FXトレードの利益を安定させたいなら、EA自動売買がおすすめ。デスクトップ版MT4にEAをセットすることで、トレードを自動化でき、FX特有のストレスから解放されます。
EA自動売買での効率的な稼ぎ方はこちら。
- 収益性の高いアノマリー系EAを運用する(gotobi・Hydrangeaなど)
- スプレッド・約定力が優秀なブローカーを使う(Tradeview・HotForexなど)
- 運用額は100万円以上、月利2〜5%を利益目標にする
初心者はアノマリー系EAから始めましょう。単一ポジションなので破綻リスクが低く、スリッページ対策も不要なので扱いやすいです。
収益性の高いアノマリー系EAなら「gotobi」がおすすめ。過去1年間フォワード運用のリカバリーファクターが10.0以上、プロフィットファクターも3.0以上と非常に優秀です。
利幅の広いEAなので、スプレッドの広いブローカーでも利益を出しやすいです。XMの3種ボーナスやGemForexの抽選100%入金ボーナスで証拠金を増やし、高ロット運用してもいいでしょう。
収益性をさらに高めたいなら、TradeviewのILC口座・HotForexのゼロスプレッド口座などスプレッド・約定力が優秀なブローカーに切り替えましょう。
この記事ではEA自動売買の始め方・効率的な稼ぎ方をわかりやすく解説します。
EA自動売買の基礎知識
まずはEA自動売買の基礎知識をまとめておきます。
その1:VPS(仮想専用サーバー)の契約が必要
EA自動売買を始めるには、まずVPSを契約する必要があります。
VPS(仮想専用サーバー)とは、オンラインでレンタルできるパソコン環境のこと。EA運用ではデスクトップ版MT4を稼働し続ける必要があり、VPSならそれを簡単に行えます。
WindowsOSのローカルパソコンでも運用できますが、パソコンがクラッシュすると、MT4も同時に止まってしまい、自動売買が停止してしまいます。快適にEAを運用したいなら、VPSを契約しましょう。
月額有料VPSのおすすめはこちら。
- WebARENA Indigo:国内最安値クラス(2GB/1,500円/スケールアップ不可)
- さくらのVPS:2週間の無料お試しあり(2GB/2,200円/スケールアップ可能)
- Chocoping:FX用の海外VPS(2GB/2,300円相当)
おすすめは国内最安値クラスのWebARENA Indigo。ただ一度容量を決めたら変更できないので、プラン変更の予定があるならさくらのVPSの方がおすすめです。
Chocopingは海外VPSで、約定速度が重要なスキャ系EAを使う人に向いています。
VPSのメモリ(RAM)は、MT4を1つ〜2つ稼働させるだけなら2GBプランで充分です。EA検証やブローカー比較でMT4をたくさん稼働させるなら、4GB以上のプランに加入した方がいいですね。
その2:おすすめはアノマリーEA
EA運用が初めてなら、最初に使うのはアノマリー系EAがおすすめ。単一ポジションなので、ナンピン・マーチンEAのように含み損が大きくなりにくく、破綻リスクを低く抑えられます。
またリスクリワードも1.0以上と高めで、利益が損失より大きくなるようなトレードを心がけており、苦手相場でも損失が大きくなりにくいです。
さらに利幅も10〜20pips以上と広めなので、スプレッド・スリッページにこだわる必要がなく、XMやGemForexのボーナス運用でも利益を出しやすいです。
アノマリーEAのおすすめはこちら。
- gotobi(アノマリー):RF11.48/PF3.24/RR1.59
- Hydrangea(アノマリー):RF6.94/PF1.84/RR1.0
- 東京ルミエール(アノマリー):RF7.84/PF1.75/RR1.3
3つの中でも特におすすめなのは「gotobi」ですね。過去1年間のフォワード運用でリカバリーファクター10.0以上、プロフィットファクター3.0以上、リスクリワード1.5以上と非常に優秀です。
gotobiはその名の通りゴトー日(5・10のつく日)だけ仲値トレードを行うEAです。取引回数は少ないですが、エントリーポイントを絞っているため、他のアノマリー系EAより収益性が高めです。
以前は2万円以下で販売されていましたが、7月下旬あたりから25,000円に値上がりしました。EAは利用者が増えると値上げされやすくなるので、気になる方は早めに買っておきましょう。
他2つの「Hydrangea・東京ルミエール」もフォワード運用成績が優秀なアノマリーEAです。gotobiが値上がりしすぎて買えなくなったら、購入を検討しましょう。
その3:スキャEAは上級者向け
スキャ系EAも収益性・リスク耐性に優れており、長期運用に適しています。
ただ以下の理由からEA初心者にはおすすめしません。
- スワップポイント・取引手数料・マイナススリッページのコストが重い
- 使えるブローカーが一部に限られる(Tradeview・HotForexなど)
- リスクリワードが低めで、苦手相場だと損失が大きくなりやすい
- スリッページ対策が必要で、運用が難しい
スキャ系EAの最大のデメリットは、取引コストが重いこと。
トレードの時間帯が深夜帯なので、スプレッドが広がりやすく、さらにスワップポイントやマイナススリッページなどの追加コストも発生しやすいです。
またスキャ系EAはスプレッド・約定力が優秀なブローカーを使うことが前提となっており、運用口座もTradeviewのILC口座やHotForexのゼロスプレッド口座などごく一部に限られます。スプレッドの広いXM・GemForexでは手数料負けしてしまいます。
さらにスキャ系EAは逆張りトレードを多用するため、トレンド相場になると損失が大きくなりやすいです。レンジ相場で1〜5pipsをコツコツ稼いでも、トレンド相場で10〜60pipsの損失を出してしまうことも珍しくありません。
他にもFXブローカーの平均マイナススリッページや、VPSとFXブローカーのサーバー距離なども考える必要があり、運用難易度がかなり高いです。
スキャ系EAは運用が難しいため、EA初心者はアノマリー系EAを使うようにしましょう。
その4:ナンピン・マーチン・グリッドEAはハイリスク
ナンピン・マーチン・グリッドEAは月利20〜50%以上と利益率が非常に高いため、EA初心者の間では人気があります。ただトレンド相場では含み損が大きくなりやすく、破綻リスクも大きいため長期運用にはおすすめしません。
ナンピンとは、トレンドが進むにつれて逆張りポジションを増やしていくトレード手法のこと。マーチンゲールでは運用ロットも同時に増やしていきます。グリッドトレードも、レードロジックにナンピン・マーチンを含むことが多いです。
ナンピン・マーチン・グリッドEAは99%の通常相場では安定して高い利益を出せますが、残り1%の強いトレンド相場では破綻リスクが高くなります。長期運用だと破綻リスクが高いので、1ヵ月前後の短期運用を心がけましょう。
マーチンゲールを体験したいなら、無料EA「Dark Venus」がおすすめ。MQL5アカウントを持っていれば無料で利用でき、平常時なら月利20〜50%を狙えます。(Dark Venusの使い方)
あるいは「天狗 -てんぐ- AUD/JPY-ALL-」や「Waka Waka EA」など低頻度のナンピン・グリッドEAであれば、長期運用でも利益が安定しやすいです。
その5:ゴールドEAは超ハイリスク
ゴールドEAも利益率が高いことから、ナンピン・マーチンEAと同じように初心者に人気です。ただ破綻リスクが非常に高いため、個人的にはおすすめしません。
ゴールドはボラティリティが非常に高く、月1回の頻度で5,000〜10,000pips以上の特大トレンドが発生するため、トレードロジックがナンピン・マーチンだと高確率で破綻してしまいます。
中にはAdvanced Gold Tradingなど利益が安定しているゴールドEAもありますが、一般的なEAと比べてリスクリワードも低めで、損失も大きくなりやすいです。
またゴールドEAはTwitterでIB契約の形で無料配布していることもあります。ただそのほとんどはバックテスト成績・フォワード成績を公開しておらず、信頼性も低いため、安易に手を出さない方がいいです。(Twitterで「ゴールドEA」を検索)
ゴールドはFX通貨ペアよりもボラティリティが高く、テクニカルが通用しにくいです。EA運用で利益を安定させたいなら、ハイリスクなゴールドEAは使わないようにしましょう。
EA運用におすすめのFXブローカー
EA自動売買を始めるには、VPSだけでなくMT4口座も必要です。自動売買では取引回数が多くなりやすいため、できるだけスプレッド・約定力が優秀なブローカーを選びましょう。
EA運用におすすめのブローカーはこちら。
- Tradeview(ILC口座):スプレッド・約定力・取引手数料がとても優秀
- HotForex(ゼロスプレッド口座):レバレッジが500倍と高く、約定力も優秀
- AXIORY(ナノ口座):全体的に使いやすく、リアル口座を10口座作れる
1番のおすすめはTradeviewのILC口座ですね。
スプレッドが海外FXブローカーの中でもトップクラスに狭い上に、約定力も優秀でマイナススリッページが往復平均0.1pips以下。取引手数料も1ロット往復5ドルで他のブローカーより低めです。
実際にフォワード運用でブローカーの比較をしている人のデータを見ても、獲得pipsはTradeviewのILC口座が最も高かったです。(参考データを見る)
ただしTradeviewは、会員ページが口座単位ログインで使いにくい、レバレッジが100倍と低め、0.1ロット以下の取引ができない、国内銀行送金が使えない、などのデメリットがあります。
条件が合わないようなら、2番目のおすすめ候補であるHotForexのゼロスプレッド口座を選びましょう。こちらもレバレッジが500倍と高く、0.1ロット以下の取引もでき、国内銀行送金にも対応しています。
ただしHotForexには、ストップレベルがある(最低2.0pips)、MQL5シグナルが使えない、などのデメリットがあります。
MQL5シグナルで0.1ロット以下の取引をするなら、AXIORYのナノ口座を使いましょう。スプレッド・約定力はTradeviewなどに劣りますが、それでもXM・GemForexよりは利益を出しやすくなります。
EA自動売買の始め方
ここからはEA自動売買の始め方をまとめておきます。
手順1:VPSを契約する
EA自動売買をするには、まずVPSを契約する必要があります。コストパフォーマンスが高く、接続が安定しやすいVPSを選びましょう。
月額有料VPSのおすすめはこちら。
- WebARENA Indigo:国内最安値クラス(2GB/1,500円/スケールアップ不可)
- さくらのVPS:2週間の無料お試しあり(2GB/2,200円/スケールアップ可能)
- Chocoping:FX用の海外VPS(2GB/2,300円相当)
おすすめは国内最安値クラスのWebARENA Indigo。ただ一度容量を決めたら変更できないので、プラン変更の予定があるならさくらのVPSの方がおすすめです。
Chocopingは海外VPSで、約定速度が重要なスキャ系EAを使う人に向いています。
なおVPSのメモリ(RAM)については、デスクトップ版MT4を1つ〜2つ稼働させるだけなら2GBで充分です。
逆にEA検証やブローカー比較などでMT4を同時にたくさん稼働させるなら、4GB以上のプランに加入した方がいいですね。
手順2:VPSにログインする
VPSを契約したらログインしましょう。ログイン方法はOS・デバイスによって異なります。
手持ちのデバイスがWindowsOSなら、Windowsの「アクセサリー→リモートデスクトップ」からIPアドレスやパスワードなどを入力してログインします。(Windowsでのログイン方法)
手持ちのデバイスがmacOSやスマホ・タブレットなら、「Microsoft Remote Desktop」などのRDPアプリをインストールし、アプリ経由でログインしてください。(MacOSでのログイン方法)
VPSにログインするには、IPアドレス、ユーザネーム、パスワードの3つが必要となります。これらはVPS契約後に送られてくるメールか、VPSの会員ページに記載されているはずです。
手順3:デスクトップ版MT4をダウンロード・インストールする
VPSにログインできたら、次はデスクトップ版MT4をダウンロード・インストールします。ダウンロードは、VPS内部のウェブブラウザから行いましょう。
ウェブブラウザはデフォルトだとMicrosoft Edgeですが、Chromeに慣れているなら、Chromeに切り替えてもいいです。
この時アドブロックアドオン「uBlock Origin」をインストールしておくと、検索エンジンのリスティング広告を非表示にでき、MT4のダウンロードページを探しやすくなります。
ダウンロードするデスクトップ版MT4は、保有口座と同じブローカーのものを選んでください。例えばXMのMT4口座を持っているなら、XMのデスクトップ版MT4をダウンロードします。
MT4をダウンロードしたら、直後にインストールも開始するため、所定の手続きに従って進めてください。
手順4:MQL5アカウントでログインする(MQL5 EAを使う場合)
デスクトップ版MT4をインストールしたら、アイコンをダブルクリックして起動します。
この後MQL5のEAを使うなら、MQL5アカウントにログインしておきましょう。右上の吹き出しアイコンをクリックすればログインページを表示できます。
MQL5アカウントを持っていない方は、余力のある時に作っておきましょう。無料マーチンゲールEAの「Dark Venus」を利用できるようになり、EAの練習台に重宝するはずです。
MQL5アカウントにログインしておけば、MQL5で購入したEAをいつでもダウンロードできるようになります。
手順5:EAをMT4にダウンロード・インストールする
MQL5 EAのダウンロードは「ターミナルウィンドウ」の「マーケット→購入済み」タブから行います。
購入済みタブでは、過去にMQL5で購入したEAをダウンロードできます。
GogoJungle・LET’S REALのEAを使う場合は、VPSのウェブブラウザから会員ページにログインしてダウンロードしましょう。
ダウンロードしたEAはzipファイルなので解凍する必要がありますが、最近のWindowsOSなら標準で解凍機能もあるため、解凍ソフトをダウンロードする必要はないはずです。
GogoJungle・LET’S REALのEAは、リアル口座1つ・デモ口座1つしか運用できません。運用口座を切り替える場合は、会員ページから口座の変更手続きを行いましょう。
手順6:EAをチャートにセットする
EAをデスクトップ版MT4にインストールすると、画面左側のナビゲーターウインドウに運用できるEAが表示されます。
EAをチャートにドラッグ&ドロップすることで、EAの運用を開始できます。この時チャート右上に「ニコちゃんマーク」が表示されていれば、EAが正常に稼働していることになります。
逆にニコちゃんマークがこまった顔をしている場合は、EAが正常に稼働できていないことになるため、原因を調査して対処しましょう。
原因がよくわからない場合は再起動すれば直ることが多いです。それでも正常に動作しない場合は、以下のチェックリストを参考にしましょう。
これでEAの設定は完了です。ただVPSの影響でOSがシャットダウンすると、EAの運用が停止してしまうことがあります。最低でも週に1回はEAの稼働状態を確認するようにしましょう。
収益性の高いEAの探し方
EAで安定した利益を出すには、収益性が高く、リスクの低いEAを運用することが重要です。
優秀なEAの判断基準はこちら。
- 過去1年間のリカバリーファクターが5.0以上(理想は10.0以上)
- リスクリワードが0.5以上(理想は0.7以上)
- プロフィットファクターが1.5以上(理想は2.0以上)
1つ目のリカバリーファクターは、純利益を最大ドローダウンで割った数値のこと。この数値が高ければ高いほど、少ないリスクで大きなリターンを出していることになります。
目安として、過去1年間のリカバリーファクターが5.0以上なら合格点、10.0以上なら非常に優秀です。計測期間が2年を超えるとリカバリーファクターが過大になりやすいので、できれば1年で計測しましょう。
2つ目のリスクリワードは、平均利益を平均損失で割った数値のこと。この数値が高ければ高いほど、苦手相場でも損失が大きくなりにくくなり、EAの利益が安定します。
目安としては、リスクリワードが0.5以上なら合格点ですね。ただアノマリーEAだと、勝率は低め・平均利益が高めになりがちなので、1.0以上を基準にした方がいいです。
3つ目のプロフィットファクターは、総利益を総損失で割った数値のこと。この数値が高ければ高いほど、トレードロジックの収益性が優れていることになります。
目安としては、プロフィットファクターが1.5以上なら合格点、2.0以上なら非常に優秀と判断します。ただ取引回数が極端に少ないとプロフィットファクターが過大になりがちなので、年間の取引回数が100回を超えていることも前提となります。
おすすめ有料EA
上記の基準をバランスよく満たしている高収益EAはこちら。(フォワード運用成績・PFの高い順)
- gotobi(アノマリー):RF11.48/PF3.24/RR1.59
- Night Hunter Pro(夜スキャ):RF10.91/PF2.26/RR0.8
- Waiting Night MT4(夜スキャ):RF6.63/PF1.91/RR0.52
3つの中なら「gotobi」が1番おすすめ。利幅の広いアノマリー系EAなので、スプレッドやスリッページを気にする必要がなく、XMやGemForexのボーナス運用でも利益を出しやすいです。
過去1年間フォワード運用のリカバリーファクターが10.0以上、プロフィットファクターが3.0以上、リスクリワードも1.5以上と、他のEAと比べても収益性はトップクラス。販売価格も25,000円と良心的なので、EA初心者でも購入しやすいです。
2つ目の「Night Hunter Pro」は、深夜帯だけトレードを行う夜スキャEAです。リミット注文とTP決済を利用しているため、マイナススリッページが出にくいのが大きな特徴。
ただ利幅が1〜7pipsと狭く、スプレッドが広がりやすい深夜帯にトレードをするので、スプレッド・約定力が優秀なブローカーを使う必要があります。その上でストップレベルがゼロでないといけないので、運用口座は実質的にTradeviewのILC口座に限られます。
さらに販売価格も1,499ドル(20万円)と非常に高いため、EA初心者にはおすすめしにくいです。
3つ目の「Waiting Night MT4」は、深夜0時以降にトレードを行う夜スキャEAです。ポジションを翌日に持ち越さないため、スワップポイントを取られません。
リミット注文やTP決済を使わないため、スプレッドが狭いけどストップレベルがあるブローカーでも運用できます。(HotForexのゼロスプレッド口座・FXTFなど)
ただこちらも販売価格が700ドルとかなり高めです。定期的に半額セールが実施されるため、セールのタイミングで買った方がいいですね。
スキャ系は運用が難しい割に、アノマリー系よりも利益を出しにくいです。EA初心者は使い勝手のいいアノマリー系EAを運用しましょう。(gotobi・Hydrangeaなど)
おすすめ無料EA(練習用)
EAの販売価格は2万円〜10万円と非常に高く、初めて購入する人にはハードルが高いかもしれません。まずは無料EAから試してみましょう。
収益性の高いおすすめ無料EAはこちら。(下2つはGemForexログイン後に確認可能)
- Dark Venus(マーチンゲール)
- eagle blizzard α(夜スキャ):PF7.65/RR1.6(ミラートレード版)
- swallow blizzard(夜スキャ):PF6.25/RR1.1(ミラートレード版)
EAの練習台なら無料EA「Dark Venus」がおすすめ。高頻度のマーチンゲールEAですが、MQL5でアカウント登録をすれば、無料でダウンロードできるようになります。(登録ページへ)
高頻度マーチンゲールEAは利益率が月利20%〜50%と非常に高いですが、200pips〜300pips以上のトレンド相場が発生すると、高確率で破綻してしまいます。ストップロス時の損失を最小限に抑えるべく、週に1回は利益出金しましょう。
2つ目の「eagle blizzard α」は、GemForexが提供している無料の朝スキャEAです。GemForexに5万円入金することで、無料でダウンロードできるようになります。
トレードロジックは、深夜帯・単一ポジションでの逆張り。プロフィットファクターが7.0以上と非常に高く、GemForex利用者の間で最も人気のあるEAの1つです。
3つ目の「swallow blizzard」もGemForexで無料利用できる朝スキャEAです。こちらはプロフィットファクターやリスクリワードで劣るため、eagle blizzard αのリスク分散として活用しましょう。
GemForexの「swallow blizzard・eagle blizzard α」はそれぞれ無料EA版とミラートレード版があります。どちらか迷ったら、スリッページが発生しにくく、VPSが不要なミラートレード版を使いましょう。
EA自動売買で稼ぐためのテクニック
ここからはEAで効率よく稼ぐためのテクニックを紹介しておきます。
その1:資金100万円以上で運用する
EA自動売買の収益を大きくしたいなら、とにかく運用額を大きくすることが重要です。運用額が大きければ、大きなロットで運用しても、証拠金維持率に余裕ができ、ロスカットされにくくなります。
例えば10万円を月利5%で運用しても毎月5,000円しか稼げませんが、100万円で運用すれば毎月5万円稼げる計算になります。運用額・運用ロットを10倍にすれば、収益も10倍になるわけですね。
収益性の高いEAは高額です。例えば5万円のEAを買ったとしましょう。10万円・月利5%で運用すると、購入代金を回収するのに10ヶ月かかりますが、100万円なら1ヵ月で回収できます。EAの購入費用を早く回収したいなら、運用額はできるだけ大きくしましょう。
運用額の目安は少なくて100万円、多くて1,000万円でしょうか。副業で軽く稼ぐなら100万円で十分ですが、専業レベルで稼ぐとなると運用額は1,000万円は欲しいところです。
1,000万円を月利5%で運用すれば、月収50万円という計算になり、専業トレーダーとしても十分に食べていけるだけの収入になります。
その2:月利5%を利益目標にする
EA自動売買の利益率は、月利5%を目標にしましょう。ナンピン・マーチンの月利20%〜50%と比べると見劣りしますが、資金100万円以上で運用すればまとまった収益が得られます。
ハイリスクなナンピン・マーチンEAを運用したり、スキャ系EAで高ロット運用したりすれば、月利50%を狙うこともできるでしょう。ただそうしたハイリスクな運用は、ドローダウンが大きくなりやすく、大損を出すと原資の回復まで時間がかかってしまいます。
例えば資金100万円で50%のドローダウンを出すと、残り50万円で100万円に回復させるには利益率100%を狙う必要があり、ハイリスクなトレードをせざるをえなくなります。
それに対して資金100万円・月利5%の安定運用だと、最大ドローダウンも2%〜5%に収まることが多く、大きなドローダウンを出しても原資回復までのスピードが速いです。
基本的にEAは月利2〜5%の安定運用を心がけましょう。月利20%以上の運用だと、ドローダウンが大きくなりやすくなり、収益が安定しにくくなります。
その3:スリッページ対策をしておく
EA自動売買で安定した利益を出すなら、スリッページ対策もしておきましょう。スリッページとは注文価格と約定価格の差のこと。特にマイナススリッページを指します。
スリッページもFXの取引コストにあたるため、狭ければ狭いほどEAの利益率が向上します。FXブローカーはスリッページのデータを公開していないため、Twitterで検索するなりして自力で調べましょう。
スリッページが発生する原因としては、約定力の低いブローカーを使っている、FXブローカーとVPSのサーバー間の距離が遠い、VDPで嫌がらせされている、などが挙げられます。
スリッページ対策の代表例はこちら。
- 約定力の優秀なブローカーを使う(Tradeview・HotForexなど)
- リミット注文・テイクプロフィットなどの指値注文を活用する
- VPSのリージョンをFXブローカーのサーバー近くにする
- VDPに検出されないよう、ロットを分割して注文する
1番手っ取り早いのは、約定力が優秀なブローカーを使うこと。特にTradeviewのILC口座・HotForexのゼロスプレッド口座はスプレッドが狭い上に、約定力も優秀なので、マイナススリッページを往復平均−0.1pips前後に抑えられます。
2つ目の方法は、注文方法にリミット注文やテイクプロフィットなどの指値注文を使うこと。約定前にあらかじめ価格を指定しておくため、スリッページが発生しにくくなります。
3つ目の方法は、VPSとFXブローカーのサーバー間の距離を近くにすること。例えばTradeviewはサーバーがロンドンにあるため、VPSのリージョンもヨーロッパ圏内に設定します。そうすると約定にかかる時間を短縮でき、スリッページが発生しにくくなります。
スリッページはスプレッド・取引手数料と違って目に見えないコストですが、それをいいことに意図的にスリッページを広げてくるFXブローカーも存在します。
EAを高額運用するなら、TradeviewのILC口座・HotForexのゼロスプレッド口座など約定力が優秀で、マイナススリッページの狭い口座を使いましょう。
まとめ:収益性の高いアノマリーEAを運用しよう
ここまでEA自動売買の始め方・稼ぎ方について解説してきました。
EA運用での収益を安定させたいなら、以下の3点を抑えておきましょう。
- 収益性の高いアノマリー系EAを運用する(gotobi・Hydrangeaなど)
- スプレッド・約定力が優秀なブローカーを使う(Tradeview・HotForexなど)
- 運用額は100万円以上、月利2〜5%を利益目標にする
EA自動売買では、収益性が高くリスクの低いEAを運用することが重要です。
EA初心者はまずアノマリー系EAから運用しましょう。単一ポジションなので破綻リスクが低く、リスクリワードも1.0以上と高めなので、苦手相場でも損失が大きくなりにくいです。
収益性の高いアノマリー系EAなら「gotobi」がおすすめ。ゴトー日だけ仲値トレードを行うため、高い精度でドル円の値上がりから利益を得られます。
過去1年間のフォワード運用におけるリカバリーファクターが10.0以上、プロフィットファクターは3.0以上、リスクリワードも1.5以上と非常に優秀です。
EAの運用口座はTradeviewのILC口座がおすすめ。スプレッド・約定力が非常に優秀で、マイナススリッページも往復平均-0.1pips前後に抑えられます。
ただデメリットとして、レバレッジが100倍と低い、0.1ロット以下の取引ができない、などが挙げられます。条件が合わなければ、約定力が同じくらい優秀なHotForexのゼロスプレッド口座で代用しましょう。