EA自動売買が初めてなら、最初に使うEAはMQL5の「Dark Venus」がおすすめ。
MQL5で無料提供されているため、MQL5アカウントを持っていれば、誰でも無料で利用できます。
トレード手法も「ボリンジャーバンドに基づく逆張りトレード」というシンプルなもの。変動後の逆張りは勝率・再現性の高いトレード手法なので、リスク管理が適切なら、安定した利益を出しやすくなります。
取引回数は1日10回から20回と非常に多く、トレンドが深くなるほどロットが大きくなるマーチンゲールも採用しているため、爆発的な利益も狙うこともできます。
そして「Dark Venus」を初めて運用するなら、XMの5万円入金ボーナスがおすすめ。5万円入金するだけで、5万円ボーナスがもらえて、推奨口座残高の10万円(1,000ドル)で運用を始められます。
ただEAは設定できるパラメーターが非常に多く、初心者の方だと設定方法に戸惑うかもしれません。
この記事ではMQL5の無料EA「Dark Venus」の使い方・運用方法を解説します。
Dark Venusの特徴
EAを運用するなら、そのEAのトレード手法は把握しておきましょう。
まずは「Dark Venus」の特徴を簡単にまとめておきます。
その1:トレード手法は「ボリンジャーバンドからの逆張り」
「Dark Venus」はトレード手法に「ボリンジャーバンドからの逆張り」を採用しています。
ボリンジャーバンドとは、現在の価格が平均よりも高いか低いかを示すインディケーターのこと。標準偏差「+2σ(シグマ)、-2σ」の2本を使うことが多いです。
基本的な使い方としては、価格が+2σに到達したら逆張りで売り注文、逆に-2σに到達したら買い注文を行います。
標準偏差が+2σなら買われすぎ、−2σなら売られすぎのサインとなるため、これらのタイミングで逆張りトレードをすることで優位性の高いトレードができるようになります。
急騰・急落後の逆張りトレードは勝率と再現性が高く、長期的に安定した利益を出しているストラテジープロバイダーも好んで採用しています。そしてボリンジャーバンドはそのエントリーポイントを示唆してくれるわけですね。
ボリンジャーバンドは移動平均や標準偏差という客観性の高い指標をメインで使っているため、マイナーなテクニカル指標を使うよりもトレード勝率を安定させやすいです。
ナンピン・マーチンを含む逆張りトレードをするなら、ボリンジャーバンドの特徴は理解しておきましょう。
その2:「マーチンゲール」で大きな利益を狙える
「Dark Venus」は同時に「マーチンゲール」というトレード手法も採用しています。
マーチンゲールとは、現在価格が保有ポジションから逆行するごとにロットを増やしながらポジションを追加していく手法のこと。(ナンピンだと同じロットでポジションを増やす)
トレンドが進むにつれて取引ロット数が大きくなっていくため、リバウンドで得られる利益は非常に大きくなります。
マーチンゲールはリバ狙い逆張りトレードをさらにハイリスク・ハイリターンにしたもので、リスク管理を適切に行えば、非常に高い利益率(月利30%以上)を狙えます。一方リバウンドのない200pips以上のトレンド相場では、口座が破綻するリスクもあります。
「Dark Venus」では初期ロットは0.01ですが、2つ目のポジションでは0.02ロット、3つ目では0.03ロットと0.01ロット刻みで増えていきます。(初期ロットが0.02ロットなら、0.02ロット刻み)
私が実際に運用した場合だと、0.01ロットの運用で1万円前後の含み損を抱え(50pips変動時)、その後のリバウンドで3,000円前後の利益を得られました。
マーチンゲールは優秀なトレード手法ですが、0.01ロット運用でも含み損が大きくなります。初めて運用する場合は、XMの5万円入金ボーナスなどで練習しましょう。
その3:短期時間足(M5)ならスキャルピングトレードも可能
「Dark Venus」は、5分足などの短期時間足チャートに組み込むことで、1日10回から20回のスキャルピングトレードで運用できます。
EAで利益を安定させるなら、トレードロジックはスキャルピングトレードがおすすめ。5pipsから10pipsくらいの小さな利幅を積み上げていくため、利益を実現しやすいです。
逆にスイングトレードで利確ラインを50pips以上にしてしまうと、49pips以下の含み益を逃してしまい、利益を実現しにくくなってしまいます。
スキャルピングトレードのデメリットは、取引回数が非常に大きくなるため、トレーダーの精神的な負担が大きくなること。ただEAのようなプログラムがトレードすれば、そのデメリットは解消できます。
またスキャルピングトレードは取引回数が多いため、スプレッドの広い業者や通貨ペアを使うと、手数料負けしやすくなります。ブローカーはAXIORYやTradeview、通貨ペアはスプレッドの狭い「EURUSD」などを選んだ方がいいですね。
その4:利確ラインは「加重ポイント平均」で5pips
「Dark Venus」の利確ラインは、デフォルト5pipsと非常に狭いです。利確の幅が狭いため、利確20〜40pipsのEAよりも含み益を実現しやすく、収益を安定させやすいです。
また「Dark Venus」の利確パターンは大きく2つに分かれています。
1つ目はポジションが1つだけの場合。含み益が5pipsになったら自動的に利確されます。
2つ目はポジションが2つ以上の場合。この場合は「加重ポイント平均」という決済方法が採用されており、「合計取引ロット数*5pips」相当の含み益が出たときに利確されます。
例えば50pipsの変動が発生し、10個のポジションを保有したとしましょう。
1つ目・2つ目のポジションで40pips前後の含み損を抱えたとしても、残り3個目から10個目のポジションを合わせた含み益が「合計取引ロット数*5pips」相当なら、その時点で利確されるわけです。
「Dark Venus」を0.01ロットで運用しているなら、10個目のポジションで合計取引ロット数は0.55ロットとなるため、含み益が「0.55ロット*5pips分(2,500円前後)」になると利確されます。
なお合計取引ロットは以下の計算式で求められます。
- 1+2+3+…+n = (1/2) n(n+1)
代入するnの値は自然数である必要があるため、まずは自然数で計算して、その後に100で割り算してロットに戻すといいでしょう。
またこの項目では便宜上0.1ロットあたりの利益を「1pips=100円」と計算していますが、もっと厳密に計算したいなら、XMの計算ツールを使うと便利です。
「加重ポイント平均」による利確は複雑ですが、この設定のおかげで「Dark Venus」は小さなリバウンドでも大きな利益を狙えるようになるわけです。
その5:損切り設定されていないため、長期運用はできない
「Dark Venus」の損切りラインは、デフォルトだと設定されていません。
「Dark Venus」では損切りするかどうかをパラメーター「Stop Target Mode」で設定できますが、デフォルトだと「Disabled(損切りしない)」の設定になっています。
損切りしないということは、相場次第ではロスカットされるリスクがあるということ。
マーチンゲールEAはトレンドが深くなるほど取引ロット数が増えていくため、トレンドの勢いが強すぎると、含み損が大きくなりすぎて、ロスカットされてしまうこともあります。
「Dark Venus」はデフォルトだと損切り設定がされていないため、リバウンドで十分な含み益を得られないと、含み損がどんどん膨れ上がります。
実際「Dark Venus」を10,000ドルで10ヶ月運用したところ、トレンドの勢いが強すぎたためか、およそ30以上のポジションを抱えたままロスカットされてしまいました。(合計4.6ロット相当)
10,000ドルの運用ですらロスカットされるのですから、1,000ドルや2,000ドルの口座残高ならあっさりロスカットされてもおかしくはありません。
マーチンゲールEAは、強いトレンド相場でロスカットされてしまうため、6ヶ月以上の長期運用には適していません。1ヶ月ごとに利益出金して、勝ち逃げする感覚で運用しましょう。
その6:10pips前後の「小波」でコツコツ稼ぎ、50pips以上の「大波」でドカンと稼ぐ
「Dark Venus」の稼ぎ方は大きく2つに分かれています。
1つ目は、10pips前後の「小波」で稼ぐ方法。5分足で10pips位の小さな変動が発生したときに0.01〜0.03ロットでコツコツと利益を得ます。
小規模とはいえ勝率の高い変動後の逆張りトレードを行うため、安定した利益を出しやすいです。
2つ目は、50pips以上の「大波」でドカンと稼ぐ方法。50pips以上の変動が発生した時、 0.01ロット〜0.1ロットで10個以上のポジションを持ち、その後のリバウンドで大きな利益を狙います。
50pips以上の変動になっている頃には、10個目のポジションで基本ロットの10倍でトレードしているため、5pips前後の小さな利幅でも大きな利益を得られます。
FX通貨ペアの1日あたりのボラティリティは大体50pipsくらいなので、1日1回は大波で大きく稼げます。仮にボラティリティの少ない日であっても、「Dark Venus」なら「小波」でコツコツと稼ぐこともできます。
あらゆる相場で安定した利益を狙えるのが「Dark Venus」の最大の強みです。
その7:5pips刻みの「グリッドトレード」でポジション管理も容易に
「Dark Venus」は、5pips刻みのグリッドトレードも採用しています。
グリッドトレードとは、チャート上で等間隔にポジションを増やしていく手法のこと。グリッドは英語で「格子」を意味します。
ナンピン・マーチンでは、10個以上のポジションを等間隔で追加していくのが一般的です。こうすることで変動が浅くても2、3ポジションで小さな利益が得られ、変動が深いときは10以上のポジションで大きな利益を得られるからです。
10以上のポジションを手動で設定するのは面倒ですが、EAでグリッド設定をすれば、機械的なエントリーも簡単に行えます。
さらにグリッドトレードでは、グリッドの間隔を調整することで、リスク・リターンも調整できます。
グリッドの間隔を狭くすれば、ポジション数が増えてハイリスク・ハイリターンに、グリッドの間隔を広くすれば、ポジション数が減ってローリスク・ローリターン運用になるわけです。
ナンピン・マーチンEAを運用するなら、 グリッドトレードを活用してエントリーポイントの管理をシンプルにしましょう。
その8:海外FXの入金ボーナスをフル活用できる
「Dark Venus」のようなマーチンゲールEAは、海外FXの入金ボーナスと相性が良いです。
海外FXで含み損を抱えると、仕様上「現金→クレジット(ボーナス)」の順で消費されます。マーチンゲールEAは含み損が大きくなりやすいため、ボーナスがあれば入金額以上の含み損も耐えられるわけです。
逆にリスクの低いEAだと、入金額を超えるほどの含み損を抱えることがないため、ボーナスを獲得していても宝の持ち腐れになってしまいます。ボーナスをフル活用するなら、マーチンゲールEAで運用しましょう。
入金ボーナスのおすすめはこちら。
- XM:5万円の100%入金ボーナス+45万円の20%入金ボーナス
- GemForex:抽選で100%入金ボーナス(マイページログイン後に確認可能)
まずはXMの5万円入金ボーナスがおすすめ。100%入金ボーナスなので、5万円入金すれば、もう5万円のボーナスがもらえ、資金10万円で始められます。(5万円超過分には最大45万円の20%入金ボーナスが適用される)
XMの5万円入金ボーナスを使い切ったら、次はGemForexの抽選ボーナスに切り替えましょう。
GemForexでは1日1回マイページにログインすることで、抽選の100%入金ボーナスに当選することがあります。(ボーナス金額は最大50〜100万円)当選確率は月に2、3回ほどなので、欲しい方は毎日GemForexのマイページにログインしましょう。
他にもボーナスがもらえる海外FXブローカーは存在しますが、XMやGemForexと比べると信用度が低いため、個人的にはあまりおすすめしません。
海外FXブローカーを選ぶときは、そのブローカーが収益を出せているかも重要となります。利用者の少ないブローカーを選んでしまうと、せっかくトレードで大金を稼いでも、難癖をつけられ利益を没収されてしまうことがあるからです。
入金ボーナスを使うなら、XMの5万円入金ボーナスかGemForexの抽選入金ボーナスだけに絞るのが無難でしょう。(抽選ボーナスはマイページログイン後に確認可能)
その9:長期時間足(H1)ならローリスク運用もできる
「Dark Venus」はシンプルなトレード手法を採用しているため、1時間足などの長期時間足でも運用できます。ただ取引回数は1日2〜3回になり、利益率も月利4%と控えめなものになります。
最大ドローダウンも10%と控えめなので、200pips以上の大きなトレンドが発生しても、損失が大きくなりにくいです。100万円以上の資金で長期的に運用するなら、長期時間足の方がいいかもしれません。
もしくはコピートレードのストラテジープロバイダー口座で運用し、数年単位で長期的にフォロワーを増やしていく場合も、ローリスク運用が好ましいです。
マーチンゲールEAはリスクが高いトレード手法とされていますが、長期時間足で運用する場合はポジション数・取引回数が少なくなるため、ローリスク運用が可能となります。
ただマーチンゲールEAのローリスク運用はリスクの割にリターンが少ないですし、月利5%前後を狙うなら、もっと利益の出しやすいEAは存在します。
「Dark Venus」のローリスク運用は、優秀なEAが見つかるまでのつなぎとして考えましょう。格安で優秀なEAは、MQL5の「50ドル以下のEA一覧」で探すこともできます。
Dark Venusの設定項目(パラメーター)
「Dark Venus」ではパラメーターを調整することで、EAの運用方法をカスタマイズできます。
ただ「Dark Venus」は基本的にそのまま運用しても安定した利益を出せるようにはなっています。むしろ変にいじると収益が悪化するかもしれません。
EAのトレードロジック・仕様などを精通している上級者向けの項目ですね。
ここからは「Dark Venus」のパラメータを見ていきます。
基本設定
この項目ではマジックナンバーと注文時のスプレッド上限を設定できます。
- Magic Number:マジックナンバー(EAの識別番号のこと)
- Max Spread(for open a trade):新規注文時の最大スプレッド。デフォルトは「500」
1つ目の「Magic Number」では、マジックナンバーを設定できます。
マジックナンバーとは、EAの注文を識別する番号のこと。1口座で2つ以上のEAを運用すると、注文内容がごっちゃになることがあります。それを防ぐためにマジックナンバーを個別に振り分けるわけです。
2つ目の「Max Spread」は注文時のスプレッドの上限で、デフォルトだと500ポイントで設定されています。
なおMT4では「10ポイント=1pips」となっているため、500ポイントは50pipsになります。つまりスプレッドが50pipsを超えると、新規注文をしなくなるということです。
FXでは経済指標の発表などでチャートが乱高下すると、その通貨の流動性が失われ、スプレッドが非常に広くなることがあります。 スプレッドが広いタイミングでポジションを持っても利益率が落ちるだけなので、こうしたタイミングではトレードしないのが定石となっています。
マネーマネジメント(複利運用)設定
この項目では取引ロット数の設定ができます。(ロットとは、FXの取引量単位のこと。1ロット=10万通貨)
- Lots:基本の取引ロット数。ポジション数に応じて増えていく
- Money Management:複利運用の設定(デフォルトは「false」)
- Risk Percent:リスク許容度(資金に対する含み損の割合のこと)
- Max Lot Amount:最大の合計取引ロット数(デフォルトは「0」)
1つ目の「Lots」は、1つ目のポジションの取引ロット数のこと。例えば0.01ロットで設定していれば、次のポジションで0.02ロット、その次のポジションでは0.03ロットに増えていきます。
また取引ロット数を0.02ロットにすれば、次は「0.04ロット→0.06ロット→0.08ロット」と0.02ロット刻みで増えていきます。基本的には資金10万円あたり0.01ロットを推奨しています。
2つ目の「Money Management」は、複利運用の設定項目です。これを設定すると、口座残高が増えるにつれて、取引ロット数も増えていきます。
初期設定では資金1,000ドル/0.01ロットで運用し続けると、資金が1,500ドルを超えたあたりから初期ロットが0.02ロットにあがります。
マーチンゲールEAは初期ロットをわずかに増やしただけでも、含み損が非常に大きくなります。リスク管理によほど精通していない限り、「Money Management」はオフのまま使った方がいいです。
3つ目の「Risk Percent」では、資金の何%を失うような取引ロット数を許容するかを設定できます。数値が高いと、許容する含み損の金額が大きくなります。
取引ロット数を変更する要素があるため、2つ目の「Money Management」とセットで使います。
ただ「Risk Percent」はデフォルトの「1.0」から「2.0」に増やしただけで、取引ロット数と含み損が非常に大きくなるので、基本的にはデフォルトの「1.0」のまま使うことを推奨しています。
4つ目の「Max Lot Amount」では、合計の取引ロット数を設定できます。
マーチンゲルEAでは、保有ポジションが多くなるほど取引ロット数が増えていきます。トレンド次第では合計の取引ロット数も非常に大きくなるため、意図せずリスクを取りすぎてしまうこともあります。
例えば1,000ドル以下の資金で運用するなら、Max Lot Amountは0.5〜1.0以下で設定した方がいいでしょう。
インディケーター(ボリンジャーバンド)の設定
この項目ではボリンジャーバンドの設定ができます。
- Enable Bollinger Bands:ボリンジャーバンドのオン・オフ
- Bollinger Bands Strategies:ボリンジャーバンドのトレード手法
- Moment of the Signal:シグナルを適用させるタイミング(デフォルトは「バーの終値」)
- Bollinger Bands Period:ボリンジャーバンドの期間(デフォルトは「20」)
- Bollinger Bands Deviations:ボリンジャーバンドの偏差(デフォルトは「2.0」)
- Bollinger Bands Price:ボリンジャーバンドの価格(デフォルトは「終値」)
- Bollinger Bands Timeframe:ボリンジャーバンドの時間足(デフォルトは「現在」)
2つ目の「Bollinger Bands Strategies」では、ボリンジャーバンドを使ったトレード手法を変更できます。
デフォルトの設定だと、「Sell Above Buy Below」という逆張りの設定になっていますが、順張りに変更することもできます。
それ以外にもボリンジャーバンドの期間や標準偏差などの変更できますが、そのままの設定でも安定した利益を出せるため、よほどの上級者でなければ変更しないことをおすすめします。
取引時間の設定
この項目では取引時間のフィルター設定ができます。
- Enable Time Filter:タイムフィルターのオン・オフ(デフォルトは「false」)
- Trading Start Hour:取引を開始する時間
- Trading Start Minute:取引を開始する分
- Trading Stop Hour:取引を終了する時間
- Trading Stop Minute:取引を終了する分
- Close Everything Out of hours:取引時間を過ぎるとポジションを全てクローズ
取引の開始時間と終了時間を定めることで、決まった時間帯だけトレードをするようになります。
例えばマーチンゲールEAを運用するなら、レンジ相場になりやすい時間帯だけ取引をするように設定することで、安定して利益を出しやすくなるわけです。
他にもトレンド相場の発生しやすい経済指標の時間帯にトレードしない設定をすれば、損失を最小限に抑えることもできます。
ただこのあたりの設定はFXチャートの動きに精通している上級者向けで、EA初心者の方は設定する必要はないです。
取引日の設定
この項目では取引を行う曜日を設定できます。
- Monday:月曜日に取引を行う
- Tuesday:火曜日に取引を行う
- Wednesday:水曜日に取引を行う
- Thursday:木曜日に取引を行う
- Friday:金曜日に取引を行う
- Saturday:土曜日に取引を行う
- Sunday:日曜日に取引を行う
デフォルトでは月曜日から金曜日に取引を行い、土曜日と日曜日は取引を行わない設定となっています。
土曜日の取引を許可することで、土曜の0時から朝6時(または7時)まで取引をすることも可能。ただその時間帯はスプレッドが広かったり、ボラティリティが低かったりするため、わざわざ設定するメリットは少ないです。
こちらもトレンド相場が発生しやすい曜日などを知っていれば、その曜日だけのトレードしない設定にすることで、損失を最小限に抑えることもできます。
売買の許可設定
この項目では売買の許可設定を行います。
- Allow Buy:買い注文を許可
- Allow Sell:売り注文を許可
- Allow Buy and Sell at the same time:買い・売りを同時に行う
- Allow Order From Other Charts, At Same Time:他のチャートからも注文を行う
マーチンゲールEAは基本的にレンジ相場で売り・買いの注文を行うため、両方とも許可してOKです。
この手の設定を使うのは、銘柄が一方向に動く場合ですね。例えばアメリカの指数銘柄などは長期的に見て上がる可能性が高いため、買い注文だけを許可するケースもあります。
3つ目の項目「Allow Buy and Sell at the same time」は、ポジション保有中に同じタイミングで逆のポジション保有することを許可します。
例えばチャートが急落して買い注文を仕掛けた後、リバウンドでチャートが急騰したとしましょう。この時同時に売り注文をすることで、さらにその後の小さなリバウンドでも利益を得られるようになります。
4つ目の項目「Allow Order From Other Charts, At Same Time」は、 他のチャートからの売買を許可する設定。
デフォルトは「true」ですが、「false」に設定することで、マジックナンバー±10のEAがポジションを持っているときに、このEAは新規注文をしなくなります。
取引の設定
この項目では取引の詳細設定を行えます。
- Max Buy Orders:買いポジションの最大数(デフォルトは50)
- Max Sell Orders:売りポジションの最大数(デフォルトは50)
- One Trade Bar:バー(ローソク足)1つにつき1ポジション
- Do Not Open Orders if there is Closed Order On Current Bar:1つのバーで2回注文しない
- Order Timeframe:(3つ目・4つ目の項目に)適用する時間足
1つ目と2つ目の項目では、ポジションの最大数を設定できます。「Dark Venus」では50pipsの変動でおよそ10ポジションを保有するため、デフォルトの50ポジションでも充分多いです。
証拠金が少なく、含み損をもっと少なくしたいなら、注文数を10以下にするといいでしょう。
3つ目の項目「One Trade Bar」は、ローソク足1本に対してポジションは1つと制限するもの。この設定をすることで、ローソク足がどれだけ長くなっても保有ポジションは1つだけになり、大変動時の含み損を低めに抑えられます。
4つ目の項目「Do Not Open Orders if there is Closed Order On Current Bar」は、ローソク足1本で2回以上の注文をしないよう設定します。こちらも設定しておくことで、リスクが過剰になることを防げます。
グリッド設定
この項目ではグリッドトレードに関する設定を行います。
- Enable Grid:グリッドを使用するか(デフォルトは「true」)
- Grid Orders Comply Max Spread Conditions:最大スプレッド設定をグリッドにも適用する
- Grid Orders Comply Indicators Conditions:インディケーター設定をグリッドにも適用する
- Grid Orders Comply Hours Conditions:時間設定をグリッドにも適用する
- Grid Orders Comply Week Days Conditions:曜日設定をグリッドにも適用する
- Grid Management:グリッドマネージメント(デフォルトは「Lots Sum」)
- Coefficient Grid Management:グリッドマネージメント係数
- Min Distance:グリッド間隔(デフォルトは「50ポイント=5pips」)
- Min Distance Multiplier:グリッド間隔の乗数
- One Trade Bar Grid:1バーにつき1トレード
- Grid Order Timeframe:グリッドトレードを適用する時間足
- Min Distance On Atr:ATR上のグリッド間隔
- Atr Period:ATRの期間
- Atr Multiplier:ATRの乗数
- Atr Timeframe:ATRで適用する時間足
グリッドトレードとは、チャート上で等間隔でポジションを注文するトレード手法のこと。
5pips・10pips刻みなどでポジションを注文するよう設定でき、ナンピン・マーチンでの複雑なポジション管理がシンプルになります。
「Dark Venus」のデフォルト設定では、5pips刻みのグリッドトレードを行うようになっています。
ATRは「Average True Range」の略称で、相場の変動率が高いか低いかを示唆する指標です。(ATRとは?)
インディケーターでのクローズ(決済)設定
この項目ではインディケーターでポジション決済するかどうかの設定を行います。
- Enable Closing on Bollinger Bands:ボリンジャーバンドで決済するか(デフォルトは「false」)
- Closure Type:反対のバンドで決済・中央バンドで決済
- Respect Spread Allowed While Closing On Indicator:
価格がボリンジャーバンドの反対バンド・中央バンドに来たときに自動決済するかどうかを設定できます。
ただ相場のトレンドが強すぎると、リバウンド幅が小さくことがよくあります。そうなると価格がボリンジャーバンドの中央バンドまで戻ってくることがなく、利確タイミングを逃してしまうこともあります。
ボリンジャーバンドで利確しようとすると、小さな利幅を取りにくくなるため、設定しないことをおすすめします。
損切り・利確の設定
この項目では損切り・利確の設定を行います。
- Take Target:利確pips(デフォルトは「50ポイント=5pips」)
- Different Take Target For First Order:1つ目の注文の利確pipsを変更する
- Take Target First Order:1つ目の注文の利確pips(デフォルトは「50ポイント=5pips」)
- Stop Target:損切りpips(デフォルトは「500ポイント=50pips」)
- Stop Target Mode:損切りモード(デフォルトは「Disabled」)
- Close Trades Only at End Of Bar:ローソク足の終わりで決済する
- Close Mode:決済設定(デフォルトは「加重ポイント平均」)
「Dark Venus」はデフォルトの利確ラインが5pips、損切りはしない設定となっています。
利確ラインが5pipsと狭いため、利益を出しにくいと思われるかもしれません。
ただマーチンゲールではトレンドが深くなるにつれて取引ロット数を増やしていくため、10個目以降のポジションで5pips以上稼げていれば、1つ目の50pips前後の損失は相殺できます。
リバウンド幅が10〜20pips以上になれば、 1連のトレード(ポジション10個前後)で黒字になるため、意外と利益を出しやすい構造になっています。
また「Dark Venus」は決済方法に「加重ポイント平均」を採用しています。
加重平均とは、データの重みを加味した上で平均値を算出すること。投資信託で株価指数を計算するときなどに使われます。
今回の例だと1つ目・2つ目のポジションで30pips前後の含み損を抱えていたとしても、他のポジションと合わせた利益が「合計ロットの5pips相当」なら決済します。
1つ目・2つ目のポジションで大きな含み損を抱えても、10個目以降の大ロットでリバウンドを狙えば、トータルで大きな利益を叩き出せる。これがマーチンゲルEAの基本的な考え方です。
マネタリーストップロスの設定
この項目では、含み損の金額が大きくなったときにEAを停止させる設定を行えます。
- Enable Monetary Stop Loss:マネタリーストップロスを適用する(デフォルトは「false」)
- if true, Multiply Monetary Stop Loss Amount*Start Lot Size*100:適用する場合、マネタリーストップロスアマウント*初期ロットの100倍
- Stop EA after Monetary Loss:マネタリーストップロス後EAを停止する
- Monetary Stop Loss Amount:ストップロスの参照値(デフォルトは3000通貨)
「Monetary Stop」では、含み損が一定の金額を超えるとEAを停止するように設定できます。
設定金額の計算式はこちら。
- Monetary Stop Loss Amount*初期ロット*100
「Monetary Stop Loss Amount」のデフォルト値は3000、初期ロットのデフォルト値は0.01、ドル口座の運用を想定すると、計算式は3000×0.01×100=3000ドルとなります。
つまり損失額が3,000ドルになった段階で「Monetary Stop」が適用され、EAを自動で停止させられるわけです。
パーセンテージロス(ドローダウンが大きい時)の設定
この項目では、含み損が一定割合を超えたときに自動でEAを停止する設定を行います。
- Enable Close in Percentage Loss:パーセンテージロスで決済をする(デフォルトは「false」)
- Stop EA After Percentage Loss:パーセンテージロス時にEAを停止する(デフォルトは「false」)
- Lose Amount in Percentage:適用するパーセンテージ(デフォルトは「30」)
「Dark Venus」では「Percentage Loss」を設定することで、損失が資産の一定割合を超えたときに、ポジションを自動決済し、EAを停止させられます。
デフォルトの設定では「false」になっていますが、これを「true」にすることで、含み損が資産の30%に到達したときに、自動決済・EA停止を行います。
ただマーチンゲールは含み損を大量に抱えながら、大きな利益を狙っていくスタイルなので、含み損を抱えている途中で中途半端にポジションを決済してしまうと、利益を出しにくくなります。
数年単位の長期運用をしない限り、この設定をオンにする必要はないでしょう。
トレーリングストップ設定
この項目では、トレーリングストップの設定を行います。
- Enable Average Trailing Stop:トレーリングストップを設定するか(デフォルトは「false」)
- Only In Profit:利益が得られている時のみ適用する
- Broker Commission:ブローカー手数料(デフォルトは「7」)
- Average Trailing Stop Value:トレーリングストップの値(デフォルトは「50」)
- Average Trailing Step Value:トレーリングステップの値(デフォルトは「10」)
トレーリングストップとは、価格が保有ポジションよりも有利な方向に動くごとに、ストップロス(逆指値決済)を同じ方向に少しづつ動かしていく設定のこと。
トレーリングストップを設定しておくと、ポジションが含み益を抱えたときに、損切りラインを小さく設定し直せるため、読みを外した時の損失も小さくできます。
ただマーチンゲールのようなポジションが不利になるほど取引ロット数を増やしていく手法では、トレーリングストップは不利になりやすいです。設定はデフォルトの「false」のままにしましょう。
トレーリングストップの設定が活かせるのは、トレンド相場の順張りの時です。「Dark Venus」でトレンドフォローの手法を採用するなら、設定しても良いでしょう。
ポジション決済(クロージング)設定
この項目では、週末にポジションを持ち越すか、クローズするかを設定できます。
- Freezes All Friday:金曜日に全て凍結する(デフォルトは「false」)
- Freezes Hour:凍結する時間(デフォルトは「18」)
- Close Friday Night:金曜日の夜にポジションを決済(デフォルトは「false」)
- Close Friday Hour:決済する時間(デフォルトは「18」)
- Forced Close Friday Night:金曜日の夜にポジションを強制決済(デフォルトは「false」)
- Forced Close Friday Hour:強制決済する時間(デフォルトは「23」)
マーチンゲールEAでは50pips以上のトレンドが発生した後のリバウンドで利益を得るのが基本ですが、トレンド発生からリバウンド発生まで半日ほどのタイムラグがあります。
金曜日の夜にトレンドが発生した後、含み損をたくさん抱えている状態で決済してしまうと、その後のリバウンドで利益を得られなくなります。
マーチンゲールで運用するなら、これらの設定は「false」で良いでしょう。
グラフィック設定
この項目ではグラフィックの設定を行います。
- Custom Comment:注文で表示させるコメント
- Show Panel:パネル表示(デフォルトは「true」)
- Show Button:ボタン表示(デフォルトは「false」)
- Custom Chart:カスタムチャート(デフォルトは「true」)
1つ目の「Custom Comment」では、MT4の決済履歴のコメント欄に特定のコメントを表示できます。デフォルトだと「Dark Venus」になっています。
2つ目の「Show Panel」では、パネルを表示するかどうか設定できます。パネルに表示できる項目は、口座残高、スプレッド、初期取引ロット数、ドローダウンなど重要なものが多いです。EAの設定ミスなどを防ぐためにも、表示させておいた方がいいです。
3つ目の「Show Button」では、チャート上に決済ボタンを表示できます。表示できるボタンは「売りポジション決済、買いポジション決済、全ポジション決済」の3種類。
ただ自動売買は基本的に注文も決済もEAに任せた方がよく、手動でポジションを決済しても良い結果につながりにくいため、ボタンは表示させない方がいいでしょう。
その他の設定
この項目では、バックテストで表示させるトレード回数を調整できます。
- Minimum Trades for “On Tester” result:テスターで表示させる最小トレード回数(デフォルトは「100」)
Dark Venusの推奨設定
ここからは「Dark Venus」の推奨設定を見ていきます。
時間足:5分足(M5)
「Dark Venus」で運用する時間足は5分足がおすすめ。
デフォルト設定だとローソク足1つにつき1つのポジションを持つため、ローソク足の本数が多い短期時間足の方が利益を出しやすくなります。
実際5分足でバックテストを行うと、1日の取引回数が1日10回〜20回と非常に多くなり、0.01ロット運用でも1日1,000円前後は安定して稼いでくれます。
逆にローリスクで運用するなら、1時間足などの長期時間足で設定しましょう。取引回数は少なくなりますが、最大ドローダウンは10%前後、月利4%前後の安定した運用が可能となります。
取引ロット数:0.01ロット(資金1,000ドルあたり)
「Dark Venus」の運用が初めてなら、取引ロット数はデフォルトの「0.01ロット」にしましょう。
トレード手法にマーチンゲールを採用しているため、最初のポジションが0.01ロットでも、2つ目は0.02ロット、3つ目は0.03ロットと少しずつ取引ロットが増えていきます。
目安としては50pipsの変動で10個のポジションを持つことになり、合計で0.5ロットでトレードすることになります。
「Dark Venus」の利益率を上げたいなら、取引ロット数を増やしても良いですが、その時の目安も資金1,000ドルあたり0.01ロットがおすすめです。
私もバックテストを何回か試したのですが、資金1,000ドル/0.02ロットだと破綻しましたが、資金2,000ドル/0.02ロットであれば、大きなドローダウンを出しつつも収益は右肩上がりとなりました。
3ヶ月のバックテストで資金が2倍になったことから、「Dark Venus」は5分足運用だと月利30%前後になると考えて良いでしょう。
口座残高:1,000ドル
「Dark Venus」の運用が初めてなら、口座残高は1,000ドルを目安にしましょう。
「Dark Venus」のようなマーチンゲールEAは、トレンドが深くなるにつれて取引ロットが増えて、含み損もどんどん大きくなります。
1,000ドル/0.01ロットの運用なら、含み益は1〜2万円以内に収まりますし、強いトレンド相場でロスカットされても諦めのつく金額ではあります。
お手軽に1,000ドル運用するなら、XMの5万円入金ボーナスがおすすめ。5万円入金するだけで、さらに追加で5万円のボーナスがもらえて、実質的に10万円(1,000ドル)で運用できます。
ノーリスクで資本効率が2倍になりますし、強いトレンド相場に遭遇しなければ、月利30%以上の大きな利益も狙えます。
他のパラメーター:そのまま
「Dark Venus」はそのままの設定で運用しても安定した利益が出せるようになっています。他のパラメーターも安易に変更しない方がいいでしょう。
ただ資金1,000ドル以下で運用するなら、「Max Lot Amount」や「Max Buy(Sell) Orders」などのパラメーターを調整して、ロットやポジション数を制限した方がいいですね。
Dark Venus運用におすすめの海外FXブローカー
「Dark Venus」のようなマーチンゲールEAは含み損が大きくなりやすいため、入金ボーナスがたくさんもらえる海外FXブローカーと相性が良いです。
「Dark Venus」運用におすすめの海外FXブローカーはこちら。
- XM:5万円の100%入金ボーナスあり
- GemForex:抽選100%入金ボーナスあり(マイページログイン後に確認可能)
「Dark Venus」の運用が初めてなら、最初はXMがおすすめ。
「Dark Venus」の推奨口座残高は1,000ドルですが、XMなら5万円入金するだけで、さらにもう5万円のボーナスがもらえて、実質的に10万円(1,000ドル)で運用を始められます。
「Dark Venus」は含み損が大きくなりやすいマーチンゲールEAなので、海外FXのボーナスもフル活用できます。入金額5万円までなら資本効率が2倍になるため、非常にお得です。
XMの5万円入金ボーナスを使い切ったら、次はGemForexの抽選入金ボーナスを活用しましょう。当選すれば最大50〜100万円ほどの100%入金ボーナスを獲得できます。(銀行入金時のみ)
当選確率は月に2〜3回ほどで、当選結果はGemForexのマイページにログインしたときに発表されます。ボーナスが欲しい方は、毎日GemForexにログインしましょう。
なおGemForexでは新規口座開設時に2万円の未入金ボーナスがもらえますが、そのまま運用すると含み損が大きくなりすぎて、ロスカットされてしまうことがあります。
2万円未入金ボーナスで運用する場合は、「Max Lot Amount」や「Max Buy(Sell) Orders」などのパラメーターを調整して、取引ロット数やポジション数を少なく制限しておきましょう。
まとめ:Dark Venusは優秀なマーチンゲールEA
ここまでマーチンゲールEA「Dark Venus」についてわかりやすく解説してきました。
「Dark Venus」の特徴はこちら。
- ボリンジャーバンドに基づくマーチンゲールEA
- 5分足運用で月利30%のハイリスク運用
- 含み損が大きくなりやすいため、海外FXのボーナスと相性が良い
- 5pips刻みでポジションを追加するグリッドトレードも併用
- 特にXMの5万円入金ボーナスと相性が良い(1,000ドル運用しやすい)
「Dark Venus」のトレード手法は、ボリンジャーバンドで小規模の変動を見つけて、そこから逆張りトレードを仕掛けるもの。逆張りトレードは勝率と再現性が高く、利益も安定しやすいです。
利確ラインも5pipsと非常に小さく設定されているため、含み益を実現しやすく、毎日コツコツと安定した利益を出し続けてくれます。
ただしデフォルトだと「損切りしない」設定になっているため、推奨設定でも最大ドローダウンが70%を超えることがあります。設定ロットが大きすぎると、ロスカットされることもあるでしょう。
基本的には資金1,000ドルあたり0.01ロットで運用することを推奨しています。
そして「Dark Venus」で1,000ドル運用するなら、XMの5万円入金ボーナスがおすすめ。
5万円入金するだけで、さらに追加で5万円ボーナスがもらえて、資金10万円(1000ドル)で運用できるようになります。ノーリスクで資本効率を2倍にできるため、非常にお得です。