XMの最大レバレッジは基本的に888倍。わずかな証拠金でも収益性の高いトレードが可能となります。
ただXMのレバレッジが常に888倍とは限りません。通貨ペアや口座残高によって、レバレッジが制限されるからです。
海外FXで本格的に稼ぐなら、レバレッジ制限の条件は知っておくべきです。
そこでこの記事ではXMのレバレッジ全般の知識を詳しく解説することにしました。
XMのレバレッジルールは、XMの「口座タイプ」でも確認できます。
XMのレバレッジ一覧(16種類)
XMで設定できるレバレッジは16種類。
- 1倍、2倍、3倍、5倍、10倍、15倍、20倍、25倍、50倍、66倍、100倍、200倍、300倍、400倍、500倍、888倍
資金に余裕がある方は、レバレッジを低く設定して、リスクの低いトレードをすることもできます。
逆に資金が少ない方は、レバレッジを高く設定しましょう。必要証拠金が少なくなり、わずかな資金でも収益率の高いトレードができるようになります。
レバレッジの確認・変更は、XMの「会員ページ」で行えます。
XMのレバレッジを確認する方法
XMのレバレッジを確認するには、まずXM会員ページにアクセスします。
同じページの「マイアカウントの概要」内の口座をクリックすることで、現在のレバレッジが確認できます。
XMのレバレッジの変更する方法
XMのレバレッジ変更も、XM会員ページから行います。
「マイアカウントの概要」からレバレッジ変更したい口座の「オプションを選択する」をクリックし、さらに「レバレッジの変更」をクリックします。
レバレッジ変更画面が表示されるので、最大16書類のレバレッジの中から好きなものを選びましょう。
その後は緑色の「リクエスト送信」ボタンを押すだけです。
レバレッジ888倍のメリット
XMでは16種類のレバレッジを設定できますが、おすすめは最高レバレッジの888倍です。
レバレッジが高いとどんなメリットがあるのでしょうか?
メリット1、少ない資金でFXトレードができる
レバレッジを高くする最大のメリットは、必要証拠金が少なくなること。10万円程度の少ない資金でも、FXで大きな利益が狙えるようになります。
必要証拠金はどれぐらい少なくなるのでしょうか?
具体例を見てみましょう。
アメリカドル円1万通貨の価値は110万円で、必要証拠金は以下の通りです。
- レバレッジ1倍:110万円
- レバレッジ25倍:4万5,000円
- レバレッジ888倍:1,200円
レバレッジが高くなればなるほど、必要証拠金は少なくなるのです。
必要証拠金が少なくなれば、わずかな資金でも通貨をたくさん保有できるようになり、FXの収益率が大きくアップします。
資金の少ない人ほど、レバレッジは高く設定しましょう。資金が10万円以下なら、最大レバレッジの888倍の方が利益を出しやすいはずです。
必要証拠金の計算は、XMの「計算ツール」で行えます。
メリット2、取引数量を増やすことで、FXの収益率がアップする
FXではレバレッジを高く設定することで、必要証拠金が少なくなります。
必要証拠金は、FXでトレードを注文するのに必要なお金のこと。これが少なくなれば、少ない資金でたくさんの通貨を注文できるようになります。
例を見てみましょう。
アメリカドル円1万通貨を注文するのに必要な証拠金は以下の通り。
- レバレッジ25倍:4万5,000円
- レバレッジ888倍:1,200円
レバレッジ888倍だと37.5倍もの通貨を保有できるわけです。
たとえば資金が5万円なら、レバレッジ25倍だと1万通貨しか注文できませんが、レバレッジ888倍なら40万通貨も注文できます。
少ない資金でたくさんの通貨を取引するなら、レバレッジの高い海外FXがおすすめ。
XMの最大レバレッジは、XMの「口座タイプ」で確認できます。
メリット3、ゼロカットシステムを最大限活用できる
レバレッジが高いと、ゼロカットをフル活用できます。
通貨量を増やしてハイリスクなトレードをしても、FXトレーダーの損失は入金額までに限定されるからです。
たとえばFX口座に5万円入金して、40万通貨(4ロット)注文したとしましょう。通貨量が非常に多いため、20 pips得るだけでも8万円の収益が得られます。
逆に急激な変動で100pipsのマイナスで40万円損したとしても、FXトレーダーが失うのは入金した5万円まで。残りの35万円は請求されません。
このようにゼロカットシステムを活用して、リスクの高いトレードができるのも海外FXの醍醐味です。
ゼロカットの詳細は、XMの「取引→証拠金とレバレッジ」で確認できます。
レバレッジ888倍のデメリット
レバレッジが高いことにも、デメリットはあります。
デメリット1、資金を一瞬で失うリスクがある
レバレッジが高いほど、必要証拠金は少なくなり、少ない資金でもたくさんの通貨を注文できるようになります。
ただ取引通貨量(ロット数)を増やしすぎると、わずかな値動きで巨額の損失を被るリスクがあります。
例えばアメリカドル円を1万通貨(0.1ロット)保有するだけなら、20 pipsの損失で2,000円の損失です。
これが10万通貨(1ロット)なら2万円、100万通貨(10ロット)なら20万円の損失となります。
通貨量を増やすほど、損をしたときのダメージも大きくなるのです。取引通貨量を増やすのは、トレードの腕を鍛えてからにしましょう。
pipsあたりの損益を計算するなら、XMの「計算ツール」を使うと便利です。
デメリット2、レバレッジの高い業者は、呑み行為をするリスクがある
レバレッジが高ければ高いほど、業者が「呑み行為」をするリスクも高くなります。
呑み行為とは、トレーダーの利益となる注文を通したように見せかけ、実際には注文しないこと。
STP方式やB-book方式だと、トレーダーの利益はFX業者の損失となり、トレーダーの損失はFX業者の利益となります。
「FXトレーダーの9割は負けている」ので、FX業者としては呑み行為をやったほうが儲かるのです。
XMが呑み行為をやっている証拠はありませんが、レバレッジの高い業者にはそうしたリスクがつきものです。
呑み行為のリスクを最小限に抑えたいなら、TradeviewのECN口座がおすすめ。FXベテラン勢の間で人気のある業者です。
Tradeviewの詳細は、こちらの記事をご覧ください。
レバレッジが制限される条件は?
XMでは常にレバレッジ888倍が適用されるわけではありません。特定の条件でレバレッジが制限されることがあります。
ここからはXMのレバレッジが制限されるケースを見ていきます。
XM Zero口座(ECN口座)はレバレッジ500倍
XM Zero口座の最大レバレッジは500倍。最大レバレッジ888倍は使えません。
XM Zero口座のようなECN口座は、FX業者側の利益が少ないため、レバレッジも低く抑えられる傾向があるのです。
それに加えて、XM Zero口座では入金ボーナス、ロイヤリティプログラム、CFD取引も利用できません。
XMでレバレッジ888倍トレードがしたいなら、スタンダード口座かマイクロ口座で口座開設しましょう。
Zero口座の詳細は、XMの「口座タイプ」で確認できます。
口座残高合計200万円以上で、レバレッジ200倍に規制
XMで口座残高の合計が200万円を超えると、レバレッジが888倍から200倍に規制されます。
200万円は口座残高の合計なので、1つのアカウントが保有しているXMの口座残高すべてを含めます。
規制を解除するには、残高合計が200万円以下になるように出金し、XMのサポートデスクに連絡しましょう。
一部の通貨ペアはレバレッジが低く設定されている
XMでは一部の通貨ペアはレバレッジが低く設定されています。
- 50倍:DKK、HKD、CNH、RUBを含む通貨ペア
- 100倍:TRYを含む通貨ペア
- 400倍:CHFを含む通貨ペア
マイナー通貨ペアではレバレッジ888倍は適用されません。
値動きの激しいマイナー通貨ペアばかりで、突然の値動きで大きな損失をだすこともあります。XM側としても巨額の損失を抱えるリスクは避けたいのでしょう。
通貨ペアのレバレッジは、XMの「取引商品→FX取引」で確認できます。
CFD銘柄はレバレッジが低く設定されている
XMのCFD銘柄もレバレッジが低く抑えられており、レバレッジ888倍は使えません。 (金/銀は除く)
CFD銘柄ごとのレバレッジは以下の通り。
- コモディティ(商品):50倍
- エネルギー:33〜66倍
- 株価指数:50〜200倍
- レアメタル:22〜888倍
- 仮想通貨:5倍(現在は利用できない)
CFD銘柄は、XMの「取引→取引商品」で銘柄ごとに確認できます。
相場が大きく動くタイミングでは、レバレッジ規制が入る
政治的に大きなニュースが流れるタイミングでは、相場が大きく動くため、XM側がレバレッジ規制をかけることがあります。(目安は50倍)
例えばアメリカ大統領選挙や、欧州中央銀行の会見などですね。
他にもイギリスでもブレグジット離脱派が選挙で勝利したときに、ポンド円が160円から130円に暴落したことがあります。
いくらFXのテクニックを身につけても、政治的な要因で利益が吹き飛ぶことがあります。注文している通貨ペアの国のニュースは、日ごろからチェックしましょう。
経済指標は、XMの「FXを学ぶ→経済指標カレンダー」で確認できます。
レバレッジごとの必要証拠金の計算方法
FXではレバレッジが高いほど、必要証拠金が少なくなります。では具体的にどれぐらいの金額が必要になるのでしょうか?
XMの必要証拠金を計算するなら、XMの計算ツールを使うと便利です。
通貨ペア、レバレッジ、ロット数などを入力することで、必要証拠金を簡単に計算できます。
特にマイナーな通貨ペアだと、情報が少なく必要証拠金の計算が難しいです。そんなときは計算ツールを使いましょう。
XMの計算機は、XMの「計算ツール」で利用できます。
レバレッジ888倍でトレードするときに気をつけること
レバレッジ888倍のトレードは非常にリスクが高いです。何も考えずにトレードすると、一瞬で資金を失うリスクもあります。
ここからはレバレッジ888倍でトレードする時に気をつけるべきことを解説します。
初めの資金は10万円から
海外FXで最初にトレードするなら、最初の入金額は10万円がベストです。
資金が10万円もあれば、1万通貨運用して20 pips失っても2,000円の損失。あと50回遊べる計算になります。
逆に資金が1万円だとまともな収益が出ませんし、いきなり100万円突っ込むのも危険すぎます。
資金を10万円も入れられないなら、せめて5万円は入れましょう。XMでは最大5万円までは100%入金ボーナスがもらえるからです。
ボーナスが豊富にあれば、証拠金にも余裕ができて、強気なトレードができるようになります。
ボーナスの詳細は、XMの「プロモーション」で確認できます。
取引ロット数は0.1ロット(1万通貨)から
XMで初めてトレードするなら、取引ロット数は0.1ロットがおすすめ。多くても0.3ロットくらいに抑えましょう。
0.1ロットなら1万通貨で20 pips損しても2,000円の損失です。これが1ロットだと2万円も失うことになります。
取引ロット数が多ければ多いほど、収益も大きくなりますが、同時に損失も大きくなります。
FXトレードに慣れないうちは、取引ロット数は少なめにしましょう。海外FXでは慎重すぎるくらいがちょうどいいのです。
1ロット通貨量は、XMの「口座タイプ」で確認できます。
逆指値設定をして、損切りを自動化させておこう
FXで注文するときは、損切りする癖をつけましょう。
そうしないと経済指標などでチャートが大きく動いた時に、何百pips何千pipsと損をして、資金を一瞬で失うことがあります。
自動損切りの設定は簡単で、注文するときに20 pipsから40 pipsくらいの逆指値を設定するだけ。これで損失が一定以上になると自動で決済してくれます。
人間は損失を認めることに苦痛を感じる生き物で、損切りをしないとどんどん含み損を抱えることになります。注文するときには損切り設定する癖をつけましょう。
pipsあたりの損失額を調べるなら、XMの「計算ツール」が便利です。
ポイントをボーナスに交換するのは、ロスカット・ゼロカットされてから
XMのスタンダード口座とマイクロ口座では、FXトレードするごとにXMポイントが貯まります。貯めたポイントはボーナスクレジットと交換可能。
ただポイントをボーナスクレジットと交換するのは、ロスカット・ゼロカットされてからにしましょう。
ボーナスクレジットは資金の一部なので、大きな損失を抱えたときは、損失分の補てんに使われるからです。
XMポイントの状態であればゼロカットされても損失補填に使われず、あとでボーナスクレジットに交換できます。
XMポイントは資金を失ったときの切り札に残しておきましょう。
XMポイントの詳細は、XMの「プロモーション→ロイヤリティプログラム」で確認できます。
まとめ:レバレッジ888倍はハイリスク・ハイリターン。うまく使いこなそう!
XMの特徴は、最大レバレッジが888倍と非常に高いこと。
レバレッジが高ければ、必要証拠金も少なくなり、ハイリスク・ハイリターンなトレードができるようになります。
その一方で通貨をたくさん保有できるので、膨大な損失を抱え、資金を一瞬で失うリスクもあります。
レバレッジが高い海外FXで利益を出し続けるのは難しく、FXの練習をたくさん積む必要があります。
資金を一瞬で失わないためにも、レバレッジ888倍なら、資金は10万円ロット数は0.1ロットから始めるのがおすすめです。
XMのレバレッジルールは、XMの「口座タイプ」で確認できます。