EA自動売買におすすめのVPS(仮想専用サーバー)まとめ

EA自動売買をするなら、VPS(仮想専用サーバー)を契約しましょう。VPSとはオンラインでレンタルできるパソコン環境のようなもので、24時間EAを運用し続けるなら必須のサービスです。

EA自動売買におすすめのVPSはこちら。

  • WebARENA Indigo:国内最安値クラス(4GB/2,926円/スケールアップ不可)
  • さくらのVPS:2週間の無料お試しあり(4GB/4,290円/スケールアップ可能)
  • Chocoping:FX用の海外VPS(4GB/31.99ドル/4,500円相当)
以前はCONTABOをおすすめしていましたが、現在はサーバーがクラッシュしやすいことから推奨していません。

3つの中ならWebARENA Indigoがおすすめ。4GBのプランが3,000円という国内最安値クラスで利用できます。

2つ目のさくらのVPSは、2週間の無料お試しを提供しています。ただし無料期間が過ぎると、自動的に3ヶ月の有料プランに切り替わるので気をつけてください。

3つ目のChocopingは、FX向けの海外VPSです。月額料金は上2つより高めですが、サーバーをロンドン・ニューヨークなどに設置できるため、スキャ系EAの運用で約定スピードにこだわる人におすすめ。

またVPSは仕組みが複雑で、知っておかねばならない基礎知識も山のようにあります。

この記事ではEA自動売買向けのVPSについて解説していきます。

目次

おすすめは「CONTABO」

本格的にEA自動売買をするなら、VPSは「CONTABO」がおすすめ。

冒頭でも述べた通り、8GBの大容量プランを月額1,300円前後で使えるため、EAを10個以上同時に運用する人でも、月額料金を安く抑えられます。

参考までに他のVPSと料金比較をしておきましょう。(WindowsOSのライセンス料金も含む)

VPSサービス 1GBあたりの料金 月額料金 メモリ
CONTABO 1.7ドル 13.48ドル 8GB
WIN-VPS.com 4.2ドル 17ドル 4GB
VirMach 6ドル 12ドル 2GB
Conoha VPS 11ドル相当 19ドル相当 2GB
さくらのVPS 11ドル相当 19ドル相当 2GB
Vultr 10ドル 20ドル 2GB

料金が1番安いのは月額12ドルの「VirMach」ですが、2GBプランだと同時稼働できるEAの数が少なく、本格的に稼ぎたい人には心許ないです。

他のVPSも2GBプランとなると、料金は月額2,000円前後が相場となっています。1GBあたりの料金は月額1,000円前後ですね。

それに対し「CONTABO」は、8GBの大容量プランを月額1,300円で利用できます。1GBあたりの料金がおよそ1.7ドル、およそ200円で利用できるため、料金を5分の1に抑えられる計算になります。

8GBプランは容量が大きすぎると感じられるかもしれませんが、メモリ不足でEAが停止するリスクを考えると、容量はできるだけ大きい方がよいです。

したがって英語圏のサービスを使うのが苦にならず、かつVPSの月額料金を安く抑えたいなら、個人的には「CONTABO」が1番おすすめです。

CONTABOのサーバー場所に「ドイツ(Germany)」は選ばない方がいいです。電力問題でサーバーがダウンするリスクが高くなっています。

VPSに関する基礎知識

ここからはVPSを契約する上で知っておきたい基礎知識をまとめておきます。

料金相場は月額1,500円〜3,000円

VPSの料金相場は、月額1,500円から3,000円ほど。より具体的に言うと、日本のVPSで2,500円前後、海外のVPSで1,500円前後となります。

VPSの料金相場を理解しておけば、うっかり月額5,000円のVPSなどを契約して、ぼったくられることもないでしょう。

海外VPSは基本的に日本語対応していませんが、サービスをグローバル展開をしているためか、日本のVPSよりも料金が安い傾向があります。

VPSが初めてなら、まずは日本のVPSを使いましょう。特に「さくらのVPS」と「ABLENET VPS」は無料利用期間があるので、VPSを無料で使ってみたい人におすすめです。

そしてVPSの運用に慣れてきたら、月額料金の安い海外VPSに切り替えるといいでしょう。

メモリ(RAM)の目安は「2GB」から

メモリ(RAM)とは、 CPUの作業領域のこと。この数値が大きいほど、VPS内の作業がスムーズになります。

EA自動売買をするなら、VPSのメモリは「2GB以上」を目安にしましょう。1GB以下のプランだと、メモリ不足でEAの運用が安定しにくくなります。

またメモリの容量が大きいと、同時にたくさんのEAを運用できるため、収益源のリスク分散もしやすくなります。

EAを同時に稼働するときの目安はこちら。

メモリ(RAM) EAの稼働数目安
1GB 1〜3
2GB 3〜5
4GB以上 10以上

EA自動売買が初めてなら2GBプランで良いかもしれません。ただ将来的に5〜10以上のEAを同時運用するなら、メモリは4GB以上欲しいところです。

2022年現在はWindowsOSのメモリ消費量が大きいことから、4GB以上を推奨しています。

またVPSのプランを切り替えた場合、古いVPSのデータは削除されるため、新しいVPSで設定をやり直す必要があります。

契約プランを切り替えるたびにMT4やEAの設定をし直すのはめんどくさいでしょう。本格的にEAを運用するつもりなら、最初から4GB以上の大容量プランを選んだ方がいいです。

なお複数のEAを同時運用するなら、VPS内にMT4を複数をインストールしておく必要もあります。具体的なやり方については、以下の記事をご覧ください。

ストレージは「SSD」がおすすめ

ストレージとは、パソコンのデータを長期保存しておく領域のこと。この数値が高いと、たくさんのデータを領域内に保存できます。

ストレージには「SSD」と「HDD」の2種類がありますが、自動売買をするならSSDがおすすめ。HDDよりも読み込み速度が速く、EAの動作も安定しやすくなるからです。

現在VPSサービスのほとんどはSSDを採用しています。ただそれでも古いVPSサービスだとHDDを採用していることもありますね。

SSDのデメリットは、HDDよりも容量が少ないことですが、自動売買向けのVPSでは写真や動画をたくさん取り込むことはないため、デメリットは実質ないといえましょう。

追加料金が発生することも

VPSは月額の基本料金に加えて、以下の追加料金が発生することもあります。

  • 初期設定手数料
  • Windowsライセンス料

初期設定手数料は、VPSを契約した月にだけかかる料金ですね。国内VPSだと無料のところが多いですが、海外VPSだと5〜10ドル取られることが多いです。

Windowsライセンス料についても、国内VPSだと料金に含まれているケースが多いです。それに対して海外VPSだと他のOSを使うこともあるため、WindowsOSは別途月額10ドルとられることが多いです。

海外VPSだと、初期設定手数料とWindowsライセンス料が追加で発生することがあります。契約前に料金体系をきちんと理解しておきましょう。

リージョンは「FXブローカーのサーバーに近い場所」を選ぼう

リージョンとは、 VPSのデータセンターが存在しているエリアのこと。

国内VPSならリージョンは日本国内であることが多く、海外VPSならリージョンはドイツやイギリスなどの海外に設定されていることが多いです。

VPSのリージョンは、FXブローカーのサーバーの近い場所を選ぶのが鉄則。それぞれのサーバーの距離が近ければ、サーバー間の通信速度が速くなり、約定スピードも速くなるため、自動売買の利益も安定しやすくなります。

例えば国内FX業者で自動売買をするなら、リージョンは日本の方が良いですし、海外FXブローカーで自動売買をするなら、リージョンはそのデータセンターのある国に設定した方がいいです。

特に取引回数の多いスキャ系EAだと、約定スピードが重要になるため、適切なリージョンを選ぶことが利益に直結します。

とりあえず「国内FXを使うならリージョンは日本」、「海外FXを使うならリージョンは海外」と覚えておくといいでしょう。

Windows Serverのバージョンは「2016以降」がおすすめ

Windows Serverとは、Microsoftが提供しているサーバー向けOSのこと。

Windowsのデスクトップでは「Windows OS」を使うのに対し、WindowsのVPSサービスでは「Windows Server」というOSを使うのが一般的です。

国内VPSだとWindows Serverのバージョンは固定されているのに対し、海外VPSだとWindows Serverのバージョンを選べることが多いです。

Windows Serverの代表的なバージョンはこちら。

  • Windows Server 2012R2
  • Windows Server 2016
  • Windows Server 2019
  • Windows Server 2022

おすすめは2016年版。更新期限が2027年までと長く、2019年・2022年版よりも安い料金で使えることが多いからです。

サーバーのバージョンが新しいほど、サポートも充実しており、セキュリティも堅牢ですが、料金が高くなる傾向もあります。

例えばCONTABOだと2016年版のWindows Serverは月額6.49ドルで使えますが、2019年版・2022年版は月額7.99ドルとなり、月額料金が1.5ドル高くなってしまいます。

VPSの月額料金を安く抑えたいなら2016年版が良いですが、5年・10年単位でVPSを使い続けるなら、2019年版・2022年版の方がおすすめです。

VPSの運用が初めてなら、無料体験を活用しよう

パソコンやサーバーの操作が苦手で、VPSの運用が初めてなら、まずはVPSの無料体験サービスから使ってみましょう。

無料体験を提供しているVPSサービスはこちら。

おすすめは無料期間が2週間と長めな「さくらのVPS」。ただし無料期間以内に解約し忘れると、 3ヶ月の契約になってしまいます。

2つ目の「ABLENET VPS」も、VPSを10日間無料で利用できます。

VPSを使いこなすにはパソコンのOSやサーバーに関する知識が必要で、パソコンが苦手な方だとハードルが高いかもしれません。サーバーの運用に自信がないなら、まずは無料体験サービスから試してみましょう。

国内VPS一覧(1ヶ月契約・料金の低い順)

ここからは代表的な国内VPSを見ていきます。

VPSはメモリごとに複数のプランを提供しているため、利用者が多いであろう2GBに近いプランをピックアップしています。

なおVPSの運営会社は、料金を安く見せるために1年契約での月額料金を表示することが多いため、ここでは利便性のために1ヶ月契約での月額料金を比較します。

Indigo for Windows Server:月額最大1,650円(2GB)

Indigo for Windows Server」の契約プラン「2GBプラン」のスペックはこちら。

  • メモリ:2GB RAM
  • ストレージ:100GB SSD
  • 基本料金:月額最大1,650円(料金表
  • 初期費用:無料
  • Windowsライセンス料:無料

Indigo」は、NTT PCが提供するVPSサービスです。

最大の特徴は、月額料金が非常に安いことで、2GBのプランでも料金は1,650円に抑えます。国内VPSの2GBプランだと、2,200円が最安値クラスとなるため、それと比べても料金が非常に安いことがわかります。

Indigo」は時間あたりの従量課金制も導入していますが、EA自動売買では1カ月間ずっとVPSを起動し続けることなるため、基本的には月額上限料金が課されると考えておいて良いでしょう。

Indigo」は国内VPSの中でも最も月額料金が安いため、VPSの維持費を安く抑えたい人におすすめ。

ただし無料試用期間などはないため、そういったサービスを望むなら「さくらのVPS」や「ABLENET VPS」も検討しましょう。

公式サイト:Indigo for Windows Server

ConoHa VPS for Windows Server:月額2,200円(2GB)

ConoHa VPS for Windows Server」の契約プラン「WIN2GB」のスペックはこちら。

  • メモリ:2GB RAM
  • ストレージ:100GB SSD
  • 基本料金:月額2,200円(料金表
  • 初期費用:無料
  • Windowsライセンス料:無料

ConoHa VPS」は、国内大手GMOグループが運営するVPSサービスです。

GMOが運営するVPSサービスとしては、もう一つ「お名前.comデスクトップクラウド」がありますが、ConoHaの方が料金は低めに設定されています。(1GBあたりの料金は同じ)

初期費用もかからず、料金も2GBで月額2,200円とお手頃。EA自動売買が初めてで、日本語のサポートを受けたいなら、選択肢の1つに入ります。

ただGMOグループの運営するサービスは、営業がゴリ押し気味だったり、専門的なサポートが不十分だったりで、IT事業者ほど毛嫌いする傾向があります。

例えばドメインサービスの「お名前.com」でスパムメールをたくさん送ったり、 サーバーサービスの「ConoHa WING」でSSL切れを利用者に通知しなかったり

GMOグループのサービスを使いたくないなら、後述の「さくらのVPS」を使いましょう。

さくらのVPS for Windows Server:月額2,200円(2GB)

さくらのVPS for Windows Server」の契約プラン「W2G」のスペックはこちら。

  • メモリ:2GB RAM
  • ストレージ:100GB SSD
  • 基本料金:月額2,200円(料金表
  • 初期費用:無料
  • Windowsライセンス料:無料

さくらのVPS」は、さくらインターネットが提供するVPSサービスです。

さくらインターネットはVPSだけでなく、ドメインやサーバーなどのサービスも提供しており、ウェブサイトを運営した経験がある人なら名前くらいは聞いたことがあるはずです。

月額料金はメモリ2GBで2,200円と、日本のWindows Serverの中では安い方。GMOが提供する「ConoHa VPS」が信用できないなら、候補に入れておきましょう。

さらに「さくらのVPS」には2週間の無料お試しがあり、お金を使わずにVPSの使用感を確かめることもできます。

ただし「さくらのVPS」は最低利用期間が3ヶ月と長めです。無料期間以内に解約し忘れると、3ヶ月分の料金が取られてしまうことは覚えておきましょう。

お名前.comデスクトップクラウド:月額2,750円(2.5GB)

お名前.comデスクトップクラウド」の契約プラン「メモリ 2.5GB プラン」のスペックはこちら。

  • メモリ:2.5GB RAM
  • ストレージ:120GB SSD
  • 基本料金:月額2,750円(料金表
  • 初期費用:無料
  • Windowsライセンス料:無料

お名前.comデスクトップクラウド」も、GMOグループが運営しているVPSサービスの1つです。

同会社が運営している「ConoHa VPS」との違いとして、お名前.comデスクトップクラウドはVPSのメモリが1.5GB・2.5GBとなっております。ただ1GBあたりの料金は1100円で、実質的な料金に違いはありません。

また「お名前.comデスクトップクラウド」は、利用者の間では評判がよくありません。Twitterで検索すると、サーバーの接続が悪い、サポートにつながらない、解約がしにくいなどの声が見つかります。

GMOグループのサービスは、サイトデザインに優れており、営業能力も高いため、初心者に好まれやすいです。ただサポートや解約手続きなどで不親切な面が多く、中級者以上は毛嫌いする傾向があります。

VPSに安定性を求めるなら、GMOの提供するサービスは避けた方がいいかもしれません。

ABLENET VPS:月額2,809円(2GB)

ABLENET VPS」の契約プラン「Win2」のスペックはこちら。

  • メモリ:2GB RAM
  • ストレージ:120GB SSD
  • 基本料金:月額2,809円(料金表
  • 初期費用:4,070円(Win2プラン)
  • Windowsライセンス料:無料

ABLENET VPS」の最大の特徴は、10日間の無料お試しが利用できること。

有料契約をしても10日間以内に解約をすれば、料金は発生しないため、無料でVPSを試してみたい人にぴったりです。

ただし月額料金は1 GBあたり1400前後と若干高め。メモリ2GBで運用すると月額3,000円とやや高額になってしまいます。

月額料金を安く抑えたいなら、同じく無料お試しを提供している「さくらのVPS」の方がおすすめ。

公式サイト:ABLENET VPS

SPPD 仮想Windowsデスクトップ:月額2,974円(2.5GB)

SPPD 仮想Windowsデスクトップ」の契約プラン「パワフル 通常プラン」のスペックはこちら。

  • メモリ:2.5GB RAM
  • ストレージ:100GB HDD
  • 基本料金:月額2,974円(料金表
  • 初期費用:1,650円(パワフルコース・通常プラン)
  • Windowsライセンス料:無料

SPPD」もWindowsのVPSサービスを提供していますが、ストレージがHDDであるためおすすめしません。

VPSのストレージには「HDD」と「SSD」の2種類がありますが、 SSDの方がパソコンの読み込みが早いため、VPS内での動作も快適になりやすいです。

今はほとんどのVPSサービスがストレージをSSDで提供しているため、わざわざHDDのプランを契約する必要もないでしょう。

使えるねっと FX専用VPS:月額3,278円 (2GB)

使えるねっと FX専用VPS」の契約プラン「シルバー」のスペックはこちら。

  • メモリ:2GB RAM
  • ストレージ:50GB SSD
  • 基本料金:月額3,278円(料金表
  • 初期費用:2,200円(シルバープラン)
  • Windowsライセンス料:無料

使えるねっと」もWindowsのVPSサービスを提供していますが、1GBあたりの月額料金がおよそ1,600円と高めなため、おすすめしていません。

初期費用もシルバープランだと2,200円かかりますが、現在は初期費用を無料としているVPSサービスも多いため、余分な出費を支払う理由もないです。

国内のVPSを使うなら、もっと料金の安い「さくらのVPS」の方がおすすめ。

海外VPS一覧(料金の低い順)

VPSの料金を安く抑えたいなら、海外VPSの方がおすすめ。国内VPSと比べて、月額料金を1,000円ほど安くできます。

ただし海外のVPSサービスは、サイトの表記が英語で、わからないことがあっても英語でサポートに連絡する必要があるため、英語が苦手な方にはハードルが高くなります。

ここからは自動売買向けの海外VPSサービスを紹介していきます。

VirMach:実質月額12ドル(2GB)

VirMach」の契約プラン「SSD2G」のスペックはこちら。

  • メモリ:2GB RAM
  • ストレージ:50-75GB SSD
  • 基本料金:10ドル(料金表
  • 初期費用:無料
  • Windowsライセンス料:月額2ドル

VirMach」は、コストパフォーマンスの高いVPSを提供しているサービスの1つです。料金は2GBあたり12ドルで、国内VPSと比べても月額料金を半分ほどに抑えられます。

ただメモリが4GBだと月額20ドル、8GBだと月額40ドルと高額なため、将来的に大容量のプランに乗り換える人にはおすすめしにくいです。そういった人は「CONTABO」の8GBプランの方がいいですね。

2GBで格安のVPSサービスを利用したいなら、選択肢に入れても良いでしょう。

CONTABO:実質月額13.48ドル(8GB)

CONTABO」の契約プラン「Windows Remote Desktop」のスペックはこちら。

  • メモリ:8GB RAM
  • ストレージ:200GB SSD
  • 基本料金:6.99ドル(料金表
  • 初期費用:6.99ドル
  • Windowsライセンス料:月額6.49ドル(Windows Server 2019以降は7.99ドル)

CONTABO」はコストパフォーマンスが非常に高く、個人的に1番おすすめなVPSサービスです。

料金は1番安いものでメモリ8GB/月額13ドル。(Server 2016の場合)1GBあたりの料金が2ドル以下で、他の一般的なVPSと比べても月額料金を5分の1に抑えられます。

デメリットがあるとすれば、容量の少ないプラン(1GB・2GB)は用意されていないこと。EAを10個同時運用するようなEA上級者と相性がいいです。

またWindows Serverの2019年版や2022年版も用意されており、これら最新のバージョンを選ぶことで、 5年10年単位で安全にEAを運用し続けることもできます。(ただし月額料金が1.5ドル高くなる)

ある程度の英語リテラシーがあり、海外のサポートデスクと英語でやりとりできるなら、「CONTABO」は1番おすすめのVPSサービスです。

CONTABOは現在サーバーがクラッシュしやすいことからおすすめしていません。FX専用の海外VPSならChocopingで代用してください。

WIN-VPS.com:実質月額17ドル(4GB)

WIN-VPS.com」の契約プラン「BRONZE 1」のスペックはこちら。

  • メモリ:4GB RAM
  • ストレージ:100GB SSD
  • 基本料金:7ドル(料金表
  • 初期費用:1.99ドル
  • Windowsライセンス料:月額10ドル

WIN-VPS.com」もそれなりにコストパフォーマンスに優れた海外VPSです。

まず4GBの「BRONZE PLANS」の月額料金が17ドル。これが国内VPSだと同じ容量で月額4,000円前後になるため、海外VPSのコスパの良さが分かりますね。

もっと月額料金を安くしたいなら、2GBの「WOOD PLANS」にすれば月額15ドルになります。ただこのプランは容量が低すぎて、安定性が低いため、公式サイトも本格的な運用には向いていないと警告しています。

本格的にEA自動売買をするなら、VPSのメモリは4GBか8GBは欲しいところですね。

Vultr:実質月額20ドル(2GB)

Vultr」の契約プラン「55GB SSD」のスペックはこちら。

  • メモリ:2GB RAM
  • ストレージ:55GB SSD
  • 基本料金:月額10ドル(料金表
  • 初期費用:無料
  • Windowsライセンス料:月額10ドル

Vultr」は日本でもそれなりに知名度の高い海外VPSサービスです。サイトデザインも整っており、初心者でも使いやすそうな印象があります。

ただ料金はメモリ2GBで月額20ドルと高く、他の海外VPSと比べるとコストパフォーマンスは良くありません。

CONTABO」などの格安VPSが使える以上、あえて月額料金の高い「Vultr」を使うメリットは少ないでしょう。

海外FXブローカーの無料VPSサービス一覧

また一部の海外FXブローカーは、無料VPSサービスを提供しています。

ただしVPSを無料で利用するには、「口座残高20万円以上、毎月3ロット以上の取引をする」など条件があります。

VPSの無料利用条件はこちら。

海外FXブローカー 無料利用条件
FBS無料VPS
450ドル入金+月3ロット取引
TradersTrust無料VPS
口座残高2,000ドル以上+月5ロット取引
GemForex
口座残高5,000ドル以上
XM無料VPS
口座残高5,000ドル以上+月5ロット取引
HotForex無料VPS
口座残高5,000ドル以上+月5ロット取引

この中で1番条件がゆるいのはFBSですね。450ドル入金して、毎月3ロットの取引をするだけで、VPSが無料利用できるようになります。

ただこの手のサービスで提供される無料VPSは、大体「Beeks FX」というサービスで、利用者からの評判もあまり良くありません。

また口座残高や取引ロット数などの条件を満たさない月があると、利用料金として3,000円前後を口座から差し引かれます。

VPSを無料で使ってみたいなら、国内VPSの無料体験を活用しましょう。「さくらのVPS」や「ABLENET VPS」などは、無料体験を提供しています。

まとめ:コスパ重視なら「WebARENA Indigo」がおすすめ

ここまでEA自動売買向けのVPSサービスについてわかりやすく解説してきました。

VPSのおすすめはこちら。

  • WebARENA Indigo:国内最安値クラス(4GB/2,926円/スケールアップ不可)
  • さくらのVPS:2週間の無料お試しあり(4GB/4,290円/スケールアップ可能)
  • Chocoping:FX用の海外VPS(4GB/31.99ドル/4,500円相当)

3つの中ならWebARENA Indigoがおすすめ。4GBのプランが3,000円という国内最安値クラスで利用できます。

2つ目のさくらのVPSは、2週間の無料お試しを提供しています。ただし無料期間が過ぎると、自動的に3ヶ月の有料プランに切り替わるので気をつけてください。

3つ目のChocopingは、FX向けの海外VPSです。月額料金は上2つより高めですが、サーバーをロンドン・ニューヨークなどに設置できるため、スキャ系EAの運用で約定スピードにこだわる人におすすめ。

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この記事を書いた人

海外FXの情報を備忘録としてまとめています。
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