TradeviewでFXトレードをするなら、取引時間を把握しておきましょう。
通貨供給量の多い時間帯にトレードすれば、チャートの流れを読みやすくなり、トレードの勝率が上がるからです。
逆に通貨供給量の少ない時間帯にトレードすると、チャートが予想外の動きをして、思わぬ損失を抱えることもあります。
ではTradeviewで取引をするなら、おすすめの取引時間はいつでしょうか?
この記事ではTradeviewの取引時間を詳しく見ていきます。
取引時間は、英語版Tradeviewの「Contract Specifications」で確認できます。(日本時間ではない)
Tradeviewの銘柄ごとの取引時間
ここからはTradeviewの銘柄ごとの取引時間を紹介します。
TradeviewのFX通貨ペアの取引時間
TradeviewのFX通貨ペアの取引時間は以下の通り。
- 夏時間:月曜6:05〜土曜5:55
- 冬時間:月曜7:05〜土曜6:55
夏時間になると、取引時間が1時間早くなるので注意しましょう。
ちなみに夏時間と冬時間の期間は以下の通り。米国のサマータイムを基準にしています。
- 夏時間:3月第2日曜日~11月第1日曜日
- 冬時間:11月第1日曜日~3月第2日曜日
FX通貨ペアの取引時間は、英語版Tradeviewの「Contract Specifications」で確認できます。(日本時間ではない)
TradeviewのCFD銘柄の取引時間
CFD銘柄の取引時間は、銘柄ごとに列挙します。
レアメタルの取引時間は以下の通り。
開始時間 | 終了時間 | |
XAGUSD | 月曜8:00 | 土曜6:59 |
XAUUSD | 月曜8:00 | 土曜6:59 |
XAUEUR | 月曜8:00 | 土曜6:59 |
コモディティの取引時間は以下の通り。
開始時間 | 終了時間 | |
CRUDEOIL | 月曜8:00 | 土曜6:59 |
UKOIL | 月曜8:00 | 土曜6:59 |
NGAS | 月曜8:00 | 土曜6:59 |
株価指数の取引時間は以下の通り。
開始時間 | 終了時間 | |
WS30 | 月曜8:00 | 土曜6:00 |
SPXm | 月曜8:00 | 土曜6:00 |
K100 | 月曜8:00 | 土曜6:00 |
NDX | 月曜8:00 | 土曜6:00 |
FCHI | 月曜8:00 | 土曜6:00 |
STOXX50E | 月曜8:00 | 土曜6:00 |
GDAXI | 月曜8:00 | 土曜6:00 |
J225 | 月曜8:00 | 土曜6:00 |
AUS200 | 月曜8:00 | 土曜6:00 |
仮想通貨の取引時間は以下の通り。
開始時間 | 終了時間 | |
BTCUSD | 月曜7:05 | 土曜6:59 |
ETHUSD | 月曜7:05 | 土曜6:59 |
LTCUSD | 月曜7:05 | 土曜6:59 |
XPRUSD | 月曜7:05 | 土曜6:59 |
BTCJPY | 月曜7:05 | 土曜6:59 |
CFD銘柄の取引時間は、英語版Tradeviewの「Contract Specifications」で確認できます。(日本時間ではない)
Tradeviewで取引できない時間帯(メンテナンス時間)
Tradeviewには明確なメンテナンス時間がありません。
Tradeviewのサポートデスクに質問したところ、市場が閉鎖している時間帯に行われるとのこと。
Tradeviewでのトレードにおすすめの時間帯
FXトレードの勝率をあげたいなら、通貨供給量の多い時間帯にトレードしましょう。通貨量が多いと、取引が安定し、チャートの動きを予想しやすくなるからです。
中でもロンドン市場、ニューヨーク市場、東京市場は3大市場と呼ばれます。3大市場が活発なタイミングだと、通貨供給量が多くなり、トレードで利益を出しやすくなります。
ここからは取引市場ごとのおすすめの取引時間帯を紹介します。
ロンドン市場が活発になる「日本時間16時〜18時」
ロンドン市場はFX市場の中で最も取引通貨量の多い市場です。
世界の通貨の37%がロンドン市場で取引されており、規模の大きさが伺えます。
欧州市場は15時からオープンしますが、ロンドン市場の開く日本時間16時からはさらに取引が活発になります。
デイトレードやスキャルピングトレードの勝率を上げたいなら、相場の流れが読みやすいロンドン市場でトレードしましょう。
Tradeviewの取引時間は、英語版Tradeviewの「Contract Specifications」で確認できます。(日本時間ではない)
ニューヨーク市場が活発になる「日本時間23時〜2時」
ニューヨーク市場もロンドン市場の次に大きなFX市場です。
取引通貨量は世界全体の19%を占めており、ロンドン市場ほどではないにしても規模が大きいことがわかります。
またニューヨーク市場が始まる22時以降は、重要な経済指標が発表されることも多いため、チャートが大きく動きやすいです。
機関投資家も多数参戦するので、トレンドにうまく乗ることができれば、大きな利益を狙えるチャンスとなります。
Tradeviewの取引時間は、英語版Tradeviewの「Contract Specifications」で確認できます。(日本時間ではない)
東京市場が活発になる「日本時間9時〜10時」
東京市場も世界的には大きな市場ですが、ロンドン市場やニューヨーク市場には劣ります。
特に9時から10時まではチャートの動きが活発になり、10時以降は値動きが緩やかになります。
ただ値動きはロンドン市場やニューヨーク市場と比べると小さめ。デイトレードやスキャルピングトレードで利益をあげたいなら、ロンドン市場やニューヨーク市場でトレードしましょう。
Tradeviewの取引時間は、英語版Tradeviewの「Contract Specifications」で確認できます。(日本時間ではない)
Tradeviewでのトレードにおすすめしない時間帯
FXトレードをするべきでない時間帯は、重要な経済指標で相場が大きく動くタイミング、もしくは取引通貨量が少ない時です。
ここからはTradeviewのFXトレードにおすすめできない時間帯を見ていきます。
経済指標前後
経済指標が発表される前後の時間帯は、トレードを控えましょう。チャートの動きが非常に激しくなり、その予測が困難だからです。
特にアメリカの経済指標は影響度が大きく、1時間で数百 pips動くこともあります。逆指値設定が20〜40 pips程度では、ストップロスがかかるでしょう。
チャートの動きが激しく、予測が困難なタイミングでは、トレードを控えるのが1番です。
FXトレード中に経済指標も把握したいなら、取引ツール「cTrader」がおすすめ。cTraderならアプリ内で経済指標をいつでもチェックできます。
cTraderの標準時間はデフォルトでUTC+0なので、日本の標準時間のUTC+9にセットしておきましょう。
cTraderは、Tradeviewの「取引プラットフォーム」で確認できます。
オセアニア時間(朝4〜8時)
朝4時から8時くらいのオセアニア時間は、トレードを控えましょう。通貨供給量が少なくなるため、チャートの流れが読みにくくなるからです。
ロンドン市場が終わる午前3時から、日本市場の始まる午前9時までは、大きな市場が開いていないため、通貨供給量が少ないのです。
Tradeviewの取引時間は、英語版Tradeviewの「Contract Specifications」で確認できます。(日本時間ではない)
FX市場の開始直後(月曜の朝6〜7時)
FX市場がオープンした直後も、トレードは控えましょう。開始直後は通貨供給量が少なく、チャートの値動きを予想しにくいからです。
Tradeviewの取引開始時間は以下の通りです。
- 夏時間:月曜06:05〜
- 冬時間:月曜07:05〜
さらに開始直後のタイミングは、スプレッドも広めなので、取引コストも大きくなってしまいます。
月曜の朝にFXトレードをするなら、東京市場が活発になる午前9時以降がおすすめ。
取引開始時間は、英語版Tradeviewの「Contract Specifications」で確認できます。(日本時間ではない)
FX市場の終了直前(土曜の朝6〜7時)
FX市場がクローズするタイミングでも、FXトレードは控えましょう。通貨供給量が少なくなり、チャートの動きが予想しにくいからです。
ちなみにTradeviewの取引終了時間は以下の通り。
- 夏時間:〜土曜05:55
- 冬時間:〜土曜06:55
さらに土曜日の朝にポジションを保有すると、ポジションを土日で持ち越すことになります。すると週明けに窓開けでチャートが大きく広がり、思わぬ損失を抱えることもあります。
土曜日の朝にトレードをしてポジションを持ち越すぐらいなら、月曜日の朝にトレードをした方が良いです。
取引終了時間は、英語版Tradeviewの「Contract Specifications」で確認できます。(日本時間ではない)
Tradeviewの取引時間に関するよくある質問
ここからはTradeviewの取引時間に関するよくある質問にお答えします。
Tradeviewは土日にトレードできる?
Tradeviewでは土日はFXトレードができません。FX市場は土曜日の朝にクローズし、月曜日の朝にオープンするからです。
その間はポジションを新規注文できません。
取引時間は、英語版Tradeviewの「Contract Specifications」で確認できます。(日本時間ではない)
Tradeviewは祝日・休日にトレードできる?
Tradeviewでは土日を除いて、祝日や休日でもFXトレードは可能です。FX市場は世界規模で動いているため、日本の休日には影響されません。
ただしクリスマスと元旦はトレードできないので注意しましょう。
取引時間は、英語版Tradeviewの「Contract Specifications」で確認できます。(日本時間ではない)
Tradeviewは年末年始やクリスマスにトレードできる?
Tradeviewでは1月1日と12月25日はトレードできません。これはFX市場全体が、クリスマスと元旦にお休みになるため。
また12月31日の大晦日はトレードができます。ただ年末年始とクリスマス前後の日は、FX市場が開いている時間が変化します。慣れていない方は、トレードを控えた方が賢明です。
取引時間は、英語版Tradeviewの「Contract Specifications」で確認できます。(日本時間ではない)
MT4のチャートの表示時間が日本時間と異なるけど?
MT4はチャート上に日本時間を表示できません。日本時間を表示するなら、「JPN_Time_SubZero」というインディケータをインストールしましょう。
ただこのインディケータが使えるのは、デスクトップ版のMT4のみで、アプリ版のMT4は利用できません。
MT4アプリで日本時間を表示する方法は無いので、チャートの表記時間から以下のように計算して、日本時間を算出しましょう。
- 夏時間:MT4表示時間+6時間=日本時間
- 冬時間:MT4表示時間+7時間=日本時間
スマホで日本時間を表示したいなら、MT4アプリではなく、cTraderアプリを使いましょう。
cTraderアプリは、Tradeviewの「取引プラットフォーム」で確認できます。
cTraderはチャートに日本時間を表示できる?
cTraderならデスクトップ版だけでなくアプリ版でも、チャート上に日本時間を表示できます。
標準時間はデフォルトだとUTC+0になっていますが、これをUTC+9に変更しましょう。UTC+9は東京の標準時です。
チャートに日本時間を表示することで、チャート分析を効率化できます。例えば突然チャートが大きく変動した場合、どのタイミングで何が起こったかを把握しやすくなるわけですね。
取引時間を正確に把握したいなら、cTraderはおすすめです。
cTraderアプリは、Tradeviewの「取引プラットフォーム」で確認できます。
まとめ:トレードで稼ぎやすい時間帯を把握しておこう
ここまでTradeviewの取引時間を詳しく見てきました。
FX通貨ペアの取引時間は以下の通り。
- 夏時間:月曜6:05〜土曜5:55
- 冬時間:月曜7:05〜土曜6:55
取引時間は通貨ペアやCFD銘柄ごとに異なり、さらに夏時間・冬時間で変化します。
取引時間が変化すれば、通貨供給量が多くなる時間帯も変わり、トレードで有利になる時間帯も変わります。
FXトレードの勝率を少しでも上げたいなら、取引時間も入念にチェックしましょう。
Tradeviewの取引時間は、英語版Tradeviewの「Contract Specifications」で確認できます。(日本時間ではない)