Zulutradeは世界的に有名なコピートレードプラットフォームです。
参加しているストラテジープロバイダーが5,000以上と非常に多く、優秀なストラテジーを探す機能が充実しており、コピートレードで利益を出しやすくなっています。
ただ残念ながら、日本在住者はZulutradeを利用できません。どうしても利用したいなら、税率の低いシンガポールなどに移住しましょう。
日本在住者がコピートレードをするなら、HotForexのコピートレードやcTraderのコピートレードの方が現実的です。
この記事ではZulutradeの仕組みについてわかりやすく解説していきます。
Zulutradeの基礎知識
ここからはZulutradeの基礎知識をまとめておきます。
その1、日本在住者はZulutradeを利用できない
まずZulutradeは日本在住者だと利用できません。日本国外に住んでいる、海外在住者のみ利用できるサービスです。
Zulutradeの口座開設ページで「日本人住民」を選択すると、日本在住者向けのZulutradeのページに移動します。
ただ日本在住者向けのZulutradeページでは、リアル口座を開設できず、コピートレードができない仕様となっています。
日本在住者がコピートレードをするなら、Zulutradeではなく、HotForexのコピートレードやcTraderのコピートレードの方がおすすめ。
特にcTraderのコピートレードは、優秀なストラテジーが非常に多く、ストラテジーを無制限にフォローできるため、リスク分散をしやすいです。
その2、なぜか数種類のドメインがある
Zulutradeにはなぜか複数のドメインが存在します。
- zulutradejapan.com:日本在住者向け
- zulutrade.co.jp:日本在住者向け
- ja.zulutrade.com:海外在住者向け
- japan.zulutrade.com:海外在住者向け
- zulutrade.co.uk:海外在住者向け
ただ日本在住者向けのドメインで登録手続きをしても、リアル口座の開設はできず、リアルマネーによるコピートレードもできません。
海外在住者がコピートレードをするなら、下3つの海外在住者向けのドメインから登録しましょう。
その3、手数料は無料(代わりにスプレッドが上乗せ)
Zulutradeの利用手数料は無料です。
そのかわりZulutrade経由で口座開設をすると、マークアップスプレッドが上乗せされます。
マークアップスプレッドとは、海外ブローカーとは別に上乗せされるスプレッドのことです。
注意してもらいたいのは、ZuluTade経由で契約すると、基本的に通常のスプレッドが拡大されるブローカーが大半です。ZuluTradeに支払う手数料を、スプレッドに上乗せする感じです。0pipsのところもありますけど、0.5pipsから1pipsの会社が多いようです。
引用:ZuluTradeとは
上乗せされるスプレッドは0.5pipsから1pipsほど。このスプレッドがZulutrade側の利益となるわけです。
わずかなピップスを稼ぐスキャ系のストラテジーだと、フォロワー口座は十分な利益を得られない可能性もあります。
コピートレードを利用するなら、プラットフォームの収益構造も理解しておきましょう。
Zulutradeのメリット
ここからはZulutradeのメリットを見ていきます。
メリット1、対応ブローカーの数が多い(35種類)
Zulutradeの最大のメリットは、対応ブローカーの数が多いこと。およそ35種類の海外ブローカーでコピートレードができます。
対応海外ブローカーはこちら。
- AAAFx International:スプレッドの上乗せがない
- SWISSQUOTE
- SWISSQUOTE UK
- IC Markets:海外在住者ならおすすめ
- Tickmill EU
- Tickmill Global
- EverFX
- Weltrade
- NPBFX
- RedStone
- AvaTrade
- ADS Securities
- Hantec
- Axi
- FXopen
- FXOpen ECN
- BlackBull
- Amana
- Lirunex Limited Global
- instaforex
- TitanFX
- VANTAGE FX
- FXDD
- GKFX Prime
- Royal Financial Trading Pty Ltd.
- ActivTrades
- USGFX
- ThinkMarkets EU
- ThinkMarkets Global
- Global Prime
- Lirunex Limited EU
- Qtradefx
- OANDA
- NatureForex
- EverFX Seychelles
- VT Markets
- Finmax
- Eagle GM
- FXCM(現在は利用不可)
この中ならおすすめは、IC Markets。
IC Marketsは海外ブローカーの中でもスプレッドがトップクラスに狭く、cTraderのコピートレードにも対応しています。
スプレッドが狭ければ狭いほど、コピートレードの利益率が高くなるため、上級者ほどスプレッドの狭いIC Marketsを利用します。
IC Marketsのデメリットは日本在住者が利用できないことですが、Zulutrade自体が日本在住者が利用できないため、大きなデメリットとは言えません。
またZulutradeの設立したAAAFxなら、マークアップスプレッドが上乗せされないため、コピートレードの利益率も大きく向上します。
ただAAAFxは日本人利用者の評判などが少なく、信頼性が担保されていないため、お金は入れすぎないようにした方が良いでしょう。
メリット2、ストラテジーの数が非常に多い(5000以上)
Zulutradeのもう一つの大きなメリットは、ストラテジーの数が非常に多いこと。ざっと確認しただけでも5,000以上のストラテジーはあります。
HotForexのコピートレードの800、cTraderのコピートレードの900と比べても、Zulutradeの5,000はかなり多いです。
ストラテジーの数が多ければ多いほど、優秀なストラテジーの絶対数も多くなるため、利益率の高いストラテジーを見つけやすくなります。結果として、コピートレードの利益率もアップするでしょう。
コピートレードで安定した利益を出したいなら、ストラテジーの数が多いコピートレードプラットフォームを使いましょう。
メリット3、ストラテジーの情報量が多い(勝率・最大ドローダウンなど)
Zulutradeは世界最大級のコピートレードプラットフォームだけあって、ストラテジーの情報も詳細に提供しています。
ストラテジーの概要画面はこちら。
この中で重要なものは、ROIグラフ、トレード勝率、最大ドローダウン、フォロワー数あたりでしょうか。特にROIグラフは重要で、これが右肩上がりのストラテジーは、今後も安定して利益を出し続ける可能性が高いです。
コピートレードで安定した利益を出すなら、ストラテジーの情報量が多いプラットフォームを選びたいですね。
メリット4、専用サービス「Combos」でストラテジーのリスク分散がしやすい
Zulutradeのサービス「Combos」では、口座残高に合わせたストラテジーのポートフォリオを組むことで、適切なリスク管理を行えます。
Zulutradeでも複数のストラテジーを同時にフォローできます。ただコピートレードが初めての人だと、どういったストラテジーをフォローすれば良いのか戸惑うかもしれません。
しかし専用サービスの「Combos」を使うことで、Zulutradeが自動でフォローすべきストラテジーを提示して、ポートフォリオを組み上げてくれるわけですね。
コピートレードはフォロワーの口座残高が少ないと、ストラテジーの選択肢が限られるため、おすすめのストラテジーを提示してくれるのはありがたいです。
メリット4、デモ口座を開設できる
Zulutradeではデモ口座を開設することで、リアルマネーを使わずにコピートレードを体験できます。
コピートレードで利益を出すなら、優秀なストラテジーをフォローすることが何よりも重要です。下手なストラテジーをフォローすると、口座残高がどんどん減っていきます。
優秀なストラテジーを見つけられるようになるまでは、デモ口座で手当たり次第にストラテジーをフォローして、経験値を積みましょう。
メリット5、利用手数料は無料(スプレッドが上乗せされる)
Zulutradeの利用手数料は無料で、初期費用や月額料金は発生しません。これは他のコピートレードも同様です。
コピートレードで初期費用や固定費がかからないのはありがたいことです。これがEA自動売買だと、月額2,000円のVPSを契約したり、数万円のEAを購入したりする必要がありますからね。
FXに使えるお金が10万円前後なら、初期費用がかからないコピートレードがおすすめ。
コピートレード初心者は、HotForexのコピートレードから始めましょう。
メリット6、スマホアプリ(iPhone・Android)にも対応
Zulutradeはスマホアプリにも対応しています。
パソコンが苦手でスマホしか使わない方にとって、スマホでコピートレードができるのは助かりますね。
スマホでトレードをすると画面の情報量が少なくなるデメリットがありますが、コピートレードならチャートを見ることは少ないため問題ありません。
メリット7、VPS(仮想専用サーバー)の契約が不要
Zulutradeでコピートレードをするなら、VPSを契約する必要はありません。
VPS(仮想専用サーバー)は、オンラインでレンタルできるパソコンのようなもので、料金は月額2,000円から3,000円ほどかかります。
コピートレードならVPSの料金を節約でき、トレードのコスト削減につながります。
ちなみにEA自動売買などでVPSを契約するなら、初心者はお名前.comデスクトップクラウド、中級者以上はCONTABOがおすすめ。
Zulutradeのデメリット
ここからはZulutradeのデメリットをまとめておきます。
デメリット1、日本在住者は利用できない
Zulutradeのコピートレードは、日本在住者は利用できません。
日本の法律がコピートレードを禁止しており、金融庁も厳しく監視しているため、コピートレードプラットフォームは日本でサービス展開できないことが多いのです。
日本人がZulutradeを利用するなら、税率の低いシンガポールなどに移住するのが一般的です。
シンガポールの法人税率は17%で、世界の中でも最も法人税率が低い国の一つです。
また、この低い法人税率に加えて、法人税にかかる優遇税制もいくつか存在するため、最終的には17%よりもさらに低い法人税率に落ち着くことが多く、これが多くの企業をシンガポールに引き付ける魅力の一つとなっています。
実際ヨネダメガネさんやまんぼうさんなど、大きな利益を出している海外FXトレーダーは、税率の低い国に移住しています。
日本在住者がコピートレードするなら、HotForexのコピートレードかcTraderのコピートレードを使いましょう。これら2つは日本在住者でも利用できます。
デメリット2、日本居住者はストラテジープロバイダーとして利益を得られない
日本在住者はZulutradeのストラテジープロバイダーとして手数料収入を稼げません。
ローカルな制約事項により、日本在住者はZuluTradeにトレーダーアカウントを登録することは可能ですが、その取引活動による報酬は発生しません。
ストラテジープロバイダーとは、コピートレードにおいてトレード代行を引き受け、手数料を稼ぐ人たちのこと。フォロワー数が1,000人以上いれば、1回の取引で数千、数万ドル稼ぐこともできます。
Zulutradeは日本在住者向けにサービスを提供していない以上、当然ストラテジープロバイダーとして手数料を稼ぐこともできません。
ストラテジープロバイダーとして利益を得たいなら、こちらもHotForexのコピートレードかcTraderのコピートレードがおすすめ。どちらも日本在住者でも利用できます。
まとめ:日本在住者は、HotForex・cTraderのコピートレードで代用しよう
ここまでZulutradeの仕組みについてわかりやすく解説してきました。
Zulutradeは世界一大きなコピートレードプラットフォームですが、日本在住者は利用できません。利用したいなら、税率の低いシンガポールなどに移住しましょう。
日本在住者がコピートレードをするなら、HotForexのコピートレードかcTraderのコピートレードがおすすめ。
それぞれの特徴は以下の通り。
- HotForexコピートレード:初心者向け。フォローは3つまで
- cTraderコピートレード:優秀なストラテジーが多く、無制限にフォローできる
コピートレード初心者は、HotForexのコピートレードを使いましょう。コピートレードの管理画面が使いやすく、直感的な操作でコピートレードを始められます。
ただしHotForexのコピートレードは、ストラテジーを3つまでしかフォローできません。
コピートレードの利益を増やしたいなら、cTraderのコピートレードも併用しましょう。HotForexよりも優秀なストラテジーが多く、ストラテジーを無制限にフォローできます。