AXIORYはゼロカットシステムを導入しています。
ゼロカットとは、口座残高がマイナスになっても、一定時間が経ったら自動的にゼロにリセットされる仕組みのこと。目的は利用者の資金保護です。
この記事ではAXIORYのゼロカットと、ゼロカットの防ぎ方などを解説していきます。
ゼロカットの仕様は、AXIORYの「取引条件→ゼロカットとロスカット」で確認できます。
AXIORYにゼロカットはある
繰り返しになりますが、AXIORYはゼロカットを導入しています。
ゼロカットとは、口座残高がマイナスになったときに、一定時間経過してからゼロにリセットされる仕組みのこと。
AXIORY公式サイトからの引用は以下の通り。
ゼロカット保証は、お客様が投資した以上の損失が発生しないようにするための施策です。
これにより、口座の残高以上の損失は自動的にゼロにリセットされます。追証は発生いたしません。市場の流動性が想像以上に高まり、注文が集中するタイミングでポジションクローズ注文が成約しない場合があります。
そのような市場の注文の集中などのイレギュラーな状況においても、設定したポジションがクローズできずに証拠金がマイナスになった場合、証拠金を超える損失を請求しないゼロカット保証を実施しています。
証拠金のマイナスは、24時間以内に解消され、お客様の残高は”0″に戻ります。
ゼロカットを導入する目的は、利用者を多額の損失から守るため。
海外FXは非常にリスクの高い取引です。数百万円の損失を出してしまい、海外FX業者がその請求しようものなら、トレーダーは萎縮してトレードに集中できなくなるでしょう。
ちなみに国内FX業者にはゼロカットはありません。金融庁が証券会社に対し、トレーダーの損失を補うことを禁じているからです。
追証の心配なくハイリスクなトレードするなら、国内FX業者ではなく海外FX業者を利用しましょう。
ゼロカットの仕様は、AXIORYの「取引条件→ゼロカットとロスカット」で確認できます。
ロスカットとゼロカットの違いは?
ゼロカットと似た用語として、ロスカットがあります。
AXIORYでのロスカットとゼロカットの違いをまとめると以下の通りです。
- ロスカット:証拠金維持率20%で強制的に決済される
- ゼロカット:残高がマイナスになると、ゼロにリセットされる
ロスカットが発動しても、運がよければ証拠金が残ります。
それに対しゼロカットが発動すると、口座残高マイナスからゼロにリセットされるだけなので、残高は0のままです。
ただどちらも資金的に大きな打撃を受けることには変わりありません。FXトレードの勝率を安定させたいなら、ロスカットもゼロカットも避けましょう。
ロスカット・ゼロカットの仕様は、AXIORYの「取引条件→ゼロカットとロスカット」でも確認できます。
AXIORYのゼロカット利用時の注意点
ここからはAXIORYのゼロカットを利用する上での注意点を述べていきます。
AXIORYを悪用したアービトラージ取引は、ゼロカット対象外になることも
AXIORYでは両建て取引が可能です。
ただAXIORYに一方的に損失を負わせる取引をした場合、ゼロカットを拒否される可能性もあります。
AXIORYのゼロカット解説記事から、一部を引用しておきましょう。
(要約) 「特定の取引方法(技術的エラー、欠陥を利用した故意の取り引き、不当な行為)によってAXIORY(アキシオリー)を犠牲にして利益を得る場合、AXIORY(アキシオリー)は契約上の義務の履行を保留する権利を持つ」
海外FXの欠陥を利用した故意の取引は、以下が代表的です。
- 複数口座による両建て取引
- 複数業者による両建て取引
- 他のトレーダーと結託しての意図的な取引
1番手軽にできるアービトラージ取引は、AXIORYの複数口座を使った両建て取引。
例えばAXIORYの1口座でアメリカドル円を50ロット買い注文し、もう一つ別の追加口座でアメリカドル円の50ロット売り注文するとしましょう。
チャートが上がって20 pips得をして、100万円利益を出しても、別の方で100万円損をするので、本来はプラマイゼロになるはずです。
ただゼロカットを悪用すれば、100万円損した側の口座はゼロカットが発動するため、損失を踏み倒せます。こうしてノーリスクで100万円を手に入れられるわけですね。
しかしゼロカットを悪用した取引は、海外FX業者も目を光らせており、最悪ゼロカットの無効、利益没収などもあり得ます。
ゼロカットは本来トレーダーを多額の損失から守るものです。それを悪用するのは、海外FX業者への迷惑となるので、控えた方がいいでしょう。
ゼロカットの仕様は、AXIORYの「取引条件→ゼロカットとロスカット」で確認できます。
ゼロカットを避けるためにやるべきこと
ゼロカットが発動すると口座残高がゼロになるため、資金的に大打撃を受けます。そうなると資金的に立て直すのも難しくなるでしょう。
海外FXトレードで順調に勝ちたいのであれば、なるべくゼロカットは避けるべきです。
ここからはゼロカットのリスクを抑えるためにやるべきことを述べていきます。
注文時に逆指値を設定する
ゼロカットは少ない資金で多額の損失を抱えると発生しやすくなります。
多額の損失のリスクを抑えるためにまず有効なのは、逆指値の設定です。注文時に逆指値を設定しておくことで、損失が一定以上になると、自動で損切りしてくれます。
損切りの目安は、デイトレードなら20 pipsから40 pips、スイングトレードなら40 pipsから60 pipsでしょうか。この辺はトレーダーの感覚で異なります。
また裁量トレードで逆指値設定をするなら、取引ツールはcTraderがおすすめ。ワンタップ注文時に自動損切りの設定ができ、損切り設定のやり忘れを防げます。
詳しくはAXIORYの「cTrader」をご覧ください。
取引ロット数を少なめにする
海外FXの損失を減らしたいなら、取引ロット数を少なくするのも有効。取引ロット数が半分になれば、損失も半分になりますからね。
ゼロカットの原因としてありがちなのは、資金が少ないのに多額のロット数を保有してしまうこと。例えば資金が10万円しかないのに、1、2ロットも保有するケースですね。
海外FXの1ロットは10万通貨に相当するため、かなり大きめの通貨量です。
おすすめのロット数目安は、資金10万円につき0.1〜0.3ロット。0.1ロットなら20 pips損しても、損失は2000円程度に抑えられます。
特に海外FXを始めたての人は、FXトレードの勝率が低めです。まずはロット数を抑えて、損失を減らすことに専念しましょう。
取引ロット数は、AXIORYの「取引条件→口座タイプ」でも確認できます。
証拠金維持率を高めに意識しておく(500%以上)
ゼロカットのリスクを抑えたいなら、証拠金維持率を高くキープすることも有効。証拠金維持率がギリギリだと、ゼロカットされやすくなります。
ざっくりとした目安としては、証拠金維持率500%以上を目指しましょう。海外FXは非常にリスクの高いトレードなので、慎重すぎるくらいがちょうどいいです。
では証拠金維持率500%以上にするには、どれくらいの資金でどれくらいのロット数にするべきでしょうか?
理解を深めるために、具体例を用いて計算しましょう。
資金10万円、アメリカドル円を1ロット保有すると、証拠金維持率は以下のようになります(必要証拠金は27,500円ほど)。
- 100000/27500*100=363%
証拠金維持率は363%。500%よりも低く、少しリスキーな感じですね。
一方保有ロット数を0.1ロットにすると、証拠金維持率は以下のようになります。
- 100000/2750*100=3636%
証拠金維持率は3000%以上。これなら余裕を持ってFXトレードができそうです。
FXトレードをする前に、必要証拠金を証拠金維持率を計算しておくことで、そのトレードがリスキーか否かを判断しやすくなります。
証拠金維持率は、ポジション保有中の「MT4・cTrader」で確認できます。
まとめ:ゼロカットを活用するなら、入金額は少なめに
ここまでAXIORYのゼロカットについて説明してきました。
詳細はAXIORYの「取引条件→ゼロカットとロスカット」でも確認できます。
AXIORYはゼロカットシステムを導入しており、システム悪用などのアービトラージ取引をしていなければ、自動でゼロカットが発動します。
ゼロカットが発動すると、口座残高がゼロになるため、資金の大部分を失うことになります。立て直しが大変なので、なるべくゼロカットは避けたいところです。
ゼロカットを防ぐためにも以下のことはやっておきましょう。
- 注文時に逆指値を設定しておく
- 取引ロット数を少なくする
- 証拠金維持率は500%以上をキープする
なお逆指値を自動で設定したいなら、取引ツールはcTraderがおすすめ。
詳しくはAXIORYの「cTrader」をご覧ください。