この記事ではおすすめ海外FXブローカー・運用口座を解説していきます。
海外FXブローカーの選び方
アービトラージ対策をしている(特にB-bookブローカー)
海外FXブローカーを選ぶときに1番重要なのは、アービトラージ対策ができているかどうかです。
アービトラージ取引とは、為替リスクなしで利益を得る手法のこと。ブローカー側で対策できていないと、数千万円単位のお金を抜かれて資金枯渇になり、出金拒否・出金遅延・利益没収を連発することになります。
アービトラージ取引の代表例はこちら。
アービトラージ取引の種類 | 資金枯渇リスク | 一般トレーダー側の対策 |
---|---|---|
レイテンシーアービトラージ | 大きい | A-bookブローカーを使う |
ボーナスアービトラージ | 非常に大きい | マイナーブローカーの高額ボーナスは使わない |
スワップアービトラージ | 小さい | スワップフリー口座を使わない |
1つ目のレイテンシーアービトラージは、B-bookブローカーの配信レートの遅れを利用して、後出しジャンケンのように利益を得る手法です。うまくハマれば億単位の利益を稼げるため、ブローカーにとっては脅威です。
レイテンシーアービトラージに巻き込まれない方法は、TradeviewなどのA-bookブローカーを使うこと。A-bookブローカーは配信レートを調整していないので、レイテンシー取引も通用しません。
2つ目のボーナスアービトラージは、ボーナスで高ロットの両建て取引をして利益を得る手法です。レイテンシー取引と違って専用のツールが不要なので参入者が多く、資金枯渇リスクは非常に大きいです。
こちらの対策は簡単で、高額入金ボーナス(10万円以上)を提供しているブローカーを使わなければOKです。(アビトラ対策が万全なXMは使ってもいい)
3つ目のスワップアービトラージは、資金300万円から1,000万円で100ロットの両建てをして、毎日数万円のスワップ収益を稼ぐ手法です。こちらは1ヵ月で数千万円稼げるような手法ではないため、資金枯渇リスクは低いです。
アービトラージ取引による資金枯渇を避けたいなら、XM・AXIORYなどアビトラ対策ができている大手・中堅のB-bookブローカー、あるいはTradeviewなどアビトラが通用しないA-bookブローカーを使うようにしましょう。
出金拒否・出金遅延・利益没収の事例がない(アビトラは除く)
過去に出金トラブルがない海外FXブローカーを選ぶことも重要です。
海外FXで出金拒否・出金遅延・利益没収が生じる原因の多くは、海外FXブローカー側の資金枯渇です。
資金枯渇になるということは、FXブローカーとして利益を出せていない、あるいはアービトラージ取引で資金を抜かれまくっているということ。そのブローカーは経営破綻・資金持ち逃げになる可能性が高いです。
海外FXブローカーは日本の証券会社のように完全信託保全が義務付けられていません。運営先の法人も海外にあるため(オフショア法人)、法的措置をとって資金を取り戻すのは難しいです。
海外FXブローカーに入金する前にはTwitterで出金トラブルがないか調べておきましょう。検索ワードは「ブローカー名+出金/出金拒否/出金遅延/利益没収」などでいいでしょう。
例外として大手・中堅のB-bookブローカー(XM・AXIORYなど)でもレイテンシー/ボーナスアービトラージを行うと利益没収になることがあります。これらの取引は資金枯渇リスクが高いからですね。
海外FXブローカーの利用規約にも「超高速売買やアービトラージ取引で得た利益は無効になる」と書かれてあるケースが多いため、「利益没収=ブローカーの経営危機」と早合点しないようにしましょう。
金融ライセンスを保有している
海外FXブローカーを選ぶときは、金融ライセンスも1つの判断基準になります。
金融ライセンスとは、その国で金融業を行うのに必要な許可証のこと。認可の厳しい国の金融ライセンスを保有するには、多額の預託金や信託保全などが必要になるため、出金拒否のリスクは低いと判断できます。
金融ライセンスの代表例と信頼性の目安はこちら。Tierの数値が低いほど信頼性が高くなります。
信頼性 | 金融ライセンス |
---|---|
Tier1 | ASIC(オーストラリア) FCA(イギリス) MAS(シンガポール) |
Tier2 | CySEC(キプロス) FMA(ニュージーランド) DFSA(ドバイ) KNF(ポーランド) CMVM(ポルトガル) CNMW(スペイン) |
Tier3 | FSC(モーリシャス) FSA(セーシェル) FSCA(南アフリカ) FSC(イギリス領バージン諸島) |
Tier4 | SCB(バハマ) VFSC(バヌアツ) IFSC(ベリーズ) VNU(バヌアツ) FSA(セントビンセント) FSRC(セントクリスファー・ネイビス) CIMA(ケイマン諸島) |
Tier1・Tier2の金融ライセンスを保有しているブローカーで口座開設したいところですが、そうしたブローカーは日本語でウェブサイトを提供していなかったり、日本在住者の口座開設を断るケースが多いです。
日本在住者が海外FXブローカーを利用するなら、Tier3・Tier4の金融ライセンスで妥協しましょう。
代表的な海外FXブローカーの金融ライセンスはこちら。
XMの保有しているモーリシャス・セーシェルの金融ライセンスはTier3、AXIORYのベリーズとTradeviewのケイマン諸島の金融ライセンスはTier4に該当します。
ただ金融ライセンスにもピンからキリまであり、数万円の費用を出せば簡単に取得できるものもあります。金融ライセンスは出金の安全性を担保するわけではないので、あくまで判断基準の1つにしておきましょう。
海外FX上級者が利用している
優秀な海外FXブローカーを見つけるのが難しいなら、FX上級者と同じものを使ってもいいでしょう。
海外FX上級者で参考になるTwitterアカウントはこちら。(敬称は省略)
- 海外FX調査兵団(@wwfxinfo_tw)
- 半兵衛(@hanbe_fx)
- ぶるすな(@BlueSnyaiper)
- 金ツッパ侍(@zenttuppa)
- TREND(@TREND07694730)
- まぐろどん(@magurodonyo)
- では恋人になりましょう(@kekkon_soon)
- クラム(@fx_is_my_life)
上級者の間で人気なのはTradeview・IC MarketsなどのA-bookブローカーですね。英語対応ができるならFX PIG・Rannforexなどもおすすめです。
あるいは経済指標などのチャンス相場でハイリスクトレードをするときに、無制限レバレッジのExnessを使ったりもしています。ただ取引環境が劣悪なのでメイン利用にはおすすめしません。
それ以外としてはXM・AXIORY・TitanFX・ThreeTrader・FXGT・HFMなどの大手・中堅B-bookブローカーをサブ運用、あるいはマイナーブローカーでも入金ボーナスがあればギャンブルトレードに活用したりなどですね。
運営歴が長い(5年から10年以上)
出金リスクの低い海外FXブローカーを探すなら、運営歴も1つの判断基準になります。
海外FXブローカーはアービトラージ取引で資金枯渇になるリスクを抱えています。運営歴が長いほどアービトラージ利用者への対処がうまく、いきなり資金枯渇になるリスクは低いと判断します。
海外FXブローカーの設立年・運営期間はこちら。
海外FXブローカー名称 | 設立年 | 2024年までの運営期間 |
---|---|---|
XM | 2009年 | 15年 |
AXIORY | 2011年 | 13年 |
Tradeview | 2004年 | 20年 |
TitanFX | 2014年 | 10年 |
Exness | 2008年 | 16年 |
IC markets | 2007年 | 17年 |
FXGT | 2019年 | 5年 |
この中でも1番運営歴が長いのはTradeviewで、2024年でちょうど20周年になります。他にもIC marketsやXM、Exnessなどもグローバル展開しているブローカーも運営歴は長めです。
FXGTもこの中では新参ですが、5年以上運営できているため他のマイナーブローカーよりも出金リスクは低いと判断できます。
逆に設立5年以内の海外FXブローカーはアービトラージ利用者を追い出すノウハウに乏しく、資金枯渇から出金拒否・利益没収を連発するリスクがあります。メインでは使わないようにしましょう。
裁量トレードにおすすめの海外FX口座
裁量トレードはハイリスク運用を想定しているため、レバレッジの高い口座を選びましょう。トレードの快適さにこだわるなら、cTrader口座もおすすめです。
XM スタンダード口座(MT5)
裁量トレードが初めてなら、XM スタンダード口座がおすすめ。
運用額が10万円なら、3種類のボーナスで証拠金を17万円ほどに増やせます。
![](https://kai-fx.com/wp-content/uploads/2024/07/xm-bonus-600x315.png)
ただしXMのボーナスは資金10万円/1.0ロットなどのハイリスク運用をすると、ボーナスアービトラージの疑いを受けてボーナスを没収されるリスクがあります。運用ロットは10万円/0.1ロットを目安とし、それを3段から5段のナンピン・ピラミッディングでしましょう。
またXMは最大レバレッジが1000倍と非常に高く、ドル円の必要証拠金も1ロット100ドルに抑えられます。証拠金維持率ギリギリのハイリスクトレードをしてもロスカットされにくいです。
海外FX初心者の方はスタンダード口座+3種ボーナスでトレードの練習をしましょう。
![](https://kai-fx.com/wp-content/uploads/2024/07/xm-standard-account-600x315.png)
XM KIWAMI口座(MT5)
XMの100%入金ボーナスを使い切ったら、次の運用口座はXM KIWAMI口座がおすすめ。
KIWAMI口座は入金ボーナス・ロイヤルティプログラムには対応していませんが、スワップフリーを提供しており、ポジション保有期間の長いスイングトレードの取引コストを節約できます。
裁量トレードのFX通貨ペアは、XAUUSD、GBPUSD、GBPJPY、USDJPY、EURUSDなどのメジャー銘柄です。どれもスワップフリー対象銘柄です。
逆にトルコリラ、南アフリカランド、大部分のCFD銘柄はスワップフリーが使えないため、スイングトレードをするときは注意が必要です。
またKIWAMI口座は他の口座タイプよりも取引コストが低く、運用ロット・取引回数が大きいほど、利益率が向上します。資金50万円から100万円で裁量トレードをするなら、スタンダード口座よりKIWAMI口座を選びましょう。
![](https://kai-fx.com/wp-content/uploads/2023/04/xm-kiwami-account-600x315.png)
AXIORY ナノ口座(cTrader)
快適に裁量トレードをしたいなら、AXIORY ナノ口座(cTrader)がおすすめ。
AXIORYは高性能FXプラットフォーム「cTrader」に対応しており、メタトレーダーよりも裁量トレード向けの便利機能が備わっています。(AXIORY cTraderダウンロード)
cTraderの主な便利機能はこちら。
- ドラッグ操作でリミット・ストップ注文を設置できる
- ドラッグ操作でトレーリングストップが行える
- パソコンの上下ボタンで時間足を切り替えられる
- パソコンのCommanf+左右キーで表示チャートを切り替えられる
- チャート横に経済指標カレンダーを表示できる(日本時間対応)
- 夜間の目に優しいダークモード対応
特にリミット注文・ストップ注文などの予約注文をドラッグ操作で設置できるため、メタトレーダーの時よりもナンピン・ピラミッディングが快適になります。
AXIORY自体もレバレッジは400倍と標準的で、ストップアウトも20%と低めなため、ややハイリスクなトレードはしやすいです。ただAXIORYはゴールド銘柄レバレッジが100倍なので、ゴールド取引をするときはロットを小さくする必要があります。
もう1つ注意点として、AXIORYのcTraderはcTraderコピーに対応していません。cTraderコピーでコピートレードをしたいなら、TradeviewのcTraderを使いましょう。(Tradeview cTraderダウンロード)
![](https://kai-fx.com/wp-content/uploads/2024/05/AXIORY-nano-account-600x315.png)
Tradeview cTrader口座
裁量トレードの取引コストを最小限まで抑えたいなら、Tradeview cTrader口座がおすすめ。
スプレッドが非常に狭い上に、取引手数料も1ロット往復5ドルと業界最安値クラスなので、あらゆるトレードロジックで利益を出しやすくなります。
またTradeviewのゴールド銘柄レバレッジは200倍から500倍と高めなため(取引口座レバレッジによる)、AXIORYよりもゴールドでハイリスクトレードしやすいです。
Tradeview cTrader口座の詳細は、Tradeview公式サイトで公開されていません。最大レバレッジは400倍、ストップアウトは100%、最小0.01ロット、取引手数料は1ロット往復5ドルであることは抑えておきましょう。
![](https://kai-fx.com/wp-content/uploads/2024/06/Tradeview-cTrader-account-600x315.png)
EA自動売買におすすめの海外FX口座
EAの運用口座は取引コストの低いMT4口座を選びましょう。MT5口座はおすすめしません。MT4のEAと互換性がなく、無料EAの選択肢も狭いからです。
XM KIWAMI口座(MT4)
グリッド・マーチンゲールEAを運用するなら、まずはXM KIWAMI口座がおすすめ。
レバレッジが1000倍と非常に高く、必要証拠金・含み損が大きくなりやすいマーチンゲールEAでもロスカットされにくいです。
またKIWAMI口座は一部銘柄でスワップフリーを提供しています。グリッドEAはポジション保有期間が3日から1週間以上と長くなりやすいため、マイナススワップを節約できるのは大きいです。
スワップフリーの対象銘柄はこちら。
極口座スワップフリー対象銘柄一覧
USDJPY#, EURJPY#, GBPJPY#, AUDJPY#, NZDJPY#, CADJPY#, CHFJPY#, EURUSD#, GBPUSD#, AUDUSD#, NZDUSD#, USDCAD#, USDCHF#, EURGBP#, EURAUD#, EURNZD#, EURCHF#, GBPAUD#, GBPNZD#, GBPCAD#, GBPCHF#, AUDNZD#, AUDCAD#, AUDCHF#, CADCHF#, NZDCAD#, NZDCHF#, GOLD#, SILVER#
引用元
グリッド・マーチンゲールEAの運用銘柄は、ゴールド、ドル円、ポンド、ユーロドル、オセアニア通貨ペアなどが主流で、どれもXMではスワップフリーの対象銘柄です。
![](https://kai-fx.com/wp-content/uploads/2023/04/xm-kiwami-account-600x315.png)
AXIORY ナノ口座(MT4)
単一ポジションEAを運用したり、グリッド・マーチンゲールEAを低リスク・中リスク運用するなら、AXIORY ナノ口座(MT4)もおすすめ。
スプレッドが狭めで、取引手数料も1ロット往復6ドルと安い方なので、スキャEA以外の多くのトレードロジックで利益を出しやすいです。(マイナススリッページが生じるためスキャEAには不向き)
またAXIORYは会員ページが使いやすく、追加口座開設や資金移動もしやすいです。最大10口座まで開設できるため、MT4/MT5/cTraderと使い分けたりもできます。
レバレッジ1000倍から2000倍のマックス口座も提供していますが、こちらはおすすめしません。スプレッドが非常に広く、有効証拠金50万円以上だとレバレッジを大きく制限されるからです。
![](https://kai-fx.com/wp-content/uploads/2024/05/AXIORY-nano-account-600x315.png)
Tradeview ILC口座(MT4)
EA自動売買の取引コストを最小限まで抑えたいなら、Tradeview ILC口座(MT4)がおすすめ。
スプレッドがAXIORY ナノ口座以上に狭く、取引手数料も1ロット往復5ドルと業界最安値クラスなため、ほとんどのトレードロジックで利益を出しやすくなります。
またTradeviewはA-bookブローカーなので、VDPによるブローカー側からの嫌がらせをされにくく、スキャEAでも利益を出しやすいです。
ILC口座のデメリットは、最大レバレッジが200倍と低めなこと、ストップアウトが100%と高めなこと、0.1ロット未満の取引ができないことです。
そのため1段目が0.1ロット未満で始まり、必要証拠金・含み損が大きくなりやすいマーチンゲールEAとは相性が悪いです。ただ「Grid EA Pro」のような低リスクなグリッドEAなら、資金20,000ドル/0.1ロットなどで運用できます。
ILC口座は取引コストが非常に低い代わりに、資本効率の高いハイリスクトレードができません。資金20,000ドルから30,000ドル以上の高額運用をすることが前提となります。
![](https://kai-fx.com/wp-content/uploads/2024/03/Tradeview-ilc-account-600x315.png)
スワップアービトラージにおすすめの海外FX口座
スワップアービトラージでは300万円から1,000万円以上の資金を入れるため、カウンターパーティーリスクが高くなります。できるだけ信頼性の高い老舗のブローカーを選びましょう。(XM・AXIORY・Tradeviewなど)
XM KIWAMI口座
マイナススワップ側の運用口座は、XM KIWAMI口座がおすすめ。
KIWAMI口座はスワップフリーを提供しており、マイナススワップ側で高ロットポジションを保有しても、そのコストを踏み倒すことができます。
スワップフリーの対象銘柄は、メジャーFX通貨ペア・ゴールド・シルバーなど。トルコリラ・南アフリカランド・大部分のCFD銘柄はスワップフリー対象外です。
またKIWAMI口座はレバレッジが1000倍と非常に高く、ドル円100ロットの必要証拠金も150万円に抑えられます。これでレバレッジ400倍だと必要証拠金は400万円、レバレッジ25倍だと6,000万円になります。
スワップアービトラージ欠点は、100ロットポジションを持つことで必要証拠金が高額になること。その点でXM KIWAMI口座はレバレッジ1000倍を提供しているため、必要証拠金を低く抑えられます。
なおXMの最大レバレッジは有効証拠金が合計40,000ドルを超えると500倍に制限されます。合計口座残高が40,000ドル(600万円相当)に近づいたら、制限を受ける前に利益出金しておきましょう。
![](https://kai-fx.com/wp-content/uploads/2023/04/xm-kiwami-account-600x315.png)
AXIORY ナノ口座
プラススワップ側の運用口座は、AXIORY ナノ口座がおすすめ。
レバレッジは400倍と標準的で、ドル円100ロットの必要証拠金を400万円に抑えられます。ストップアウトも20%と低めなので、証拠金維持率ギリギリでもロスカットされにくいです。
またAXIORYはB-bookブローカーですが運営歴が13年と長めの老舗なので(2024年まで)、いきなり資金が枯渇して出金拒否・利益没収を連発したり、資金持ち逃げをするリスクは低いです。
AXIORYでスワップアービトラージをするなら、レバレッジ1000倍から2000倍のマックス口座の方が適任かもしれませんが、有効証拠金が50万円を超えるとレバレッジを大きく制限されるのでおすすめしません。
AXIORYの強みは、会員ページが使いやすく、口座間の資金移動がスムーズにできること。そのため裁量トレードやEA自動売買で得た利益を、スワップアービトラージ用の低リスク運用口座に移動させやすいです。
![](https://kai-fx.com/wp-content/uploads/2024/05/AXIORY-nano-account-600x315.png)
Tradeview Xレバレッジ口座
プラススワップ側の運用口座としては、Tradeview Xレバレッジ口座もおすすめ。最大レバレッジが500倍と高めで、100ロットポジションを保有しても必要証拠金を低めに抑えられます。
Xレバレッジ口座はスプレッドが広いデメリットがあるのですが、スワップアービトラージなら1回しか取引しないためそのデメリットも気にならないです。
またTradeviewのようなA-bookブローカーはプラススワップが高めに設定されている傾向があるため、B-bookブローカーよりスワップアービトラージで稼ぎやすくなります。
またTradeviewも運営歴が20年と非常に長く、海外FX上級者も好んで利用しているため、いきなり出金拒否・利益没収・資金持ち逃げになるリスクは低いです。
ただ2024年2月以降からTradeviewで保有中の資金移動ができなくなっている事例が確認されています。
他のトレードで得た利益をポジション保有中のスワップ用口座に移動できないかもしれないので、資金移動の仕様はTradeviewサポートデスクに確認しておいたほうがいいでしょう。
![](https://kai-fx.com/wp-content/uploads/2024/03/Tradeview-x-leverage-account-600x315.png)
マイナー海外FXブローカーを使ってはいけない理由
銀行口座の凍結リスクがある
マイナー海外FXブローカーを使ってはいけない最大の理由は、銀行口座の凍結リスクがあること。
海外FXブローカーを運営するのに日本での金融業関連の登録が必要ないため、暴力団や反社が参入することもあります。ただ暴力団・反社関連の会社に銀行送金すると、マネーロンダリングの疑いをかけられて送金元の銀行口座を凍結させられることがあります。
暴力団・反社が関与していなかったとしても、信用度の低いブローカーは法人口座を使わせてもらえず、外国人の口座で送金することもあります。その場合もマネーロンダリングの疑いで銀行口座を凍結されやすくなります。
銀行口座を凍結されてしまうと、クレジットカードや公共料金の引き落としができなくなり不便な生活を強いられます。あるいはブラックリストに載ってしまうと、他の銀行口座も使えなくなる可能性があります。
信用度の低い海外FXブローカーを使うとろくなことがないので、初心者は知名度・信用度の高いブローカーを使うようにしましょう。(XM・AXIORY・Tradeviewなど)
資金枯渇リスクが高い
マイナー海外FXブローカーは資金枯渇リスクが高いです。
ブローカーの運営歴が浅いため、アービトラージ利用者の追い出しノウハウが備わっておらず、アービトラージ取引で数千万円の資金を抜かれ資金枯渇になった後に、出金拒否・出金遅延・利益没収を連発することになります。
ブローカーの資金枯渇リスクを避けるためにも、最初のうちは大手・中堅のB-bookブローカーを使いましょう。運営歴の長いブローカーはアービトラージ利用者を追い出すのがうまく、資金枯渇リスクも低めです。
おすすめはXMとAXIORYの2つ。どちらも利用者が多く、財務基盤も安定していますし、高収益トレーダーに対する嫌がらせ(VDP)も軽めです。
個人情報を悪用されるリスクがある
マイナーの海外FXブローカーはコンプライアンス意識が低く、個人情報を横流しすることがあります。
資金に余裕があるうちは問題ないのですが、アービトラージ取引で資金を大量に抜かれたり、FX事業で稼げなかったりすると、資金確保のために名簿屋に個人情報を売ってしまいます。
売られた個人情報は詐欺・スパム・迷惑メールに悪用されます。あるいは偽造した運転免許証やマイナンバーカードで資金を盗む「なりすまし詐欺」などに使われるケースもあります。
マイナー海外FXブローカーは集客のために数千円の入金ボーナスを提供したりもしていますが、それだけのために大切な個人情報を引き渡すのは危険です。
海外FXブローカーを利用するにしても、コンプライアンス意識の高い大手・中堅以上のB-bookブローカー(XM・AXIORYなど)、あるいは監査が厳しいA-bookブローカー(Tradeviewなど)を選びましょう。