この記事ではAXIORYを網羅的にレビューしていきます。(AXIORY公式サイトを確認する)
AXIORYの一言レビュー
AXIORYの大きなメリットは、高性能FXプラットフォーム「cTrader」に対応していること。cTraderを使いこなせれば、メタトレーダー以上に快適な裁量トレードができます。(cTraderダウンロード)
さらにAXIORYは入金・出金方法に国内銀行送金が対応しています。国内の銀行口座から簡単に送金でき、入金・出金手数料も無料なので、資金10万円前後でcTraderデビューしたい人におすすめです。
デメリットはMT4口座だと-0.2pips前後のマイナススリッページが生じやすいこと。そのため利幅の狭いスキャルピング・アービトラージEAを運用すると、利益率が大きく落ちてしまいます。
もう一つの大きなデメリットは、ゴールドの最大レバレッジが100倍と低めなこと。ゴールドでハイリスクトレードをしたいならゴールドのレバレッジ400倍のTradeview、あるいはレバレッジ1000倍のXMを使いましょう。
AXIORYのメリット
ここからはAXIORYのメリットを見ていきます。
高性能プラットフォーム「cTrader」対応
AXIORYは高性能FXプラットフォーム「cTrader」に対応しています。cTraderはメタトレーダーより新しいFXプラットフォームで、トレードが快適になる便利な機能がたくさん備わっています。
cTraderがメタトレーダーより優れている点はこちら。
- MacOS・Chromeブラウザでも動作しやすい
- ホットキー(ショートカット)で通貨ペア・時間足を切り替えられる
- ドラッグ操作でリミット注文・ストップ注文を置きやすい
- 必要証拠金・SL/TPでの損益を簡単に計算できる
- チャートの横に経済指標カレンダーを表示できる(日本時間に対応)
- メタトレーダー(MT4・MT5)よりVDPによる嫌がらせリスクが低い
ウェブブラウザ版のcTraderはMacOS・Chromeブラウザでも安定して動作します。メタトレーダーはMacOSに対応しておらず、ウェブトレーダー(ウェブブラウザ版メタトレーダー)も使い勝手が悪いです。
またcTraderはホットキー(ショートカット機能)で通貨ペアチャート・時間足を切り替えたり、ドラッグ操作で簡単にリミット注文・ストップ注文を設置できたりもします。
さらにcTraderはFXブローカー側でトレーダーの取引を監視・介入しにくいため、指標トレードやスキャルピングトレードをしても不正取引扱いされるリスクは低いです。
ただしAXIORYのcTraderはcTraderコピーに対応していません。cTraderコピーを使いたいならTradeviewのcTraderを使いましょう。
cTraderのダウンロード・ログインは、AXIORY「cTraderページ」から行えます。
国内銀行送金に対応している
AXIORYは入金・出金方法に国内銀行送金が使えます。国内銀行送金は海外FXの送金手段の中でも最も手数料が低く、安全性も高い上に送金額の制限も受けにくいです。
他の送金手段としてbitwalletやSTICPAYなどのオンライン決済サービスもありますが、これらは送金額に上限があったり、出金手数料が高かったりするためおすすめしません。
AXIORYの国内銀行送金は2種類あります。
国内銀行送金 | 国内銀行送金 by Curfex | |
送金額上限 | 1ヶ月あたり50万円まで | 上限なし |
利用可能ステータス | ライトステージ・フルステージ | フルステージのみ |
普通の国内銀行送金は、送金額が1ヵ月50万円に制限されている代わりにライトステージでも利用できます。ただしライトステージは入金額が総額12万円までに制限されています。
国内銀行送金 by Curfexは、送金額に上限がなく1回で100万円以上送金することもできます。ただしこちらを利用するには、フルステージ会員かつCurfexに登録しておく必要があります。
AXIORYでフルステージ会員になるには、住所確認書類やセルフィー(自撮り)が必要になります。より厳格な本人確認が求められるのは、成りすまし・マネーロンダリング防止のためと思われます。
AXIORYを10万円前後でお試しでトレードするならライトステージ会員でもかまいませんが、資金100万円以上で本格的にトレードをするならフルステージ会員になった方がいいでしょう。
国内銀行送金の詳細は、AXIORY「入金・出金方法」でも確認できます。
出金手数料の無料ハードルが低い(出金額2万円以上)
AXIORYは出金手数料の無料ハードルが低めです。入金額・出金額が2万円以上であれば、どちらの手数料も無料になります。
資金繰りの怪しい海外FXブローカーだと入金手数料が無料でも、出金手数料は高額なケースがあります。例えば以前破綻したGemForexなどは資金不足になるごとに出金手数料を高額にしたり、手数料が無料になるハードルを引き上げたりしていました。
同じくクッション機能付きボーナス+1000倍レバレッジを提供しているB-bookブローカーのXMも以前は出金手数料の無料条件が2万円でしたが、今は40万円とかなり高額になっています。
それに対してAXIORYはクッション機能付きボーナスや1000倍以上のレバレッジを提供しておらず、資金枯渇のリスクが低いためか、出金手数料の無料条件も2万円と低額なままです。
海外FXブローカーは出金拒否・利益没収・資金持ち逃げのリスクが高いため、まとまった利益(30万円以上)が出たらすぐに出金するのが基本です。その点で出金手数料が無料になりやすいAXIORYは、出金回数の多い裁量トレーダーと相性がいいです。
出金手数料の詳細は、AXIORY「入金・出金方法」でも確認できます。
最大10口座まで開設できる
AXIORYのリアル口座は、最大10口座まで開設できます。具体的には最初の新規口座開設でリアル口座を1つ作った後、追加口座を9口座作れます。
追加口座の開設方法は、AXIORYの会員ページ「MyAxiory」にログインし「追加口座開設」をクリックするだけ。あとは口座タイプ・プラットフォームを選択すれば、すぐに追加口座を作成できます。
追加口座を開設することで資金を分散させて、ロスカット・ゼロカットに備えられます。 例えば1つ目の口座は資金100万円で低リスク運用して、2つ目の口座は資金10万円でハイリスク運用したりなどですね。
あるいは用途ごとに口座を使い分けることもできます。例えばcTrader口座で裁量トレードをして大きな利益を狙い、得られた利益をMT4口座のEA運用で低リスク運用するといった具合です。
AXIORYはTradeviewよりも追加口座開設が簡単なので、いろいろな口座タイプ・プラットフォームを試すことができます。
追加口座の開設・詳細確認は、AXIORYの会員ページ「MyAxiory」から行えます。
ベリーズの金融ライセンスを保有している
AXIORYはベリーズの金融ライセンス(FSC)を保有しています。
金融ライセンスとは、その国で金融の事業を行うときに必要な許可証のこと。金融ライセンスを保有しているブローカーは資金繰りに余裕があり信頼性が高く、出金拒否・利益没収・資金持ち逃げのリスクが低いと判断します。
逆に金融ライセンスを保有していない海外FXブローカーは信頼性が低く、出金拒否や利益没収のリスクが高いので使わないようにしましょう。
AXIORYの金融ライセンスは、AXIORY「はじめに→ライセンス」で確認できます。
ストップアウトが20%と低く、ロスカットされにくい
AXIORYのストップアウトは20%と低めで、ロスカットされにくいです。
ストップアウトとはロスカットが発動するときの証拠金維持率のこと。例えばストップアウトが20%なら、証拠金維持率20%になったときに保有ポジションが強制決済されます。
ストップアウトが低ければ低いほど、含み損をたくさん抱えられるようになりロスカットされにくくなります。特にナンピン・マーチン・グリッドEAなど含み損が大きくなりやすく証拠金維持率が圧迫されやすいトレード手法と相性がいいです。
それに対してTradeviewや他の国内FXブローカーだとストップアウトが100%と高めなため、マーチンゲールEAでポジションを増やしすぎるとロスカットされやすくなります。
なおポジションの決済方法はFXプラットフォームによって異なり、MT4・MT5なら評価損の高いポジションから強制決済されますが、cTraderなら証拠金維持率が20%になるよう0.01ロット刻みで決済されます。(スマートストップアウト機能)
ロスカット・ストップアウトの詳細は、AXIORY「取引→ゼロカットとロスカット」で確認できます。
定期的にボーナスキャンペーンを実施している(クッション機能はない)
AXIORYは定期的にボーナスキャンペーンを実施しています。キャンペーンに参加して達成条件を満たせば、キャッシュバックを獲得できるかもしれません。
ただしAXIORYの提供しているボーナスはクッション機能のないボーナスです。トレードの証拠金として使うことはできず、現金がゼロになるとボーナスも消滅します。
クッション機能のないボーナスは実質的にキャッシュバックとして使われます。運用ロットが一定以上になれば、出金可能ボーナスとして口座出金できるようになります。
AXIORYを提供するボーナスはトレードの証拠金として使えないため、XMの入金ボーナスとは仕様が異なります。うっかり消失しないようキャンペーン参加前にはボーナスの仕様を確認しておきましょう。
ボーナスキャンペーンの詳細は、AXIORY「ニュース→キャンペーン」でも確認できます。
B-bookブローカーの中では出金拒否・利益没収のリスクが低い
AXIORYは暫定B-bookブローカーですが、資金枯渇からの出金拒否・利益没収リスクは低めです。
AXIORYは最大レバレッジが400倍と控えめで、クッション機能つきボーナスや1000倍以上のレバレッジなどを提供していないため、極端にハイリスクなトレードができずブローカー内の資金も枯渇しにくいからです。
これがXM・Exnessなどハイリスクなトレード環境を提供しているB-bookブローカーだと、アービトラージ取引で大量の資金を抜かれるリスクがあるため、派手に稼ぎすぎると不正取引などを理由に出金拒否・利益没収されるリスクがあります。
最近の例だとGemForex・HastForexは高額100%入金ボーナスを提供した結果、ボーナスアービトラージによって資金を大量に抜かれて資金が枯渇してしまい、残ったトレーダーに出金遅延・出金拒否を連発しています。
ハイリスクなトレード環境を提供しているブローカーほど、資金が枯渇しやすいと考えましょう。
その点でAXIORYはそれほどハイリスクのトレード環境を提供していないため、資金枯渇からの出金拒否リスクが低く、資金10,000ドル前後であれば入金しても問題はないでしょう。
デモ口座の残高調整がしやすい
AXIORYではMT4・MT5デモ口座の口座残高を会員ページ「MyAxiory」で簡単に調整できます。
そのため口座残高を10万円にしたり、100万円にしたり、 あるいはロスカット・ゼロカットされてもすぐに元の残高に戻すことができます。MT4・MT5でいろいろな裁量トレード手法やEAを試す時におすすめです。
口座残高の調整方法も簡単で、AXIORYの会員ページ「MyAxiory」にログインし、リアル口座の入金・出金と同じ要領で金額を入力するだけです。
これがXMだと後から調整するにはサポートデスクに連絡する必要がありますし、Tradeviewのデモ口座も口座残高が100万円に固定されており会員ページで調整できません。
一方AXIORYはデモ口座を無制限に作れますし、口座の管理もしやすいため、デモ口座をたくさん作りたい人におすすめです。デモ口座の有効期限は90日間なので、期限切れになったら会員ページ(MyAxiory)で新しく作り直しましょう。
ちなみにcTraderのデモ口座だとプラットフォーム内部で入金・出金による残高調整ができ、会員ページにログインする必要がありません。裁量トレードだけをするならcTraderのデモ口座を使った方がいいでしょう。
デモ口座の開設方法・細かい仕様は、AXIORY「口座→デモ口座」で確認できます。
AXIORYのデメリット
ここからはAXIORYのデメリットを見ていきます。
ゴールドの最大レバレッジが100倍とかなり低い
AXIORYはゴールド(XAUUSD)の最大レバレッジが100倍とかなり低めです。レバレッジが低いと必要証拠金が多額になってしまい、少ない資金で高ロット運用しにくくなります。
レバレッジ100倍だとゴールドの必要証拠金は1ロット/2,000ドル前後になります。スイングトレードで資金10,000ドル/1.0ロットで運用する、1回だけナンピンするといったケースなら問題はないでしょう。
ただ2回以上ナンピン・マーチンゲールをする、グリッド幅の狭いナンピン・マーチンEAを運用するといった場合は、運用ロットあたりの必要証拠金が膨大になってしまい、証拠金維持率が圧迫されてロスカットされやすくなります。
ゴールドでハイリスクトレードをするなら、TradeviewのcTrader口座の方がおすすめ。Tradeviewはゴールドのレバレッジも400倍なので必要証拠金は1.0ロット/500ドルに抑えられます。
プラットフォームがMT4・MT5でも構わないなら、XM KIWAMI口座もおすすめ。XMはレバレッジ1000倍でゴールド取引ができるため、必要証拠金は1ロット/200ドルとAXIORYの10分の1に抑えられます。
最大レバレッジは400倍とやや低め
AXIORYは一般通貨ペアの最大レバレッジが400倍とやや低めです。
海外FXブローカーの中ではレバレッジ400倍は平均的な方ですが、XMの1000倍レバレッジ・Exnessの無制限レバレッジと比べると見劣りします。
レバレッジ・運用ロットあたりの必要証拠金はこちら。(USDJPYの場合)
運用ロット | レバレッジ200倍 | レバレッジ400倍 | レバレッジ1000倍 |
1.0ロット | 500ドル | 250ドル | 100ドル |
2.0ロット | 1,000ドル | 500ドル | 250ドル |
5.0ロット | 2,500ドル | 1,250ドル | 500ドル |
10.0ロット | 5,000ドル | 2,500ドル | 1,000ドル |
レバレッジ400倍のAXIORYの場合、USDJPYの1ロットあたりの必要証拠金は250ドルになります。レバレッジ1000倍のXMなら100ドル、レバレッジ無制限のExnessならほぼゼロに抑えられます。
Twitterで証拠金10万円で100万円以上の利益を出しているケースを見かけますが、あれはXM・Exnessの高倍率レバレッジでハイリスクトレードをしているからです。レバレッジ400倍のAXIORYだと同じことはできません。
海外FXの高いレバレッジを活かしてハイリスクトレードで数百万円の利益を得たいなら、レバレッジ1000倍のXMやレバレッジ無制限のExnessを使った方が良いでしょう。
マイナススリッページが生じやすい(MT4口座で-0.2pipsほど)
AXIORYはB-bookブローカーなので、MT4でスキャEAを運用したりスキャルピングトレードをしたりすると、マイナススリッページが生じやすくなります。
B-bookブローカーとは、注文方式にDD方式を採用しており、顧客とインターバンクのあいだで取引を介在するブローカーのこと。顧客の負け=自社の利益となるため、勝ちすぎるトレーダーにはVDPなどで意図的にマイナススリッページを生じさせるケースが多いです。
AXIORYでスキャEAを運用すると、平均して−0.2pipsのマイナススリッページが発生します。スリッページは本来ポジティブ・ネガティブ(マイナス)の両方が発生するものですが、B-bookブローカーだとそのほとんどはネガティブスリッページになります。
A-book・B-bookブローカーを見分ける方法は限られており、AXIORYも公式サイトではNDD方式を採用していると公言していますが、Twitterで「AXIORY スリッページ」で検索するとそうでないことが確認できます。
海外FXブローカーも営利企業なので仕方のないところはありますが、マイナススリッページが発生しやすいブローカーを使うとトレードの期待値が落ちてしまいます。少なくともAXIORYで利幅の狭いスキャEAを使うのはやめた方がいいでしょう。
マイナススリッページを抑えたいなら、TradeviewのILC口座がおすすめ。Tradeview自体がA-bookブローカーで、特にILC口座はスプレッド・取引手数料も低くスキャEAでも利益を出しやすいです。
bitwalletで入出金できない
AXIORYはbitwallet入出金に対応していません。数年前までは使えたのですが現在は使えなくなっています。
bitwalletはオンライン決済サービスの1つです。対応している海外FXブローカーが多かったため、多くの海外FXトレーダーが愛用していました。
ただ最近は個人アカウントの銀行出金額が最大50万円に制限されたり、法人アカウントの出金手数料が高額になったり(送金額の0.8%以上)と改悪が続いています。bitwalletは送金手段として魅力的ではなくなってきており、AXIORYでbitwalletが使えないことは大きなデメリットではないでしょう。
bitwalletで入出金したいなら、Tradeview・XMを使いましょう。ただしTradeviewは利益出金ができますが、XMは利益出金ができません。
クッション機能付きボーナスは提供していない
AXIORYの提供ボーナスにはクッション機能がないため、トレードの証拠金として使えません。
ボーナスのクッション機能とは、現金がゼロになっても含み損を抱えられる機能のこと。ボーナスは出金できないので、含み損が大きくなりやすいマーチンゲールと相性がいいです。代表的なのはXMの3種ボーナスやiFOREXの初回入金ボーナスですね。
それに対してAXIORYのボーナスにはクッション機能がないため、現金がゼロになるとボーナスも消滅します。この手のボーナスは実質的にキャッシュバックで、運用ロットに応じてボーナスを部分的に出金できます。
AXIORYのボーナスはXMの入金ボーナスとは仕様が異なります。XMと同じ感覚で使うとボーナスが消えてしまうため、利用前にはAXIORYのキャンペーンページでボーナスの仕様を把握しておきましょう。
ボーナスキャンペーンの詳細は、AXIORY「キャンペーン」でも確認できます。
cTraderコピーに対応していない
AXIORYのcTraderはcTraderコピーに対応していません。
cTraderコピーは、cTrader内部で他人にトレードを委託できるコピートレードプラットフォームです。VPS(仮想専用サーバー)なしでトレードを自動化できますが、取引手数料として利益の3割ほどが徴収されます。
ただ個人的にcTraderコピーなどのコピートレードはおすすめしません。ストラテジーのほとんどはハイリスクなナンピン・マーチンゲール・グリッドトレードで構成されており、破綻リスクが高いからです。
ナンピン・マーチンゲールは常時では安定して高い利益を出せるのですが、予想外の大きなトレンドが発生すると含み損が非常に大きくなり、破綻リスクも高くなります。
またコピートレードストラテジーは破綻するとそのまま削除され、新しいストラテジーとして生まれ変わるだけなので、フォロワー側から過去の破綻リスクを把握できません。
コピートレードは市販EAより責任の所在が不明瞭になりやすく、ストラテジー削除により過去のリスクを検証できないため、高額運用するにはリスクが高いです。AXIORYでcTraderコピーが使えないとしても、そこまで大きなデメリットにはならないでしょう。
どうしてもcTraderコピーを使いたいならTradeviewのcTraderを使いましょう。こちらはcTraderコピーに対応しています。
AXIORYの基本情報
ここからはAXIORYの基本情報まとめておきます。
AXIORYのライトステージ・フルステージとは?
現在のAXIORYにはライトステージ会員とフルステージ会員の2種類のステータスがあり、ステータスによって入金額上限や利用できる入金方法が変わってきます。
ライトステージ会員とフルステージ会員の違いはこちら。
ライトステージ | フルステージ | |
入金額上限 | 総額12万円まで | なし |
出金額上限 | なし | なし |
利益出金 | できる | できる |
提出書類 | 本人確認書類 | 本人確認書類+住所確認書類+セルフィー |
国内銀行送金 | 使える | 使える |
国内銀行送金 by Curfex | 使えない | 使える |
ライトステージ会員では、本人確認書類の提出だけでリアル口座を開設ができます。出金額にも制限もなく、利益出金も可能です。
ただし入金額の上限が12万円と決まっており、Curfex経由の国内銀行送金も使えません。いくらレバレッジの高い海外FXでも資金12万円だけでは大きな利益を出すのは難しいです。ライトステージ会員はあくまでお試し用で、本格的にトレードするならフルステージ会員になった方がいいです。
フルステージ会員では入金額制限がなくなります。ライトステージのような12万円の入金額制限がないため、100万円でも200万円でも好きな金額で運用できます。
さらにフルステージ会員ではCurfexによる国内銀行送金が使えるようになります。こちらは普通の国内銀行送金と違って1ヵ月50万円の制限がないため、1回で100万円以上入金することも可能です。
ただしフルステージ会員になるには、本人確認書類に加えて住所確認書類とセルフィーを提出する必要があります。住所確認書類は発行6ヶ月以内のものを使うため住民票の写しがおすすめ。市役所あるいはマイナンバーカードがあればコンビニでも発行できます。
ライトステージ会員とフルステージ会員の詳細は、AXIORYの「口座→口座開設→開設方法」で確認できます。
AXIORYの入金方法・入金手数料
AXIORYの入金方法はこちら。(表内のリンク先はAXIORYの入出金ページ)
入金方法 | 入金手数料 | 入金額上限 |
国内銀行送金 | 無料(2万円未満なら1,000円) | 1ヶ月50万円まで |
国内銀行送金 by Curfex | 無料(2万円未満なら1,000円) | なし |
国際銀行送金(入金は利用不可) | 無料(2万円未満なら1,500円) | なし |
クレジットカード・Apple Pay | 無料(2万円未満なら1,000円) | 1回50万円まで |
デビットカード by Curfex | 無料(2万円未満なら1,000円) | 1日250万円まで |
STICPAY(利用不可) | 無料(2万円未満なら1,000円) | |
PayRedeem | 無料(2万円未満なら1,000円) | 1回50万円まで |
NETELLER(日本在住者は利用不可) | 無料(2万円未満なら1,000円) | |
Skrill(日本在住者は利用不可) | 無料(2万円未満なら1,000円) |
入金方法のおすすめは国内銀行送金 by Curfexですね。オンライン送金サービス「Curfex」に登録する必要はありますが、入金額に制限がなく1回で100万円以上送金できます。なおCurfexは普通に使うと送金額の1%を送金手数料として取られますが、AXIORY経由だと無料になります。
Curfexの登録がめんどくさいいなら、普通の国内銀行送金を使いましょう。こちらは送金額が毎月50万円までに制限されていますが、レバレッジ400倍のAXIORYなら50万円でもまとまった利益を出せます。
他の入金方法はあまりおすすめしません。日本在住者は利用できない、出金手数料が高い、利益出金ができないなどで国内銀行送金よりも使いにくいからです。
またAXIORY側の入金手数料は、入出金の金額が2万円以上なら無料ですが、2万円未満なら1,000円発生します。(国際銀行送金のみ1,500円)
入金方法や入金手数料の詳細は、AXIORY「入出金方法」でも確認できます。
AXIORYの出金方法・出金手数料
AXIORYの出金方法はこちら。(表内のリンク先はAXIORYの入出金ページ)
出金方法 | 出金手数料 | 利益出金 |
国内銀行送金 | 無料(2万円未満なら1,000円) | できる |
国内銀行送金 by Curfex | 無料(2万円未満なら1,000円) | できる |
国際銀行送金(利用不可) | 無料(2万円未満なら1,500円)+ 銀行側で4,000円から8,000円 | できる |
クレジットカード・Apple Pay | 無料(2万円未満なら1,000円) | できない |
デビットカード by Curfex | 無料(2万円未満なら1,000円) | できない |
STICPAY(利用不可) | 無料(2万円未満なら1,000円) | できない |
PayRedeem | 無料(2万円未満なら1,000円) | できない |
NETELLER(日本在住者は利用不可) | 無料(2万円未満なら1,000円) | できない |
Skrill(日本在住者は利用不可) | 無料(2万円未満なら1,000円) | できない |
出金方法のおすすめは国内銀行送金 by Curfexですね。出金額に制限がなく、出金手数料も基本無料なため使いやすいです。(出金額が2万円未満だと出金手数料1,000円が発生する)
普通の国内銀行送金でも構いませんが、こちらは入金額が月50万円に制限されており、Curfex経由の銀行送金より使い勝手がやや劣ります。
なお普通の国内銀行送金とCurfex経由の国内銀行送金は別物なので、入金・出金の経路は同じにしておきましょう。例えばCurfex経由で入金した場合は、原則Curfex経由でしか出金できません。これはマネーロンダリングを防ぐための措置ですね。
他の出金方法は出金手数料が高かったり、利益出金ができなかったり、 日本在住者は利用できなかったりするためあまりおすすめしません。
出金方法や出金手数料の詳細は、AXIORY「入出金方法」でも確認できます。
AXIORYのレバレッジルール
海外FXブローカーでは有効証拠金が大きすぎると最大レバレッジを制限されることがあります。
AXIORYのレバレッジルールはこちら。
最大レバレッジ | 有効証拠金 |
400倍 | $0~$100,000 |
300倍 | $100,001~$200,000 |
200倍 | $200,001〜$300,000 |
100倍 | $300,001以上 |
AXIORYでは有効証拠金が100,000ドル(1,400万円相当)を超えると、最大レバレッジが400倍から300倍に制限されます。
それ以降も有効証拠金が200,000ドルや300,000ドルになるごとにレバレッジが制限されていくのですが、海外FXの運用額は1,000ドルから10,000ドル前後が多いため、残高が100,000ドルを超えるケースを考える必要はないでしょう。むしろ完全信託保全のない海外FXブローカーに1,000万円以上の資金を入れるのは危険です。
また最大レバレッジは口座単位のものであって、マイナー通貨ペアやCFD銘柄だと400倍以下になることもあります。例えばAXIORYではゴールドの最大レバレッジは100倍と低めに抑えられています。
レバレッジルールの詳細は、AXIORY「取引→取引条件→レバレッジ」で確認できます。
AXIORYの口座タイプ
AXIORYの口座タイプはこちら。
スプレッド | 対応プラットフォーム | 取引手数料 | 最大レバレッジ | |
スタンダード口座 | 広い | MT4・cTrader | なし | 400倍 |
ナノ口座 | 狭い | MT4・cTrader | 往復6ドル/ロット | 400倍 |
テラ口座 | 狭い | MT5 | 往復6ドル/ロット | 400倍 |
アルファ口座 | MT5 | あり | 1倍 |
1つ目のスタンダード口座は、スプレッドがやや広めに設定されている口座タイプです。ただクッション機能つきボーナスが使えたり、レバレッジが高くなったりするわけではないため、AXIORYでスタンダード口座を使うメリットは薄いです。
2つ目のナノ口座は、スプレッドが低めで1ロット往復6ドルの外付け手数料がある口座タイプです。トータルの取引コストはスタンダード口座よりも低めな傾向があるため、トレードロジックが何であれAXIORYではナノ口座を使うのが一般的です。
3つ目のテラ口座は、MT5に対応している口座タイプです。スプレッド・取引手数料などはナノ口座とほぼ同じになっています。
4つ目のアルファ口座は、株式専用の口座タイプです。こちらはFX通貨ペアで取引できず、FXプラットフォームもMT5だけで、レバレッジも1倍と非常に低いです。
ただ海外FXの魅力はゼロカットや高いレバレッジにあるため、レバレッジ1倍の海外FX口座を使うよりも完全信託保全のある日本の証券会社を使った方がいいです。MT5のインディケーター・EAなどを使って株式投資を自動化・効率化させたいなら、アルファ口座を使う余地はあります。
口座タイプの詳細は、AXIORY「口座→口座タイプ」から確認できます。
AXIORYのスプレッド
AXIORYの主要通貨ペアスプレッドはこちら。通貨ペアすべてを出すと情報量が多すぎるので、裁量トレードで利益を出しやすい通貨ペアのみ掲載しています。
AXIORY スタンダード口座 | AXIORY ナノ口座(別途0.6pipsの手数料あり) | |
XAUUSD | 3.6pips | 1.5pips(2.1pips) |
USDJPY | 1.8pips | 0.6pips(1.2pips) |
GBPJPY | 2.4pips | 1.4pips(2.0pips) |
ナノ口座のスプレッドはスタンダード口座の半分くらいですね。XMのKIWAMI口座やTradeviewのILC口座よりやや広めですが、利幅の広いデイトレードやスイングトレードなら十分に利益を出せる水準です。
続いてグリッドEAでよく使われるオセアニア系通貨ペア3種のスプレッドはこちら。
AXIORY スタンダード口座 | AXIORY ナノ口座(別途0.6pipsの手数料あり) | |
AUDCAD | 1.7pips | 0.5pips(1.1pips) |
AUDNZD | 2.1pips | 0.9pips(1.5pips) |
NZDCAD | 2.2pips | 1.0pips(1.6pips) |
ナノ口座のスプレッドはスタンダード口座より4割ほど狭いことがわかります。
オセアニア系通貨ペアのスプレッドはどれも2.0pips以下でXMのKIWAMI口座に匹敵します。スワップフリーではないためKIWAMI口座ほどではありませんが、利幅10pips前後のグリッドEAなら十分に利益を出せるはずです。(Grid Free・StablePro AudCadなど)
他の通貨ペアのスプレッドは、AXIORY「FX通貨ペア一覧」から確認できます。
AXIORYの口座休眠・口座凍結・口座維持手数料
AXIORYでは口座を長期間放置すると、口座が休眠・凍結したり、口座維持手数料を取られたりします。今までAXIORYでは口座休眠・凍結はなかったのですが、2023年6月あたりから実装されました。
AXIORYの口座休眠・凍結ルールはこちら。
口座休眠 | 口座凍結 | |
発生条件 | 1年間放置 | 休眠状態+残高ゼロ+3ヶ月放置 |
入出金 | できる | できない |
取引 | できる | できない |
会員ページへのログイン | できる | できる |
口座の復活 | できる | できない(追加口座は作り直せる) |
口座維持手数料 | 月5ドル | 徴収できない |
まずAXIORYで1年間取引・入出金・資金移動がなかった場合、口座が休眠状態になります。休眠状態で口座残高が残っているなら、月5ドルの口座維持手数料が徴収されます。
そして休眠状態のまま口座残高がゼロになりさらに3ヶ月経過したら、口座凍結となりすべての取引口座が削除されます。削除された口座は復活できません。トレードを再開したいなら、会員ページ(MyAxiory)にログインして口座を作り直しましょう。
口座休眠・凍結ルールの詳細は、AXIORY「取引→取引条件→休眠口座・凍結口座」で確認できます。
AXIORYのおすすめ運用方法
ここからはAXIORYのおすすめ運用方法をまとめておきます。
cTrader口座(ナノ口座)でデイトレードをする
AXIORYの運用方法は、cTrader口座でのデイトレードがおすすめ。5分足・4時間足・日足でマルチタイムフレーム分析をして、エントリーポイントを厳選することで、資本効率の高いトレードができます。
cTraderは裁量トレードに便利な機能がたくさん備わっており、例えばパソコンの上下ボタンで時間足を切り替えたり、ドラッグ操作でリミット注文・ストップ注文を置いたりできます。
ただしAXIORYの最大レバレッジは400倍と控えめなので、レバレッジ1000倍のXMほどハイリスクなトレードはできません。またゴールドの最大レバレッジは100倍と低めなので、運用ロットは資金10,000ドル/1.0ロットを目安にしましょう。
デイトレードのやり方・始め方は、こちらの記事でも詳しくまとめています。

MT4口座(ナノ口座)でEA自動売買をする
スイングトレードで100万円以上の利益を出せたら、余った利益でEA運用しましょう。VPS(仮想専用サーバー)を契約する必要はありますが、トレードを自動化することで裁量トレードとは別に収益源を分散できます。
EAの運用口座はMT4 ナノ口座がおすすめ。MT4は市販EA・無料配布EAの種類が多く、MT5・cTraderよりも優秀なEAを探しやすいです。
運用するEAは無料EA「Grid Free」がおすすめ。当サイトで公開しているソースコードをMT4メタエディターにコピペしてコンパイルすれば、無料かつ口座縛りなしで使えます。(Grid Freeの使い方)
もっと収益性の高いEAが欲しいなら、GogoJungleの「StablePro AudCad・「THE AUDCAD」タイプB・AI Rig 03(サード) -EURJPY M15-」、MQL5の「MagicWay・Waka Waka EA」も候補に入ります。
ただAXIORYはレバレッジが400倍と控えめで、スワップフリー口座も提供していないため、グリッド・マーチンゲールEAの収益力が高くありません。グリッドEAの収益性を最大化させたいなら、低スプレッド+スワップフリー+レバレッジ1000倍のXM KIWAMI口座を使った方が良いでしょう。
Grid Freeの使い方・運用方法は、こちらの記事で解説しています。
