購入も検討してみましょう。
MQL5のEA販売ページには、アマゾンのようなレビュー機能があります。レビューで高評価のもの買えば、ハズレを引く確率が少なくなるでしょう。
ただ有料EAの価格帯は1万円から10万円と高額。購入前にはEAのパフォーマンスをしっかり下調べしておきましょう。
優秀なEAが欲しいなら、こちらの記事も参考になります。
自動売買プログラムの注意点
ここからはEA自動売買プログラムを使うときの注意点を述べていきます。
EAは複数運用が基本
まずEA自動売買では基本的に複数のEAを同時に運用します。
理由はリスク分散するため。ひとつのEAで稼げなくなってもも、他のEAが収益を出していれば、その損失を補ってくれます。
どんなEAにも波があり、あらゆる状況で稼ぎ続けることはあり得ません。
だから様々な相場のケースに対応できるよう、手法の異なる複数のEAを同時運用するわけです。
「卵は一つのカゴに盛るな」という投資の格言はEA自動売買にも言えそうです。
EAには寿命がある(目安は1〜2年)
EAには寿命があります。寿命の目安は1年から2年でしょうか。
あまり高額なEAを買いすぎると、EAの購入コストを回収できなくなります。
EAの寿命が尽きる理由は、過去の相場に対応しすぎて、現在の相場に対応できなくなったからとされています。
この現象をカーブフィッティングと言います。
稼げなくなったEAは運用を停止して、新しいEAに切り替えましょう。EA自動売買の世界でも損切りは大切です。
EAの成果が出るまでに時間がかかる(数ヶ月くらい)
EAは運用してすぐに成果が出るとは限りません。
EA自動売買のプログラムは過去のチャートを元に作られていますが、それが今現在のチャートに対応しているとは限らないからです。
最初のうちは赤字で、数ヶ月かけて徐々に収益化していくというケースもあります。
だからEAの成果がすぐに出なくても、運用は続けましょう。
収益性の高いEAを見つけるのは難しい
稼げるEAを見つけるのは本当に難しいです。
稼げるEAがあれば、みんなそれに飛びつきますし、開発者も独占するからです。
必要以上に収益性を喧伝するEAがあれば、詐欺の可能性を考えましょう。EAは高額な情報商材なので、詐欺にも使われやすいのです。
1ヶ月で100%以上の利益率なんてEAがあれば、ほぼ詐欺です。EA自動売買の利益率は、月5%〜10%と相場が決まってます。
稼げるEAを見つけたいなら、EAを見る目を養いましょう。みんなが目もくれないようなところに、お宝は転がっているものです。
EAをMT4にセットする(Windows推奨)
EAを入手したら、それをMT4に組み込みます。
EA自動売買は基本的にVPSのWindowsで行うため、設定環境もWindows OS推奨。
設定方法は簡単で、MT4を起動して、ファイルから購入したEAを展開するだけ。
設定方法については、こちらの記事をご覧ください。
EA自動売買はめんどくさい。忍耐力も必要。
ここまでXMでEA自動売買をする方法を解説してきました。
MT4のEA自動売買ははっきり言ってめんどくさいです。
VPSの契約は必須ですし、収益性の高いEAを見極める目も必要。そしてEAのセッティングや管理にも、パソコン・サーバー関連の知識が求められます。
国内FXのように、ボタン1つで後は勝手にやってくれるわけでもありません。情報収集能力や忍耐力も要求されるでしょう。
ただEA自動売買にはそれを補って余りあるメリットもあります。
- 国内FX自動売買よりスプレッドが狭く、収益性が高い
- 収益性の高いEAを自分で選べる
- 海外FXの高いレバレッジをかけて自動売買できる
- チャートを分析をする時間を節約できる
特にEA自動売買はスプレッドが余分に広がらないため、国内FXの自動売買よりも収益性の高いです。
めんどくさいことをやってのける忍耐力があるなら、EA自動売買はおすすめです。
XMでのEA自動売買は、XMの「口座開設ページ」から始められます。